鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによるオリジナル短編です。

 ロリも売っちゃう悪質な売春宿に買われた女の子の運命は?・・・

 ちょっぴり切なく哀しい味の小品に仕上がっています。


 僕の名前は、春子。
 ついこの間、五年生になったばかりだ。
 今日から、目の前の館でエッチな事をしてお金を稼ぐ事になる。
 チャイムを鳴らそうと指を伸ばすが、激しく抵抗を感じる。
 そのまま、暫く時間が過ぎる。
 どうして僕がこんな所でお金を稼ぐ事になったかと言うと、唯一の肉親のお母さんが意識不明の重態で入院してしまった。
 その治療費で困っていた時、この館の人が声をかけて来た。
 非合法だが、お母さんの治療費をだしてくれるという約束をしてくれた。
 だから、このチャイムを鳴らさないといけない。
 でも、鳴らせない。
 長い躊躇の後、僕は、チャイムを鳴らすと直ぐにドアが開いて、女の人が底意地の悪い笑みを浮かべて立っていた。
「貴女の管理を任されている冬子よ。早速仕事をしてもらうから、来なさい」
 言われるままに僕は、その人、冬子の後についていく。
 廊下を歩いていると冬子は、囁く。
「随分と躊躇していたみたいね。ずっと見させてもらっていたわよ」
 最低な性格。
 そして僕が案内された部屋には、頭が禿げたデブオヤジが居た。
「この人が、貴女の処女を買ってくれたのよ。感謝しなさい」
「誰もそんな事を頼んでない!」
 自分でも失言だと思ったが叫んでしまった。
 しかし、ハゲデブは、嬉しそうに下品な笑みを浮かべる。
「良いよ。この反応が楽しみなんだ。もう良いだろう」
「どうぞ、お好きに」
 僕の意思を無視して、話が進み、ハゲデブが近づいてくる。
 思わず後ずさる僕。
「逃げたら、お母さんは、病院から追い出されるわよ」
 恐怖を堪えて、その場に踏みとどまる。
「母親の為に仕方なく、体を売るか。漫画の様な設定で良い。はした金で買ったお前を存分に楽しませてもらおう」
 ハゲデブは、僕をそのままベッドに押し倒す。
 僕は、目を瞑り我慢する。
「目を開けなさい。これから貴女の一生で一度のロストバージンを奪う男を見るのよ」
 嫌だった、自分の大切な処女を奪うハゲデブなんて見て居たくなかった。
「契約を破るなら良いのよ。今すぐ解放してあげる。だけど……」
 その先を敢えて言わない意地悪さが心底、腹が立つ。
 目を開けるとそこに、脂ぎったハゲデブの欲望に濁りきった顔があった。
「イヤー!」
「好きなだけ叫べ! だが、お前の処女は、もう私の物だ!」
 短パンを強引に脱がされ、下着は、強引に引き千切られる。
 そして、僕の大切なところがハゲデブに見られる。
「毛もはいてない。単なる線だな。これが、私のチンポで女に成ると思うだけで射精しそうだ!」
「見ないで!」
 首を振って泣き叫ぶがハゲデブが止めるわけが無かった。
 ハゲデブは、その汚いチンポを顔の前に出して言う。
「舐めろ。少しは、ましになるぞ」
 顔を背けると何時の間にかに傍に居た冬子が言う。
「良いの。ただでさえ大きいそれをなんの準備もなしに入れたら、一生消えない傷が残るかもよ?」
 涙を流しながらイカ臭いそれを舐める。
 最低の味だ。
 それでも我慢して舐めるしかなかった。
「そろそろ良いな。行くぞ」
 ハゲデブは、足を広げさせて汚いチンポを大切な所に押し当てる。
 顔を背けようとするが、冬子がそれを許さない。
「じっくり見るのよ、自分が女に成る所を」
 そして、僕の目の前で汚いチンポが割れ目を押し広げ入って行く。
「……ァァァア」
 信じられない激痛だった。
 しかし、それは、終わりじゃ無かった。
 どんどん奥に入ってきて、その度に痛みと嫌悪感が増幅する。
「もう、やだ! これ以上、入れないで!」
 泣きじゃくる僕をハゲデブは、本当に楽しそうに見ていた。
「これだよ、これ。いたいけな少女のバージンを金で奪う、これこそが本当の快感だよ」
 こいつも最低だ。
 僕は、激痛に呻きながらも出血するあそこを見て、大切な物を無くした事を実感した。
 だけど、まだこれで終わりでは、無かった。
「そろそろ出すぞ」
 ハゲデブの言葉の意味が最初、解らなかった。
「お前の中に俺のザーメンを出すって言っているんだよ」
 そこまで言われてようやく理解した。
「絶対に嫌! あんたなんかの赤ちゃんなんか、妊娠したくない!」
 ハゲデブの体を力の限り押すが、少しも抜けてくれない。
「行くぞ!」
 次の瞬間、僕の中に熱い物が弾けた。
 何もかもが終った気がした。
 引き抜かれるチンポ。
 そこからそして、垂れていく血とハゲデブの精子。
「……嘘だよね?」
「本当よ。これで貴女は、この人の赤ちゃんを妊娠したかもしれないわね」
 耳元で囁かれる言葉が僕の心を大きな傷を作る。
 絶望し、ベッドにうつ伏せで倒れる僕。
「さて、二回戦といくか」
 ハゲデブの言葉が信じられなかった。
「嘘だよね? もう終わりだよね?」
 ハゲデブは、満面の笑みを浮かべて言う。
「ケツの処女も買ったんだよ」
 言葉の意味が理解できなかった。
「貴女のお尻の穴に、初めてチンポを入れて射精する権利も買って下さったのよ」
 説明されてその異常性に慄く。
「だって、うんちが出る所だよ?」
 困惑する僕にハゲデブが言う。
「チンポが入れば何でも良いんだよ!」
 そのまま、ハゲデブは、僕にのしかかる様にウンチが出る穴にチンポを入れてきた。
「裂けちゃう!」
 再び激痛が僕を襲い、痛み以上に不快感が僕を苦しめる。
 強い嘔吐感に口を押さえるが、堪えきれず、嘔吐してしまう。
「良いぞ、良いぞ! 吐くほど嫌なんだな! 最高だ!」
 狂喜の声をあげるハゲデブ。
「それ、二発目だ!」
 そして、再び僕の中に出されるハゲデブの精液。
 僕は、そのまま意識を失ってしまう。


 僕が次に目覚めた時、顔は、自分の吐いた嘔吐に汚れ、下半身には、出血とハゲデブの精液が異たる所に付着していた。
 それは、僕がハゲデブに犯された証拠だった。
 下半身を襲う痛みとそれ以上に犯された心の痛みで涙が止まらなかった。
 そこに年上のお姉さんが来た。
「あたしは、秋子、貴女と同じ、冬子さんに管理されてる雌よ」
 僕は、純粋に驚いた、僕以外にもそんな境遇の人間が居るとは、思えなかったからだ。
 秋子さんは、お風呂場であたしを洗いながら話しかけてくれた。
「あたしの時も酷かったわ。あたしの相手は、皺だらけのジジイ。そのくせ性欲だけは、強くて何度も何度も中出しされたわ」
 苦々しい顔をする秋子さんの気持ちが今の僕には、解る。
「でもね、全ては、ここのやり方なの。ここの顧客は、特別な趣向を好むの」
「特別の趣向?」
 僕が聞き返すと、秋子さんが説明してくれる。
「嫌がる女を抱く事でしか興奮しない変態なのよ。それも最終的には、自分の射精で逝かせないと満足しないの」
「逝かせる?」
 僕の質問に苦笑する秋子さん。
「春子ちゃんの年頃じゃまだ解らないか。女も男と同じ様に気持ち良くなると絶頂って言うのを迎えるの。その事をイクと言うの。その内、嫌でも解る様になるわ」
 唾を飲み込む僕。
「春子ちゃん、あたしから言えるのは、一つだけ、快楽に溺れてしまいなさい。抵抗なんてしても自分が苦しいだけよ」
 意外な言葉に僕が戸惑う。
「どうしてそんな事を言うの?」
 秋子さんは、悔しそうな顔をして言う。
「無駄だからよ。あたしも必死に負けないと思って居た。でも、駄目なの、ここが男の射精を求めるの。子宮の疼きが止まらなくなってしまうの」
 涙を流しながら自ら拡げられた秋子さんの割れ目からは、いやらしい雫が落ちていった。


 僕と秋子さんとの共同生活する事になった。
 昼間は、今まで通り、普通に学校に行かせてくれた。
 しかし、夜になると冬子の調教が始まる。


「どんな気持ち?」
 冬子は、裸にした僕を後ろから抱きしめ、割れ目やまだ殆ど膨らんでない胸を重点に触ってくる。
「くすぐったいだけ!」
 僕は、顔を真赤にしてそうどなる。
「あら、それじゃあ、これは、何かしら?」
 冬子は、僕の割れ目から滴った愛液を絡めさせた指を見せてくる。
「これは、おしっこなのかしら?」
 僕は、顔を背ける。
「乳首もこんなに勃起させてるけど、どうしてかしらね?」
 解っているのだ、僕が気持ち良くなっている事に。
 最初こそ、本当にくすぐったいだけだったそれも、毎晩に及ぶ行為で、開発されている。
 秋子さんの話では、冬子が使っているローションや僕達の夕食には、性感を開発する効果がある薬品が含まれて居るらしい。
「薬の所為よ!」
 僕は、思ったままに口にすると冬子が苦笑する。
「教えておいてあげる。あの薬は、貴女の体を開発するけど、媚薬みたいにエッチな気分にする訳じゃ無い。もしも感じているとしたら、貴女の体がエッチになっているって事よ」
 反論出来ないのが悔しい。
 秋子さんが言った絶頂は、直ぐに理解させられた。
 気持ち良くなりすぎて頭が真白になるその感覚が僕の中に刻み込まれてしまっている。
 そして、今も絶頂に向かって快感が盛り上がっていた。
 しかし、冬子は、僕を絶頂に達しさせてくれない。
「いったら駄目よ、貴女を絶頂させるのは、膣内射精だけなんだから」
 絶望の宣言をしてきた時、秋子さんが来た。
「冬子様、お客様が春子ちゃんを待っています」
 暗い顔をしてそう告げる秋子さん。
「丁度良いタイミングね。貴女のお待ちかねの時間よ」
 僕は、冬子に導かれるままに秋子さんを抱いていた男の所に連れて行かれる。
「これは、また若いな。こんなガキが本当に膣内射精でイクのか?」
 男の言葉に冬子が笑みを浮かべて答える。
「それは、実際に試して下さい」
「良いだろう」
 男は、僕を抱き寄せると、そのまま勃起したチンポを入れてくる。
「アアァァァン!」
 甘い声が漏れてしまう。
「おいおい、ガキの癖にチンポを入れられてよがってるのか?」
「違うもん!」
 僕は、必死に否定する。
「そうかい、それじゃ、これでどうだ!」
 激しく動く男のチンポ。
「気持ち良くなんてない!」
 僕が叫ぶが男が笑みを浮かべる。
「だったら、どうして腰が動いているんだ?」
 男の言うとおり、僕の腰は、男の腰の動きに合わせて、まるで自らチンポを深く咥え込もうとしている様に動いていた。
「違う、違う、違う! こんなの僕の意思じゃ無い!」
 楽しそうに笑う男。
「そうかい、だったら、我慢してみな!」
 そういって男は、僕の中で激しい射精をした。
「イクゥゥゥゥゥ!」
 堪えきれず、叫んでしまった。
「本当だ、こんなガキが、膣内射精でいっちまいやがった、淫乱の雌だな!」
 馬鹿笑いをする男。
 僕は、変わって行く自分の体が悲しくって涙を流す。


 それから、僕も客をとるようになった。
「舐めろ!」
 僕は、顔を背けると強引にチンポを顔に当ててくる。
 チンポの匂いが僕の理性を侵食していく。
 半開きになった口にチンポが強引に入れられる。
 頭を掴まれて乱暴に前後させられる。
 そんな時でさえ、チンポの味で僕の体は、勝手に欲情していく。
「飲めよ!」
 一発目の射精は、口の中だった。
 僕は、粘つき吐き気すら覚える精液を必死に飲み込む。
 そして男は、僕の股間をしゃぶりつく。
「もうヌレヌレじゃねえか」
「そんな事ない!」
 反論すると他の客と同じ様に男は、嬉しそうにする。
 ここの客は、僕達のこういう態度がたまらなく好きらしい。
「何処まで、抵抗できるかな」
 そして、ついにチンポが入れられる。
 こうなったら、僕の中の理性が薄れていく。
「ァァァン!」
 甘え声が自然と漏れてしまう。

「やっぱり、チンポ好きの雌だったか」
「違う……アァン!」
 弱々しい反論する最中にも声が漏れる。
「そら止めだ!」
「イィチャゥゥゥゥ!」
 射精と同時に、絶頂に達してしまう僕。
 本当に嬉しそうにそんな僕を見る男。
 自分が雌になったと思い知らされる瞬間だ。
 その後、人によっては、二ラウンド目やアナルがあったりした。


 一人でお客の相手をし始めてから数日が経った時、大きな声が聞こえてきた。
「こんなよがるだけの雌で楽しめるか!」
 秋子さんのお客が騒いでる。
 僕の監視をしていた冬子が溜息を吐く。
「もう限界みたいね。それでも意外ともったかもね」
 お客のご機嫌を直すために冬子が出て行った後、僕は、秋子さんの所に行くが、様子がおかしかった。
「秋子さん、どうしたの?」
「チンポが欲しいのよ!」
 そういって秋子さんは、張型で自分のオマンコを激しく苛める。
「こんな作り物じゃ駄目なの! 熱い精液が欲しいのよ!」
 僕は、後ずさると冬子が来て言う。
「選びなさい、普通の生活を捨てて、男の精液だけを求める雌犬に堕ちるか、どうか」
 それを聞いて秋子さんは、縋りつくように言う。
「普通の生活なんてもう要らない! だから、もっとチンポを、ザーメンを下さい!」
 それは、狂気だった。
 そして、秋子さんは、冬子に連れて行かれて二度と戻ってくることは、無かった。
 最後に秋子さんは、僕に呟いた。
「あたしは、貴女の未来の姿よ」
 その一言に全身に寒気が走った。


 秋子さんが居なくなってから数ヶ月が過ぎた。
 ベッドルームでは、僕と同じ年くらいの女の子、夏子ちゃんがオタクとしか見えない男に犯されて居る。
「意識を取り戻したら、自分が犯された事を実感させた後に綺麗にしてあげなさい」
 冬子の命令に僕は、頷く。
 タイミングを計り、ベッドルームに行くと、そこには、あの時の僕が居た。
 全てを失ったと勘違いしていた頃の僕。
「僕は、春子、貴女と同じ、冬子さんに管理されてる雌だよ」
 驚いた顔をする何も知らない夏子ちゃん。
 僕は、秋子さんにしてもらったのと同じ様に体を綺麗にし、説明をしてあげた。
 そしてあの忠告もする。
「夏子ちゃん、快楽に溺れてしまいなよ。抵抗なんてしても苦しいだけ」
 夏子ちゃんが反論する。
「どうしてそんな事を言うんですか?」
 本当にあの頃の僕と同じだ。
 男のチンポとザーメンの味と快楽を知らない幸せな頃の僕と。
 僕は、男のチンポとザーメンの事を考えてきただけで濡れるオマンコを開いて見せて言う。
「無駄だから。僕も必死に負けないと思って居た。でも、駄目だよ、ここが男の射精を求めるの。子宮の疼きが止まらなくなるの」
 困惑する夏子ちゃんを見て僕は、確信する。
 僕もまた、秋子さんと同じ様に自ら男のチンポとザーメンを求めるだけの雌犬に堕ちる未来を。


→戻る