C…一か八かの賭けをする。



如月さんが酷い眼にあうのを黙ってみているわけには行かない…俺は必死に考える…
なんとか、彼女を助け出す術が無いのかと…そして、俺は一か八かの賭けにも似た行動をした。

男達が未緒をボロボロに汚れ、埃の舞うベッドの上に組み伏せる…
「いやぁ!口でしたら、それ以上は何もしない…約束したのに」
必死に抗う未緒のスカートを引き剥がしながら、男達は笑いながら言う。
「本気にするなよな、そんなおウソに決まってるだろうが!」
手足を押さえ込まれ、スカートを引き剥かれ、ショーツだけにされた未緒の身体の上に、最初の男がのしかかる。
「あの〜…すまんけど、まぜてくれる?」
さて、これからいよいよ本番を始めようといきり立っている男達…その興奮と言うか緊張と言うか…そんな空間の場所に、まるで場違いな台詞を言いながら一人の男が現れた。
男達が一斉に声がしたほうを振り向く…そこに一人の男が立っていた。
その男は、両手を上に上げて降参のポーズをしながら喋りだす…自分も、女を輪姦するのに交ぜてくれと…ポケットから金を出し、順番は最後で良いから…交ぜてくれないと大声で人を呼ぶぞと、脅すようにも言い始める。
未緒を犯そうとしていた男達は、この突然の闖入者に対してどのように対処すればよいか、ボソボソと相談した結果、仲間に引き入れる事に同意した…騒がれても煩いし、なによりも男が取り出した金も魅力であった。
「それじゃ、こっち来て女を抑えるのを手伝え、いいな…貴様は最後の最後だぞ」
男は嬉々として未緒を押さえつける…押さえつけられている未緒は、新たな闖入者を一目見るなり、何か言おうとしたが口をつぐんだ…
再び凌辱が開始される…未緒の上にのしかかる男…次の瞬間、下半身を丸出しにして未緒にのしかかっていた男の顔面に拳が減り込んだ!
ただの握り拳ではない…拳には時計が巻きつけられている、破壊力は素手の数倍にはなっているであろうというパンチであった…下半身を丸出しにしたまま男はその場に昏倒した。
「てめ!なにしぎゃっ!」
突然の事に、となりで未緒を押さえつけていた男の一人が振り返り、何事か言おうとしたが、最後まで言葉を発することなく、これもまた殴り倒される。
残りの男が殴りかかろうとしたが、次に未緒を犯す準備のためにズボンを半分ほど脱いでいたのが災いし、足をもつらせて転倒した所に、情け容赦の無い蹴りが鳩尾に減り込み、胃液を吐いて悶絶する。
あっと言う間に仲間3人を倒され、最後の一人になった男は逃げ出そうとしたが、襟首を?まれ引き倒された顔面に、膝を落とされて昏倒した。
一か八かの賭けは成功した…油断を誘い不意打ちで叩きのめす…それが成功したのだ。
倒れ伏す4人の男…ベッドの上で呆然とした表情で、事の成り行きを見ていた未緒の腕が、グイッと引っ張れ、そのまま病院の廃墟から連れ出される。
廃墟の病院の玄関まで未緒を連れ出した時、俺は初めて如月さんに声をかけた。
「大丈夫だった?」
大丈夫なわけは無いであろう事は、如月さんの姿を見れば一目でわかる…上半身は裸、口には精液が痕が見て取れる…
「はい、来てくれると信じてましたから…」
こんな目にあいながら、俺に心配をかけまいとするかのように、気丈に振舞う如月さんの姿を見て、俺は胸の奥が熱くなってくるのを実感した。

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ボロボロな状態の如月さんを、そのまま家に帰すわけには行かなかった…とりあえず、俺の服を着せて彼女を俺の家に連れて行くことにする…廃墟の前でタクシーをひろえたのは幸運だった。
幸いに俺の両親は、今日家に居ない…夫婦二人で明日まで旅行に行っている。
とりあえずは、シャワーを如月さんに勧める…シャワーを浴びて出てきた如月さん(着替えの服は、おふくろのを適当に借りた)は、ポツリポツリと話し出す…どうしてあのような目にあったのかを…
俺と別れての帰り道、あの4人組に絡まれて病院の廃墟に連れ込まれたと…
「ごめん!俺が家までおくって行ったら、如月さんをこんな目にあわせなくて済んだのに…本当にごめん!」
土下座をする俺を、如月さんは慌てふためきながら立ち上がれせ言う。
「いえ、悪いのは私なんです…それに、彼方が来てくれると信じてましたから…そして、本当に来てくれましたから…あれ…なんででしょうね…涙が…なんででしょうか…」
そう言いながら、如月さんはポロポロと涙を流しはじめる…そんな彼女を俺はとても、愛しく感じる…そして、気がついた時には彼女を抱きしめていた…
俺は彼女の唇に触れようとした…しかし彼女は拒絶した…
「ごめん…」
「違うんです…わたし汚いから…私の口は汚いから…」
私の口が汚い…それは、強引にさせられたフェラチオの事を指していた…
「汚くない!」
半ば無理やり…そんな感じで彼女の唇を奪う…柔らかな唇の感触…微かな抗い…それも何時しかなくなり、互いの唇を貪るように求めあった…

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すでに俺達は全裸であった…・
俺の手が如月さんの柔かな胸の上におかれる、すっぽりと手で覆われた乳房を出来る限り優しく揉み上げる、そしてその手をが少しずつ下に降ろしていきながら、空いた乳房の上でツンと尖っている乳首を唇で噛む、そして口の中に含んだ乳首の先端を舌で転がすように愛撫する。
「あっ・・」
如月さんが小さな声を上げる…身体の中から何かが湧きあがってくる…その熱い何かが、頭の中でぐるぐると回る。
胸から唇を離し如月さんの顔に熱いくちづけの雨を降らせる、そして貪るように唇を重ね合わせると舌を差し込み絡ませ激しく吸う、互いの唾液が互いの口の中で混ざり合い、それを二人は分けあう。
「美味しい…」
如月さんは目を潤ませながら言う、声に何か熱い物が含まれているのがはっきりと解る、そんな如月さんを抱きしめ、俺は舌で首筋、胸、乳首、腕、指先、腹、背中、尻…ありとあらゆる所を舐めまわし愛撫する、優しく時には荒々しく、愛しむように嬲るように、まるで如月さんの身体を飴のように嘗め尽くすとでも言うように…
そして、俺の舌が一番敏感な花園に滑り込み小さな肉芽を愛撫する。
「ひあっ!」
如月さんが声を上げる、舌を身体の内側にゆっくりと刺し込ませていきながら、生き物のように蠢かせ切ない喘ぎ声をさらに上げさせる。
「好きです…好きでした…ずっと…ずっと…だから、お願い…愛してください、お願い…お願い…あうっ、あっあぁぁんーんぁ」
如月さんの肉壁の中から透明なサラサラとした液体が零れるように溢れ出すのを感じ取る、俺はそれを舌で受け止めて、音を立てて飲む…
「だめっ、やだ…そんな事しないで、汚いから…恥ずかしいから、お願い…」
如月さんの哀願を無視して俺は、その液を飲む続ける…そして、舌でさらに如月さんの肉芽を突つくように愛撫し液を溢れ出させる。
如月さんの股間に顔を埋め、俺は丹念に如月さんの花園全体を愛撫する、すでに如月さんの花園はすっかり濡れそぼり俺のモノを受け入れる準備は出来ていた、そして俺の方も限界まで勃起したモノは、はちきれんばかりにそそり立ち如月さんを求めていた。
俺は如月さんの両足の間に身体を割り込ませそのまま上に覆い被さる、そして花園に自分の物を添える
「如月さん…」
俺のモノが如月さんの中にゆっくりと沈み込んでいくのがわかる、如月さんの花園は充分に濡れており俺を受け入れる準備は出来ていたはずであった。
しかし初めて男を受け入れる如月さんの花園には、それはあまりにも大きすぎた…まるで刃のないナイフで無理矢理に身体を引き裂かれていくような痛みが如月さんを襲う。
「いっ、痛い…お願い、もっと優しく、優しくして…お願い、恐いの…」
身体を引き裂かれる痛みに如月さんが、苦痛の声を出す…そして俺から逃れようとするかのように無意識に身体が摩り上がり、俺のモノが抜ける。
「ごめん、動かないで力を抜いて…俺もがんばるから恐くなんかないから、俺にしがみついていて…大好きな如月…いや…未緒…愛してるよ…」
「まっ、待って」

未緒は再挿入をしようとする俺に哀願する…先程の痛みと未知なる恐怖が、未緒に躊躇いの言葉を口に出させているのだろう…しかし未緒は、決心したように俺に強くしがみつき目をつむる、俺はそんな未緒の両肩を押さえつけるようにしながら、一気に未緒の中に自分のモノを突き入れる。
「あっ!」
突然の強引とも言える俺の動きに未緒は反応するいと間もなく貫かれ、花園から流れ出た鮮血が俺のモノを伝い零れシーツに鮮やかな色を着色した。
こうして俺達は結ばれた…

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月曜日の図書館…そこで俺は、未緒と彼女の親友の虹野沙希が和やかに談笑するのを見ていた。
「電話が来たときは、びっくりしたんだからね」
「ごめんね…でも、ありがとう沙希ちゃん」
結局あの後、未緒は虹野さんに電話をして、代えの服を持ってきてもらった上で、帰りが遅くなった事のアリバイ工作を頼んだ…必然的に俺と未緒の仲は、虹野さんにばれたのは仕方が無い事であった。
卒業の日、俺は彼女に伝説の木の下で告白をする事を楽しみにしつつ、俺は彼女達の話を聞いていた。


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