ここは、あるガロウ・ランの奴隷収容所。
「は、放しなさい!こんな格好…。これ以上の無礼は許しません!!」
アの国に帰る途中、シーラ・ラパーナはガロウ・ランの罠にかかり、砂の嵐に追い込まれ捕まった。
そして、全裸にさせられると、体に縄をかけられ、手を後ろに縛られていた。
「ぐひひひひ。ぐずぐずしねえでさっさと来るんだよ!!」
「あうっ!!」
シーラは強引な力でグイっと引き出される。
そこには、他の収容されたコモンの人々がいた。
みな全裸で、抵抗出来ないようにしていた。
武器がなければ、頑強なガロウ・ランに勝てる物は少ない。
「くくく、ここは貴様と一緒に同じように、捕らえたコモンを収容する場所さ。さてと、まずはこいつを飲んでもらおうか」
ガロウ・ランはそう言うと、シーラに一杯の水を差し出す。少し緑色のした液体に、シーラは躊躇する。
「嫌です。こんな物を飲みたくありません!!それより、ワタクシを早く放しなさい!!そして、ここにいる人々を即刻開放しなさい!!さもなくば、ワタクシの軍が許してはおきませんよ!!」
シーラは気高く統率者としてのセリフを言う。しかし、ガロウ・ランの気を煽るだけであった。
「うるせぇ!!ここじゃてめぇも奴隷なんだよ!!さっさと飲まないか!!飲まねぇなら…」
ガロウ・ランは近くにいた一人を捕まえると、剣をキラリと首筋に宛がう。
「こいつが死ぬ事になるぜぇ」
「く・・・卑怯な…」
シーラは仕方なく飲み物を飲み出す。少し粉っぽいが甘い感じがし、シーラは難なく飲み干した。
「ふぅ…あ…?な…これは……!?」
「ひひひ。どうだ、すぐに小便がしたくなっただろう」
「さ…さっきの液体は…」
「さっきのはニョウショウデと言う強獣の小便だよ。こいつを飲むと、どんなもんでもすぐ小便がしたくなるって代物さ!」
シーラは小便と聞いて、ゲェっと吐き気を催す。しかし、そこはグッと堪えるのは、女王としてのプライドだろうか。
「さて、貴様は奴隷としての最初の儀式をしてもらおう」
「ぎ…儀式?」
「なあに、簡単な事だ。貴様にはこの収容所の中心で、皆の前で小便をするのだよ。奴隷としての最初の挨拶って訳だ!」
「な?そんな事!!」
「そうは言っても、もう出そうなんだろう?我慢してるのがわかるぜぇ。ぐひひひひひ」
シーラは必死に堪えようとするが、込み上げてくる排泄欲求にはどうする事も出来ない。
「ああ…もう…だ…め…ああ…あああ…ああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
プシャーーーーーーーッッ!!
「あああぁぁぁぁぁっっっ!!見ないでっっ!!嫌ああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
ジョロロロロロロロッッッ!!
勢い良く黄金水が、虹を描くように放り出す。
「ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。漏らしやがったよ。所詮女王様も、小便を漏らすんだなぁ」
ギヒヒヒヒ。ギャハハハハ。ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。
ガロウ・ランのいやらしい笑いが木霊し、シーラの悲痛な叫びと絡み合う。
シーラの凌辱はまだ続く。
それは、シーラがショウ・ザマと出会う、数ヶ月前の出来事。
END
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