鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによる「ゾイドジェネシス」のエロパロ短編です。

 氏によれば「主役に嫉妬する脇役」というイメージで書かれたそうで、ラ・カンが姪のレ・ミィに手を出して・・・というような内容になっています。


 私の名は、ラ・カンと申す。

 嘗ては、キダ藩主であった。

 国民の為とディガルド武国に降伏したが、それは、間違いだった。

 その間違いを正す為に姪のレ・ミィと共に旅をし、一人の少年に出会った。

 最初、その少年、ルージは、特殊なゾイドの乗り手としか考えてなかった。

 しかし少年は、驚くべきスピードで成長し討伐軍を引っ張る存在となっていた。

 ディガルドに勝利した後、ルージは、自らの故郷に帰って行った。

 戦いが終われば英雄は、不要な事を知っていたのだろうか。

 彼の様に消える事が出来なかった私に待っていたのは、厳しい現実だった。

 ディガルドとの戦いで疲労した国の建て直しや、ディガルドという共通の敵を失った隣国とのにらみ合い。

 そんな日々の雑務の中で囁かれるのがルージの名前だった。

 私や国への不満が溜まる度に彼の名が上がり、彼ならもっと良くしてくれるかもしれないと囁かれるのだ。

 そんな筈は、ない。

 ルージは、まだまだ若い、国を動かすには、とても十分な力を持っていない。

 それは、確信出来た。

 しかし、同時に彼ならば私より優れた為政者に成れるとも思えた。

 そしてその可能性は、ゼロでは、無かった。

 レ・ミィだ。

 姪は、ルージに恋心を抱いていた。

 そして彼は、英雄、望めば二人の結婚は、周囲に盛大に祝われ、次の藩主には、ルージがなる事だろう。

 それが現実になった時、私の功績は、どうなる?

 ルージと言う英雄の名前の前では、霞み、忘れ去られてしまわないか?

 そう考える度に自分の矮小さに苛立ち、苦悩した。

 それでも現実は、目の前にあり、日々多くの問題と向かい合わねばならなかった。

 そんな中で恐れていた事が現実になった。

 貧困に喘いでいた隣国が侵攻してきたのだ。

 私は、前線で戦いながらも必死に停戦を呼び掛けた。

 だが、最早餓死しか待っていない隣国の侵攻は、止まらない。

 隣国を滅ぼす覚悟を決め、家臣に伝えた時、レ・ミィが入ってきた。

「ルージがやってくれたわ!」

 姿が見えないと思っていたが、ルージに助けを求めに行っていたのか。

「ルージくんが何をやったのだ?」

 興奮するレ・ミィの要領を得ない話を要約するとルージは、かつて共に戦った仲間のもとを周り、少しずつだか食糧を手に入れていった。

 一国一国では、少量でも数が集まれば隣国の飢えを救うにたる量になったのだ。

 謝罪と停戦の申し入れが来たのは、そのすぐ後であった。

 歓喜の声が上がる中、私は、暗闇の中にいた。

 自分が出来なかった事をあっさりとやり遂げてしまうルージ。

 そしてその彼を無条件で信頼するレ・ミィ。

 邪推と言い聞かせてきた未来像がそこには、あった。

 私は、飲んだ。

 見たくない未来像を思い浮かべないために。

 それでも、尚更にはっきりとしていく自分の矮小だけが苛立ちを増幅させ、更に酒が増えた。

「ゾイドの腕前は、言うまでもない。リーダーシップもあり、勤勉で人望もあって、強い人間関係もあり、何より若い……」

 後は、衰えるしかない自分では、何一つ勝てない気がした。

 その時、私の脳裏に外道な一手が浮かんだ。

「我ながら、何を考えているのだ……」

 酔いをさまそうと湯どころに向かった。

 遅い時間にかかわらず先客がいた。

 その輪郭は、よく知っていた。

「レ……」

 声を掛けようとした時、思いもしなかった声を聞いた。

「ルージ……」

 レ・ミィは、自らの陰部を淫らに触っていた。

 まだまだ幼稚であったが、それは、自慰行為だ。

 そして紡ぎ出される声は、十分に女を感じさせていた。

 共に旅をするなか、レ・ミィの裸など何度も見ていた。

 一度たりともそこに女を感じたことは、無かったのに、今私を勃起させている。

 唯一の肉親で一番大切な少女。

 国にとっても大切な跡継ぎ。

 そんなレ・ミィを女と変えさせたルージに怒りが芽生えた。

 この怒りは、ルージ本人を八つ裂きにしても治まらないだろう。

 この時、一度は、外道と諦めたあの方法を使う決心が固まった。





 準備には、十分な時間を使った。

 これからやることは、私があれよりも優れた人間であることの証明。

 幸運やギャンブルの要素は、あっては、いけない。

 予定通りに事が進めば、必ずやそれが証明されなければいけないのだから。

 決行の夜、私は、主だった家臣を集めた。

 普段は、参加させないレ・ミィも参加させた。

「おじ様、今日の会議は、あたしにも関わる重大な決議があると言うことですが、あたしは、何も聞いておりません」

 緊張した面持ちのレ・ミィ。

「藩主のより濃い血を残す為に私とレ・ミィとの間に子を成し、その者を次の藩主とする。反対意見は、あるか?」

 私の発言にレ・ミィが立ち上がる程に驚くが家臣達には、動揺は、ない。

 反対する人間が居なかった訳では、ない。

 事が事だけに倫理的、道徳的に反発する家臣が居たが、レ・ミィを除く全員を説得、脅迫、買収して納得させてある。

 そしてレ・ミィには、この場での発言力は、皆無。

 レ・ミィをこの場に呼んだのは、誰の助けも得られない現実を自覚させるためだった。

 レ・ミィが困惑するなか私の提案は、可決された。





 その夜、この為だけに作った子作り部屋にレ・ミィが連れて来られた。

 その顔には、私への不信感で埋め尽くされていた。

「お前の戸惑いも判る。しかし、これは、仕方ない事なのだ」

「どうしてですか? おじ様の事は、尊敬しています。好きですが、それは、家族としての事です」

 必死にいいつのるレ・ミィに私は、決定的な名前を告げる。

「ルージくんが居るから駄目なのか?」

「ルージは、関係ない!」

 顔を真っ赤にして言っても説得力は、まるでない。

「ルージくんには、故郷があり、お前には、後継者としての立場がある。お前達が一緒になるのは、難しいだろう」

 私の言葉に一気に赤かった顔が冷めて行くレ・ミィ。

 だが、今のは、嘘だ。

 簡単では、ないだろうが、あいつならなんとかしてしまう。

 だからその前に行動を開始した。

「しかし、私との間に子供を作り、その子供を後継者にすれば、お前は、自由だ。ルージくんとも一緒になれる」

「ルージと……」

 レ・ミィの心は、激しく揺れているだろう。

 しかし、私は、あいつにレ・ミィを奪われるつもりは、全くない。

「私を信じろ。お前を不幸には、絶対にしない」

「おじ様……」

 信頼の眼差しを向けてくるレ・ミィの服を脱がす。

 まだ起伏に乏しいが若く綺麗な肌が眼前に広がる。

 この無垢な少女を自分だけの色で染め上げると考えただけど激しく勃起する。

 私は、まだ線でしかない割れ目に舌を伸ばす。

「そこを舐めたら汚ない」

「大丈夫だ。レ・ミィの体に汚ない所などない」

 そのまま舌を這わせる。

「……」

 まだ本格的な快感を知らない故に強い戸惑いを覚えるレ・ミィ。

 だが、私の準備に抜かりは、ない。

「……アァン」

 レ・ミィの口から甘い声が漏れ始める。

 この日の為に食事に効果が薄いが持続性が高い媚薬を仕込んで居たのだ。

 レ・ミィは、自覚のないままに日常生活の中で快感を得る準備をしていたのだ。

 そして明確な快感、一気にレ・ミィの快感を得る感性が覚醒する。

 愛液を分泌させ始め、クリトリスが勃起する。

 クリトリスを舐めあげた。

「アァァァン!」

 激しい快感に悶えるレ・ミィを割れ目に指を入れて追い撃ちをかける。

 初めての快感に脳がパニックになっているだろう。

 そこに止め、クリトリスを吸い上げる。

「……」

 声にならない声をあげ、激しく痙攣するレ・ミィ。

 絶頂に達したのだ。

 脱力し、ベッドに倒れこむレ・ミィに覆い被さる。

「最初は、痛いが我慢してくれ」

 事前にたっぷりのローションを塗ったチンポを割れ目に当て、一気に押し込む。

「痛いぃぃぃ!」

 レ・ミィが叫び抗うが、一番奥までチンポを突き刺す。

 チンポに膣を埋め尽くされた圧迫に目を見開き、言葉も出せないレ・ミィのクリトリスを刺激する。

 痛みと快感を同時に与える。

 人間は、痛みから逃れる為に快感をより一層受け入れる。

「アァァァン!」

 苦しみながらも喘ぐレ・ミィ。

 そんな女の顔に、私も限界だった。

「子種を出すから確り受け止めるんだ!」

 レ・ミィの中に私は、獣欲を吐き出した。

 チンポを抜き出すと大量の精液が割れ目からこぼれ出す。

 それを見てレ・ミィが涙をこぼした。

 あいつの事を考えたのだろう。

 しかし、その涙は、直ぐに嬉し涙に変わるのだ。





 それから毎晩レ・ミィを抱いた。

 最初は、半分も入らなかったチンポもほぼ全部くわえこめる様になった。

 そして今夜、レ・ミィは、私のチンポをしゃぶっていた。

 仕込み始めた時は、竿先を舐めるだけだったが、今では、喉の奥まで使ってくる。

 しかし、それらは、あくまでレ・ミィの成長であり、私の価値の証明では、ない。

 レ・ミィには、私が最高の雄であることを知らなければならない。

「今日は、お前が上になるのだ」

 私の言葉に戸惑うレ・ミィ。

 解らないわけでは、ない。

 レ・ミィには、性交の様々な知識を教えてある。

 レ・ミィが戸惑っているのは、自ら私のチンポを入れるというあいつへの後ろめたさだろう。

 だからこそレ・ミィにやらせる。

 一方的に抱かれたのでなく、私と愛し合い子供を身籠ったと言う自覚をもたせる為に。

「戸惑う気持ちは、解る。しかし、より確実に子供を作るのには、このやり方が良いのだ」

「わかってる……」

 言葉と裏腹にその顔には、躊躇する心が染み出ていた。

 それを証明する様にチンポを割れ目に当てた所で腰を止めてしまう。

 踏ん切りがつかないレ・ミィの割れ目をチンポで擦りあげる。

「アァァァン!」

 開発が進んだレ・ミィの感度では、堪らないだろう。

 焦らす様にチンポをゆっくりと動かす。

 レ・ミィの割れ目から愛液がこぼれ、私のチンポをいやらしくテカらす。

 子宮からの疼きを必死に耐えるレ・ミィのクリトリスを刺激する。

「……もう駄目!」

 レ・ミィの腰が堕ちた。

 一気に子宮を突き上げるチンポの快感にあられもない顔をし、更なる快感を求め腰を上下させるレ・ミィ。

 しかし、簡単にイカせない。

 もう少しで絶頂に達しようという所で私は、レ・ミィと腰の動きを合わせる。

 遠退く絶頂にレ・ミィの顔が歪む。

「どうして?」

 困惑するレ・ミィ。

「どうして欲しい?」

 レ・ミィに正気が戻り、腰の動きが止まる。

 そこに一気に子宮を突き上げる。

「らめぇぇぇ!」

 再び腰を動かし始めるレ・ミィ。

 それに再び腰を合わせる。

「嫌、お願い意地悪しないで!」

「どうして欲しいか自分で言うのだ」

 レ・ミィは、泣き出しそうな顔になり、最後の足掻きをみせたが、それが我慢の限界だった。

「欲しい、おじ様のチンポでもっと激しくオマンコを突き上げて、子宮に精液を流し込んで欲しいの!」

 堕ちた。

「いいだろう。存分に私のチンポを味あわせてやろう」

 私は、チンポで突き上げる。

「アァァァン! 気持ち良いぃぃぃ!」

 歓喜の声をあげるレ・ミィに精液を解き放つ。

「熱いのが来るぅぅぅ! イクゥゥゥ!」

 果てるレ・ミィ。





 三ヶ月後、私は、公務を終え、レ・ミィが待つ子作り部屋に来た。

「おじ様!」

 すぐにやって来たレ・ミィが私のチンポにしゃぶりつく。

 私のチンポを型どった張り型をくわえこむレ・ミィのお腹の中には、私との子供を孕んでいる。

「おじ様のチンポ、生チンポが欲しいのぉぉぉ」

 淫らに腰をくねらせて私を求める姿に計画の完遂を確信した。





 私は、レ・ミィを連れあいつの村にやって来た。

 そしてレ・ミィと二人っきりさせて雰囲気を高めさせる。

「ルージ……」

 レ・ミィがあいつを連れて私が潜む小屋に入ってきた。

「本当に良いのかい?」

 戸惑っている情けないあいつをレ・ミィが軽く睨む。

「これ以上あたしに恥をかかせるつもり!」

 レ・ミィにそこまで言わせてようやく覚悟を決めてあいつが服を脱いだ。

 レ・ミィは、あいつの粗末なチンポをしゃぶる。

「ミィ、いきなり過ぎるよ!」

 あっさり射精する早漏ぶりをはっきするあいつ。

 レ・ミィの裸に童貞の焦りのままに挿入を試みるがうまくいかない。

「しかたないんだから……」

 レ・ミィが粗末なチンポを導きようやく挿入に辿り着く。

「これがレ・ミィの中なんだね!」

 初めてのセックスに治まらない興奮を猿の様な腰の動きに変える。

 しかし、そんなガキのマスカキでは、今のレ・ミィを満足させることなど出来ない。

「もう出るよ!」

 独り満足するあいつの後ろに回りこみ鎖で拘束する。

「ラ・カンさんどうしてここに!」

 驚き、レ・ミィとの事で焦りを隠せないあいつを尻目に私は、レ・ミィと抱き合い、ディープキスをする。

 長いディープキスを呆然と見るあいつに見せつけるように舌を絡ませながら口を離す。

「ルージくんは、どうだった?」

「最低! 小さくって、早くって、下手なんだもん!」

 レ・ミィの口から出た男失格の叱責にあいつが目を丸くする中、レ・ミィは、愛しそうに私のチンポを舐めあげる。

「おじ様の大きなチンポが欲しい! レ・ミィのイヤらしいオマンコをおじ様の精液でいっぱいにして!」

 自らの割れ目を両手で開き哀願するレ・ミィの姿にあいつが愕然とするのを楽しみながら私は、チンポを挿入する。

「アァァァン! おじ様のチンポサイコー! ルージのチンポじゃ駄目よ、こんなに気持ち良くなれないぃぃぃ!」

 レ・ミィの喘ぎながらの否定で、もう俯き目の前の現実を拒絶するしか出来ないあいつの耳元に近づき、私のチンポがレ・ミィの愛液まみれのオマンコに出入りする淫靡な音を聴かせてやる。

「もうらめぇぇぇ! イクゥゥゥ!」

 レ・ミィの潮吹きを顔面で受け、情けない顔をするあいつをみて私の計画が完遂した事を確信し、レ・ミィに精液を解き放つ。

 至福の表情で私の精液を垂れ流すレ・ミィであった。





「女であったか……」

 無事にレ・ミィが出産した赤子を抱き上げる私のチンポをしゃぶっていたレ・ミィが期待を込めた眼差しを向けてくる。

「世継ぎにならないから次の子供を作らないと駄目だよね?」

 再び私との性交だけの生活に戻れると目を輝かせるレ・ミィに私が頷く。

「そうだ。次こそは、立派な男子を生んでもらうぞ」

「産む! 立派な男を産むからあたしのオマンコにおじ様の精液を頂戴!」

 もはやあいつの事など一片たりとも覚えていないレ・ミィに私は、チンポを挿入する。

「イクゥゥゥ! 入れられただけでイッちゃうぅぅぅ!」

 快楽に溺れるレ・ミィを見ながら私は、思った。

 男子が産まれなくても、この娘に私の子供を孕ませれば良いと。

 あの事が切っ掛けで女に触れる事も出来なくなったあいつと違い、優れた雄である私は、いくらでも女を虜にし、孕ませられるのだから。


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