〜009編〜


僕の名は島村ジョー。

仲間からは009と呼ばれている。

僕は、育ててくれた神父様が殺された日、その容疑者として警察に追われ、気付くと変な部屋に赤い服を着させられ寝ていた。001と名乗る声に導かれ、そこで“仲間”達にはじめて出会った。

そう、我々9人は、“黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)”と呼ばれる謎の死の商人たちの団体によって、新型兵器としてサイボーグに改造されていたのだ。

僕はその8人の仲間と、ギルモア博士という人と、黒い幽霊団の島から逃げ出した。

そこから、このお互いの素性も良くわからない仲間達との逃亡生活が始まった。

今は僕の故郷の日本にいる。ギルモア博士の友人であるコズミ博士の家にやっかいになっている。

が、ここも安住の地ではなかった。黒い幽霊団は、裏切り者である僕らにサイボーグの刺客を送って来た。彼らは、僕らより後に改造されたこともあり、当然僕らの誰よりも強かった。が、僕らは全員のチームワークで何とか彼らを撃退することが出来た。彼らも僕らと同じように強制的に改造されたサイボーグと思うと、心は痛むが・・・・。

しかし彼らのおかげで、僕らはお互いの絆を深めていけた。特に0010(ゼロゼロテン)との戦いで、僕は003と親しくなれた。その意味では、僕は(殺されかけたけど・・・)0010には感謝している。

003、僕らの中で唯一の女性、しかもすこぶる綺麗な少女だ。初めて彼女にあった時から、僕はその美しさにまいってしまった。8人の仲間にはじめて会ったとき、僕は彼らを信用してよいのか、はっきりいってわからなかった。ただ、彼女を見て、彼女の澄んだ瞳を見て、僕はこの8人と行動を共にしようと思ったのだ。そして、今の僕がある。

と、こんなことを思い起こしている場合ではない。

僕は今急いでいる。といっても加速装置は使えない!

006が作ってくれた夕食の合図が鳴っているのだ。

急いでいかないと、003の側のいい席に座れないのだ!

といって、急ぎ過ぎて003より先に食堂についてしまってもいい席は確保できないし、加速装置なんかで急いだら、それこそ僕の下心が丸見えだ!ここはタイミングがむずかしい!他のみんなも、やはり003を狙っているように見えるし・・・。







今日は003の正面に座ることが出来た!

本当は隣の方が話をしやすいんだけど、そう毎回隣に座ったんじゃ、みんなに怪しまれる。

今は黒い幽霊団の暗殺者がいつ来るかわからない状況だし、チームワークを乱すようなことは出来ない・・・。

でも、正面の席はやはり照れてしまう・・・。

あの、澄んだブルーの目と僕の目があってしまうと、まるで子供に戻ったようにドキドキしてしまう。そんな僕に、003はにこっと微笑を返してくれるのだから、もう居ても立ってもいられない!

「ホ〜!今日の料理は・・・・・。」

006が得意そうにメニューの解説をはじめた。中華ばかりというのはなんだけど、彼の料理はとても美味しい。そんな006のことを楽しそうに003は見ている。その横顔、やはり綺麗だと思う。とてもサイボーグとは思えない!なんか息苦しくなってきた。

そんな僕の視線に気付いたか、003が僕の方を見る。僕は慌てて、食卓のものをつまみ、彼女の視線から目を離す。あの目でじっと見られると、なんだか僕の下心まで見透かされるのではないかと、感じてしまう。

でも、彼女は僕のことをどう思っているのだろうか?

0010との死闘で傷ついた僕に言った言葉、“兄さんのようだった”、あれは好意と受け止めていいのだろうか?

彼女の愛していた人に似ているというのは、そうとっていいような気もする。ああ、知りたい!彼女と二人っきりになって、聞きたい!

しかし、003はなんでこんなに綺麗なんだ!顔だけではない!その体も・・・、戦闘服を着ているときはあまり気付かなかったけど、このピンクのワンピースなんかを着ると、そのスカートからのぞくほっそりとした足に目がいってしまう!スカートが風でなびいた時、思わずその中が見えるのではないかとどぎまぎしてしまった。我ながら、中学生みたいで馬鹿らしいと思うのだが、その中まで、見てみたい!また、今日の昼間のTシャツにジーンズ姿も良かった。今日は、みんなで潜水艦のペンキ塗りをやっていたからだが、こういう格好をさせると彼女の体の線がくっきりとわかり、さらに僕をどぎまぎさせた。やはりフランス人だからか、胸も大きい!それでいて腰のあたりはキュッとしまっている。ああ・・・あの服の中を見てみたい!お!やばい、あそこが勃ってきてしまった。全くギルモア博士は、こんなところはちゃんと改造せずに残しておいてくれるのだから・・・・、感謝感謝!

そうなのだ、ここのところ夜な夜なここが疼いてしまってよく寝れないのだ。側の部屋であの003がかわいらしく寝息を立て、寝ているかと思うと、もう悶々としてしまう!

何とか、もう少し彼女に接近したい!そして、彼女の体を・・・・・、いけない、いけない!食事中に何を考えているんだ僕は・・・。

それに003だって僕のことをどう思っているのかわからないし、他のみんなに知れて、やっと一体になりつつあるチームワークが乱れてしまってもまずいし・・・。

だいたい、兄さんに似ているってことは、近親者的に僕をとらえているってことかな?じゃあ、僕が彼女を求めても・・・・、う〜ん、だめなのかなあ・・・。

やっぱり、人知れず彼女を求めるしか・・・、なに考えてんのだか!いつ暗殺者が迫ってくるかもしれないって時に!

いやいや、そういう時だからこそ、彼女が欲しいんじゃないか!でも、彼女の気持ちはわからないし・・・・。彼女にわからないように悪戯するしかないのか!?そんな、見つかったら致命的だな!ああ、自分がだんだん暗い嫌な男になってきた。

いや!待てよ!

そうだ、加速装置!

そうだ、何でこんなことに気付かなかったんだ!

加速してしまえば、僕には数時間のSEXも彼女にとっては零コンマ何秒の瞬間でしかない!彼女にも、みんなにも気付かれないでできるぞ!

黒い幽霊団に捕まって以降、一回も抜いていないんだ!もう限界にきているんだし、もう、すぐにでもやるか!

ここで加速し、003をそのまま部屋に連れ込み、挿入!そして終わったらそのまま003も連れここに戻ってきて、加速をとき、何食わぬ顔で食事を続ければいい!その間0.1秒!アリバイもばっちりだ!みんなの前でみんなの気付かないうちに!いいぞいいぞ!

ではさっそく、

加速装置!!!

よし、いつも通り時間が止まったぞ!

目指すは正面に座る003!

僕は食卓を飛び越え、003を小脇に抱える。そしてそのまま、自分の部屋まで行き、ベッドの上に003を横たわらせる。

003は腰掛けたままの格好で止まっている。そのまま寝かすと、足を上げた形になるので、スカートの中が丸見えになる!

はあ!003はブルーのかわいらしい下着をはいている!思わず目が釘付けになる!綺麗だ!白でなく、それでいて清楚な感じのするブルーのパンツというのが003らしい!その柔らかそうなふくらみ、もうだめだ!見ているだけであそこがカチカチになってきた。

僕は003の胸を見る。やはり結構なボリュームはあるようだ。手を触れようか・・・なに躊躇しているんだ!加速中とはいってもあまり時間はないんだ!

僕は彼女の胸を服の上から掴む。手からちょっとはみだす感じで、ああ、なんかいい!ブラジャー越しだから、柔らかさが今一わからないけど・・・・、でも、ああ、なんか柔らかい!素敵だ!頬を思わず寄せてスリスリしてしまう!ああ、気持ちいい!!

ああ!でも、もう我慢できない!溜め過ぎたからかもしれないけど、僕のそこはもうパンパンだ!

僕はスカートの中に手を入れ、その清楚な感じの下着を脱がす。003のそこが良く見える。

ああ!なんて綺麗なんだ!もしかして初めてなのかなあ!? あ、やっぱりここの毛も金色なんだ!あたりまえだよなあ!でもなんか新鮮!

中はどうなっているのか!

僕は指で彼女のそこを開いてみる、と、中からピンクの、いわゆるサーモンピンクっていうのか、なんともいえない綺麗な肉襞が見えてくる!!

はああ!綺麗だ!

ああ、だめだ!もう限界だ!入れるぞ!!!

僕はもう我慢できなくなり、ズボンをその場で脱ぎ捨てた!

僕のモノはもう隆々と勃ち、先からも白い液が出始めている。

やばい、爆発寸前かもしれない!

僕は、その自分のモノを003のあそこにしっかりとあてる。

そして、グイッと、中に挿入させる!

ああああああ!!!

なんて気持ちいいんだ!

すごい!

柔らかくって、しっかりまとわりついてくるこの感じ!

いいぞ!あああ!中に入れておくだけで、いっちゃいそうだ!

ああ、でも我慢できない!

僕はしばらくの間、挿入しただけで003の感触をそのまま楽しもうと思ったが、僕のそこはそんなことでは我慢出来なかった。僕は腰を動かし始めていた。

ああ、すごい!

なんていう締め付けなんだ!僕のモノに吸い付いてくるようだ!

ああ!いいぞ!

ああ、でも、003の声が聞きたい。乱れ狂う003の声を!

加速をとくか?

いや、だめだ!こんなことをしているのがばれたら・・・・僕は・・・・。

もうここまで来たんだ!後戻りは出来ない!

ああ!それにしても、なんていい体なんだ!003!

ああ、いくぞ!だめだ!もう!いくぞ!

ドピュ!

射精の音まで聞こえたように思えた。僕の溜まりに溜まった精が彼女の中に入っていく!

ああ、僕のが003の中に・・・。

ああ!まだ出るぞ!

ドピュ!ドピュドピュ!!

僕は何度も腰を彼女の中に押し込み、数回射精した!

ハアハアハア・・・。

息が上がっていた。本当に気持ちよかった。

とりあえず、大満足であった。次回は、003の意識のあるところで、愛を語りながら・・・・ひひひ・・・。

よし、食堂に戻って、加速をとかなければ・・・・・ん?一寸待てよ・・・。

ひと行為終わって、一寸冷静になってみると、何かが引っかかった。

加速しながら性交するってことは・・・・・。

一秒の何千分の一の時間の間に数十回もそのものを激しく動かすわけだよな・・・・。

ということは時速何万キロ以上のスピードでそこが擦れるって訳だ!

で、僕の精も同様に時速何万キロ以上のスピードで射精されたってことは・・・・!

普通の人の女性器では耐えられるはずがない・・・・・・。

003がいくらサイボーグだっていっても、性器は生身・・・・・。

ということは・・・・・。

僕は自分のモノを抜いた003のそこをもう一度見る・・・・。と・・・・。

そこは血みどろのぽっかりと空いた洞穴になっていた・・・・。

「うわあああああああああああああああ!!!!!」













みんなが僕の方を振り返る。

どうしたんだ、という顔で僕を見つめている。

003もびっくりした顔で覗き込んでいる。

しまった、つい、妄想にのめりこんでしまっていた!

「あっ・・・・。いや・・・・そのう・・・・、ああ、この唐揚げ美味しいね!006!」

何とかごまかそうと試みる。

「アイヤ〜!さすが009、よくわかるアルね。」

「あら、本当。006、これ何の唐揚げなの?」

003がその食べ物の方に興味を持ち、話を引き継いでくれた。

「それは田鶏(デンチィ)アルね。今日のメインあるよ。精力つくアルよ。」

006が話をはじめる。

ふ〜、とりあえずごまかせたかな・・・。

しかし、加速してのSEXは、やっぱり成り立たないか・・・・。

となると、やっぱり正攻法でじっくり攻めるしかないのかなあ・・・・。

でも、ああ、妄想で良かった。

それにしても、ああ、003、君が欲しいよ・・・。











続く


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