鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによるオリジナル短編です。

 グータラな父親のため家計が苦しく、ナツメちゃんは子供なのにアルバイトをしなければなりません。そしてその給料日に・・・という、インモラルだけどどこか明るいノリの作品です。


 あたしの名前は、三ツ木(ミツギ)棗(ナツメ)。
 今年中学になったばかりの中学一年生だ。
 家族は、綺麗で働き者のお母さん。
 そして、いつも家でごろごろしている駄目オヤジとの三人。
 何時も何時も不思議に思って居た、学校の授業参観でも、クラスメイト中から羨ましがられるお母さんがどうして、何もしない駄目オヤジと結婚して、文句一つ言わず生活をしているのか。
 駄目オヤジの所為で楽でない暮らしなので、特別に中学生だけど、近所のパン屋でアルバイトさせてもらった。
 そして今日、初めての給料日。
 まだまだ少ない金額だけど、お母さんに渡そうと家に戻った。
「今日は、給料日だろ。金をだしな」
 玄関でそういって出迎えたのは、駄目オヤジだった。
 駄目オヤジの手を叩き言う。
「ふざけるな! 仕事もしないで、遊んでるお前なんかに渡す金なんかない!」
 それを聞いて駄目オヤジは、笑みを浮かべる。
「詰り、お前も俺に仕事をして欲しいのか?」
 むかつく顔だ。
「当たり前だろう! 父親なら仕事をしやがれ!」
 怒鳴ると、駄目オヤジは、あたしを抱き寄せて、唇を奪った。
 混乱している間に、駄目オヤジの舌があたしの口の中に入ってくる。
 当然、離れようと力を籠めるが、大人の男との力差は、絶望的だった。
 口の中が蹂躙されていく。
 上手く呼吸が出来ず、頭がボーとしてくる。
 少しして、ようやく唇を離す駄目オヤジ。
 あたしは、荒い呼吸をする。
「ハァァァン」
 何だろう、これって変。
「確り感じてたみたいだな。やっぱりあいつの娘だ、淫乱だな」
 あたしは、反射的に駄目オヤジの頬に平手をきめる。
「お母さんは、そんなんじゃない!」
 自分でも涙目なのがわかる。
 そんなあたしを見て駄目オヤジが楽しそうに笑う。
「あいつも最初は、そうだったよ。でも、直ぐだったぜ」
 駄目オヤジは、あたしを玄関のドアに押し付けると、スカートの中に手を入れてきた。
「馬鹿、変態、実の娘に何をするんだ!」
 あたしは、必死に抵抗するが、駄目オヤジは、やめない。
 それどころか、その指が下着の上から割れ目に触れてくる。
「止めろ!」
「下の口は、もっとって言っているぞ」
 駄目オヤジの言葉をあたしは、首を横に振って否定する。
「そんな訳無い!」
 すると、駄目オヤジは、あたしを抱き上げ、無理やり下着を脱がした。
 そして、下着を突きつけてきた。
「それじゃあ、この染みは、何だ?」
「染みって……」
 確かにシミがあった。
「そんなの解らない!」
 下着から視線を逸らして言うと駄目オヤジは、あたしに下着の濡れた部分を顔につけて来る。
 そのねっとりした感覚に背筋に寒気が走る。
「これは、お前のオマンコから出たエッチ汁だよ。お前は、俺の愛撫に感じて居たんだ」
「絶対違う!」
 あたしがそっぽを向いて否定する。
「往生際が悪いな。それじゃあ、もっと、感じさせてやるよ」
 そういって、駄目オヤジは、スカートの中に顔を入れてくる。
「何をするつもりだ!」
 あたしが叫ぶ中、駄目オヤジは、信じられないことをしてきた。
 あたしの割れ目を舐め始めたのだ。
「止めろ、止めろ、止めろ!」
 力の限り駄目オヤジの頭をずらそうとするが、敏感な場所を舐められる、嫌悪感に力が入らない。
 そして、駄目オヤジの指は、割れ目を広げ、舌があたしの中に入ってくる。
「やだ! こんなの嫌!」
 涙が流れる。
 自分でも殆ど触れない所を、駄目オヤジに舐められるなんて、信じられなかった。
 とんでもない事に、駄目オヤジの指は、割れ目の天辺、一番敏感な部分を触れた。
「アァァァァァァン!」
 こんな声を出したいわけじゃ無い。
 でも自然と出てしまう。
 駄目オヤジの舌がそれに触れた瞬間、あそこから電流が走ったみたいな感覚が起こった。
 足から力が抜けて、玄関に座り込んでしまう。
「やっぱり淫乱だな。俺に舐められていくんだからな」
 駄目オヤジの言葉に、自分の身に何が起きたかを知ってしまった。
 でも認めたくなかった。
 否定するためにも、直ぐにも立ち上がりたいのに、全然力が入らない。
 そんなあたしを駄目オヤジは、抱き上げ、そのままベッドまで運び、自分も服を脱ぎ始めた。
 そして、目にしてしまう、駄目オヤジの凶器の様にデカイチンチンを。
 これからの事が容易に想像できた。
「……そんなの入れられたら、あたし死んじゃう!」
 しかし、駄目オヤジは、笑顔で言う。
「痛いのは、最初だけだ。直ぐにチンポでもいける様にしてやるからな」
 そして、駄目オヤジは、あたしの割れ目にチンチンをこすり付けてくる。
 いやらしい音がする。
 それが、あたしの出したエッチ汁だと解るのが、悲しい。
 耳元で駄目オヤジが囁いてきた。
「入れるぞ」
 そして、駄目オヤジのチンチンが割れ目を押し広げ、入ってくる。
「……!」
 言葉に出来ない激痛。
 本気で、このまま体が裂けると思えた。
 しかし、駄目オヤジは、そんなあたしにあのキスをしてくる。
 再び口が塞がり、呼吸が出来なくなると同時に、執拗なまでに口内を蹂躙されていく。
 同時にチンチンを入れられていた割れ目の天辺の敏感な部分も指で弄り始めた。
 それによって生み出された感覚が、痛みを感じるあたしを侵食していく。
 もう駄目だ、否定できない。
 口を解放された瞬間、あたしは、言ってします。
「気持ちいい……」
 そうなのだ、涙が止まらないほど嫌なのに、体は、駄目オヤジとの行為に快感を覚えているのだ。
 そんな中、駄目オヤジは、告げてきた。
「出すぞ」
 今のあたしにそれを否定するだけの気力は、無かった。
 そして、あたしの中で、駄目オヤジのチンチンから、熱い精液が放たれた。
 あそこからロストバージンの血と精液を垂れ流すあたしに駄目オヤジが言う。
「満足しただろう? これは、仕事料だ、貰っていくぜ」
 そういって、駄目オヤジは、あたしの初給料を持っていってしまった。


 次の給料日。
「駄目オヤジに会う前に、お母さんに渡せば良いんだよね」
 そして、お母さんと外で合流する事にした。
 しかし、予想外の事に、そこに駄目オヤジが一緒に来て居た。
「今月の給料をだしな」
 駄目オヤジの言葉に、あたしは、怒鳴る。
「これは、お母さんに渡すの!」
 そういってあたしは、直接お母さんに給料袋を渡す。
 すると父親が肩を竦めて言う。
「俺としては、どっちでもいいがな、ほれ、抱いてやるからそれをよこせ」
 するとお母さんがあっさり給料袋を渡す。
「お母さん!」
 あたしがクレームをつけるがお母さんは、興奮した顔で言う。
「ごめんなさいね。でも、この人とのセックス無しじゃ、お母さんは、生きていけないの」
 駄目オヤジは、にやりと笑って言う。
「特別サービスだ。お前も見ていけよ」
 そうして、親子でラブホテルに入るなんて非常識な真似をやらされる事になった。


「すごい! 貴方のチンポは、やっぱ最高!」
 見たくなかったし、聞きたくもなかった。
 お母さんが、横になった駄目オヤジに跨り、自分からチンチンを咥え、体を上下している。
 さっきから、部屋中にいやらしい匂いが溢れていた。
 あたしは、耳を塞ぎ、目を瞑り、部屋の隅に居た。
「出して! もっと、出して!」
 お母さんが、いつもの優しい顔とは、全く異なる、まるで獣の様な表情で、涎を垂らし、一心不乱にチンチンを咥え込む。
「お前が一番好きな物だ! 好きなだけ味わえ!」
 駄目オヤジがそう言うと、お母さんのからだがピクピクと震え、割れ目から精液が滴り落ちてくる。
 ベッドに倒れるお母さん。
 駄目オヤジは、あたしの所に来て言う。
「お前は、どうする?」
「どうもしない!」
 目も向けず、否定したが、まだ成長途中の胸を弄る駄目オヤジ。
「本当に素直じゃ無い。もっと言葉攻めしてやっても良いんだが、これも仕事だからな」
「止めてよ!」
 否定するあたしの口を駄目オヤジの口が塞ぎ、舌を絡めて来る。
 その間も、駄目オヤジの手は、胸を全体的に揉みこんでくる。
 痛いだけのそれが、口を蹂躙されている間にどんどん気持ち良くなってくるのが信じられなかった。
 いつの間にかに勃起していた乳首を弄られ、体中に電気が流れるような快感が走ってしまう。
「今日は、胸だけでいかせてやるよ」
 そう言うと駄目オヤジは、乳首をしゃぶる。
「痛い! 止めろ!」
 そんな言葉で駄目オヤジが止めるわけもなく、乳首を吸われる度に、あたしは、胸から発する快感に喘ぎそうになるのを堪えるしかなくなっていた。
「……お願いだから止めて」
 駄目オヤジに何かをお願いするなんて嫌だが、もう我慢が出来ない。
 このままでは、駄目オヤジが言うように胸だけでいかされてしまう。
「駄目だよ」
 そのまま胸をあま噛みされて、いってしまう。
「アァァァァァァァァァン!」
 脱力して、座り込んでしまったあたしを駄目オヤジは、ベッドに運び言う。
「それじゃあ、本番と行こうか」
 力の入らない体で必死に這いながら拒絶する。
「嫌! お母さんの横で何て、絶対に嫌!」
 涙するあたしを見て、駄目オヤジは、苦笑しながら言う。
「お前の為に、金を払ってくれた親孝行な娘に、ご褒美をあげないといけないと思わないか?」
 するとお母さんは、脱力した顔のまま言う。
「そうね。貴女の気持ちも解るわ。でもね、直ぐにどうでも良くなるわ。この人のチンポの前では、他の事なんてどうでも良いって真実に気付くのだから」
 あたしの中で大切な物が崩れた気がした。
「さあ、たっぷりと味わえ!」
 駄目オヤジのチンポがあたしのオマンコに入ってくる。
「……」
 言葉にならなかった。
 最初の時は、痛みが強かったそれが、今は、快感しかなかった。

「アァァァン!」
 一突きされる度に甘い声が漏れる。
 不規則なその動きは、身構える事もさせてくれない。
 あたしは、ただ、チンポに良い様に喘がされてしまう。
 そんなチンポの快感に溺れそうになった時、いきなりチンポが止まる。
「どうして?」
 そんなあたしの耳元で駄目オヤジが囁く。
「ご褒美は、ここまでだ。続きは、次の給料日だな」
 そのまま抜かれるチンポ。
 そのまま、駄目オヤジは、お母さんとあたしを残して、遊びに行ってしまう。


 また次の給料日。
 給料袋を手に、家のドアを開けられないで居た。
 内側からドアが開いて駄目オヤジが言う。
「どうする?」
 給料袋を持つ手が震え、そして手に涙が零れ落ちる。
 どうしようもなく悔しかった。
 最低な駄目男の思う様な答えしか、浮かばない自分に。
 そして、あたしは、その言葉を口にする。
「このお金であたしを抱いてください」
 駄目オヤジは、お金を受け取って言う。
「毎度あり」
 そして、あたしは、自らベッドに向かう。
 裸になった所で、駄目オヤジが言う。
「今日は、フルコースで楽しませてあげるよ」
 そのまま、あたしにディープキスをしながら、右手で胸を、左手でオマンコとクリトリスを攻めてきた。
 三箇所からの強烈な快感に、あたしは、直ぐにいってしまう。
 駄目オヤジは、口を外して言う。
「行くぜ」
 そのまま、チンポがあたしの中に入ってくる。
「すっかり、俺のチンポ専用のオマンコになったな」
 恥ずかしく顔を背けるが、チンポが動く度に発生する快感を否定できない。
 そのまま駄目オヤジは、あたしの中で射精する。
「すごい! 熱いのでおかしくなるぅぅぅぅぅ!」
 あたしは、今までより強烈な絶頂に達してしまう。


 それから後の給料日、バイト先のパン屋で、店長が言う。
「何か嬉しそうだね。給料で楽しいことでもするのかい?」
 あたしは、笑顔で頷く。
「はい。これ以上無いくらい楽しい事です」
 この後の、駄目オヤジ、あたしとお母さん専用の風俗男との行為を想像するだけで、あたしのオマンコから愛液が零れ落ちていくのであった。


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