其の壱 嵐の夜の聖なる尻尾

「主よ。種も仕掛けもないことをお許しください。・・・・・・・ワン!・・・ツー!・・・スリー!!!」

今夜も迷える子羊を救うため、羽丘芽美は怪盗セイント・テールに変身する。

「う〜ん!今日も絶好調!」

芽美は気分よく叫ぶ。

「芽美ちゃん、今夜は気をつけて。なんだか胸騒ぎがします。」

元気いっぱいの芽美に彼女の親友である深森聖良が心配そうに話しかける。

「なに?アスカJr.?高宮さん?いつものことじゃない!」

「いいえ。何か別の・・・別の何かがはじまるような・・・。セイント・テールにお願いをした私がここで言うのも何なのですが・・・嫌な予感がするのです。」

いつになく聖良は不安げであった。

「大丈夫よ!怪盗セイント・テールに不可能はないのだ!」

芽美が明るく応える。

「でも・・・。」

「・・・・ん。わかったわ。そんなに心配なら、仕事が終わった後に顔を見せにここに一回戻ってくるわ。それなら聖良も安心できるでしょ!」

「ええ・・・。」

芽美は聖良を安心させ、そしていつもの言葉を二人で唱え、“仕事”に向かっていく。

「私たちに神のご加護がありますように。」













月明かりの中に身を躍らせていく怪盗セイント・テール。

少し強い風が吹いている。

空を見上げると、厚い雲が西の空から広がってきていた。

雲が月を覆い隠し始める。

(一雨来るのかしら・・・。まったく天気予報も当てにならないわね!雨にあたる前に片付けなくっちゃ!)

闇にまぎれ再び走りはじめる怪盗。













「アスカJr.もいいセンいってんだけどなぁ・・・いまいち詰めが甘いのよね。」

無事に“仕事”を終え、セイント・テールは聖良の待つ礼拝堂に戻ってきた。

「聖良?」

セイント・テールは、礼拝堂の中を覗く。しかし、礼拝堂の中は暗く、人気が全く感じられない。

「?」

(へんだなあ・・・。聖良、どこ行ったのかなあ・・・?)

暗い礼拝堂の中を芽美は進んでいく。

と、机の上にメモが残っているのをセイント・テールは見つける。

そしてそのメモには以下の様に書かれていた。



『すこし気になることがありますので、教室に行っています。』



「?・・・夜の学校なんてどうしたのかしら、聖良。」

疑問を感じつつもセイント・テールは礼拝堂を出て、隣接する学校の棟に向かっていく。

闇夜に浮かび上がる聖ポーリア学院の校舎をセイント・テールは見上げる。

「夜の学校って・・なんとなく不気味なのよね・・・。」

ブルっと一回震えるものの、セイント・テールはそのまま校舎の中に入っていく。

そして彼女たちの教室の前に来る。が、そこも電気はついていず、暗かった。

扉を開けそっと中にセイント・テールは入って行く。

「聖良・・・。いるの?」

セイント・テールは、教室の中を見回す。

教室は射光カーテンが閉められており、窓の外の明かりも入ってこない。全くの闇であった。

と、教壇の辺りに白服の女性の影が浮かび上がる。

「ひ!」

驚き、思わずしりもちをついてしまうセイント・テール

「な・・・・なんだ、聖良、驚かさないでよ・・・・。・・・・・・・・ん?」

確かにそこに立っているのはシスターの服装をまとった聖良であったが、様子が少し変だった。

よく見ると口には猿轡がされており、手は背中で縛られているようであった。目が何かを訴えている。聖良の後ろには黒っぽい人影も・・・。

「!」

マジック用のステッキを掴み直して立ち上がろうとした瞬間、その手首をものすごい力でつかまれた。

「あっ!」

そのまま手首をひねられ、動きを押さえつけられてしまう。マジック用のステッキも奪われてしまう。

(しまった・・・。)

自由になる左手で抵抗するが、逆にその手も押さえつけられてしまう。

「おとなしくしな!怪盗セイント・テール!じゃないとこのかわいらしいシスターがどうなるか、知らないぞ。」

聖良の背後の男が言った。痩せ型の男であった。セイント・テールはその男をどこかで見たことがあるような気がした。

「いつぞやは世話になったな。おっと!動くなよ!シスターの顔がめちゃくちゃになっちまうぞ。奇妙なマジックで逃げようとしても無駄だぜ。」

痩せ型男はナイフを身動きの出来ない聖良の頬にペチペチと当てていた。その顔はセイント・テールにとり、見覚えのある顔であった。

(確か・・・ワンダーガーデンの人形を盗もうとしていた男!でも・・・確かあの時、飛鳥刑事に捕まったはず・・・。)

そんなセイント・テールの考えを読んだかのように、痩せ型の男が話し始める。

「先日、組織の世話でムショから出てきたんだ。で、おまえを探していたってわけさ。」

セイント・テールを押さえつけていた男が、彼女の両手を後ろ手にして縛り上げ始めた。

(まずいわ・・・。縄抜けはやったことはあるけれど、こんなにきつく縛られると・・・・一寸きつい・・・。)

セイント・テールは自分を押さえつけている男の隙を窺っていた。が、チャンスはなかなか見つけられない。

「“聖なる尻尾”なんて名乗っているから教会と関係あるかと張っていたら図星だったな。さて、お顔も拝見と行こうか。」

痩せ型の言葉が合図になっていたかのように、教室の電気がつく。用意周到にも射光カーテンがひかれているため、外には光は漏れない。

(あ!だめ!)

セイント・テールは下を向き、顔を隠そうとする。

「なんだ?怪盗っていってもこんな小娘だったのか・・・?」

聖良を抑えている男が言う。

(だめ・・・・逃げなきゃ・・・・。)

セイント・テールが押さえつけている男の隙を再度うかがった瞬間、どこからか別の声が言う。

「おや〜!羽丘じゃねえか!」

(え!!)

思わず声の方を芽美は向いてしまう。

「そーか。羽丘と深森は仲いいしな。そういうことだったのか。高宮の推理が当たっていたってわけか。アスカに教えたらたまげるだろーなー!」

教室の電気をつけた男だった。まだ若い、少年であった。

「す・・・鈴代くん・・・・。な・・・・なんで・・・・・。」

芽 美と聖良のクラスメートであった。アスカJr.とも仲がよいので、顔はよく知っている。話はあまりしたことはないがまじめそうな感じのいい子という印象を芽美は持っていた。しかし、ここにいる少年は、姿かたちこそ同じであったが雰囲気は全く異なっていた。冷たい目で芽美を見ている。

「さあな。セイント・テールには俺の従姉妹もお世話になったしな。お礼もしたくてな。」

(ジュニアデザインコンテストの事件!鈴代真美さんの従姉妹だったの!でも・・・あれは・・・・。)

「こいつは優等生の顔をしているが、かなりの悪なんだよ、お嬢さん。うちの組織にもちょくちょく出入りしてんのさ。悪いやつとお友達だったようだな。」

聖良を押さえている痩せ型男が教える。

(そ・・・そんな・・・・。)

正体がばれてしまったことに、芽美は動揺していた。

「さて、前置きはこのぐらいにしてショータイムと行こうか、セイント・テールさん!」

芽美のことを押さえていた小太りの男が背後から芽美の小さな胸を掴んだ。

「きゃあ!!」

芽美は思わず悲鳴をあげてしまう。誰にも触らせたことのない胸をいきなり掴まれたのだ。ショックで気が動転してきた。

「な・・・・・なにするのよ!やだ・・・!」

しかも芽美はブラジャーをしていなかった。セイント・テールの衣装はマジックのステージ衣装なのだが、ブラをすると脇の間から見えてしまうため、この衣装を着るときにはつけないようにしていた。

「はっ・・・・!や・・・やだ・・・・・。」

小太りは、上手に硬い芽美の胸を揉み解していく。

「抵抗はするなよな・・・・。したら、あそこのシスターが、どうなるか。わかっているよな!」

小太りが念を押すように芽美に囁く。

「シスター。あなたのかわいい子羊があなたのためにどのようになっていくかよく見ておけよ。」

痩せ型男は復讐の快感に浸りながら、聖良の顔を芽美の方に向けさせる。

(め・・・・芽美ちゃん・・・。ごめんなさい・・・・。)

聖良は小太りに陵辱される親友の姿をとても見てはいられなかった。

芽美は気分が悪くなってきていた。誰とも知らない男に自分の胸を揉まれるなんてこと、吐き気がしてきた。でも、今は我慢するしかなかった。聖良を助け出すまでは。そう、芽美は考えていた。

(我慢よ・・・。我慢するのよ、芽美!どこかできっと隙が・・・・、ああ、でも・・・いや・・・気持ち悪い、イヤ!)

芽美が胸を這い回るおぞましい感触に耐えていると、人の気配が自分の前に来るのを感じた。見上げると鈴代少年が立っている。何かを持っている。ビデオだった。ハンディなビデオカメラで、芽美を撮っているのであった。

「!・・・・イヤ!・・・やめて、そんなもので撮らないで!!!・・・いや!お願い・・・。」

芽美はショックを受けていた。こんな恥ずかしい姿をビデオに撮られるなんて、絶望的な気分になってきた。

「そんなこというなよ。綺麗だぜ、羽丘。アスカにも見せてやりたいぐらいだぜ。」

ニヤニヤしながら少年は撮影を続ける。

「いやあああ!・・・お願い・・・アスカJr.には・・・アスカJr.には見せないで!!」

芽美は思わず懇願してしまう。

(だめよ!こんな姿アスカJr.にだけは・・・!!!)

「おまえ次第だぜ。おとなしく言う事を聞くならそんなことはしないぜ。」

鈴代少年がビデオカメラをまわしながら応える。

と、その時小太り男の手が芽美のノースリーブの大きく口が開いている部分からステージ衣装の中に侵入をはじめる。

ピリッ! 無理に手を突っ込んだため、少し破ける。男はそんなことは全く気にせずに、芽美のまだ未発達の胸に手を這わせ始める。

「ひっ!・・・・や・・・やだ・・・!」

芽美は胸をダイレクトに触られる気持ち悪さに耐える。

と、男の指が芽美の乳首に触れる。一瞬、芽美の体の中を電気が走りぬける。

「ああ!」

思わず小さな悲鳴を漏らしてしまう芽美。

その反応を小太りは見逃さない。にやっと笑いながら集中的にそこを責めはじめる。

「はっ!はっ!はっ!やだ・・・!お・・・お願い・・や・・・やめて・・・・・。」

おぞましさと恥ずかしさで芽美の顔は真っ赤になっていた。息が少しずつ荒くなってくる。

「いいぜ・・・。いい顔してるぜ、羽丘。」

少年はビデオカメラをまわし続ける。

「や・・やめて・・・お願い・・・撮らないで・・・あ!は!イヤ!」

ビデオカメラで撮られることによる羞恥心と、乳首を責められるたびに体を走り抜ける感覚とによって、芽美の顔はますます紅潮していく。

やがて、小太り男は、芽美の体を抑えていた右手を彼女の下半身に動かし始める。しばらくスカートの上から腿を撫ぜまわした後、スカートの中に侵入する。

ブーツは膝の上までしかない。男の手が芽美の白い内腿に直に触れてくる。

「や!!!!だめ!」

男の手は嬲るように内腿を撫で、そして下着一枚で守られている芽美の大事なところに侵攻してきた。

「やだ!お願い!そこはいや!」

男の手が下着越しに芽美のそこに触れる。

「あっ!」

芽美の体がビクビクっと小刻みに跳ねる。

男は下着越しに芽美の秘唇をマッサージするかのように撫で始める。

「ああああ・・・。ううううううう・・・・。いやああ・・・・。やあああめてええ・・・。」

芽美の目からは涙が出ていた。おぞましさ以上に、自分でさえあまり触れたことのない大事なところを嬲られる恥ずかしさに、もう耐えられなくなってきていた。

(どうして・・・。どうしてこんなことに・・・・・。)

芽美は、自由を奪われ、後ろから男に抱きつかれるような形で立たされ、そして、胸と一番大事なところを弄ばれている自分の姿を想像する。そしてその恥ずかしい姿をビデオカメラに撮られていることを認識する。気が狂いそうであった。

男の右手がやがて芽美の秘芯を責め始める。

「はあっ!!」

芽美の体に高圧電流が駆け抜ける。一瞬、頭の中が真っ白になってしまう。

(な・・・・なに・・?)

芽美ははじめて感じる激しい刺激に驚愕する。

小太り男は、今度は立て続けに、しかしソフトタッチに秘芯を責め続ける。

「あ!や!い!!!や!!はうっ!!!!」

体もビクビクっと痙攣する。

(や・・・やだ・・・・。な・・なんなの・・・こ・・これ・・・・。あうっ!いや!)

しかし苦痛ともいえるその激しい刺激の向こう側に、芽美はこれまで感じたことのない気持ち良さを感じていた。お腹の奥の方がきゅんとなるような気持ち良さを・・・。

「はあ!はああああ・・・・。」

明らかに声の感じが変化しつつあった。

「なんだ。感じてきたのか?」

小太りが攻撃の手を休めて芽美に聞く。

「!」

芽美は顔をそむける。しかしその顔は如実に語っていた。

(そんな・・・。感じるなんて・・・。そんなことない・・・。)

「はあ〜ん。羽丘はけっこう好き者だったんだ。よく一人でオナニーでもしてたんだろ。」

少年は芽美のその反応を楽しみながらビデオカメラをまわしている。

「そ・・・そんなことしてないわ・・・・あっ!いや!」

小太りの手が遂に下着の中に侵入する。

「やだ!お願い・・!いやあ!・・・やめて!お願いそこは・・・はうっ!!!」

小太りの手は秘裂にそってソフトに責めたかと思うと、指を一本芽美の中に侵入させた。

「や!・・・・あ!あああ!・・・うう・・・はああああああああああ!」

「なんだ、こいつ濡れてきているぜ。」

小太りは芽美のそこで濡れた指を引き抜き、少年のビデオの前に向け、そして芽美の顔の前に持ってくる。

「そ・・・そんなの・・・・。ち・・・・違うもん・・・それは・・・・。はっ!いや!」

小太りは濡れたその指を芽美の口に突っ込む。

「んぐっ!・・・・・んんんんんんんんんんんん!」

「ほら自分が出したんだ。しっかり味わいな!」

(や・・・やだ・・・。こんなの・・・。もういや・・・・・。)

「羽丘はほんとHだなあ。深森のところで悔い改めなきゃだめだな。」

少年がビデオカメラをまわしながら芽美の下着を脱がし始める。

(い・いや!鈴代くん・・・やめて、お願い・・・・。)

少年が下着を取ってしまうと、小太りは芽美のひざの後ろに手を回し、芽美の足をM字型に曲げさせ、そう、ちょうど小便をするような格好のまま抱え込む。芽美の女性自身が完全にカメラの前に開かれる。

少年がここぞとばかり、アップでそれを撮る。そこは少し口を開き、ピンク色の奥は湿っているようだった。

「いやあああああ!やめてええ!そんなとこ撮らないでええ!お願い!!!」

芽美は恥ずかしさで、もう半狂乱だった。

「シスター、この淫乱な子に悔い改めるように祈ってあげてくださいよ。」

小太りが言いつつ、芽美のそこがよく聖良に見えるように体の向きを変える。

「!・・・やだあ・・・・聖良・・・・お願い・・・・。見ないで・・・。お願い・・・・・。」

芽美が悲鳴を上げる。

(芽美ちゃん・・・。なんて・・・・・・。)

聖良は顔をそむけようとするが、痩せ型がそれを許さなかった。

「シスター。ちゃんとあなたの子羊を見守ってあげないとかわいそうですよ。」

聖良の頭を掴み、芽美の方を向けさせる。

(芽美ちゃん・・・・。芽美ちゃん・・・・・・・。)

「お・・・願い・・・・・・。聖良・・・・。お願い・・・・・・。見・・・見ないで・・・・・・。」

芽美は恥ずかしさのあまりもうほとんど放心状態であった。

「さて、そろそろショウも山場ですかね。」

痩せ型が聖良にささやく。

「イッツ、ショウタイム!と、いこうかね!」

痩せ型がこれから始まるショウの合図のように、宣言をする。

待ってましたとばかりに、小太りは放心状態の芽美を下ろし、芽美の上半身をうつぶせに机の上に押し付ける。足は床に垂れている。スカートをまくると、芽美の女性自身や後ろの菊門までがはっきりと見える。芽美の女性はかすかに濡れているようであった。

芽美は今何が起きようとしているのか全く理解していなかった。呆然として、何も見ていなかった。いつのまにか自分に何の刺激も加えられていないことにも、気付いていなかった。

(・・・・・・・・・・・・・・・・。)

次の瞬間、芽美は自分のそこに何か熱いものが当たるのに気付いた。

(・・・・・・・・ん。な・・・・・なに?・・・・・。)

その熱いかたまりが急に凶器となって、芽美のそこに侵入を始めた。

(え?!・・・あっ!・・・なに?・・・え!・・あ!い!いた!・・・や!やめてええ!)

「やああああああ!やああめてえええええ!いたあああああああああ!」

小太りは芽美の腰を掴み、そのまま一気に貫いた。

「ぎゃああああ!いいいいたい!いたいいたい!!ぬ・・・抜いて、お願い・・・!やややややややややや!!!」

教室内に芽美の絶叫が響き渡った。













夜半から空を覆い始めた暗雲は、月を隠し、聖華市全体を暗闇の中に落とし込んでいた。

その中で、聖ポーリア学院の教室から切り裂くような悲鳴が上がっていた。













身体が引き裂かれそうなほどの激痛に,芽美は身を硬直させて泣き叫んだ。耐えきれず首を激しく左右に振る。

「い・・いややや!いいいいたい!ぬ・・・抜いて、お願い・・・!ヒ・・・ヒィィィ!!」

先ほどまでのどこか気持ち良いような感覚は芽美にはもう感じられなかった。体を引き裂かれるような痛みのみであった。

小太りは奥の奥まで侵入したところで、一息をつく。それとともに芽美は力が抜けそのまま机の上に倒れこむ。小太りは芽美との結合部から流れる赤いものを確認した後、耳元で囁く。

「初めてか・・・。どうだ?初めての男の味は?」

その一言が芽美の意識を再び現実世界に呼び戻す。芽美の意識が自分の股間に集中する。熱くて太いものが自分の中に入っていることがありありと感じられる。自分が見知らぬ男に貫かれていることがはっきり感じられる。

(いや・・・・いやいやいや!中に入っている!そんなことが・・・。いやあああ!)

頭の中にアスカJr.の顔が浮かぶ。

学校でのけんかをしたり笑いあったりしているときの顔が・・・・、芽美が一番幸せを感じられた、何気ない普段のアスカの顔が浮かんでは消えていく。自分を・・・セイント・テールを必死で追いかけてくる真摯なアスカの顔が、芽美の胸を高鳴らせたあの顔が・・・・・・。

(もう・・・・だめ・・・。アスカJr.には会えない・・・。)

芽美の目から再び涙が溢れ出した。

「まだだぜ。本番はこれからだぜ。」

小太りがゆっくりと腰を動かしだす。

「いっ!ひいいいいいい!」

芽美は激しい痛みに再びのけぞる。

「い・・いや!お・・・お願い・・・うごか・・・さないで・・・!!・・・いたいの・・・。お願い・・・。助けて・・・ああああああ!・・・ひいいいいいい!!!」

少年が結合部から芽美の苦痛に叫ぶ顔までカメラをパンしていく。

「いいぜ・・・。羽丘、アスカにも見せてやりたいぜ、おまえの処女喪失の姿。」

少年が芽美を嬲る様に言う。

「!」

芽美は息をのむ。

「アスカ、どんな顔をするかなあ。しかもこんな気持ちよさそうに腰を振っている羽丘の姿を見たら・・・。」

少年が追い打ちをかける。

(アスカJr.に知られる・・・!)

芽美にとって、それは絶対に知られてはならない事だった。

「い!いやあああああああ!やめてやだやだやだ!!!やあああああああああ!」

芽美は半狂乱になって机の上で暴れだした。

暴れるたびに、芽美のそこはキュッとしまる。小太りはその感触を楽しみながら、さらに腰を使った。

「はあっ!はあっ!はあっ!はああああああああああああ!」

激しい痛みと凄まじい電流が芽美の中を駆け巡った。

「やあ!やあ!やあ!い・・いた!あ!ああああああ!」

そして激しい痛みの中に、暗い快楽の種のようなものを芽美は無意識に感じていた。

「あう!あ!い!いた!い!い!あ!あ!はあああああああああああ!」

芽美は自分がどんな格好で、何をされ、どんな声をあげているのか、もう何もかもわからなくなっていた。わかるのはただ、自分の大事なところに熱く硬い凶器を入れられ、激しくかき回されることにより、そこに激しい痛みと鈍い疼きを感じていることだけであった。アスカJr.の存在も聖良の存在も、そしてビデオカメラに撮られていることさえも、もう頭の中にはなかった。

「よ・・・よし!そ・・ろそろいくぞ・・・!」

小太りの動きが激しいピストン運動に変わった。

「な・・中に出してやる!」

小太りの言葉はもう芽美には聞こえていなかった。

「はうっ!はっ!はっ!いっ!いっ!ひいいいいいいいいいいいいいい・・・・・・・・!」

芽美は激しい痛みに悲鳴を上げる事しか出来なかった。

「うっ、で・・・出るぞ!」

小太りが絶頂を迎える。

ドピュ!!

芽美はおなかの奥底に生暖かいものがたたきつけられるのを感じていた。

そして、男が自分の体内に射精したことを芽美は本能的に知った。

「あああ・・・・ああ・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・。」

小太りは力なく倒れる彼女の中にさらに数回自分のものを突き出し、さらに射精した。

芽美は放心状態のまま、机の上に倒れた。その様子をビデオカメラが記録していく。













続く


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