どろどろのラブストーリー(アメリア)
わたしがこの館につれてこられて、何日経つんだろう?
ああっ、こすれる縄が気持ちいい……
「はあうっ、あん」
「ほほほ、すっかりはしたない女になりましたわね、アメリア姫」
調教係のミシェルの声が聞こえる……
そう、わたしは、はしたない女。
縄を掛けられて喜ぶ、変態さん。
「さあ、いつも通りアナルを掘ってあげるわよ!」
その声を聞いたわたしは、お尻を高く差し上げる。
「ほほほ、ようやく素直に従おうという気になったようね、姫君」
うん、そう。だから、はやくアメリアのお尻に、……
ズリュウッ
「はあっ!」
「お尻で気持ちよくなるなんて、本当に姫君?」
いわないで、だって、気持ちいいんだもん。
「この分だと、好事家が高く買ってくれそうね、ほほほ」
そう、もうアメリアは、ご主人様になる人に、逆らえない。
そう言う風に、調教されたから……
「うふふ、ここをぶち抜かれたときが、いまのあなたの最後」
わたしの割れ目を、なぞるミシェル。
「気持ちいいわよぉ、セックスは。どんな相手でも、一瞬で虜になっちゃうわ。特にあなたはね」
そう、わたしは、
変な薬を飲まされ、何度も暗示をかけられた。
抵抗するたび、胸やら股間をいじられて……
いつしか、完全に、洗脳されていた。
ご主人様の、太いものにつらぬかれた瞬間、ご主人様に恋するように、作り替えられた。
ゆっくりとわたしの身体を撫で上げるミシェル。
きもちいい……
「ほほほ、もういいみたいね。さっそく、競りにださないと」
競り落とされ、誰か知らない人の、性奴隷になる。
もう、いいや……どうでも……
「おいミシェル、来客だ。古い友人だそうだが?」
「わかったわ、今行く。待ってるのよ、子豚ちゃん。ほほほ」
そのまま放置されるわたし。
きもちいい、お尻、きもちいい、とっても……
「相変わらずだな、ミシェル」
えっ、こ、この声は?!
「あんたこそ、相変わらず暗いわね、ゼルガディス」
「ほっとけ!」
ぜ、ゼルガディスさん?
扉の向こうから聞こえる。
「うん? ちょっと変わったんじゃない、坊や? 昔はもっと殺伐としていたのに……」
「昔は昔、今は今、さ」
「女ね!」
「な、なんでそうなる!」
「図星か、あーあ、結構狙ってたんだけれどな」
「ほっとけ! 女専用のくせして」
「あははは、そうね」
楽しそうに笑ってる。
楽しそうに。
ああっ、こんな姿見られたれたら?
ううん、みて、今のアメリアはこんなに淫乱なの。
「あっ、そういえば、いま調教が終わった子がいるのよ、見ていく?」
「……本当に、相変わらずだな」
「なによ! 別に彼女のいるあんたに買えなんて言わないわ。でも、ちょっぴり毛並みの違う子なの。目の保養になるわよ」
「ふん、くだらん」
ああ、ゼルガディス、さん……
「まあそう言わないで。今いる子はなんと、セイルーンのお姫様」
「なに!」
「ど、どうしたのよ、怖い顔をして……」
「まさか、アメリアとかいうんじゃあないだろうな?」
「そう、当たり、アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン。現役ばりばりの王女よ」
ああっ、ばれちゃった。
バン!
扉が開く。
あっ、本当のゼルガディスさんだ。
こわいかおのゼルガディスさん。
ああ、みられてる、アメリアの、はしたない姿。
そうだ、腰を振って、
ああっ、きもちいい……
股間から、露がながれる。
みて、みて、ゼルガディスさん。
「なんなのよ!」
「なんでアメリアがここにいる?」
「えっ、まさか、あんたの思い人って……」
「聞いたことに答えろ、ミシェル!」
「まったく! ……グレイシア派の重臣から買ったのよ。結構高かったのよ。なんでも、セイルーンに、グレイシア姫が戻ったと言うことで、この子がずいぶん煙たい存在になったんじゃない? で、重臣達が罠に掛け、それをわたしが高額で引き取ったのよ」
「重臣達?」
「そう、いわば、国に売られたってわけね」
そう、そうだった……
もう、そんなこと、どうでもいいけど……
売られる前に、ゼルガディスさんに会えたことがうれしい……
ああ、かみさま、ありがとうございます……
「もらっていくぞ!」
「あら、意外ね。そんなにこの子にご執心? あなたも知っての通り、わたしの調教をうけた子は、もう普通の子じゃあ……」
「わかっている!」
「わかってないわね。いくら出せるの? この子には元手が掛かってるのよ? 百万、二百万のはした金じゃあとうていおっつかないわ。それに、この子を飼う館があるの? すぐに捕まって御用となるわ。また、この子を親元に戻そうというのなら、売るわけにはいかないわね」
「……力づくでも、もらっていく」
「それが、どういう意味かわかって言ってるわけ?」
ああ、いいんです、ゼルガディスさん。もう、アメリアははしたない女になったんです。
もうわたしには、あなたを愛するしかくはないんです……
ですから、もう……
「?! こ、この子……」
「何を驚いてる、ミシェル?」
「あんたのことが、わかるらしいわ」
「当然だ。アメリアとは……」
「そういう意味じゃあない。もう、この子に人格らしい人格はないはずなのよ。それなのに、あんたに反応するなんて……」
「だから?」
「もしかして、命がけの、恋愛だった?」
「……ああ、何度も命を助けたし、助けてもらった」
いわないで、ゼルガディスさん。せつなくなります。
もう……胸が痛い……
「涙……この子。ゼル、この子あんたに売ってあげてもいいわよ」
「本当か?」
「金貨一千万枚で。条件は、セイルーン以外の国で飼うこと。いい?」
「小切手でいいか?」
「えっ、払えるの? 分割でもいいんだけど……」
「払う。そんなはした金、アメリアに比べればなんでもない」
「……あんた、もしかして、大金持ち?」
「まあ、百億ぐらいは、簡単に動かせるがな。それ以上になるとちょっと難しい」
「……あきれるわね。いったい、おっと、客に詮索は無用だったわね」
あっ、猿ぐつわが、外される……
「さあ、ご主人様にあいさつなさい、アメリア」
「ご主人さま、アメリアをお買いあげ下さいまして、ありがとうごさいます。まだいたらぬところがありますが、せいいっぱいご主人様の色に染まりますので、よろしくお願いします」
そして、ゼルガディスさんの靴を、ぺろぺろと……
「本当に、よく調教されているな」
あんっ、変な風に感心しないで……
「ほんとうは、一度抱かれたあとにこうなるように、仕組んだんだけど」
あきれないで、ミシェルさま。
「どうやらこの子、あんた以外をご主人様として認識しないようね。とんだ欠陥品だわ」
「つまり、俺にとっては極上品というわけか?」
「不本意だけどね」
ああっ、ゼルガディスさんに、褒められた……嬉しい……
「まったく、うれしそうに尻を振って」
パシィン!
「ひっ」
「さあ、はやくおねだりなさい! あんたもはやくご主人様の、家畜になりたいんでしょ!」
そ、そうだった。はやくゼルガディスさんに、奴隷の刻印を刻んでもらわないと……
「はい、そうです。アメリアは、ゼルガディスさんの、熱くて、堅いモノが欲しいんです。アメリアを使って下さい。そして、アメリアをゼルガディスさんの、奴隷にして……」
「さん? ……ご主人様をさんづけとは、なにさまのつもり!」
バシッ、バシッ、バシッ!
「いや、いい、ミシェル。それこそが、アメリアが俺の奴隷である証拠」
「えっ?!」
「いまさらゼルガディスさまや、ゼルガディスと呼ばれたくはないからな」
ああっ、ゼルガディスさんは、アメリアのこと、よくわかってる…………
「あら、ほんと。すごくいい表情……真性マゾのメス奴隷以上の表情ね。す、すごいわ」
「アメリアだからな」
ああっ、また褒められた……
あっ、でも、して、もらわないと……
「ご奉仕させて戴きます……」
えっと、チャックを口にくわえて、チーっと。
あん、うごかないで……
「お、おい……」
「まかせなさい、彼女に。動かないで」
あん、ありがとうございます、ミシェルさま。
えっと、きゃあ、ゼルガディスさんてブリーフ派だあ。
いけない、こんなところで喜んじゃあ。
うんしょ、うんしょ、
ああ、大きい……脈打ってる……
アメリアで、感じてくれたんだ……
なめなめ、
ぱくっ、
ちゅるちゅる、
なめなめ、
わあ、どんどん大きくなる……
「うっ、こ、これは……」
「うふ、気持ちいいでしょ? その手のテクは徹底的に鍛えたから」
「……買い得だったかもしれんな」
「もちろんじゃない」
こ、こんなもんかしら?
「ゼルガディスさん、ぐちょぐちょにぬれそぼった、アメリアの汚らしいあそこに、その強くて逞しい、清らかな逸物を、お与え下さい!」
「あら、アドリブが入っているわね。ほんと、はしたない……」
ああっ……そう、はしたない女なの。アメリアは……
「いくぞ!」
ああっ、くるっ、
な、なに?
きもちいい、からだがとろける……
こころもとろけてしまう……
なにもかんがえられない……
かんじられるのは、たくましい、ご主人様のものだけ……
ついて、ついて、どんどん、アメリアをつきまくって……・
ああ、しあわせ………………
「悪い男ね」
「何がだ」
「みんなあんたが仕組んだくせに。あんな純真な子がいまでは……」
「金は払ったとおもうが?」
「そうね。でも、そこまでする必要があったの?」
「もちろんだ。おかげさまでアメリアは、もう俺から離れられん」
「確かにね。……お姫様からセックス奴隷、か」
「ふん、どちらもたいしてかわらんさ」
「確かにね。で、彼女には……」
「不自由は絶対させんさ。ルナヴィガルドの近くの、領主の権利を買い取った。付き人こみでな」
「……あやかりたいわね。まったく、その非常識な資金はどこから出てるわけ?」
「それはいえんな」
「聞いてみただけよ。でも、なんで正攻法を取らずにこういうことをしたわけ? あなたならセイルーンすら支配することが可能だと思うけど?」
「それは、俺が愛しているのがアメリアだけだからだ。他のものはいらん」
「ぷっ、くくくくくっ」
「何で笑う?」
「あんたらしいと思ってさ」
傍らのベッドで寝ているアメリア。
すっかり綺麗にされて、真っ白なベッドの上ですやすやと寝ている。
「……あんっ、ゼルガディスさん、だめですぅ……」
淫らな夢をみながら、純真な、天使の微笑みを浮かべるアメリア。
とても、しあわせそうな、その笑顔。
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