No.13 リンダ・プラート


 大方のアニメファンの脳裏からは消え去っている作品だとは思うが、「機甲戦記ドラグナー」という実にしょうもないロボットアニメがありまして、そのヒロインが、今回取り上げるリンダ・プラート嬢16歳である。
 まあ彼女ほど、「悲劇のヒロイン」という形容の似合う娘も珍しい。



 この作品は、日本中のアニメファンから「アニメじゃない」と笑われた愚作
「機動戦士ガンダムZZ」の後番組として企画されたのだが、ふたを開けてみると、これが「ZZ」をもしのぐスチャラカ番組で、アッという間に視聴者からそっぽを向かれてしまった。



 可哀相なのは、そんな「裏通りにある上に食中毒事件を起こしてしまったヘタレな寿司屋」みたいな番組にあって、なおもシコシコと演技を続けなければならないキャラクター達である。で、中でも最も可哀相なのがリンダちゃんなのだ。


 
 そも彼女、「敵軍のエースパイロットを兄に持つプラチナブロンドの美少女」という、ものすごいオリジナリティーにあふれた(^^)設定のヒロインである。
 そのルックスも、スラブ人であるせいかどうかは知らないが何となくオバハン臭く、CVの
藤井佳代子氏の演技がヘタレなこともあってか、人気の方はサッパリだった。
 それだけでも十分に可哀相なのに、うだつの上がらない番組は、彼女にさらなる試練を強いる。敵兵士による陵辱未遂シーンを演じさせられるのだ。

もちろん子供も見ているロボットアニメであるから、ちょいと下着に剥かれる程度のシーンではある。だがしかし、これが人気絶頂の番組であるなら、
 「オオッ、サービス満点やのう!」
 と喜んで見ていられるのだが、生憎「ドラグナー」は不人気絶頂番組。(^^;)こういうシーンにも、何か「貧すりゃ鈍す」という情けないイメージがつきまとってしまう。



 最前の寿司屋の例えで言えば、そこのボンクラ店主が、アルバイトの女給に、
 「なあリンダちゃん、このまんまじゃさあ、うちは早晩店じまいしなきゃなんないワケよ。だからさァ、リンダちゃんがパンツ丸見えのミニスカでもはいてさァ、店で転んだり前屈みになったりするくらいの愛嬌みせればさァ、お客さんも喜んで通ってくれると思うワケ。時給に色付けるからさァ、お願いできないかなァ、リンダちゃ〜ん?」
 なんつって無理やりグロテスクなサービスを強要するようなノリ。
 まさにリンダちゃんは、ヘタレ番組そのものに強姦されたようなもんである。冒頭書いたとおり、なんとも悲劇的なヒロインよのう。(^^)



 さて問題のシーンだが、「グンジェム隊」なる荒くれ者の兵士集団に捕らわれた彼女は、ジンという変質趣味の中尉に手込めにされかかる。
 つっても制服の上着をずり降ろされてブラだけにされるという他愛もないシーンなのだが、ジン中尉のステレオタイプなサドぶり(ナイフをペロペロ舐めながら脅したりする)と相まって、そこそこにエロチックではある。
 相手の淫猥な視線に気が付いてハッと身をすくませたり、ブラのフロントにナイフを差し入れられ(!)て、途端にオロオロと尋問に答え始めるリンダちゃんは、被虐感があってなかなかイケてますぜ。



 子供番組には望むべくもないが、ここまでやるのなら続きを見たいのが人情ってモンだよなあ。
 ナイフで乳首を切り落とすと脅されて、ヒクヒク泣きながらの股間綱渡りとか、穴という穴にディルドーを仕込まれて、一日中メタルアーマー(巨大ロボット兵器)の腕に吊されたりするのなんかどうでしょう?
 グンジェム隊には女性士官もいるから、サディスティックでねちっこいレズプレイなんかもイイなあ。



 主人公ケーンが救出に来たときには、すでにチンポ狂いの牝奴隷と化したアヘアヘリンダちゃんが!・・・。
 なんつーエロパロ、サンライズ作品のよしみで、信濃裕さんあたりに書いていただけませんかねえ?(他力本願、日本無双(^^;))
 

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