No.12 天童夢子


 「新・ゲゲゲの鬼太郎」のヒロイン、天童夢子ちゃんが好きだ。
 いやまあ相手は小学生であるから、犯したいとかそういうんでないけど、色々趣向を変えてエッチに苛めてみたい。同じか。(^^;)



 「新・ゲゲゲの鬼太郎」という作品自体には、巷間、色々とネガティブな評価がある。



 曰く、「鬼太郎という作品の怪奇性、神秘性がスポイルされてしまった」
 曰く、「鬼太郎が正義のヒーローでありすぎる」
 曰く、「ネズミ男が単なるお人好しになってしまった」
 曰く、「交代した声優陣のノリがイマイチだ」



 等々様々であるが、そのどの評価も、オイラはもっともだと思う。
 ハッキリ言って本作は、「ゲゲゲの鬼太郎」という優れた素材のアニメ化企画としては相当に力不足であろう。



 だがしかし、過去に数回アニメ化された素材を、ドライで現代風なヒーローアクションに仕立て直したスタッフのチャレンジ精神と意気込みは評価されるべきである。
 要するに、「鬼太郎」だと思って見なければ良いわけで、オイラも当時、そう割り切って本作を楽しんでいた。可愛い娘ちゃんも一杯ゲスト出演するしね。(^^)



 さて天童夢子なるヒロインは、鬼太郎という妖怪が、人間社会と関わりを持つためのアリバイとして設定されている。
 つまりあまりにも無垢で愛くるしい少女と偶然知り合ってしまったが故、本来は人間社会の彼岸にいてよいはずの鬼太郎が、それと積極的に関わらざるを得なくなるのだ。
 妖怪と人間との平和大使的役回りである夢子は、それ故その双方の勢力からプレッシャーを受ける。鬼太郎はその夢子のボディガードであり、ナイトなのである。
 このドラマフォーマットが優れているのは、独立したエピソードによるオムニバスだった原作を、連続したヒーロードラマとして、視聴者に無理なく納得されられた点だろう。


 ところで、先に「無垢な少女」などと書いたが、それはイメージであって、夢子というキャラクター自体は相当に世間ズレをしたクセ者である。



 彼女の特技は妖怪を手練手管で籠絡することであって、そのためには過激なスキンシップもいとわない。
 彼女を誘拐して悪さをしようとする妖怪は後を絶たないが、結局は逆に懐柔されてしまうケースがほとんどだ。シノボンだの鏡ジジイなんかが良い例である。



 鬼太郎のように純情な少年妖怪なんざ、夢子の前では赤子同然だ。
 オープニングで、鬼太郎の背にヒシと身を寄せ、独特の上目遣いで彼を見る夢子の老獪さを見よ!
 あんな目で見られたら、それこそ髪の毛バリを残らず撃ち尽くすまで、鬼太郎は彼女のために戦わざるを得ないであろう。ほとんどカプセル怪獣扱い。まさに女は妖怪である。



 しかし逆に言えば、夢子は鬼太郎によって助けられるために、常に危機に陥っていなければならず、そこが萌えるんですけどね。
 愛玩用として鏡の中に幽閉されたり、生き血や魂を吸われたり、洗脳されて敵に回ったり、捕虜として磔(はりつけ)にされたりと、実に美味しいシチュエーションが目白押し。そのほとんどに可愛らしいパンチラがからむのもイケてます。(劇場版の地下鉄パンチラシーンなんか最高でっせ)


 
 もっとも磔にされるシーンでも、
 「どうしてそんな危険な所へ行ったんだ!」
 と思わずなじる鬼太郎に、
 「私はイヤだって言ったのに、ネズミ男さんに無理やり誘われたの・・・」
 などと口からでまかせを言っちゃうのが、いかにも夢子ちゃんだけどね。(^^)



 追記・彼女のCVは、オイラが最も萌えた声優の一人、
色川京子氏(ダンパインのリムル・ルフト役で有名)である。ちょっと棒読み風のヘタレ演技だが、何とも涼やかな声音がイカス!最近お見かけしないが、もう引退なさったのでしょうか?
 

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