序章


 「んちゅぶっ・・・んはぁぁぁっっ・・・」
 長い髪をした少女は自分の眼前に聳え立つ肉棒を愛しそうに、おいしそうに舐めあげる。その恍惚に満ちた表情に恥じらいはまるで感じられない。ただ目の前にある肉棒を愛して止まない、ただそれだけだった。先割れした先端を舐めながら手で竿をも刷り上げ、玉袋を揉みあげる。
 「きもち、いいれすかぁぁ???」
 「おお。その大きな胸も使ってやってくれ」
 「はひ・・・」
 自慢の肉棒を愛撫されていた男は少女の問いかけににんまりと笑って新たな命令をする。その命令に少女はさらに嬉しそうな表情を浮べてその命令に従う。並の男が見たらむしゃぶりつきたくなるほどたわわに実った双丘を惜しげもなく男の股の間に押し付け、そのいきり立った肉棒を挟みこむ。
 「ふあぁぁっ、あつい〜〜〜」
 「そのままこすりあげろ!」
 少女の大きな乳房でも埋まりきらないほど大きく反り返った肉棒に、少女はうっとりとした表情をうかべたまま、命じられるままにそれを擦りあげる。柔らかなものに包み込まれた男はその心地よさにニヤニヤと笑いながら、その感触を堪能する。擦り上げていた少女はそれだけでは我慢できなくなったのか、舌先で頭を覗かせていた肉棒の先端をチロチロと舐め始める。
 (くくっ、もう俺の肉棒の虜だな、このアマ・・・)
 自分の命令に一切逆らおうとしない少女の様子に男は心底満足そうに頷く。そんな少女の横には短い髪の少女とポニーテイルをした少女が控えていた。二人とも長い髪の少女に比べてまだ幼さを残しており、体付きも肉付きがあまりよろしくない。だから長い髪の少女は自分の胸でご主人様にご奉仕出来る喜びを誇示するかのように2人に見せ付ける。そんな長い髪の少女の姿に2人の少女はごくりと息を呑む。しかし、二人の視線は長い髪の少女には向かっていない。映っているのは男の大きくて太い肉棒だけであった。
 「ご主人様、私も、私にも・・・」
 「あたしも、もう我慢できません・・・」
 「ああ、らめ・・・これはわらひの・・・」
 熱く火照った顔をしていた2人の少女達は長い髪の少女を押しのけるようにして男の肉棒にむしゃぶりついてくる。追い出された長い髪の少女はそんな2人を追い落とすように割り込んでくる。概観だけならお嬢様、モデル、アイドルと言っても差し支えないほど整った顔立ちの美少女達が先を争って自分の肉棒にむしゃぶりついてくる。そんな光景が男には面白くて仕方がなかった。ニヤニヤ笑いながら少女達の好きにさせる。やがて少女達はそれぞれに舐める場所を分けて男にご奉仕し始める。短い髪の少女は先端を、ポニーテイルの少女は竿を、長い髪の少女は玉袋とアナルを一心不乱に、おいしそうに舐め上げてくる。愛らしい舌を全開まで伸ばしてご奉仕する姿に男の肉棒はこれでもかとばかりの聳え立つ。
 (くくっ、こんな淫乱な姿をしているけど、3日前まではただの処女だったんだよな、3人とも・・・)
 先を争って肉棒にむしゃぶりつく姿を見下ろしながら男は3日前のことを思い起こす。3日前、ここに来たばかりの三人は確かに処女であった。その三人の処女を無理矢理に散らし、昼夜を問わず犯し倒して、肉棒の味を覚え込ませたのは自分であった。ご主人様へのご奉仕の仕方を覚えさせたのも自分であった。だから三人とも完璧な肉奴隷と化している。『少女達を従順な肉奴隷にする』それが自分に与えられた依頼であった。
 「よし、三人とも、尻をこっちに向けろ!今挿入してやる!!」
 「あはぁぁっ、お願いします〜〜」
 男の言葉に三人は並んで男の方にお尻を突き出す。そして自分から進んでお尻を割り開き、腰を振っておねだりをする。大小さまざまな肉尻がゆらゆらと揺れ、アナルもヴァギナも隠すことなく露になっている。どちらの穴もすでに調教済みでいくら入れても締りがよく飽きの来ない穴に仕上がっている。
 (この穴ともそろそろおさらば、だな・・・)
 こうやって女を犯して調教する仕事はそろそろ終わりを告げることになる。これから先三人は本当のご主人様の元で肉奴隷としての日々をはじめることになる。しかし、そんなことは男には関係なかった。男の仕事は女を従順な肉奴隷に仕立て上げること、ただそれだけであった。



そんな男の元に新しい依頼の電話が入ったのはそれからすぐのことだった・・・・・




 「犯す?この女を俺が?」
 「そうだ。これは君にしか出来ないことでね」
 男は目の前に立つ男の命令に首を傾げる。自分が女の調教を生業にしていることは広く知られている。自分が相手をした女は確実に牝奴隷と化し、多くの愛好家に喜ばれていた。しかし今自分の目の前にいる男にそれを依頼されるとは思いもしなかった。目の前にいる男、プラント評議会議長ギルバート=デュランダルに・・・
 「君はそう言うことを生業にするために調整されてきたものだろう?ならば・・・」
 「まあ、出来ないとは言いませんけどね・・・」
 男は自分の体が女の調教をするために作られたものである事はよく知っている。どれほど吐き出しても萎えることを知らない肉棒、普通に人間のものをはるかに上回るサイズの肉棒、それを駆使して女を犯し、屈服させ、欲望に溺れさせる。それが男の生業であり、人生であった。しかしどんなに出したって子孫を残すことは出来ない。女を犯すだけの下卑た存在、それが自分であった。それも男には分かっていることだった。
 「でもいいんですか?こんなこと、しちゃって・・・」
 「かまわんよ。彼女にはプラントのために何の疑いもなく尽くしてもらわねば・・・」
 「そのためにはいらない感情はそぎ落とす、と?」
 男の言葉にデュランダルはにやりと笑う。男はその笑みに自分の言葉が肯定されたのを感じ取る。その上でもう一度先ほど手渡された写真を手にとって見る。そこにはピンク色の髪をした少女が映し出されていた。ラクス=クライン、プラントでも象徴的な少女の名前である。しかし男が持っている写真の少女はラクスではなかった。非常によく似てはいるが、体の肉付きは違う。もちろん男もデュランダルに正体を教えてもらっていなかったら気付かなかったかもしれない。
 (ミーア=キャンベル・・・か・・・)
 ラクス=クラインの顔をした少女の本名を呟きながら男はその全身像に目を通す。そしてその肉付きのよさに舌舐ずりをしてその男好きする肢体を堪能する。この仕事を請ければこの肢体を自分の好きに出来る。しかも顔はあのラクス=クラインである。それを思うだけで股間は無限に熱くなり、激しく脈動してくる。この女を抱きたい、犯したい、めちゃくちゃにしてやりたい。その欲望に突き動かされた男は二つ返事で了承するのだった。
 「わかりました。どうなろうと好きにしていいって事ですね?」
 「そうだ。私にとって必要なのはアイドルのラクス=クラインではない」
 「・・・・・・」
 「私の意のままに動き、人々を扇動できるラクス=クラインという名前なのだよ」
 「そのためにはミーア=キャンベルという存在は必要ない、と」
 非常ともいえるデュランダルの言葉に男はニッと笑う。男自身デュランダルから聞かされた彼の『デスティニー計画』に大いに賛同していた。自分という存在が大いに活用される世界に思えたからだ。そのためにはプラントを一つにまとめ上げなければならない。そしてそれにはラクス=クラインという名前は不可欠であった。しかし、ラクス本人がデュランダルの計画に賛同してくる可能性はない。ならば彼女の名前と顔を偽り、有効活用する存在が必要であった。しかし、その偽りの存在もまた意思を持っていられると何時裏切られるかわからない。ならば彼女を束縛するものが必要であった。そのために自分が呼ばれ、この仕事を任されたのである。
 「このホテルのワンフロア全て借り切ってある。そこで一週間かけて事を完遂して欲しい」
 「了解。一週間後には従順なメスを一匹作り上げて見せますよ」
 デュランダルの要望に男はニタリと笑い返すと、指定された場所へと向ってゆく。男の心はこれから始まるゲームへの期待に高鳴り、股間は興奮の極地にあった。今すぐにでも始められる状態の中、男は足早に指定された場所を目指す。もはや男の頭の中にはミーア=キャンベルを、いやラクス=クラインを犯すことしかなかった。


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