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香葉高校。別に金持ちでもない、勉強ができるわけでもない生徒が集まった、特にこれといった特徴のない普通の私立高校。
これは私、犬山理恵がその高校で実際に体験した事件です。
それは私がゴミを、焼却炉に運んだときのことでした。
「よいしょ…」
ゴミ箱を焼却炉の口の高さまで持ち上げ、中身を流し込む。一瞬ドサドサと勢いよく流れるゴミに、ゴミ箱まで一緒に運ばれそうになるが、何とかこらえた。
「っと…」
ようやく仕事を終え、ゴミ箱を一旦地面に置く。
大して長くない髪が目にかかり、手の甲を使ってそれをどけた。
掃除の中でもゴミ捨てなんていうのは力のいる仕事なのだから、男子がするべきだと思う。それなのに、なぜ女の私がしなければならないのだろう。
私がそんな愚痴を思っていると、校舎の影から誰かの声が聞こえたような気がした。
焼却炉は図書館と校舎をつなぐ渡り廊下の横にある上、焼却炉のある近くの教室は特別教室になっているため、ほとんど人が来ることはなかった。
しかも声が聞こえてきたのは、校内と校外を隔てる３メートルほどの高さの壁と校舎の影になった、幅２メートルほどしかない空間からだった。
私は不思議に思い、声の方向へ足を向けた。
気づかれないように足音を忍ばせ、ゆっくりと近づく。
数人の男子の声と、くぐもった女子の声。それに何かを打ち付けるような音がリズムよく聞こえた。
私の心臓の音が早くなる。息も荒くなっているのがわかった。
私は校舎の影から少し顔を出し、そこで行われている事を確かめた。
その、一年中ほとんど日の当たらないような場所で、女子生徒が壁に両手を付き、後ろから男子生徒に突かれていた。
男子生徒はリズムよく自分のアレを出し入れし、女子生徒は必死に声を出さないように耐えていた。
その周りで二人の男子生徒がその様子を眺め、卑猥な言葉を女子生徒に投げかけている。
「絵里ちゃんのアソコ、嬉しそうに涎たらしてるぜ」
「ほんと。気持ちよかったら、声出していいんだぜ」
「おいおい。声出したら、他の生徒来ちまうぜ」
「だったら見てもらえばいいさ。絵里ちゃんもそうしてもらいたいんじゃないか？」
「むっ…」
「お、絞まった絞まった！！」
腰を振る男子生徒が歓喜の声を上げた。
「え、まじ？」
「想像して感じちゃった？」
絵里と呼ばれた娘は頭を振った。
「へへ、じゃ、今度はもう少し人を呼ぶか。いつもこんなにしてくれる絵里ちゃんのためにも」
「うぅ…そ、そろそろ出すぞ」
「…めぇ…な…膣は…だめぇ…」
絵里は苦しそうに訴えた。しかし、絵里を突いている男子生徒はそれを聞いて下卑た笑みを浮かべた。
「え？なになに？聞こえないよ？どうして欲しいって？」
ちゃんと聞こえているはずなのに、そんなことを言う。
「…な、膣…ふぅん…膣はやめ…」
「あ、出る」
「！！」
男子生徒がアレを一番奥に突き刺したところで腰を振るのを止めた。数度自分のアレの動きを表現するかのように体を痙攣させた。
絵里は目を大きく見開き、男子生徒の精液が打ち出されるたびに体をビクビクと震わせた。
「あ〜、ごめん。出しちゃった」
男子生徒が自分のアレを絵里から引き出す。膣からは大量の精液と絵里の愛液が溢れ出した。
「中島〜、駄目だろ。絵里ちゃん膣はやめてって言ってたのに」
「なんだ〜、そうなんだ。今度からはもっと大きな声で言ってくれないと」
絵里が大きな声を出せないことを知っているくせに、そんな言葉を投げかける。
「ぎゃはは！今さら何言ってんだよ。おら、二順目行くぞ」
「！？」
私は男子生徒に見られた気がして、慌ててその場を離れた。
次の日、私は日直のため早くに登校した。教室には誰もおらず、私はすぐに一番奥の自分の席に座った。
日直といっても、朝は特にすることはないのだが、昨日のことが頭を離れず、朝早くに目が覚めてしまったのだ。
昨日のことは朝食の間も頭から離れず、少しは気が紛れるかと思ったが、学校にいてもやはり同じだった。
目をつむり、昨日のことをよく思い出した。
「絵里」という名前は聞き覚えがあるような気がした。顔はよく覚えていなかったが、おそらく同じクラスの大山絵里だと思う。席は私の斜め前。席は近いが、あまり話した機会はない。だから顔よりも絵里の後姿、みつあみにした髪がよく思い出される。別にかわいくないというわけでもないのだが。
そうなったのは仲がいいとか、悪いとかいうよりも、絵里はあまり社交的でなく、誰ともあまり話さない性格だったからだ。そんな性格をあの三人の男子に利用されたのだろう。
男子生徒の顔はよく見ていなかったが、「絵里」が大山絵里だとすれば、このクラスの男子かもしれない。
私が走り去った後も、絵里はあの三人の欲望が尽きるまで精液を受け止めていたのだろうか。
絵里は毎日あの三人に呼び出され、あんなことを繰り返していたのだろうか。
もし私が見ていたことがわかれば、絵里と同じようにあの三人を受け入れなければいけないのだろうか。
少し、自分のアソコが濡れているような気がした。
私は教室に誰もいないことを何度も確かめ、そっとアソコに手を伸ばした。
ガラガラガラ――
と、突然二人の女子生徒が教室に入ってきた。私は慌てて伸びかけた手を引っ込めた。
私ががやろうとしていたことに気づかれたのではないだろうかと気が気でなかったが、女子生徒は特に気にする様子もなく、自分たちの席で楽しそうに話していた。
ほっと胸をなでおろす。
しばらくして、次々と生徒が登校してきた。その中には、大山絵里もいた。
私は一日中、絵里を観察していた。
だが、昼休みに一度見失った以外は、目立った動きはなかった。
やはり時間的なことを考えても、放課後以外は何もないのだろうかと思いながら５限目の授業を受けていたら、絵里の様子が変なことに気が付いた。
顔が赤く、息も荒い。時折、くねくねと腰を動かしていた。
「…ん……ん…」
どうしたのだろうと様子を伺っていると、私の隣、つまり絵里の真後ろの席の男子生徒がニヤニヤと笑っていることに気が付いた。
私は絵里のことを気にしながら、その男子生徒のこともよく観察した。
男子生徒は常に机の下に左手を隠し、何かを操作しているようだ。
私はわざと消しゴムを落とし、それを拾うふりをして男子生徒が隠している左手を見た。男子生徒の手には、何かリモコンのようなものが握られていた。
私はそういう道具があるということは知っていたが、まさかと思い絵里と男子生徒を交互に見た。
まさかこんな身近で、しかも事業中にそんなことをしているとは思わなかった。
耳を澄ますと、「ブゥーーン」とモーターの音が聞こえるような気がした。
「…ん…んふぅ…」
絵里は必死に声を出すまいと努力しているが、時折動いてしまう腰はどうしても止められないらしい。次第にノートをとる手がガタガタと震えだす。
私は機械の音が回りの生徒に聞こえはしないかとハラハラしながら絵里を見守った。
と、それと同時に私の腰も、刺激を求めるようにアソコをイスに擦りつけるように前後に動いた。
誰にも気づかれないように、ゆっくりと動かす。
「…んん…」
思わず声が出てしまい、誰かに聞かれたかと周りを確かめるが、誰も気づいた様子もない。一番気になった隣の男子生徒も、絵里のことばかり気にしていて、私のことには気づいていないみたいだった。
私はほっとして、またゆっくりと腰を動かした。
もっと刺激が欲しくなり、手を使おうかと思ったが、気づかれるのが怖くてそこまではできなかった。
動かす腰もゆっくりな上、あまり大きな動きはできないため、満足できるような刺激は得られない。動けば動くほど、満足できなくなるというどうしようもない状態だった。
「先生」
隣の男子生徒が教師を呼ぶ。私はびくっと身を竦ませた。
「どうした？」
黒板に向かって何か書いていた教師が振り向く。実際は男子生徒との会話のはずなのに、自分の行為を見透かされたような気がして冷や汗が出た。
「大山さんがなんか調子悪いみたいんですけど」
「どうした、大山？」
確かに絵里は顔が赤く、息が荒い。体調が悪いといわれれば、そう見えなくもない。
だが、実際は…
「あ、はい…少し、熱っぽくて…」
「大丈夫か？」
「あ、あの…保健室…行ってきても、いいですか？」
「ああ。無理はするなよ。誰か大山を…」
「あ、俺行きます」
隣の男子生徒が立ち上がった。何も知らない生徒たちから囃す声が上がった。
「おお！もしか二人ってできてんの？」
「席が近いからだよ！」
男子生徒は怒ったが、全てを知っている私はそれが振りだとすぐわかった。彼は、昨日の三人のうちの一人なのだ。今ならはっきりと思い出せる。昨日、絵里を犯していた一人の顔に、この男子生徒の顔があったことを。
「じゃ、頼んだぞ、石井。うるさいぞ、お前ら！」
ヒューヒューと囃し立てる生徒たちを教師が注意する。石井は絵里の耳元で何かをささやき、教室を出て行った。絵里は石井に肩を貸されながらも、足が震えているのがわかった。
絵里が立った後の席は、少し濡れているように見えた。
私は二人のことがどうしても気になり、少ししてからトイレと断って、教室を出た。席を立つときイスか濡れていないか気になったが、幸いイスは無事だった。
保健室に向かう途中、トイレの前で足を止めた。
眉をひそめ、耳を澄ませる。中から声が聞こえたような気がしたのだ。
トイレの表示を確かめる。「男子トイレ」。
私は音を出さないように細心の注意を払いながら、中に入った。
一番手前の個室の扉が閉まっていた。
私は隣の個室に入った。鍵をかけるときに小さな音が出たときは心臓が止まりそうだった。
そして壁に耳を当て、隣の様子を伺った。
「むぐ…むぁ…んん、あ…むはぁ…」
おそらく絵里のものと思われるくぐもった声と、ぶぅぅぅんというモーター音が聞こえた。
「へへ、ずいぶんしゃぶるの巧くなったな」
カチッと言う音とともに、一層高いモーターの音が聞こえた。
「むむぅ！！」
絵里が咥えながら叫び声をあげた。
「ほら、ご褒美だ。一回イっとけ」
さらに高いモーター音が響いた。
「むあぁぁぁぁああ！！」
最後の瞬間、絵里の口から石井のアレが離れたようで、廊下まで聞こえそうなぐらいの大きな声が聞こえた。まるで自分のことのようにドキドキする。
「おいおい。誰かに聞かれたらどうするんだよ。あ、そうか。絵里ちゃんは誰かに見てもらいたいんだもんな」
「ハァハァ…」
絵里の荒い声が聞こえた。
「さて、絵里ちゃんだけ気持ちよくなってたら、不公平だもんな。ほら、壁に手を付いてケツこっちに向けろ」
「は…はい」
ごそごそと絵里が体の向きを変える音が聞こえた。
「じゃ、いつものやつ言ってみな」
「…」
絵里は黙ってしまった。
「早くしないと授業が終わっちまうぞ。そんなに見られたいなら、別にいいけど」
「あ…わ、私のスケベなマン壺に、あなたの逞しくて…太いチ○ポをぶ…ぶち込んでくだ…さい…」
絵里って、いつもあんな風に言わされているんだ…
「はい、よくできました。ほんと絵里ちゃんは変態だねぇ」
自分で言わせているくせに、石井はそんな風に絵里を辱めた。
「はい…わ、私は…どスケベで、変態な…穴として使ってもらうしか…の、能のない、雌犬です…ですから…」
これも決まり文句なのだろう。
「はいはい。そこまで言うなら、俺が使ってあげようか。まず、ローターを出さないとね。ほら、入れて欲しいんなら、自分で出してみて」
「んん！！」
ジュボっと湿った音と、カンカンと高い音が聞こえた。
「へへ。手を使わずに出すのも、ずいぶん慣れたみたいだな。それに昼休みから入れてたから、ローターがびしょびしょだ。授業中だったのに、こんなに濡らすなんてね。本当に変態なんじゃない？」
そんなに絵里のアソコはすごいことになっているのだろうか？
「じゃ、挿れるぞ」
「んん！」
じゅぶっという音の後、絵里が歓喜とも取れるような声を上げた。
パンパンというリズムのよい音が響く。
私はショーツの中に手を入れ、指でアソコの上をなぞった。ぬるっとした感触があった。
「…あん…はぅん…あぁ、あぁぁん…」
絵里は声を出さないように耐えているようだが、それでも完全に声を出さないようにするのは無理のようだ。濡れた声がはっきりと聞こえる。
私は自分のアソコに指を差し入れた。大した抵抗もなく指は受け入れられた。
パンパンパンパン――
「あ、あ、あ、あ…」
少しずつ絵里の声が大きくなる。耐えることのできる快楽を超えてきたようだ。
私も差し入れる指を二本に増やし、激しく出し入れした。まるでそれが絵里を突いている肉棒のように思えた。
パンパンパンパン――
「…むくぅ…む、ん、ん…」
襲われているのが絵里なのか、私なのかどんどんわからなくなって来た。
私は必死で指を動かした。
「ん…あ…ん…ひ、ひ…」
快楽に耐えているのは絵里なのか、それとも自分なのか。
「よ、よし…そろそろイくぞ…」
「あ、あ、あ…膣は…はぁん…膣は…」
「今さら何言ってんだ。うっ！！」
『あぁぁぁぁぁぁ！！』
キーンコーンカーンコーン――
絵里と私が果てると同時に、チャイムが響いた。
隣で一言二言言葉が交わされたかと思うと、鍵が開き、二人が出て行くのが聞こえた。
私は余韻に体を預けながら、今日の日誌には何を書こうかなんて、そんなどうでもいいことを考えていた。
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