多賀義光氏・作

 多賀義光さんによる「セーラームーン」のエロパロSS、まこちゃん編です。

 ケンカ自慢のまこちゃんですが、不良グループによって捕らえられてしまいます。さらに彼女に加えられる拷問とは・・・・という感じの、ヒロインリンチストーリーです。

 (イラストは多賀義光さん御本人の手になります)


 その公園は 雑居ビルや倉庫などに囲まれた僅かな空間に設けられていた。
公園 とは言うものの花や木が植えられているわけでもなく 3on3のバスケットコートが二面整備されただけの 極めて殺風景なところで 周囲を高いネットで囲まれているその様子は あたかも刑務所内の運動施設を髣髴とさせる。入り組んだ路地の奥にあるためにその存在を知るものは少なく ましてや 深夜一時を廻った現在 こんな公園に足を向けるものなどいはしない。本来ならば……。

 だが今 そのバスケットゴールの支柱に 裸に剥かれ 猿轡を噛まされた少女が一人 ロープで吊るされる様に縛り付けられている。
少女の名は 木野まこと。セーラー・ジュピターとして妖魔と戦う美少女戦士だが 今回の彼女の敵は 妖魔ではなく人間だった。

「まったく 手間掛けさせやがって」

あられもない姿を晒す彼女の前には 見るからに素行の悪そうな男たちが十数名 周りを取り囲んでいる。その中のリーダーの男が まことのパンティーを太腿の辺りまでずり下げて 隠されていた秘部をさらけ出させた。淡い陰毛の下のその部分は 微かにピンク色の襞が覗いているだけの まだ開きかける前のバラの蕾を思わせる 初々しいものだった。自分の恥かしいところに男たちの視線が集中しているのを感じて まことの頬が悔しさと恥ずかしさの為に真っ赤になる。

「お前が 中学生 しかも女をシメるのに手を貸してくれって泣きついてきた時は 何言ってやがると呆れたもんだが これほどのものだったとはな……」

男たちの中に 一際体格の良い角刈りの男が腕組みをして立っている。他の男たちが だらだら ぐにゃぐにゃとした印象を与えるのに対して この男だけは研ぎ澄まされたシャープな そして危険な雰囲気がある。

「すいませんね 先輩。でも流石です。大学の空手部で一年生から副将を任された実力 十分に拝見させていただきましたよ」

リーダーの男がへこへこと頭を下げる。

「何しろこいつときたら そこら辺の男なんか てんで相手にならない位 ケンカが強い上に こいつが全然効かないもんスから……」

男がパーカーのポケットから取り出したのは コンパクトかつ強力に改造を加えた 小型のスタンガンだった。実力で叶わない相手にはこれを使う。そうやって彼らはこの辺りで のしてきたのだった。それを卑怯と恥じることもなく……。

 角刈りが一歩前に出て 吊るされたまことの身体をしげしげと眺める。女にしては確かに大柄だが こうやって男たちに周りを囲まれていると やはり体格的にはどうしても劣って見える。だが 筋肉のつき方に無駄が無い。ボディビルの見せるための筋肉とは違う しなやか かつ 素早い動きを可能にする まさに実戦向きの筋肉だ。
最初のうち 油断していた男は まことの蹴りを受けてその力強さに驚かされた。女の相手など遊びのつもりだったが この蹴りが男の闘争本能のスイッチを入れた。闘ううちに次第に熱くなっていき 最後にまことの首筋に手刀を叩き込んだ時には 男は思わず勝利の雄たけびを上げていた。ここまで真剣に闘ったのは この数ヶ月なかったことだった。

 無意識のうちに 男の手はまことの身体に伸び その筋肉のつき方を確かめるように 全身を撫で回していた。男の真意など知らぬまことは 身体の値踏みをされているようなそのしぐさに くやし涙を浮かべて男を睨み返す。女性はどうしてもその身体に脂肪がつきやすい。まことも例外ではないが 彼女の場合はそれが筋肉質の身体を女性らしい柔らかな体つきに変える役割を果たしていた。そして そんなまことの身体の中で 唯一 他の女性よりも過剰に脂肪を蓄えている部分。それが……。

「しかし デカい胸してやがるな こいつ。ホントにまだ中2なのかよ?」

男の手がまことの乳房で止まる。そして意識が格闘家のそれから オスのものに切り替わり 改めてまことを分析し始める。結果 この女は上玉だという結論に達した男は 今度はその弾力を愉しむ様にまことの乳房をゆっくりと揉みしだき始めた。

「ふごごぅ! ふぐぅ ふごごううっ! (止めろ! このヘンタイめっ!)」

まことの抗議の叫びは 猿轡によって遮られ ただの呻き声にしかならない。男は今度は両手でまことの両胸を愛撫し始めた。しかも乳首を指で挟みつけ 乳房を揉むたびに強く締め上げて行く。たちまち まことの乳首は充血して勃起し 男の指の隙間からそのピンクの突起を突き出してきた。淡い乳輪の中央で天を向いてピンと勃起する そのさくらんぼのように堅く初々しい乳首を目にして 男にある考えが浮かんだ。

「よお スタンガン 貸しな」

「え? でも こいつには効かないですよ」

「こんな敏感な部分でもか?」

男はそう言うとまことの乳首を指で強く弾いた。びくん と身体を仰け反らせたまことの反応を見て リーダーの男も納得してスタンガンを男に手渡す。乳首に冷たい電極が押し当てられると さすがにまことの顔にも怯えの色が浮かぶ。その表情を愉しむかのように 男はしばらくそのまま乳首を弄んでいたが やがて サディスティックな笑みを浮かべると同時に 躊躇いもなくボタンを押した。

「ひぐううぅっ!」

一瞬 目の前が真っ白になり まことは悲鳴を上げ 身体を大きく海老反らせた。たわわな胸が大きく揺れて波打つのを見て 男たちが歓声を上げる。男は更にもう片方の乳首にもスタンガンを押し付け 間髪をいれずにボタンを押す。再び 強烈な衝撃がまことを襲い 自分の意思とは関係なく 筋肉の反応によって 男たちに向かって身体を突き出し 胸や局部を見せびらかすかのような姿勢のまま全身を硬直させてしまう。

「ふごおぅっ! おほううっ! ほごうふっ!」

まことの反応に満足したのか 男は左右の乳首に続けさまに電流を流していく。その度に 猿轡を噛まされたまことのくぐもった悲鳴が響きあがり その身体は まるで壊れたおもちゃか何かのように ビクンビクンと痙攣して飛び跳ねる。スタンガンを返してもらったリーダーの男も そんなまことの様子を見て これまでの意趣返しとばかりに 立て続けに何回も何回も 休む暇を与えずに乳首を責めていった。

「ぐふうぅ…… ぐふううぅ……」

心臓に近い乳房にスタンガンを使用するのは大変危険な行為だ。さすがのまことの強靭な肉体も この容赦の無い電気責めには叶わないと見えて 全身に脂汗が滲んできている。しかも 猿轡のために十分な呼吸が出来ないので 体力の消耗が著しい。ぐったりとして肩で大きく息をつくまことの姿を見て 男たちは言いようのない征服感を感じていた。彼らにとって まことはもはや 手強い敵ではなく 被虐の対象となった……。

「……オンナの敏感なトコロって言うと 乳首だけじゃないっスよねえ」

「ん? ああ そうだよな。じゃあ 次は……」

男の指が まことの股間 まだ堅い蕾の中に侵入してきた。まことは腿を固く締めて抵抗しようとするが 電気責めの所為か 思うように筋肉に力が込められない。自分の大切な部分が男の指で穢されていくのをどうすることも出来ず まことの目から悔し涙が溢れ出す。男はまことの花弁を強引に開いていき そしてお目当てのものに辿り着く。

「ひふううっ!」

まことの口から今までとは違う悲鳴が上がる。いつもは皮に被われているもっとも敏感な突起。それが今 男の指によって強引に皮を剥かれ 男たちの目に晒されていた。空気に触れているだけで ピリピリと刺激を感じるほどに敏感なその肉の豆を 男は容赦なく指で擦り上げる。まことの背中を電撃とは違う刺激が駆け上り 息が詰まりそうになる。男はそんなまことの鼻先に先ほどのスタンガンをちらつかせると ゆっくりそれを股間の方へと下げて行く……。
うそ! いやっ! ダメ! やめてぇっ!

「がふううぅっ!」

あまりの衝撃に まことは白目を剥いて悶絶する。その身体は今までになくビクンと大きく仰け反り 全身から汗が飛び散った。完全にグロッキー状態になり がっくりと頭を垂れるまこと。男はまことのポニーテールを掴んで 憔悴しきったその顔をぐい と持ち上げると 顔中に残忍な笑みをたたえて こう言い放つ。

「寝てんじゃねえよ。お楽しみはこれからだぜ」

まことにとって生涯忘れることの出来ない悪夢の一夜が まさに始まろうとしていた。 


                                                       < 終 >


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