淫妖蟲 蝕 〜凌触島退魔録〜 壱の巻
ストーリー・少女退魔師、白鳥深琴は、依頼を受けて、とある孤島へ妖魔退治に向かった。妹の武や、友人の香山水依も一緒だ。しかし島には恐るべきワナが待ち受けていた!
・2008年度にミルキーレーベルから頒布された作品で、制作はアニメアンテナ委員会によって行われています。 原作は人気PCゲームですが、シリーズの二作目が元となっているらしく、それが以前に評した「淫妖蟲 恥録一 〜排泄〜」の続編的なポジションなのか、あるいはパラレルワールド的なモノなのか、原作をプレイしていないオイラにはちと判じかねます。 キャラは「淫妖蟲 恥録」と共通しているようで、ヒロインは変わらず深琴ちゃんですし、サブヒロインの水依ちゃんも出てきます。ただ「淫妖蟲 恥録」に出てきたヤマト君は登場せず、かわりに深琴ちゃんの妹らしい武ちゃんというメガネっ娘が出てきます。このあたりも原作ゲームに準じているのかな? さてオイラは本作を友人宅で視聴しましたので、あやふやな記憶でエロシーンについて書くことをお断りしておきます。 「淫妖蟲 恥録」と比べるとエロの尺はかなり短く、中盤以降がエロシーンという感じでした。 内容的には、武ちゃんが敵のエロ攻撃で洗脳状態のようにされ、深琴ちゃんを捕まえてレズ調教(と言うべきか・・・)するのがメイン。 このとき深琴ちゃんは寄生虫のようなモノをオ○ンコに入れられ、フタナリ状態にされてしまいます。 んで呆気なく射精しちゃった彼女はさっさとアキラメ、降参、発情モードで、武ちゃんと6-9したりして楽しそう。ヒロイン捕まりモノとしてはちょっと拍子抜けというか物足りない感じです。 ラストでは水依ちゃんが魔乳化され、その中にウジ虫のようなものを寄生させられるというシーンでヒキとなっていました。 制作会社もスタッフも異なる「淫妖蟲 恥録」と比べるのは適当でないかもしれませんが、ヒロインが心を折られ、絶望に囚われていく過程が、丁寧に、ネチっこく描写されていた「恥録」に対し、本作ではその部分が相当に弱く感じました。 「恥録」はストーリーそっちのけでヒロイン達の心情を追い、「凌触島退魔録」では逆にストーリーをカッチリ追っているとも言えるでしょうか。 好みは人それぞれでしょうが、オイラ個人的には、エロの方法論として「恥録」の方が優れているように思えました。 またキャラのビジュアルも、ふっくらと柔和で可愛らしかった「恥録」に対し、本作ではややとんがった、狷介な印象に描かれており、この点も「恥録」の方に軍配を上げたいです。 「抜ける度」は2.5。次巻での盛り上がりに期待します。 ちなみに本作では、「恥録」ではあまり出なかった虫(魔物?)がたくさん出ますが、CGモーフィングによって作画されており、動きはともかくヌメリ感のようなものが足りないように思えました。これも改善を望みたいです。(彩雲11型)
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