最終章


 箱男はむっちりとしたいつきのお尻を鷲掴みにすると、グッと左右に割り開いて見せる。ヒクヒクと戦慄く菊門が露になり、その下で物欲しそうに涎をたらしているヴァギナも男の視界に入る。男はいつき自身が左右に割り開いて見せている割れ目の中心にいきり立った自分の肉棒を宛がう。
「ふあぁぁっっ・・・」
 先端が触れた瞬間、いつきの体が大きく震え上がる。体はこれから自分の膣内に入ってくる熱い欲望を期待して、心は今から自分が処女を奪われる恐怖に震えたのだった。しかし、恐怖に震えながらもいつきの体は男の肉棒を求め、自分の腰を押し付けるようにしておねだりまでしている。そんな自分の体がいつきは恥ずかしく、自分の体が思い通りに動かないことが悔しかった。そんないつきを嬲るように男は何度も何度も肉棒の先端を入り口にこすりつけてくる。濡れたふたつの場所が絡み合い、クチュクチュと卑猥な音を奏でる。
「すごいな、先っぽが触れているだけなのに、あとからあとからお汁が溢れてくる」
 男の肉棒を欲するいつきの体は、男の言葉どおりあとからあとから恥汁をあふれ出して男の肉棒を濡らしていた。そのシルを肉棒全体にまぶしながら、男はようやく先端をいつきの膣口にもぐりこませる。そして背後からいつきを抱きすくめると、逃がさないように抱きしめてグッと腰に力を込める。
「ひぐっっ!ああああっっ!!」
 異物の侵入にいつきの体が激しく強張る。同時に膣内も激しく硬直し、異物の侵入を拒む。その収縮する膣壁を掻き分けるようにして男はゆっくりと肉棒をいつきの奥へと侵入させてゆく。侵入を拒む膣へ気は無理矢理押し広げられ、その痛みにいつきの体はさらに強張る。その負の連鎖を楽しむように男はゆっくりと、無理矢理いつきの膣内を汚してゆく。
「ひぐっ、はがあぁぁぁっっ!」
 痛みに耐え切れなくなったいつきはだらりと首をたらす。垂れた顔の向こう側にちょうど男と繋がり始めた自分の股間が見える。男の腰はゆっくりといつきを犯し、侵入してくるのが見える。その度に激しい激痛が走り、いつきの脳を刺激する。傷みから逃れようにも男はいつきの体を抱きすくめ、逃がそうとはしない。痛みに苦しむいつきだったが、ようやく男が腰の動きを止め、少しだけ痛みから解放される。
「いつきちゃん、いま何がどこにあるのか、今の状況分かってる?」
 いつきの表情に緩やかさが覗いたのを見た男は腰を押し付けるようにして現実をいつきに突きつける。ジクリとした痛みがいつきの脳に走る。自分の中に入りはじめた男の肉棒の先端、それが今自分の処女膜に触れていることをイヤでも実感してしまう。もう少し男が腰を進めれば、いつきの処女膜は陥落してしまうだろう。そうはさせまいといつきは必死になって男から逃れようとする。言うことを聞かない体をあの少女の名前に縋りつくことで動かそうとする。
(獅子堂さん、獅子堂さん・・・秋葉さん!!)
 脳裏にフラッシュバックするように少女の顔が思い浮かぶ。その愛しい少女のことを思えば、体は少しずつ、いつきの言うことを聞いてくれる、そんな気がした。そんないつきの心をへし折るかのように男はいつきの腰を抑えつけて逃さない。もがくいつきの姿を楽しむかのように。あざ笑うかのようにしばらく彼女を押さえつける。
「いいよ、いつきちゃん。少しは抵抗してくれないと、ね!!」
「ひぎぃぃぃっっっ!!」
 とどめとばかりに腰を突き出した男は一気に肉棒をいつきの膣内に押し込む。ブチブチと音を立てて処女膜が引き千切られる。その感触を覚えたいつきに一拍置いて激しい痛みが襲い掛かってくる。下腹部がズキズキと痛み、呼吸が困難になる。その痛みから逃れようとするいつきの腰を掴み、男は一気に肉棒を最奥まで押し込んでくる。ズンと子宮の入り口に肉棒の先端がぶつかる衝撃が走り、男の下腹部がいつきのお尻にぶつかる。そこでようやく男の動きが止まる。痛みから逃れようとするいつきは全身をビクビクと震わせながら必死に息を吸い込もうとする。必死に呼吸をしようとするいつきは頭を下げ、もう一度自分の股間を覗いてしまう。
(あっ・・・秋葉・・・さん・・・)
 白い太股に伝う真っ赤な鮮血。それを目の当たりにしたいつきは自分の処女膜が男に破られたこと、自分の純潔が奪われたことを実感する。同時に悲しみに心が押しつぶされそうな思いだった。ズキズキと伝わってくる痛みはいまだいえず、その痛みがさらに悲しみを増大させる。そんないつきを他所に男は満足そうに息を吐き出す。
「この締め付け具合、いつきちゃんのおまんこはやっぱり最高だな」
 ヒクヒクと痛みに戦慄き、肉棒に絡み付いてくる感触に男は歓喜の声をあげる。しかししばらくするとその感触にも飽きたのか、男は腰に手を当てて、ゆっくりと腰を引く。ズルズルと傷ついた膣壁を硬い肉棒がこすり上げてゆく。傷に痛みを刻み付けられるような感覚にいつきは眉を顰める。男はどんどん腰を引き、肉棒が抜けそうなほどまで放れる。そこまで腰を引いた男は再度肉棒をいつきの膣内に押し込む。ずるりと血と愛液がその侵入を手助けする。再び肉棒の先端が子宮の入り口にぶつかり、痛みと激しい衝撃がいつきに襲い掛かる。
「かっ!はぁぁっっ!」
 痛みに耐え切れず、いつきは苦しそうな声をあげる。痛みに震えるいつきの背中にはびっしりと脂汗が浮かび、その苦しさを物語っていた。しかし男の動きは止まらない。再び腰を引き、一気に子宮の入り口まで肉棒をぶつけてくる。痛みと衝撃がゆっくりと、いつきにその記憶を刻み込むように繰り返される。その繰り返しにいつきは苦しそうに息を吐き出し、もがくように何度も頭を振る。苦しみ、悲しみが何度もいつきの心を苛む。
(秋葉さん、秋葉さん、秋葉さん・・)
 心の中で何度も少女の名前を呼ぶ。それは痛みから逃れようとするのと同時に別の何かから逃れようとしているようにも思えた。その正体にいつきは気がついていた。だからこそ秋葉の名前を何度も呼び、それを追い払おうとする。しかし体に刻み込まれ、体の奥底から込み上げてくる感覚を追い払うことは出来ない。それどころかそれはどんどん大きくなり、いつきの心を支配してゆく。その証拠にいつきの苦しそうな呼吸の端に快楽の息吹が混じりはじめていた。それを見逃すような男ではない。ここぞとばかりに攻勢を強めてくる。
「くぅぅっっ、ああっっ!あはぁぁぁっっ・・・」
 傷ついた膣道を思う存分犯され、いつきは甘い声を上げる。処女膜を破られ、痛みはある。しかしそれ以上の喜びが男の肉棒が動く度に伝わって来る。それが声となって口から吐き出されたのだ。その甘い声に導かれるように男の腰はいつきを喜ばせ、さらに攻勢を強める。喜びは蜜となってもあふれ出す。止め処なくあふれ出す蜜は太股を伝い,肉棒が出入りするたびに噴出す蜜は床に水溜りを作り出してゆく。
「いつきちゃんのおまんこ、ペニスで突くたびに潮を吹いちゃって!」
「あっ、あっ、あっ!気持ち、いいです!もっと、もっとぉぉっっ!」
 いつきはいつしか自分から求めるように腰を振り、快感を求めるようになっていた。そんないつきの艶姿に男は歓喜し、さらに腰を振る。ビシャビシャと潮を吹いてあふれ出した蜜は床を濡らし、男の腰を濡らす。恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない光景であるはずなのに、そこから得られる快感は何物にも変えられないものであった。もっと犯して欲しい、もっと気持ちよくして欲しい。そう願い、そう欲して腰を振り、男を求める。そんないつきの締め付け具合に男も我慢に我慢を重ねて必死に答える。何度も何度も子宮の入り口をノックし、いつきを絶頂に誘う。
「おら、おら!これでどうだ!」
「あうっ!気持ちいい!しょこ、しょこはらめぇぇっっ!」
 勢いよく突きあげると、肉棒の先端が子宮の入り口から奥へと入り込む。子宮の中に直接肉棒が侵入してきて、その強烈な快感にいつきは悲鳴を上げて頭を振る。それとは裏腹に快感に酔いしれた体は呂律が回らなくなり、いつきの心を完全にへし折っていた。いつきの心はもはや秋葉という存在がやっとつなぎとめているだけのものであった。その最期の意図さえも強烈な快感は引き千切ろうとしていた。危うく堕ちそうになるのを必死に繋ぎとめ、正気を取り戻そうとする。
「いつきちゃん、もっと気持ちよくなってね!」
「!!ふぎゃぁぁぁっっっ!」
 そんないつきの最後の抵抗を見透かしてか、男はいつきの両腿を抱かかえると、下から激しく突き上げてくる。いつき自身の自重も加わって、肉棒が勢いよくいつきの子宮に入り込んでくる。その何者をも飲み込むような快感にいつきはどんどん飲み込まれてゆく。そして体の奥から込み上げてくる快感はいつきの体を支配し、一番の高みを目指して登りつめてゆく。それはいつきを攻め立てる男も同様で、腰の動きが一際激しさを増してくる。あふれ出す密は飛沫となって飛び散り、床にさらなる水溜りを作り出してゆく。
「いつきちゃんのおまんこ、気持ちよすぎて我慢できなよ!」
「ひんっ!わたしも、わたしもれす・・・」
「このままいつきちゃんの子宮の中に出しちゃってもいい?」
 限界に近づいた男はいつきを抱き寄せながら終わりが近いことを告げる。その言葉を聞いたいつきは内心青ざめる。子宮の中に解き放つということの意味、それをすぐに理解し拒否しようとする。しかし快楽に溺れたいつきの体はすでにその意思を拒否していた。大きく頷き男に求めるように腰を振る。
「らして、いっぱいらして!子宮をザーメンでいっぱいにしてぇぇっっ!」
 いつきの淫らな欲望に答えるように男は肉棒をいつきの子宮にめりこませ、その中を刺激する。その強烈な快感にいつきの理性はもはや我慢の限界を超えてしまう。ガシガシと子宮の中を攻め立てられ、絶頂へ、絶頂へと導かれたいつきはそれに抗おうともせず、男の射精が近いことを喜び、それを求めて激しく収縮する。それに促されるように男の肉棒も一回り大きくなり、その先端から男のつい欲望が迸り、いつきの膣内を汚す。そして噴出した蜜が2人を激しく濡らして行く。お腹の中を満たしてゆく熱い感覚に酔いしれながら、いつきは絶頂の快感を味わっていた。激しく痙攣する膣は男の肉棒を締め上げ、まるで何かを求めるかのように男を刺激する。それに答えるかのように男の肉棒はすぐに硬さを取り戻す。
「いつきちゃんはまだまだ満足していないんだね?」
 興奮しきった声で囁きかけると、男は固く勃起しなおした肉棒をいつきの膣から引き抜いてしまう。お腹の中で元気を取り戻す感触を覚え、求めるように腰をくねらせていたいつきは不満そうな顔をする。それに対して男は硬い肉棒を精液が溢れ出してくる肉穴のすぐ下、ヒクヒクと戦慄く菊門に宛がう。そしてそのまま一気にいつきのアナルを刺し貫く。ムニュッとした感触とともに男の肉棒を受け入れたいつきのアナルは、膣以上に男を締め上げ、男を喜ばせる。
「いつきちゃん、もっともっと感じたい?気持ちよくなりたい?」
「らひらひ、もっろ、もっろぉぉつっ!」
「じゃあ、あそこに行こうか。あそこにはいつきちゃんを待っている人がいるよ」
 男の肉棒の感触に酔いしれ、蕩け切った表情のいつきはさらなる快感を求めて男にしな垂れかかる。そのいつきの胸に手を回し、大振りの乳房を思うがままに貪りながら、男はいつきの耳元で囁きかける。その言葉に促されるようにいつきは何度も何度も頷く。そして男の指差す方に視線を送る。そこには人一人が入れるほどの大きさの箱がいつの間にか待ち構えていた。そしてその中ではいつきが恋焦がれて病まない少女がおもちゃの肉棒を装備していつきを待ってくれていた。
「あきは・・・しゃん・・・」
 獅子堂秋葉が待ってくれている。その目の前に広がる光景にいつきは吸い寄せられるようにそこに向かって歩き出す。男の肉棒をアナルに入れたまま、ゆっくり、ゆっくり歩を進める。もはやいつきの理性は壊れきっていた。あとに残された秋葉への恋慕だけが、体を動かしていたのだ。そして秋葉の前まで歩み寄ったいつきは大胆に足を広げ、男の精液が逆流してくるヴァギナを指で広げてそこを秋葉に見せ付ける。
「あきはしゃん、ここを、ここ雄犯してぇぇっ」
 いつきは求めるように自分から秋葉の肉棒を受け入れる。前後の穴をふたつの肉棒が塞ぎ、突き上げる。えもいわれぬ快感にいつきは壊れた嬌声を恥ずかしげもなく上げる。もはやいつきには何ものこってはいなかった。ただいま目の前にある快感だけをむさぼる。そしてそのいつきの背後ではこの扉が閉まる。まるで終焉を告げるように・・・


「秋葉、これ!」
「この中にいつきちゃんが?」
 消息を絶ったいつきを心配して探しに来た秋葉とほのかは数カ月がかりでやっとの思いいつきの行方を探し当てることに成功していた。そしてそこに到達した秋葉とほのかは立ち並ぶ箱の数々を目の当たりにしていた。その中からいつきのいる箱をほのかが見つけ出す。秋葉がドアを叩いてみるが反応がない。救出するには箱から解放するしかない、そう判断した二人は工具を使ってドアをこじ開ける。そして2人は絶句する。

「あきは・・・しゃん・・・・赤ちゃん・・・もうすぐ・・・」
 焦点のあわない目で虚空を見つめたままのいつきは大きく膨らんだお腹を大切そうに擦りながらそんな言葉を呟く。箱の中には誰もいない。ただ大小さまざまの太さのチューブがいつきの膣口とアナルを塞ぎ、乳首を貪っていた。あまりに悲惨な姿を曝すいつきに秋葉もほのかも言葉が出てこなかった。その場にはいつきの喘ぎ声だけがいつまでも空しく響き渡っていた。


  終わり


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