鰍ノ章(其ノ弐)


鰍は軽く放心状態であった。

男性経験の全くない彼女は、蕨の攻撃に完全に翻弄されてしまっていた。

作務衣のズボンを脱がされた今、彼女の手つかずの女性自身は蕨の前に完全に開かれていた。

(小便臭いガキかとも思ったが、ここはなかなか良さそうだな。)

蕨は鰍の女性の部分に舌を這わす。

「…えっ、は!…ああ!!」

蕨の舌の感触を感じ、鰍の意識が戻る。

鰍には、自分に何が起きているのか理解できない。ただ股間の自分の大切な部分に妙な刺激を感じただけである。鰍は先ほどの蕨の攻撃で弛緩してしまった身体に鞭を打ち、違和感の正体を見極めようと頭を起こす。

「ひ!」

自分の股間に顔を埋めている蕨の頭が目に入る。蕨は顔をあげ鰍を見、ニヤリと笑う。鰍はその妙な違和感の正体が蕨の舌だと理解する。恥ずかしさで頭が真っ白になる。

「い…いやああああああああああ!!!」

鰍の口から悲鳴が飛び出す。

「やめて!!…お願い、やめ…!!あ!!あああ!」

鰍は性器に対して接吻するような行為の存在を知らない。

「い…いやよ!…やだ!そこ!!…汚い!!あ!ああああああ!!」

鰍は、自分の大切な場所を異性に舐められるという、想像もできない行為に嫌悪感を感じる。蕨はそんな鰍の反応を楽しみながら、再び攻撃を開始する。

「あ…いや!は!はひいい!!」

股間から激しい刺激が鰍の身体を駆け巡る。

「…や…やだあ…!!ひい!!な…なんで!!」

嫌悪感を感じつつも、その奥に快楽の芽を鰍は感じてしまう。電流が鰍の身体を駆け抜けていく。

「やめて……、お…お願い…そこ…いや…!!あっ…ああ!!」

鰍は両手で蕨の頭を掴まえ、股間から押し出そうとする。しかし、先程の攻撃で一度は弛緩してしまった非力な少女の力では、どうにもなるものではない。

「やだ!やだやだやだああああああ!!」

鰍は首を激しく振りながら、湧き起ってくる快美な香りを否定しようとする。が、身体は如実に蕨の攻撃に反応を始める。

蕨はそんな鰍の様子を見つつ、彼女の女性の部分の入り口から、開き始めたその内部に舌を侵入させる。

「ひ!ひいい!!」

鰍の中をショックが走る。自分でも触れたことのない部分を舐められているのである。

(や…やだ…。そんなとこ……。あ…ひい!!)

内側に入って来た蕨の舌に鰍の体が反応する。先ほどよりも激しい刺激が鰍を襲う。と同時に、お腹の奥が更に熱くドロドロと溶けだしていく感覚に襲われる。

「や…いやあ…。」

蕨は丹念に鰍の内側を舐めはじめる。

鰍の女陰からは蜜が湧き出してきていた。その感覚も鰍の知らないものであった。

(…ええ、何!何なの、この感覚…!あ…はあ、ひい!!)

強い刺激と快感が鰍の身体の中で暴れまわってきていた。それに合わせ、蜜液も滾々と湧き出してきている。それは先ほど蕨に胸を凌辱されていた時の比ではなかった。

(はあ、何?もう、何が何だかわからない!!ひい!!)

鰍の頭の中は真っ白になってきていた。

「どうだ?気持ち良くなってきたのか?」

蕨が顔をあげ、鰍に問う。

「え…ええ、ち…違うの!!い…いやなの…いやなのに!!」

鰍は激しい刺激に翻弄されながら、その感覚を否定したかった。

「何を言う。こんなに濡らしておきながら、よくもそんなことを言えるな。フフフ!!」

蕨が鰍の女性自身に軽く指を入れる。

「あっ!や!いた!」

指の感覚に鰍は短く悲鳴を上げる。

蕨はその入り口部分を指でかき回す。

「あっ!や!う!うううううう!!」

舌の時より強い刺激が鰍を襲う。

クチャ、クチャ。

湿った音が客車の中をこだまする。

(えっ、何!)

「こんなに激しく濡れているなんて、とんでもない淫乱娘だな。」

蕨が云う。

「ち…違う!私、そんな…。はあ!ああ!!」

蕨が激しく指を動かす。強い刺激が鰍の言葉を遮る。

クチャ、クチャクチャ!!

湿った音が客車に響き渡っている。

「こんな音を立てるほど濡れているのにか?」

蕨が云う。

「違う……!違うの!!」

鰍は自分の反応が理解できない。

(何で…こんなに…い、いやなのに……ああ!いやああ!!)

強い刺激が鰍の身体の中を駆け巡る。その刺激は体中を走り抜けた後、お腹の部分に沈殿し、そこをドロドロと溶かす。

(やだ…どんどん溶けていく…いや……こんなの!!)

クチャ、クチャクチャクチャ!!

音がさらに激しくなる。

(やだ!やだやだやだ!こんなの私じゃない!!)

クチャクチャクチャクチャクチャ!!

音は更に激しくなる。

(あっ!だめ!もうおかしくなる!!頭が…頭が…!!)

鰍は彼女の女性から広がる刺激によって頭が真っ白になってきている。

蕨は鰍の女性の部分から彼女の愛液で濡れた指を引き抜き、その指を彼女の口に持って行く。

「む…むう!!」

蕨の濡れた指が鰍の口中を汚す。

「どうだ、こんなに濡れているのに淫乱ではないと?」

蕨は鰍のことをいたぶる。

「むう!」

口の中に指を入れられた苦しさにむせぎながら鰍は思う。

(違う…違うの…でも、こんなに…。こんなものが…私の中から湧き出してるの?

それが濡れているってことなの…?やだ…私…私…どうなっちゃったの!?)

鰍は自分の反応がわからない。自分のそこがこんな風に愛液をだし濡れるという感覚も、鰍にとり初めてのことだった。蕨の指にこびりついている自分の愛液の強い香りに酔ってしまいそうであった。

「では、こちらは…どうだ?」

蕨は鰍の口中から指を引き抜くと、再び彼女の股間に手を持っていく。

「は!いや!!」

蕨の指が再び鰍の女性に触れる。

が今度は中に侵入せず、その前の方に指をスライドする。

「…えっ…あっ!あああ!!」

蕨の指が鰍の女陰の上の方にある、陰核に触れる。

「や!!そこは!!は!はあああああああ!!」

これまでにない強い刺激が鰍を襲う。

「や!やああああああああああああ!!!」

鰍の身体が海老反る。

「フフフ、ここか?」

蕨は、彼女の陰核を指の腹で弄繰り回す。

「ひゃああああ!!駄目!駄目駄目駄目!!おかしくなっちゃう!!ひゃああああ!!」

鰍は首をイヤイヤ振りつつ、身体をのけぞらせ、その刺激に翻弄される。

蕨は、鰍の陰核の皮を巧みにスルリと剥き、その敏感な本体に触れる。

「ひゃあああああ!駄目!駄目駄目駄目!もう、ひいいいいい!!」

鰍は自分の下半身がきゅうっと収縮する感覚を感じていた。

「駄目!や!やああああああ!!」

蕨が剥きだしの女核を指の腹でこねくり回し続ける。

鰍の中で何かがはじけそうであった。

(何!?なになになに!!なんかくる!やだ、やだああああ!!)

蕨はそんな鰍の様子を見つつ、彼女の女核をグイッと押す。

「ああああ!!ひいいいいいいいいいいいい!!!」

鰍の女陰が収縮する。

「や!やだあああああああああああああああ!」

鰍の下半身が爆発する。

黄色い液体が、鰍の下半身から噴出する。

「ああ……やだあああぁぁぁ………。」

弛緩した身体には、その液体の噴出を押さえる力は全くない。

(やだぁぁぁ…おしっこ…おしっこ漏らしているの……。)

鰍は自分が小水を垂れ流している事実に打ちのめされる。そして、その部分を蕨のいやらしい視線の前にさらされていることに絶望的な恥ずかしさを感じる。

「やだぁぁぁぁ……もう、こんなの……。」

黄色い液体がどんどん噴出し、自分の下半身を汚していくことはわかりながらも、鰍の身体は完全に弛緩し、何もできなかった。

「はあ…はあはあ……。」

蕨は鰍の感度の良さを楽しみつつ、ニヤリと笑う。

「小便まで漏らして…、なんてはしたない娘なんだ。」

鰍には蕨の言葉に反応するだけの力もなかった。肩で息をするだけでやっとであった。

「だが、本番はこれからだ。」

蕨が下半身のものを取り出す。

それはもう、隆々とそそり立っている。

「今、お前を女にしてやるぞ。」

蕨は鰍の膝頭を掴み、左右に足を開く。

鰍の女陰は、度重なる性的刺激により、その口を開き、内側はひくひくと蠢いていた。

(ふっ、こちらの感度も良さそうだな。久しぶりにかなり楽しめそうだ。)

蕨は自分のものを鰍の女陰にあてる。

「うっ…うう。」

鰍がわずかな反応を示す。

が意識は、飛んだままだ。

蕨はゆっくりと鰍の中に自分の分身を挿入し始める。

「あっ!ああ!」

鰍は自分の女性の部分からの強い痛みで、意識が戻ってくる。

「なっ、えっ!あっ、いや!あっ痛い!!」

鰍は最初自分に何が起きたのかが分からなかった。ただ自分の大切な部分から裂けてしまうような激しい痛みを感知した。

(何!何が!!ああ、痛い!!)

蕨はゆっくり挿入を続ける。

(ああっ、駄目!そこは!!やめて!痛い!)

鰍は自分の中に蕨が入ろうとしているのを感じる。痛みとともに圧迫感が広がる。

「い…いや!!やめて!入れないで!!お願い!痛い!痛いのおおおお!お願いいいいい!あ!ああああああ」

どんどん圧迫感が広がっていく。鰍の目からは涙が溢れる。

「やだ…やああよおおおおおお!!は!あ!ああああああああ!!」

蕨は鰍の女陰をゆっくり進みつつ、引っかかりがある部分まで行くと動きを止める。

「はあはああはああ。」

鰍は自分の奥まで蕨が侵入したかと思う。

(これが男の人のものなの?痛い、苦しい、もう嫌…。)

「お願い、もう。…抜いてください…。」

鰍が蕨に懇願する。

初めての接吻を奪われ、胸を弄ばれ、そして女陰もいじられ、小水まで漏らしてしまった。その上初めて男性も受け入れてしまった。

(もう、駄目。耐えられない…。助けて、無名ちゃん…生駒くん…逞生くん…。)

下半身からは蕨の男性による圧迫感が続いている。

「何を言う、淫乱娘が。本番はこれからだぜ。」

蕨が挿入を再開する。

「あっ!痛!やめ…駄目…はああああ!いやあああああああ!!」

ブチッ!

鰍は何かが裂けるような音を聞いた気がした!

と同時に、激しい痛みと、何か物凄く大切なものを奪われたような絶望感に襲われた。

(こっ…これが失う事なの…。)

鰍と蕨の結合部からは、鰍の初めてを示す赤い液体が流れていた。

「どうだ、女になった気分は?」

蕨が嬲るように鰍の耳元で囁く。

(これが!これが男の人!!嫌!抜いて、抜いてええええ!!)

鰍は卑劣な蕨のような男に自分の初めてを奪われたことに、激しい絶望感に包まれる。

「いや…いやああああああああ!!」

鰍は蕨に完全の貫かれたことを知り絶望の悲鳴を上げる。

「フフフ、本番はまだこれからだぜ。もっと楽しもうぜ、お嬢さん。」

蕨は腰をゆっくり動かし始める。

「やっ!いた!!あ!…あああ、やめて……!!」

鰍の女性の中でゆっくりだが、蕨のものが動き出す。それとともに中が擦れ、激しい痛みが鰍を襲う。

「いやああ、痛いいいい!駄目!う、動かさないでえええええ!」

鰍 のそこは、それまでの激しい愛撫でかなり濡れてはいたが、若干15歳の幼い少女の未経験の女陰である。しかも蕨のそれはサイズとしてはかなり大きい部類であった。いくら濡れていても鰍のそこは蕨のものを受け入れるには狭すぎた。蕨がゆっくり前後に動かすだけで激しい痛みを訴える。

「いや、痛いのおおお!もうやめてえええ!お願いいいいい!!」

蕨にはその悲鳴が心地よい音楽のように聞こえていた。

「まだまだだぜ。もっとゆっくり楽しもうぜ。」

蕨は、唇を彼女の胸に這わせる。

「あっ、いや!そこは!!はあ!!あああああああああ!」

蕨の唇が鰍の敏感な乳首に触れる。再び激しい電流が彼女の脳天を打つ。

「いや!そこは、もうやめて!!」

蕨は乳首の周りを舌でなめまわす。強いが心地よい刺激が鰍の中を駆け巡っていた。

「やだ、やだやだやだ!お願いいいい!もうやめてええ!!」

鰍は、胸から起こる快感の渦と女陰からくる痛みとで頭の中が再び真っ白になってきた。

蕨はそんな鰍の様子を楽しみながら、鰍の乳首を噛む。

「ひゃああああああ!!」

激しい刺激が鰍を襲う。

そして、その刺激に合わせるかのように彼女の女陰がきゅううっと収縮する。

「あああ!はああ!!」

女陰の中の蕨のモノの圧迫が強くなる。

苦しいような気持ち良いような不思議な感覚が彼女の女陰から広がる。

「あっあああ!うう!」

鰍はその不思議な倒錯的な快感に翻弄される。

「どうだ、気持ち良いだろう?」

蕨が云う。蕨は鰍の胸への攻撃を再開する。

「やあ、いや、あっ!はあああああ!!」

彼女の下半身がドロドロに溶けていく。

いつの間にか凄まじいほどの痛みが治まってきている。

(はあ、何?この感覚?駄目!おかしくなりそう!!)

蕨がグイッと鰍の腰を引き寄せる。蕨のモノが鰍の奥深くにまで達する。

「ひゃあああああ!!」

激しい刺激が鰍を襲う。しかしそれは苦痛ではなかった。凄まじいまでの快感の嵐だった。

「どうだ?ここがいいか?」

蕨が再度鰍の奥を突く。

「ひゃあああ、駄目えええ!!そこは!!はひいいいい!」

鰍は先に陰核を刺激されたと同様の強い、しかし気持ちの良い刺激を感じる。

蕨は薄ら笑いを浮かべつつ鰍のそこを何度もグイッと突く。

「駄目!駄目!また、おかしくなっちゃうううう!!」

鰍の女陰が更に収縮する。

「うっ、うう!」

蕨はその鰍の締め付けに早くも射精感を感じてしまう。

が、攻め足りなさを感じている蕨は何とかそれを押さえる。

(フフッ。なかなかの名器だったな。)

蕨は思わぬ収穫にほくそ笑む。

そして鰍の両足を彼女の胸の上に畳み込むように持ってくる。で、上からのしかかるように彼女を貫く。蕨のモノがさらに深く鰍の中に入ってくる。

「ひ!ひいいいいいい!!」

更に激しい刺激に鰍は断末魔のような悲鳴を上げる。

それに合わせるかのように蕨も腰を激しめに動かしだす。

「や!や!やだあああ!!だめええええええええ!!」

鰍は激し過ぎる快感の嵐に翻弄されていく。もう、頭の中は真っ白で何も考えられなくなっていた。

蕨は鰍の中のきつさに我慢が出来ず、腰を激しく使いだす。

「いやあ!は!う!ひいい!!」

鰍の身体は完全に快楽に流されていた。

「どうだ?気持ちいいか?」

蕨が腰を使いながら鰍に問う。

「いい!いい!もう!わかんない!ひいいい!!」

鰍は遂に快楽の声をあげてしまう。

蕨が腰を使うたびに鰍の奥は激しく濡れ、膣は収縮を繰り返す。

「はあああ!いいの!いいの!もっと、もっとおおお!!」

鰍の言葉に合わせるかのように、彼女の女性は激しく蕨のモノを締めつける。

「うっ、うう。」

鰍の中のきつさに再度射精感が高まる。

限界が近づいてくる中、蕨は鰍の耳元で囁く。

「お前、子供や赤ん坊が好きなんだろう?」

鰍の意識が一瞬戻ってくる。

「他人の子供ではつまらないだろう?自分の子をお前にやろうか?」

鰍の理性が戻ってくる。

「こ…子供……い…いやああああああ!」

鰍は何が自分に起きているのかを改めて認識する。絶望感が彼女に甦ってくる。先ほどまでの快感は何処かに飛んで行ってしまう。

「もう、遅い!」

蕨はそういうと、激しく腰を使い始める。

「いや!はあ!うっ!はやぁ!やだ!やめてええええ!!」

鰍は下半身からくる快感に耐えつつ、受精することに対し恐怖を感じる。

「駄目えええ!!やだああああ!」

鰍が叫んだ瞬間、鰍のそこは彼女の想いと反対に快楽を求め収縮する。その反応に合わせるかのように、蕨の欲望が鰍の奥ではじけ飛ぶ。

「やだあああ!いやあああああああ!」

鰍は自分の中に熱い奔流が流れ込むのを感じ取る。

(いやあああ。これが、これが男の人の…なの!!)

蕨は再度鰍の腰を引き付ける。と、更に熱い精を放つ。

(や、やだあああ。どんどん私の中に入ってくる!!)

鰍は深い絶望感に包まれる。

(やだああ。赤ちゃん…赤ちゃん出来ちゃう…。)

涙が出た。

「…う、ううう……。」

嗚咽も漏らす。

そんな鰍の身体から、蕨はゆっくりと身体を離す。

「どうだ?良かったろう?」

蕨は鰍の中から自分のものを挿入したまま、鰍に問う。

鰍は屈辱にまみれ絶望感に包まれつつも、蕨を弱弱しく睨む。

その鰍の気の強さに蕨は、まだ遊べるな、っと感じる。

「さっきまで、気持ちよさそうに腰を振っていたくせに。」

蕨は鰍を言葉で嬲る。

「……!」

鰍は反論は出来ない。

「赤ん坊も、欲しいのだろう?」

鰍の顔から血の気がサーっと引く。先程、鰍の中で溢れた蕨の精を受け入れてしまった感覚が甦る。

(…赤ちゃん…赤ちゃんが…出来ちゃう!!)

「いや…!…それは…いやあああああ!!」

鰍が蕨の腕の中で、イヤイヤしながら叫ぶ。

そんな鰍の様子を見ながら蕨は少し腰をずらす。

「ではもう少し、楽しませてもらおうか?」

と云うと、鰍の中で蕨のモノが再び熱く硬くなっていく。

「…え!はああ!いやあ!」

鰍の顔が恐怖で歪む。

「普段は出さずで五発ぐらいやるんでな!」

蕨は再び鰍の腰を引き付ける。

「い…いやああああああああ!!」

鰍が叫ぶ。

鰍の中で、蕨のモノが動き出す。蕨の男性は太さも硬さも元に戻っていた。

再び快感の渦が鰍を襲う。

「あっ…!いや!…うっ!!……すごっ!駄目っ!あっ…ああああああ!!」

蕨のモノが鰍の中で動くたびに強烈な刺激が鰍の身体の中を走り抜ける。

「いやああ!…また…また、わけわからなくなっちゃうううう!!」

鰍は自分の理性がこの激し過ぎる快感の渦に押し流されることに恐怖する。

と、蕨は自分のものを軸にし、鰍の身体をコロッと転がす。

「えっ、あっ…いや!」

蕨は鰍の身体をうつぶせにするとギュッと腰を自分の方に引き付ける。

「あっ、いや!ひゃああ!!」

鰍の身体は四つん這いの形になる。蕨は鰍を後ろから貫く形で自分のモノをグイッと押しこむ。

「ひぃ!ひゃああああああああああ!!」

体位が変わったことにより、蕨のモノは鰍のさらに奥まで侵入する。

「だめええええええ!!そ…そんな奥までえええ!!!ひいいいいいい!!!」

鰍が断末魔のような悲鳴を上げる。

が、鰍の身体はその鰍の心とは別に更なる快楽を貪ろうとするか、蕨の男性をギュッと締めつける。

「う…うう!」

蕨は激しい締めつけに快感を感じながら、腰の律動を激しくする。

「はあっっっ!!ひやああ!!やああああああ!!」

鰍の目が見開かれる!涙も止まらない。口からも涎がこぼれて出していた。

凄まじい快楽が鰍を襲っていた。

蕨の激しい動きに鰍の女性からは先ほどの破瓜の血と蕨の精液が飛び散る。

「いやあああ!!いやああああああああ!!だめえええええ!!し…死んじゃううううう!!!」

鰍は凄まじい快楽の中、残っていた最後の理性がはじけ飛びそうになっていた。



と、その時…。

「蕨。楽しむのもいいが、あんまりやりすぎると壊してしまうぞ。」

男の声がする。

それに合わせ、蕨の腰の律動が止まる。

(…えっ…どうしたの…?)

まだかろうじて残っていた鰍の理性が戻ってくる。と同時にこれまで続いていた快楽の波が止まるのを、残念にも感じてもいた。が、そのことにまだ鰍は気付いていなかった。

(…誰……?)

鰍は声のする方に目を向ける。

客車の入り口に一組の男女が立っている。

逆光で表情は良く見えない。ただ女性の方は一糸まとわぬ姿であった。右手で下腹部を左手で胸を隠しつつ立っていた。













続く


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