| CHAPTER 07  電車にて
 
 その時間は、通勤ラッシュの直前であった。
 
 駅は電車を待つ人で混雑し始めていた。
 
 早川もえみは貫大高等学校の可愛らしい制服を身にまとい、その駅のホームに佇んでいた。
 
 手に持った鞄でしっかりスカートを抑えていた。
 
 もえみは、風が吹いてスカートが捲れないか、そのことばかり気にしていた。
 
 何故なら、もえみはスカートの下に、下着をつけていなかったからである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 放課後、山田に呼び出されたもえみは、制服の姿のまま彼に凌辱され、そして、下着も奪われてしまった。そして山田から、ここからそのままの格好で帰るように命令されていた。
 
 もえみは山田に自分の処女を奪われた際の姿を写真に撮られており、それにより脅されていた。その結果として、彼に逆らうことは出来なかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 夏とはいえ、スカートの下に何もはいていないことは、当然であるが、空気がスースーと抜け心地が悪かった。
 
 (早く・・・早く、帰りたい・・・・。)
 
 もえみは泣きそうになるのを抑えつつ、電車を待つ。
 
 (・・・お願い・・・・。誰も・・・誰も、気が付かないで・・・・。)
 
 もえみの心臓はドクンドクンと鳴っていた。
 
 自分がショーツをはいていないことが、周りの人たちに知られたら・・・そんなことが知られたら生きていけない、そうもえみは感じていた。
 
 (・・・はやく・・・はやく・・・電車来て・・・。)
 
 と、電車がホームに入ってくる。
 
 勢いよく入って来た電車の為、ブワッと強い風がホームに入ってくる。
 
 「きゃ!!」
 
 もえみはスカートを慌てて抑える。
 
 心臓がドキドキする。
 
 「大丈夫・・・大丈夫・・・・誰も気づいていない・・・。」
 
 もえみは言いきかせるように呟き、人の流れに沿って、今ホームに入って来た電車にのり込む。
 
 山田に呼び出されたこの場所からは、もえみの家のある駅まで、駅数にして10程あった。が、もえみの乗った電車は、急行電車であった。もえみの使う駅までは2〜3駅であった。そこまで我慢できれば・・・、そんな風にもえみは感じていた。
 
 (急行に乗れたし・・・すぐよ、きっと。)
 
 電車の中は少し混んでいた。
 
 もえみはドアの側に立った。
 
 ドアの窓から外を見つつ、もえみは、激しい恥辱に耐えていた。
 
 (早く・・・・早く・・・着いて・・・。)
 
 もえみは祈る様にそう思っていた。
 
 と、スカートの上から何かがもえみの尻に触るものを感じた。
 
 「ひ!」
 
 思わず声が漏れた。
 
 もえみは恥ずかしさで顔を紅潮させながら、周囲を見回す。
 
 今の自分の声が周囲の人に聞こえていないか、心配であった。
 
 だが、もえみの声に気付いた者は誰もいなかったようである。
 
 (良かった・・・。)
 
 もえみはほっと胸をなでおろす。
 
 その瞬間、また何かがもえみの尻に触れる。
 
 「!」
 
 人の手の甲のようなものが、まるでノックするかのように電車の揺れにあわせてもえみの尻に当たる。
 
 (やだ・・・。もしかして・・・痴漢・・・?)
 
 もえみの身体が恐怖で固まっていく。
 
 と、それを待っていたかのように、今度は手の甲でなく手のひらの方でスーッと尻を触られた。
 
 「!!」
 
 もえみはこれまで痴漢にあったことはなかった。
 
 でも、友達から「こんな酷い目にあった」というような話は聞いたことがある。
 
 (い・・・嫌・・・こんなところで・・・!!)
 
 もえみの脚が恐怖でガクガクと震えだす。怖くて声を出すことも、抵抗をすることも、痴漢がどんな男なのか振り向いてみる事さえできなかった。
 
 (こ・・・これが痴漢なの・・・!!)
 
 痴漢はもえみが抵抗出来ないとわかって、本格的に彼女の尻を触りだした。
 
 (やだ・・・こんな時に・・・こんな時に痴漢なんて・・・!)
 
 もえみは今、スカートの下に下着をつけていない。そのことが痴漢にばれてしまったら!とてつもない恐怖がもえみを襲う。
 
 痴漢の手がゆっくりと尻を撫でまわしていく。
 
 (・・・い・・・いや・・・気持ち悪い・・・やめて・・・。)
 
 もえみは抵抗できないまま、ただただ耐えた。
 
 やがて、撫でまわしている手が、まるで驚いたかのように一瞬動きが止まる。
 
 (!!)
 
 もえみもそれを感じ取る。
 
 (まさか・・・まさか・・・わかっちゃった?!)
 
 痴漢の手が、ギュッともえみの尻をスカート越しに掴む。
 
 「ひ!」
 
 もえみが小さく悲鳴を上げる。
 
 と、もえみの耳元で痴漢が囁く。
 
 「やっぱり、お前・・・はいていないのか?」
 
 もえみの心臓がドクドクと激しく打つ。
 
 「触って欲しかったのか?お前。こんな痴女に出会えるとは思ってなかったぜ。」
 
 痴漢の手がもえみの尻をスカートの上から遠慮なく這いまわり出す。
 
 「・・・い・・・嫌・・・やめて下さい・・・。」
 
 もえみは恐怖に耐え、小声で、しかし必死に痴漢に訴える。
 
 が、痴漢はそんな訴えに耳を貸さず、もえみの尻を撫でまわす。
 
 「いいんだぜ、大声を出しても。そうしたら、みんなにお前がノーパンだってことをばらしてやるから。」
 
 (!)
 
 もえみはもう、この痴漢から逃げられないことを感じ取る。絶望感がもえみの心の中に広がる。
 
 痴漢の手の動きはだんだん大胆になっていく。
 
 「何かお前のスカート、ゴワゴワしているな?これって男の精液のあとじゃないのか?」
 
 「!」
 
 もえみの身体がビクッと震える。
 
 (やだ・・・知られてしまった!)
 
 痴漢はスカートを撫で回し、そのゴワゴワ感やもえみの反応で、そのことに確信する。
 
 「可愛い顔しているのに、本当好きものだな。彼氏にセックスしてもらうだけでは飽き足らず、他の男にも触ってもらいたかったのか?」
 
 痴漢がもえみの耳元で囁く。
 
 「ち・・・違います・・・。」
 
 もえみが抗議する。
 
 「何が違うんだ?しかも学校の制服でセックスするなんて、好きものだな〜。」
 
 痴漢は言葉でも、もえみを嬲り始める。
 
 (・・・違う!・・・・違うのに!!)
 
 もえみは耳を塞ぎたかった。
 
 痴漢の手はますます大胆になってくる。
 
 「はいていないってことは、直に触って欲しいんだろ?」
 
 痴漢の手がもえみのスカートの中に侵入する。
 
 「・・・や・・・・!」
 
 自分の尻を直接触られるのは、もえみにとりショックであった。思わず声が出てしまう。しかし、周囲の人間に自分が痴漢に襲われているのを知られるのはもっと怖かった。それは周囲に自分が下着をはいていないことがわかってしまうことでもあったからだ。
 
 もえみは尻を逃がし、痴漢の手から逃れようとする。が、痴漢は自分の身体を押し付けて来ており、それを許さなかった。
 
 痴漢は大胆にもえみの尻の肉を強弱をつけて揉む。
 
 「やだ・・・やめて下さい・・・お願いします・・・。」
 
 もえみは直に尻を触られ、気分が悪くなっていく。
 
 痴漢はもえみの尻の感触がいいのか、しつこく強弱をつけて揉み解していく。
 
 (いや・・・・やだやだやだ・・・誰か助けて・・・!!)
 
 痴漢の手が、もえみの尻の割れ目にそって動く。
 
 「・・・ひい!!」
 
 お尻の穴の近くを触られ、もえみは小さく悲鳴を出してしまう。
 
 痴漢の手がもえみの尻の割れ目にそって何度も動く。
 
 「お・・・お願い・・・や・・・やめて下さい・・・そこ・・・汚い・・・・。」
 
 もえみが懇願する。
 
 「そうか、尻より、こっちの方がいいか?」
 
 痴漢はそう囁き、今度は手をもえみの下半身の前の方に回す。
 
 「ひゃ!」
 
 痴漢の手がもえみの女性器に触れる。
 
 もえみの頬は恥ずかしさでさらに紅潮していく。
 
 そこはまだひっそりと閉じている。
 
 「・・・や・・・・嫌です・・・そこ・・・!!」
 
 痴漢の手が微妙なその割れ目にそって動く。
 
 「・・・ああ・・・だめ・・・そこは・・・!!」
 
 もえみは直接女性器を撫でられ、吐き気をもようしてくる。しかし痴漢の手はしつこく執拗にそこを撫で上げてくる。
 
 (いや・・・気持ち悪い・・・そこは・・・いや・・・・・!!)
 
 痴漢は人差し指と中指を使い、もえみの女性自身を開こうとする。
 
 (痛!・・・いや!!そこだけは止めて・・・!!)
 
 もえみは、そこを無理やり開かされ、痛みを感じる。
 
 次に痴漢は日本の指を巧みに使い、もえみの女性の入り口を開けたり閉じたりを繰り返すように刺激する。
 
 (やだ・・・また中がおかしくなりそう・・・!!)
 
 刺激を与えられ、もえみのそこは少しずつ湿り気を帯びてくる。
 
 それと同時に脚に力が入らなくなってくる。
 
 (い・・・いや・・・こんなの・・・・。)
 
 もえみは自分の中が少しずつ濡れてくるのを感じていた。
 
 「・・・・うっ・・・うう・・・・はっ!・・・うう・・・!!」
 
 もえみはこぼれそうになる声を必死に抑える。
 
 痴漢はもえみが感じ始めてきた様子を見るや、彼女の女性を刺激していた中指をそろっと、中に侵入させる。
 
 「は!!はううううう!!」
 
 もえみは絶望とも快楽ともわからない声を漏らす。
 
 「い・・・嫌!!・・お・・・お願い、入れないで・・・ぬ・・抜いてください。」
 
 もえみは周囲にわからない様に、小声で痴漢に囁く。
 
 しかし、痴漢はそんなもえみの様子を楽しみ、その懇願を受け入れることはない。
 
 逆にもえみの中に侵入させた指を巧みに動かし、彼女の中をかき回し始める。
 
 (い・・・嫌・・・・こんなのって・・・・!・・・う・・うううう!!)
 
 もえみの中はどんどん濡れていき、痴漢の手に合わせて、クチュクチュと音を出し始める。
 
 (や・・・やだ・・・私・・・・また感じているの・・・・そんな事・・・・そんな事・・・いや・・・!!)
 
 もえみは身体中から力が抜け、立っているのも困難になり、身体を痴漢に預けるようになってきていた。
 
 「いいね。ノーパンで歩くような痴女だからとそうか思ったが、やっぱり淫乱だな。痴漢に触られて感じているのか?」
 
 痴漢がもえみの耳元で囁く。
 
 「・・・いや・・・嫌なんです・・・。もうやめて・・・やめて下さい・・・うっ・・・・ううう・・・」
 
 もえみは周囲の人たちに自分が痴漢されているのを知られたくなかった。必死で声が出そうになるのを抑え、痴漢に訴え続ける。
 
 しかし痴漢がそんな訴えを聞く筈もなく、その指でもえみの中を更にかき回す。
 
 「・・・・は!・・・あう!!」
 
 もえみは声を必死で抑える。
 
 が、彼女の下半身は快楽の波に完全に呑まれていた。
 
 脚は完全に力が抜け、痴漢の手が彼女の身体を実質的に支える形になっていた。
 
 
 
 グチュグチュグチュ・・・。
 
 
 
 嫌らしい音がもえみの耳に聞こえてくる。
 
 (いや・・・こんなに音がして・・・周りに聞こえちゃう・・・!!)
 
 しかし、もえみは、もう何もできない。
  
      
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 周囲も、もえみの様子がおかしいことに気が付いていた。
 
 制服姿の美少女が顔を紅潮させ、足元もフラフラさせながら、背後の男と周囲には聞こえないような声で何か話しているのである。近くに立つ人たちは、この二人の様子がおかしいと感じていた。
 
 でも、美少女の様子があまり嫌がっているようには見えないので、単に二人でふざけているのだと思っていた。
 
 (まったく、最近の若いやつらは、こんな公共の場で何をしてるんだか。)
 
 (制服を着たまま、良くやるよな。)
 
 (こんな美少女が・・・全く・・・。)
 
 周囲の人たちは無関心を装いつつ、彼女の様子に釘つけになってきていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 次の駅に着く車内アナウンスが流れる。
 
 それに合わせるかのように痴漢の手の動きが早くなる。激しくもえみの中をかき回す。
 
 まるで、駅に着く前にもえみをいかせようとするように。
 
 激しい快感の波がもえみを襲う。
 
 「うっ・・・・・くっ・・・ひい!・・・・・あっ!・・・うう・・・・。」
 
 もえみは自分の女性自身から溢れ出てくる快楽の波に呑まれつつ、それでも、声を抑え耐えていた。
 
 (・・・いや・・・また・・・・頭の中が白くなってくる・・・・いやよ・・・・こんなところでいかされるのは・・・!はああ!・・・でも、もう何が何だかわからない・・・・!!)
 
 
 
 グチュグチュグチュ!!
 
 
 
 もえみの女性の中はもう愛液で溢れていた。
 
 駅に着く車内アナウンスが再度流れる。電車がスピードを落とす。
 
 その瞬間、痴漢はそれまで巧みに触るのを避けていた女芯を、親指でグイッと押す。
 
 「・・・・・・・!!!」
 
 もえみが声にならない叫びをあげる。
 
 その瞬間、もえみの全身を強力な電気が流れる。それに合わせるかのように凄まじい快楽の波が全身を覆っていく。
 
 もえみの膣がキュウッと収縮する。
 
 「ひい・・・・・!!」
 
 もえみの全身が痙攣する。
 
 電車が駅につき、もえみが立っていた近くのドアが開く。
 
 もえみは弛緩したかのように、その場に座り込んでしまう。
 
 周囲の乗客たちも、流石にそのもえみの様子には驚く。
 
 痴漢はその隙に、さっさと、ホームに降りていってしまう。
 
 ここで初めて、周囲の乗客たちももえみとその男が遊んでいたのではなく、痴漢だったことに気付く。
 
 「だ・・・大丈夫ですか?」
 
 もえみはその声を聞き、周囲が自分を見る目に気付く。
 
 (い・・・・いや!!)
 
 もえみは弛緩した身体に鞭打ち、立ち上がり、ホームに降り、改札に駈け出していく。
 
 (知られた!!周りの人たちに知られた!!)
 
 もえみは羞恥で真っ赤になりつつ、走った。
 
 スカートが風になびくのも気にせず、とにかく走った。
 
 (やだ・・・嫌だ・・・嫌だ・・・・もう・・・・いや!!)
 
 改札を抜けた時点で、もえみは力尽き、その場に座り込む。
 
 涙が溢れてきた。
 
 (もう・・・・だめ・・・・だめになっちゃうよ・・・。新舞くん・・・新舞くん・・・・・お願い・・・助けて・・・・!!)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 続く
 
 
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