幼女の家に入りこみ、幼女にとびかかってしまったへびくいわしは、気絶した幼女の身体から流れ出ていた血をなめ始めていた。幼女の身体からはうろこが消え、はえていたへびの牙もなくなり、舌ももとどおりになっていた。
驚いて、幼女の両親が部屋にかけつけた時はへびくいわしが飛んでいったあとだった。
幼女「あたし、なにもおぼえていないわ、どうしたの?」
両親は、けんめいに幼女を抱きしめていた。

昌祐子につかまったままの絵里人は、へび少女たちの集まる地下水槽でたわむれていた。
昌祐子「きょうはおにいちゃんにすばらしい人を紹介してあげる。」
絵里人「えっ?ああ…。」
長い髪の毛のカツラをかぶせられたままの絵里人の前に、昌祐子がつれてきて現われたのは、絵里人が襲ってへびにしていた美加だった。絵里人が襲う時と同じツインテールを三つ編みに結った髪形をしていた。しかも、いきなり下着姿だったのである。
美加「うふふふふ。」
絵里人「み、美加ちゃんが…。」
美加は、下着をずり降ろしてぬぎはじめ、絵里人に下半身をあらわに見せたのであった。絵里人が目をそらそうとすると、ようしゃなく美加の平手打ちがぱちっと当てられたのであった。
美加「ここを、なめな。」
絵里人「えっ?」
美加「なめろと言ってるんだよ。わかんねえのか。」
おとなしいはずの美加が、こんな男言葉を口にして絵里人はとまどっていた。
昌祐子「いうとおりにしないと、だめよ、おにいちゃん。」
絵里人「ぼくがへび女にしたのに…。」
とうとう、絵里人は昌祐子に髪の毛を引きずられて、美加の立っているあしもとに運ばれ、美加の股をなめさせられたのであった。
美加「ふふふ、ふふふ、気持ちいいぞ。」
絵里人「あん、ああん…。」
美加「つぎはお尻だよ。」
どちらが男なのか女なのかわからないような、美加の虐げ方であった。昌祐子も後ろから絵里人の背中をおさえつけていた。
昌祐子「ふふふ。美加さんね、きもちよくしてくれたら髪の毛さわらせてあげるって。」
美加「そういうと、またこいつはきんたまおったってくるからな。」
もう、美加には人間の少女の心がなくなっていると感じた絵里人だった。
絵里人「あ…ああ…。」
美加「ほんと、おまえは女みたいなやつだぜ、そのあえぎ声にしても。学校でおまえが女に相手にされていない理由もよくわかってるだろうな。こんな女のかっこうしていられるおまえは、やっぱり女のくさった男なんだよ。」
言葉責めも執拗に、美加にやられるばかりの絵里人だった。はずれないカツラをわしづかみにされて引っぱられ、より痛がる絵里人だった。とうとう、下着もぬいだ美加は胴体を伸ばしはじめ、絵里人の胴体にまきついて絵里人を苦しめるのであった。
絵里人「いたい、苦しい。」
美加「くくくく、女みたいなおまえに好かれていると思うと、よけいにむしずがたつんだよ。」
絵里人「ううっ、もう追わないから。」
美加「じゃあ、あたいを襲ってどうしてへびにしたんだよ。あたしの髪の毛ひっぱって。おまえにさわられただけでも屈辱なんだよ。」
もはや、抵抗することもできない絵里人だった。昌祐子と同じように、こうして襲われて痛めつけられてもしかたがないという思いであった。

やがて、たいへんなことが起きた。
貯水槽のなかに、遊園地にいたへびがとうとう迷いこんできたのである。しかし、昌祐子たちのいる場所は結局かんたんに通り過ぎていた。だいぶ大きな、いわゆる大蛇であるが、へびになっている彼らには全く動じることもなく、構わず性行為が続けられていた。そこへ、昌祐子と兄の絵里人に化けていた少女が戻ってきた。
昌祐子「ちょっと、あなたたち、うちにいないと…はっ。」
次に現われたものは天敵だった。やってきたのは、さきほどの大蛇を追っていたへびくいわしだったのである。絵里人たちになりすましていたふたりのへび少女は、へびくいわしに見つかってあわてて逃げてきたのであった。
美加「きゃあーっ!」
昌祐子「たいへん。」
少女たちが動転して性行為をやめると、絵里人だけが立ち上がった。
昌祐子「おにいちゃん、その鳥は危ないわ。」
しかし、構わず絵里人は立ち上がってへびくいわしにくらいついたのであった。
水がめのなかに隠れていたへび少女たちも、あわててとびだして逃げようとしていたが、たがいに狭い場所にひしめきあって逃げ道が見つからない状況だった。
昌祐子「みんな、譲り合って、先を争ったりしないで、きゃあ!」
ついに、へびくいわしは絵里人を倒してしまった。そしてとうとう、昌祐子たちのいる場所にも襲いかかってきた。少女たちは恐ろしい悲鳴をあげていた。
だが、少女たちはかんたんに倒されてだれひとり逃げ出すことができなかった。そして、ひとりずつ少女の身体から流れ出ていた血をなめてすくい、みんな吸い取って最後に絵里人の身体からも血を吸い取ったのであった。このへびくいわしは、その名のようにへびである部分だけをこうして吸い取っていったため、さきほどの幼女と同じく、へびの部分がなくなってもとの人間に戻っていったのである。少女たちの身体からうろこも消え、牙や長い舌などもなくなっていった。

しばらくして、少女たちも目覚めた。
昌祐子「ここは、はっ。」
昌祐子は、自分の身体からうろこが消え、水を鏡にしてうつしだすと自分の顔もすっかりきれいになっていたことがわかって、たしかへびくいわしに襲われてみんなへびの部分がなくなったことに気づいたのであった。そして、まだ気絶したままの絵里人を見つけた。
昌祐子「おにいちゃん、おにいちゃん。」
身体をゆすって、ようやく絵里人が目ざめた。
絵里人「ここは、いったいぼくは、そういえば、鳥がとんできて…。」
昌祐子「へびくいわしがわたしたちからへびの部分を殺していったのよ。だから、わたしたちはもうへび女じゃなくなったんだわ。」
絵里人「それじゃあ…。」
昌祐子「おにいちゃん、ううっ…。」
とつぜん、昌祐子が絵里人に抱きついたのであった。
絵里人「きゅ、急にどうしたの?」
昌祐子「わたし、おにいちゃんにいままですごくひどいことばかりしてきた、おにいちゃんのこと夜中じゅう襲ったりみんなでいじめたり。けれど、へびくいわしに立ち向かってわたしたちを守ってくれたおにいちゃんのこと、もうなんておわびしていいかわからない…。」
泣き崩れる昌祐子を、絵里人もどうしていいかわからないと思ったが、ただ昌祐子の長い髪の毛を何度もなでたりするだけであった。

逃げていた遊園地の大蛇も、水田の真ん中でようやくへびくいわしが追いついてつかまえた。
係員「おい、殺しちゃだめだ、つかまえるだけだぞ。」
急遽、自衛隊の車が出現して麻酔銃を放つと、ともにその場に気絶して倒れたのであった。
へびくいわしも、大蛇も無事捕獲され、大蛇は遊園地に帰されてへびくいわしは生まれ故郷のアフリカに帰されていった。

ふたり揃って戻った絵里人の家にも、特別もはやなにごとも起きることなく平穏な日々が続いていた。
絵里人の父「どうやら、ふたりとも仲良くやっているみたいだな。」
昌祐子の母「なんか、わたしたちが結婚しなければ自分はおにいちゃんと結婚できるのになんてことまで昌祐子に言われたぐらいで、かなり絵里人くんのことを気に入ったみたいですよ。」
絵里人の父「そりゃあ、まいっちゃったな。」
昌祐子の母「ふふふ。」

ある日のこと、昌祐子が珍しくツインテールの髪形をしていたのを見て絵里人はどきっとしたのであったが、その時に昌祐子の携帯電話が鳴り始めた。
昌祐子「はい、もしもし。うん…。わかった。」
また、絵里人のほうを見てにやっと笑う昌祐子だった。
絵里人「どうしたんだい、急に妙な笑いかたして。」
昌祐子「おにいちゃん、お誘いがきたわよ。奈津美さんがおにいちゃんとセックスしたいから来てほしいって。」
絵里人「えっ?そんな、セックスなんて。」
昌祐子「おぼえているでしょ。久美子ちゃんのおねえさんで、おっぱいも大きいひと、髪の毛お尻まであって、ほら、おにいちゃんのおちんちんたってきているわよ。」
絵里人は、昌祐子の髪の毛を見ていたために興奮していたところを見られていた。
絵里人「やだ、へんなこと。」
昌祐子「ほんとはしたいんでしょ。相手の女の子がせっかく申し込んでいるんだから、そういうお誘いを断ったら一生後悔するわよ。」
絵里人「あの…。」
昌祐子「いきましょ。」
とうとう、昌祐子に手首をつかまれてしまい、しかたなくという感じで外出して、すぐ近くにあったという姉妹の家に絵里人は足を運んだのであった。
久美子「はーい、どうぞ。」
久美子もヘアバンドをして長い髪の毛を前後に垂らしていた。
久美子「おふろばに、おねえちゃんはいるわ。そのまえの脱衣所で服をぬいで。」
ふたりに両腕をがっちりつかまえられて、絵里人は脱衣所まで来てしまった。絵里人は断れない気持ちもあったが、年上の奈津美を好きになりかかっていたのも事実だったので会いたいとい気持ちがことわれないようになっていたようである。
昌祐子「もう、美加さんは片思いで嫌われていることがはっきりしたから、やっぱりおにいちゃんのこと好きになっている女の子を相手にしたほうがいいわよ。」
浴場の扉を開いて、裸になっていた奈津美の姿を見た。しかも、絵里人が最も興奮する二本三つ編みの髪形だった。
奈津美「うふふふ。よく来たわね。」
昌祐子「ほーら、やっぱりおちんちんたってきたわ。」
絵里人「あの…。」
奈津美「うふっ。」
奈津美が、ぼっきしていた絵里人の亀頭をつきはじめた。
昌祐子「さ、フェラチオよ。おにいちゃんは、奈津美さんの髪の毛がよごれないようにあげてやるのよ。」
久美子「そうよ。妹のわたしでさえ、さわらせてくれないのにおねえちゃんの髪の毛さわれるなんて、よほど気に入れられたのよ。」
奈津美が口に加えて、とうとう発射してしまった。
絵里人「ああ、ああ…。」
奈津美「じゃ、こんどはわたしのここもなめてね。」
絵里人「ええっ?」
昌祐子「うふふふ、おにいちゃんの顔も赤くなってるし、やっぱり好きな女の子の身体をなめられてうれしいでしょ。」
久美子「じゃあ、わたしたちもいっしょに。」
昌祐子「わたしたち女の子を助けてくれたのに、まだお礼してなかったし。」
ついに、三人の少女に責められてしまった絵里人だった。
絵里人「これじゃあ、へびでなくても、こんな目に…。」
昌祐子「でも、うれしいでしょ。うふふふ。」
心のなかのへびは、みんな生き残っていたのである。
(おわり)


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