ストーリー・明日香は神村良介と学生結婚という形で結ばれた。しかしその新婚旅行当日、明日香は拉致され、レイプされてしまう。一方明日香の妹、未来にも淫らな罠が迫っていた。
・前作「脅迫 〜終わらない明日〜」の続編として2001年に三巻構成で発売された作品です。前作を通して見たついでに(と言っては失礼ですが)本作も視聴してみました。
さてピンクパイナップルのオフィシャルサイトには確かに「続編」とあり、前作と同じ世界でのオハナシというアナウンスもされているのですが、どうも見てみたところそうではないような印象です。
と言いますのも、前作での人間関係が無視されているような描写が多いですし(知り合いの筈なのにそうではなさそうだったり)、また前作で犯されまくった娘が処女扱いになっていたり、確か死んだはずの人間がピンピンして登場したりと不整合だらけです。
これはどうやら、人気作品のキャラを使ってもう一つ別のお話を作ってみましたという、要するにパラレルワールド物として企画されたのではないかという気がします。それはそれで結構ですが、ならばメーカーはキチンとそういうアナウンスをするべきだったと思います。これではファンの無用な反発を招きかねないのではないでしょうか。
ストーリーは、ヒロインの明日香ちゃんがハネムーンに出かけた先で散々にレイプされ、ダンナさんも巻き込まれて頭がイカれてしまい、一方妹の未来ちゃんはじめその他の関係者も軒並み陵辱されてベトベトのクルクルパーになっちゃうという救いのないモノです。
鬼畜アニメなんですからそういうストーリーでも良いんですが、どうも全体に説明不足や展開の無理がありすぎて、見ていてちっとも作品世界に引き込まれないのは考え物です。「エッチだなあ」と感じるより、「ヘンな話だなあ」という印象の方が強くなっちゃうのです。
エロシーンは山盛りであり、明日香ちゃんはのべつに犯されますし、また麗香お嬢様は家が零落して肉奴隷にされ、未来ちゃんもロリ風味にレイプされます。しかしどのシーンもテンションが低く、「ここで抜いて!」という制作者の意志というかやる気というかが全く感じられないのは興ざめです。
また前作に比べて非常に作画状態が悪く、場面によっては子供の描いた絵のようにデッサンが崩れてしまうので、ハラハラしちゃってエロに集中できません。これは海外発注によって作画のコントロールが効いていないせいでもありましょうが、人気シリーズなだけにもうちょっとでもグレードを上げて欲しかったところです。
「抜ける度」は2。
こんなこと言うとアレですが、続編なんか作らなきゃ良かったのにという感じです。(彩雲11型)
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