それゆけ まりんちゃん(全三巻)
ストーリー・マッドサイエンティスト鳴滝博士が立案した「日本人保存計画」!それは健康な精子を集めまくろうというものだった。その任務のため、天然お嬢様のまりんちゃんはエッチなメイド姿に変身させられてしまう。負けるな、戦えまりんちゃん!変身を解くためには殿方のお精子を集めまくるしかないのだッ!
・コミックスが原作になっている作品だそうで、アチコチのエロ板で「エロい!」「抜ける!」と好評を博していたのを見て、神奈川県のS屋さんからわざわざ中古DVDを取り寄せてしまったオイラは勉強家というか主体性皆無というかどちらにしてもいい年して情けないです。ちなみにアニメのレーベルは大手ピンパイさん。 本作はジャンル的にはコスプレヒロインものということになるのかもしれませんが、しかしそのヒロインが悪に陵辱されたりというハードなモノではなく、おバカなノリでどうでも良い活躍を続ける、所謂ナンセンスコメディです。 まりんちゃんは悪(にしか見えない)のキチガイ科学者によってメイド姿のヒロインにされ、元に戻して欲しかったら100人分のスパームを抜いてこいなどとムチャを言われるのですが、その理不尽な運命に特に動じたりヘコんだりするでもなく、結構楽しそうにエロい奉仕に励んでしまいます。 そのバカバカしい設定とドラマ展開、そしてその中で健気に頑張るまりんちゃんの底なしに善良で朗らかなキャラ性が本作の魅力と言えるでしょう。ただストーリー的にはステレオタイプかつ平板であり、クライマックスもいわばギャグ版「ソープのモコちゃん」という感じなので、見ていて「おっ、次はどうなるのかな?」と乗り出したくなるような迫力は欠いています。 エロシーンは一巻では少な目ですが、二、三巻では非常に多く、まりんちゃんが拙い性技を懸命に駆使して男たちに奉仕する様が長い尺で描かれます。こういう、純情な娘が目一杯羞じらいながら仕えてくれるシチュがお好きな人には楽しめるでしょう。 また全体に乳属性の作品カラーであり、ていうか出てくる女性はおしなべて爆乳ですので、オッパイ星人の人にはツボと言えるかもしれません。(同じく乳アニメであるエンゼルブレイドのキャラがチラッと出るので、恐らくはスタッフがかぶっているのかな?) 陵辱モノが好きなオイラにとっては、期待していたような「ヌケる」作品ではありませんでしたが、しかしヒロインのまりんちゃんがとにかく可愛いので、見ているだけで楽しい気分になるのは価値だと思います。 「抜ける度」はオイラ的に2ですが、見る人の嗜好によっては遥かに高得点を献じたくなる良作でしょう。作画レベルも総じて高く、好感が持てました。(彩雲11型)
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