めじょく(全二巻)
ストーリー・丈太郎は若き熱血教師。しかし前任の学園長が引退し、陰険な女教師五人組が学園の実権を握ると、目障りだとして窓際族扱いにされてしまった。屈辱に震える日々が、やがて彼に思い切った行動を取らせることに・・・
・バニラレーベルから2004〜2005年度に頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるそうです。 内容的には実に良くある学園鬼畜モノで、タカビーな女教師五人組からイジメられまくった男性教師(主人公)がついにブチ切れ、彼女たちを1人ずつ陥れ、犯しまくっていくというオハナシです。 こういうストーリーには、よく主人公の助手(共犯)的役割の女の子が登場しますが、本作もそうでして、主人公が誤解からレイプしてしまった生徒会長がその立場となります。 言ってしまえば何から何まで類型的な作品であり、以前に評した「懲らしめ」という作品をちょっと改変してリメイクしたような印象を受けました。 エロとしては、クソ生意気な女教師共をワナにはめ、犯していくというのがキモであり見せ場ですが、どうにも淫靡さを欠きます。 と言いますのも、女教師ものというジャンルの美味しさは、「気高く清楚で美しいモノを汚す」というのが要諦なのに、本作の女教師たちってば、揃いも揃って街の女よりもヒドイのです。 スッチーに憧れ、飛行機の音を聞くと発情してオナりだすヤツとか、Sのレズ女とか、Mのレズ女とか、ショタコンの変態女とか、どうにもならないクソビッチばかり。 主人公は彼女らのそうした性癖をネタに脅しをかけ、犯してしまうわけですが、相手は元々セックス命のヤリマンばかりですから、すぐにノリノリで「イイわ突いて出して精子ちょうだい」と大騒ぎ。少しも被虐感が無いと言いますか、むしろ主人公があくせくセックス奉仕してるみたいです。これでは視聴者としてもなかなかチンコ勃ったりはしにくいでしょう。 一方で本作には美点もあり、それは通常のバニラ作品よりもかなり作画が良いことです。 女の子の表情もおしなべて可愛らしく描けており、見ただけで「チープだなあ」とゲンナリしたりならないことは評価するべきでしょう(ホントはそんなこと当たり前なんだけど)。 また、陰惨な物語をそのまま締めることなく、一服の救いを盛って後味の良いラストシーンにしてあることにも好感が持てました。 「抜ける度」はオマケして2.5。学園モノがお好きな方は見てみても良いかも知れません。(彩雲11型)
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