前編



「ここは・・・どこ?」

 意識がようやくはっきりしてきたサーニャは顔を上げる。しかしその視界は真っ黒なものに遮られ、確認することができない。体を動かそうとするが両手は後ろ手に縛り上げられ、左足には何かの枷がはめられている感触がする。明らかに誰かに拘束されたに違いない。

「エイラ、どこ?エイラ・・・」

 言い知れない恐怖にサーニャは大親友の名前を呼ぶ。しかしそれに答えてくれる者は誰も居なかった。それはこの場には自分しか居ないことを意味していた。視界が効かない恐怖が襲ってくる。その恐怖に耐えるようにサーニャは体を小さく丸めると、少しだけ後ろに下がる。しかしすぐに何かにぶつかってしまう。

「目が覚めたんだ、サーニャちゃん?」

 生暖かい息が首筋に吹きかけられる。目の見えないサーニャの背後にいたそれは、背後からサーニャを抱きしめてくる。声のトーン、話し方、それらから推察して男である。それを感じ取ったサーニャは悲鳴を上げて逃げ出そうとする。手は使えなかったが、体全体を振り回すようにして男の手から逃れると、そこから逃げ出そうと立ち上がり走り出す。しかし、数メートルもいかないうちに左足が何かに引っ張られて転倒してしまう。

「無駄だよ、サーニャちゃん。逃げる事は出来ないよ」

 地面に転がったサーニャをケタケタと笑い飛ばしながら、男はゆっくりと彼女に近寄ってくる。そしてサーニャの上体を無理矢理起こすと、顎を掴んでその頬をべろりと舐め上げる。

「長かったよな、この日が来るまで。君の周りにはいつもお邪魔虫がいたから」

「は、離してください・・・・・・」

 サーニャは小さな体を捩って自分に圧し掛かってきたものに抵抗しようとする。しかし相手の力は予想以上に強く、抵抗することは出来なかった。完全に押さえ込まれたサーニャは恐怖に震え上がる。

「こんなに震えちゃって。大丈夫、すぐに震えは止まるから」

 男はそう言いながらサーニャの小さな唇を撫で回す。そのざらざらとした指に噛み付いてやろうとサーニャは考えたが、それよりも早く別のものがサーニャの唇を塞いでくる。唇を伝って何か苦い味が伝わってくる。状況が理解できずにいると、今度は生暖かい何かが口の中にもぐりこんでくる。

「んんっ!」

 口の中に入り込んできた生暖かい物体にサーニャは激しい嫌悪感を覚え、激しく抵抗する。しかし圧し掛かっている男の力は強く、身動きの取れないサーニャの抵抗など、無駄な足掻きでしかなかった。唇を奪われ、男の舌がサーニャの口の中を蹂躙してゆく。

「サーニャちゃんのお口、暖かいなぁ」

 ようやくサーニャの口から自分の舌を抜いた男はゲラゲラと笑いながらそんな感想を漏らす。そして今度はその標的を下のほうにずらす。

「!なにを!」

「うーん、やっぱりサーニャちゃんのおっぱいって残念?」

 サーニャの胸を服の上から撫で回す。そのおぞましい感触にサーニャは激しく抵抗するが、圧し掛かられた状態では体を揺り動かすのが勢いっぱいで、それ以上どうすることもできない。その間にも男サーニャの小さな膨らみを揉みまわし、その柔らかさを堪能する。

「でも実際に触ってみたら、感度がよかったりして」

「!きゃぁぁぁっっ!!」

 男はそう言うが早いか、サーニャの上着に手を掛け、勢いよく引き千切る。絹の裂ける音が響き渡り、胸元に空気が触れる。音と感触で何をされたのかすぐに察したサーニャは悲鳴を上げる。それが誰かに届けばいい、そう思いながら。しかしそれが無駄な事は最初から分かっていた。男が自分を拘束した時点で口を塞がなかった理由、それはこの場所でどれだけ大きな声をあげようと、誰にも届かない自身があるからに他ならない。

「うっわぁ、サーニャちゃんの肌、白いね」

「いや、見ないで!」

 胸元を大きく開けると男はその勢いのままサーニャのブラも引き千切る。サーニャの小さな膨らみは完全に外気に曝され、男の視線に曝される。男は自分の肌のことを褒めているが、その視線が自分の小さな膨らみに、そしてその先端の突起に集中しているのは目が見えなくてもイヤというほど分かった。その視線ぁら逃れようとサーニャは体を捩るが、そうはさせまいと、男は上から圧し掛かってくる。

「サーニャちゃん。その小さなおっぱいこれから毎日揉んで大きくしてあげるからね?」

 サーニャの動きを封じた男はそう言うが早いか、サーニャの胸に手を伸ばしてくる。そしてその小さな膨らみを手で包み込むように掴むと、ゆっくりと強弱をつけて揉みはじめる。男の手はゴツゴツとした感触がして、男の指の動きはサーニャの背筋に寒気を走らせる。

「いや、んくっ!」

 続々と寒気が走り、サーニャはその度に悲鳴上げる。男の指の動きはサーニャに寒気しか覚えさせなかった。しかしサーニャは自分の体の奥に別の何かが芽生えている気がして仕方がなかった。そしてその芽生えがどうにも怖くて仕方がなかった。だからその何かを追いやろうと懸命に抵抗をする。

「肌が白くて、もっちりとしていて、それでいて敏感なんだね?」

「何を言っているの。お願いだから、放して!」

「大丈夫、大丈夫。これだけ感度がよければすぐにリーネちゃんみたいな大きさになるよ」

 男の下品な笑い声に悪寒を覚えながら、サーニャは男に話すように懇願する。対して男はまだ下品な笑い声を上げながら、サーニャの胸を揉みしだく。そして胸の大きな戦友の名前を挙げてくる。彼女と比較されては恥ずかしいの一言だった。

「あの子のおっぱい、俺のチンコを包み込むことができるくらいでかいんだぜ?」

 恥ずかしそうに頬を染めるサーニャに男は下品な言葉を投げかける。最初、男の言葉の意味がサーニャにはわからなかった。すると男はサーニャに分かるように下品な言葉を交えて説明し始める。

「意味わからないかな?ここで、リーネちゃんの処女膜をぶち抜いたんだよ」

 ゲラゲラと笑い奈がアロと子はそのときの様子を自慢げに話して聞かせる。

 泣き叫び逃げ惑うリーネを追いつめ、押さえ込んで脚を開かせ、まだ男を知らない処女マンコに無理矢理男根を捻じ込んだこと、泣叫ぶリーネの姿を楽しみながら何度も何度もその子宮に特濃のザーメンを流し込んだこと。前の穴も、後の穴もガバガバになるまで犯し続けたこと。今ではリーネはチンコを見せれば、自分から胸で挟んで大きくなるようご奉仕し、自分から脚を開いてチンコを懇願する肉奴隷になったことを事細かに教える。

「そんなこと・・・・・・」

 話を聞いたサーニャはにわかには信じられなかった。確かにリーネは数週間前から行方不明になり、隊員総出で捜索したがいまだ持って行方がつかめていない。そのリーネがここで目の前にいる男に捕まっていたなど信じがたかった。そんなサーニャの心を読んだのか、男は彼女のアイマスクに手を掛けてくる。

「信じられないなら見せてあげるよ、僕のメス牛を」

 そう言って男はサーニャのアイマスクを取る。光を受けた瞳はまぶしくてすぐに周囲を直視できなかった。ようやく慣れてきた目に自分の上に圧し掛かっている男の顔が映る。ヒゲ面の青年で、口の端には下卑た笑みを浮べている。どこかで見かけた顔だったが、思い出すことができない。男はサーニャに見せ付けるように手にした鎖を思い切り引っ張る。その鎖に引きずられるように暗闇の向こう側から誰から四つん這いになってやってくる。

「リーネちゃん・・・・・・」

 暗闇の向こう側から姿を現した少女の姿にサーニャは絶句する。顔を覗かせたのは間違いなくリーネであった。どこかやつれた感じはするがが体に異常はないらしい。しかしその瞳は虚ろで,目の前で捕まっている自分のことなど気にも留めていない。しかしそれ以上にサーニャを驚かせたのは彼女の姿だった。その肌には一糸も纏っていない。女性陣の中でも指折りの大きな胸も、形のいいお尻も隠そうともしないで人目に曝している。そしてその首には大振りのカウベルが付けられ、名札には『りーね』と書かれていた。リーネは男の足元まで寄ってくると、愛しそうにその股間に頬づりし始める。

「おい。リーネ。俺のものの準備をしろ!」

「はい、ご主人様・・・・・・」

 男の命令にリーネは大人しい口調そのままにそれに答える。そしてサーニャの頭をひょいと跨ぐと、男のズボンに手を掛ける。サーニャの眼前には綺麗に無網となったリーネのおまんこが広がる。何度も何度も男に犯されたのか、リーネの陰唇はだらしなく広がり、男を受け入れ続けた穴は今も呼吸をするように開いている。そしてその奥からはリーネの愛液か、男の精液か、判別できない何かがドロリとあふれ出し、サーニャの顔に垂れてくる。

「ふあ、ご主人様の今日もビンビン・・・・・・」

 ズボンを脱がし男の肉棒を取り出したリーネはうっとりとした表情でそれを両手で擦りあげる。ギチギチに勃起したそれは大きく血管を浮かび上がらせ、今にも暴走しそうだった。その大きく反り返った肉棒をリーネは戸惑うことなく口に含む。口いっぱいに広がる味を楽しみながら唾液を垂れ流してそれをしゃぶり続ける。じゅぼじゅぼと唾液が肉棒に絡みつきイヤらしい音を奏でる。その音にサーニャは思わず顔を背けてしまう。

「よし、リーネ。サーニャちゃんの準備もしてやれ!」

「ふあい」

 男の命令にリーネは少し寂しそうな顔をしながら肉棒から手を離すと、サーニャの股間に体を移動させる。

「うっ、サーニャちゃん、すごい匂い・・・・・・」

「やだ、やめて、リーネちゃん!」

 サーニャの股間に顔を埋めたリーネは下着とストッキング越しにそこのにおいを嗅ぎ始める。昨日夜間哨戒任務のあとトイレに行ってその直後に拉致されたのでそこの匂いの事はサーニャも心得ていた。だからリーネにやめるように懇願するが、リーネは不敵な笑みを浮べたままべろりと舐めてくる。

「ひあっ!」

 大切な場所を下着の上から舐められたサーニャは悲鳴を上げて体を震わせる。全身に電気が走ったような、感じたことのない感覚だった。そんなサーニャの反応を見下ろしながらリーネはにやりと笑う。

「サーニャちゃん、エッチ下ことないんだぁ」

「えっち?」

「1人で、ここをクチュクチュってするの」

 サーニャがエッチに対してウブであると見抜いたリーネは、彼女の乳首を指先でコロコロと転がし、刺激を与えてくる。すると先ほど感じたような痺れる感覚が再びサーニャの体を駆け抜ける。

「サーニャちゃんって敏感。触っただけでこんなに感じちゃうなんて」

「ち、ちがうの。これはちがうの」

「ちがわないよ。サーニャちゃんはエッチな子なんだよ」

「そう言うお前はどスケベだろう、が!」

 サーニャの体を弄びながら、リーネは言葉でサーニャをいたぶる。リーネの言葉にサーニャは顔を真っ赤にして否定するが、それを否定するようにリーネはさらにサーニャの体を弄んでくる。その度に体に痺れが走れ、体の奥底になんともいえない感覚が巻き起こる。そんなリーネとサーニャのやり取りをしばらく何もいわずに見ていた男だったが、おもむろにリーネの腰を掴む。そしてサーニャの眼前に大きく反り返った肉棒を誇示すると、それをいい気にリーネのヴァギナに挿入する。何度も犯され、こなれたリーネのヴァギナはあっさりと男の肉棒を飲み込んでゆく。その様子をサーニャが眼前で見つめていた。

「ひっ!あああっ!」

「ふああ、ご主人様の極太チンポが入ってきた!」

 男のチンポを受け入れるリーネの姿を目の当たりにしたサーニャは真っ青な顔で悲鳴を上げる。一方挿入されたリーネの方はうっとりとした顔で嬌声を上げると、腰を振って喜びを表す。その姿にあの恥ずかしがり屋だったリーネの面影は微塵も感じられなかった。あるのは男に抱かれて喜ぶ、メスの姿だけだった。

「おらあ!ご主人様に入れてもらったんだ!しっかりと締めろ!」

「ふああ、気持ちいい!」

 男はリーネのお尻を思い切り叩きながら、ゆっくりとリーネの中に埋まった肉棒を抽送しはじめる。リーネの中の感触を確かめるようにチンポを引き抜くと、抜ける寸前で止め、一気にそれを一番奥まで挿入する。ゆっくりだが力強い動きにリーネは歓喜の悲鳴を上げる。痛みと喜びに、リーねの頭からミミが、お尻からは尻尾が生えてくる。その姿はちょうど四つん這いになって犯されるメス犬、そのものだった。


「おい、サーニャちゃんが困っているだろう!しっかりとご奉仕してやれ!」

「ふあい、ご主人様!」

「いやっ!しなくていい、しなくていいから!ひあああっっっ!」

 男はリーネの豊満な胸を背後から揉み回し、乳首を抓りながら、激しく腰を動かす。リーネの大きな胸はその度に形を変え、腰を打ち付けられるたびに大きく揺れる。長くて太い男のチンポはなんどもリーネの子宮を抉り、言いようのない快感を彼女に与える。そんな快感の酔いしれるリーネに男はサーニャの相手をするように命じる。目の前で繰り広げられる異様な光景に圧倒されていたサーニャだったが、自分もその被害に曝されるとわかると悲鳴を上げて逃げようとする。それよりも早くリーネが彼女の両足を抱え込む。その中心に顔を埋めると、音をあっててそこを吸い上げる。

「ふあああっ、しゅごい、ご主人様のがゴリゴリって擦れて・・・」

 ヌルヌルになった膣内を男の固いものが何度も往復して、リーネの膣内を激しくかき回す。空気を含んだ愛液は白く泡立ち、淫猥な音を奏でていた。その男の激しい攻めの連続に、リーネの性を覚えたばかりの体はあっという間に登りつめて行ってしまう。

「イくっ!イっちゃうっ!」

 体の奥底から込み上げてくる絶頂を、リーネは抗おうともしないで受け入れる。男の肉棒に子宮の入り口をこじ開けられ、ビリビリと快感が全身を駆け抜けて行く。

「ひゃああっ、いい、イくの、イくっっっっ!!」

 一際深々と男に貫かれた瞬間、リーネは大きく反り返って絶叫する。サーニャの目の前でリーネの膣から潮が噴出し、彼女の顔に降り注ぐ。絶頂の喜びに打ち震えるリーネは、プルプルと全身を戦慄かせる。一方男の方はリーネの膣から乱暴に肉棒を引き抜くと、絶頂に打ち震えるリーネの髪を鷲掴みにして自分の方に引き寄せる。

「たく、勝手にイきやがって!誰がイっていいって言った!!」

「しゅびばしぇん、ごひゅりんしゃま・・・・」

「お前はそっちで大人しく見学していろ!」

 びくびくと剛直したまま罠あく肉棒を指差しながら、男はリーネに捲くし立てる。しかしリーネは絶頂の快楽に溺れきっていて、まともに答えることさえできない。そんなリーネを突き飛ばすと、男は青白い顔をして振るえるサーニャのほうに振り返る。

「さてと、サーニャちゃん、お待ちどうさま!」

「ひっ!」

「今これをサーニャちゃんの膣内にぶち込んであげるからね」

「や、こないで」

「子宮の中に出したら一発で妊娠しちゃうくらい濃い奴をたっぷりと出してあげるから!」

「やだ、来ないで!」

「さあ、サーニャちゃん!」

「やだ、助けて、エイラ!!!」

 逃げようとするサーニャに、力任せに圧し掛かってくる男。必死に抵抗するサーニャは親友の名前を絶叫する。その声がエイラに届けといわんばかりに・・・・

 しかし返って来るのは静寂だけだった。その静寂にこだまするように、サーニャの悲しげな悲鳴が響き渡る。



   続く


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