女畜
ストーリー・著名な経済雑誌に記者として配属された新入社員、小野。自信満々の彼だったが、仕事は上手くいかず、恋人との仲もギクシャクしがちだ。そんなある日、彼はやり手の美人編集長、杉山の秘密を知ってしまう。
・バニラの初期の作品で、原作が玉置勉強氏のコミックス、脚本が真壁六郎太氏というのは「聖贄」と同じですね。 その「聖贄」もオイラは酷評しましたが、本作はそれに輪をかけてツマラナイ、ハッキリ言って見るのが苦痛な凡作です。 内容的には、就職先の女ボスが色情狂で、それに付き合わされた男がホイホイハメまくり、後に「ああ何だったのかなあ、あの日々は」と述懐するだけのカスみたいなストーリー。 まあマンガであれば、そういう平板なオハナシでもそこそこ淫靡な雰囲気が出せるかもしれませんが、アニメとして見せるには素材的に弱すぎます。 何しろ本作ってば、ろくに動かないヌル〜イセックスシーンと、その間グダグダ続く主人公の空疎な独白のみで構成されており、これで退屈するなと言う方がどだい無理。もっと動いて、アヘアヘ喘いで、見る者をワクワクさせたりエロい気分にさせたりしなくてはダメでしょう。 原作漫画からしてそもツマラナイのであれば、そんなものをわざわざアニメにして売ろうというバニラのセンスレスには困ったものですし、逆にとても面白い原作をアニメ化によってスポイルしてしまったのならそれも困りものです。いずれにしても、個人的には見ていて腹の立つレベルの作品でした。 「抜ける度」は0.5。(彩雲11型)
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