第四章 〜LOST〜



 イクザが部屋を出るとすぐに自分の部屋へと戻っていった。
部屋ではランファが何やら作業をしており、イクザに気付くと
手を止めて顔をあげた。書いていた書類をまとめ、横に置くと
何か言いかけたがイクザはそれを制し、口を開いた。
「ランファ、後でお前にも手伝ってもらうぞ。」
それが何のことかは言われなくても分かる。はいと返事をする
とイクザはさらに言葉を続けた。
「とりあえず少し眠る。2、いや1時間後に再開する。お姫様の
我慢もその辺が限界だろう。」
言い終わるとすぐに隣の寝室へと向かった。一見元気な風に見
えるが、ランファはイクザの疲労を読み取っていた。長年共に
いた者だからこそ分かるのだろう。体力的にはもちろんアルヴ
ィーナは王女様だ。精神的にも少しくるものはあったに違いな
い。そんなイクザを見送ると、ランファは早速準備を始めた。


「ふぅっ、んっ、くっ・・・はあっ・・・」
息も絶え絶えになりながらもまだアルヴィーナはオナニーを続
けていた。体の火照りを収めるために一生懸命だがイク寸前に
手は勝手に止まる。それがさらに火照りを生み、また始めると
いう悪循環におちいっている。
「んっ、ひうっ・・・もうやあっ・・・」
幾度目かのおあずけをくらった時、ドアが静かに開いた。入っ
て来たのはランファ一人だけだ。手にはいろいろな道具らしき
物を幾つか持っている。
イクザが言っていた時間には速いがどうしたのだろうか?しか
もランファ一人だけだ。
「調子はどう?」
「ぅ・・・あっ・・・!!」
入ってきたことに気が付かなかったのか、ランファの姿を見つ
けて驚いたようだ。相変わらず手は股間を弄り続けている。
「あ・・も、もう許してぇ・・・んっ、んぐぅぅぅぅっ!!」
また登りつめたようだが押さえつけられる。快感の波が引き始
めた頃また手が動き始める。シーツはもうぐっしょりと濡れて
いて、お漏らしをしたように見える。
「それは無理よ。私はアレを操作できないもの。イクザ様にし
か止められないわ。」
持ってきた物の中から小瓶を取り出すと、アルヴィーナの傍に
腰を下ろした。小瓶の中には琥珀色の液体が満たされている。
「でも、あなたをイかせることは出来るわ。」
持っていた小瓶の蓋をあけ、中の液体を垂らしていく。最初は
胸、次にお腹へと徐々に下がっていき、最後は秘所に垂らす。
「な、何っ!?」
冷やっとした感覚にびくっとするが、垂らされた部分が徐々に
熱くなっていく。
「あなたが先ほど口にした妙薬よ。最もさっきのは薄めてあっ
て、これは原液だけど。」
後ろから抱きつくと、妙薬をアルヴィーナの体に刷り込み始め
た。
「やっ・・・・」
胸をゆっくりと揉みながら刷り込み、人差し指と中指で乳首を
軽く摘む。アルヴィーナはランファの腕を掴んで引き離そうと
するが弱弱しく、なんの抵抗にもなっていない。
「んっ・・・・ひぅっ、ああっ・・」
「効いてきたみたいね。」
つーっと脇腹にそって手を下ろし、秘所に触れる。クリトリス
を優しく摘むと中指を膣内へと挿入させる。妙薬の効果が加わ
り、先ほどよりもトロトロに濡れている。だがあんなに濡れて
いるのに中はきつく、第一関節ぐらいまでしか入らない。ゆっ
くりと指を動かすと、アルヴィーナはすぐに限界を迎えた。
「あっ、気持ち良いよぉ・・・イくぅ、イっちゃうっ・・・」
すっと手を抜くと、快感の波が収まるのを待つ。
「どう、分かったでしょ?私が手伝えばあなたをイかせてあげ
られる。」
「分かった、分かったから意地悪しないでぇ・・・」
ようやく絶頂が迎えられると思ったのにまた寸止めされ、もう
イくことしか考えられなくなっている。
「駄目。まだイかせてあげない。もっと焦らしてあげる。」
「そんなっ・・・何でよぉ、もうイかせてぇ・・・・」
「まだ処女なのにとんだ淫乱王女様ね。・・・私はあなたが嫌
い。あなたが来てからイクザ様はあなたのことばかり考えてい
る。仕事だから仕方がないけど・・・こうでもしないと気がす
まないの。だから覚悟してね。」
ビー玉サイズの玉が10個程数珠繋ぎになった物を取り出すと、
それをアナルへと押し当てた。
「何個入るかしらね。」
少し力を込めるとつぷっと1個目が中に入った。
「ひいっ!!」
「2個目・・・」
「嫌っ!!」
「3個目・・・」
「やめてぇっ!!」
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
「これで最後っ・・・と。全部入ったわね。」
「はああ・・・・」
アルヴィーナのアナルに玉は全部入り、リングの付いた紐がちょ
こんと飛び出ている。今は抵抗できないように後ろ手に拘束され
ていて、ベッドの上で悶えている。
「気分はどう?」
「お、お腹が苦しい・・・・取ってく、下さい・・・」
「でも気持ちいいでしょう?さっきより濡れ具合が凄くなってい
るわよ。」
キュッとクリトリスを摘むとコリコリと揉む。
「あっ、あっ、駄目ぇ・・・・・」
身じろいで逃れようとするが、それだけの力もなくなってきた。
プルプルと体が震えただけだ。
「ふふふ・・・・どう?」
「ランファ。」
突然声がして、振り向くと何時の間にかイクザが壁にもたれてこ
ちらをみていた。
「イ、イクザ様・・・」
「姿が見えないと思ったら・・・・まったく。」
「も、申し訳ありません・・・・」
先ほどまでの様子が嘘のように子猫みたいに縮こまる。
「まあいい、このまま続きをする。」
アルヴィーナの方へ振り向くと早速秘所をなで回す。
「もうビショビショだな。1回でもイけたか?」
「いっ、1回もイってません・・・・」
「イきたいか?」
「はい・・・・」
「なら処女を差し出す決心はついたのか?」
「そ、それは・・・・」
体は限界でも、理性の方がまだ踏ん切りがつかない。王女である
自分の純潔を失うわけにはいかない。
「ならもう1時間ほど遊んでろ。」
「あ、待って、待ってくださいっ・・・」
その言葉に出口へ歩きかけていた足をとめる。
「何だ?」
「あのっ、その・・・私の・・・し、処女を差し、差し出します
からイ、イかせてくださいっ!もう限界なんですっ!!!」
まだためらっていたようだが、肉体が求める欲求には勝てなかっ
たようだ。ついに折れてしまった。
「よく言ったな。たっぷりとイかせてやるぞ。」
服を脱ぎ、準備を始める。もうイクザのペニスはギンギンにそそ
り立っていた。アルヴィーナは歓喜なのか悲観なのか複雑な表情
を浮かべている。
「アルヴィーナ、自分で入れてみろ。」
イクザがベットに横たわるとアルヴィーナはよろよろと立ち上が
り、イクザにまたがる。
「そのまま腰を下ろせ。」
「はい・・・」
膣口へとペニスが触れるが、両手がつかえない不安定な状態のた
め、つるんと滑ってしまい、その度に悲痛な声を上げる。その後
も何度かチャレンジするが、同じ結果に終わった。
「ランファ、動かないように抑えていろ。」
「あ・・・はい、分かりました。」
そばでおどおどしながら見ていたランファは、はっと我に帰ると
アルヴィーナの肩を掴み、動かないように固定する。
「もう1度だ。」
「んっ・・・」
ぐっと下半身に力を入れると、今度は一気に根元まで入った。
「ああああああああああああっ!!!!!!!」
入った瞬間にアルヴィーナは体を震わせ、絶頂を迎える。薬のお
かげで痛みは無いようだ。
「どうだ、気持ちいいだろう?」
「はぁ・・い、気持ちいいですぅ・・・・・」
自ら腰を振り、ようやく得られた快楽を貪る。一回の絶頂では満
足できず、初めてとは思えないほど腰使いが激しくなっていく。
結合部分からはグチュグチュと淫らな音が鳴り響く。
「ああっ、イくぅっ!!!!!!!!」
早くも二回めの絶頂を迎えるが、まだ止まらない。
「もっと、もっとイきたいよぉっ・・・」
処女を失った瞬間から、もうアルヴィーナの頭からは純潔を守る
とか王族のプライドとかは消え去り、ただ快楽のことしか考えら
れない。
「すごい乱れようだな、初めてとは思えんぞ。俺もそろそろ一回
射精しておくか。」
腰を掴むと、下から激しく突き上げる。いままで以上の快感がア
ルヴィーナを襲い、またすぐにのぼりつめる。
「んぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」」
頭を振り回して髪を乱しながら、口からは涎が垂れている。突き
上げられるごとにきゅうっとペニスを締めつけてくる。

「どこが気持ちいいんだっ?言ってみろ!」
「オマンコ気持ちいいっ!!凄いのぉ!!!!!!ああ、またイ
くぅっっっっ!!!」
その瞬間を狙って、イクザはアナルから飛び出していたリングを
掴み、一気に引き抜いた。
「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
絶頂+アナルの刺激で思いっきりペニスを締め付ける。
「くっ、もう出すぞっ!!!」
「ああっ、出してぇぇぇ、中に頂戴っっっ!!!!!ふぁぁぁぁ
ぁっ!!!!」
ビクッビクッビクッ・・・・どぷっ、どぴゅっ、ごぷぷっ・・・
二人は同時に果て、アルヴィーナは荒く息を吐いて倒れこんだ。
「はあっ、はあっ、はあっ・・・・・・」
目は虚ろで口も開いて涎をたらしっぱなしだ。しばらくは意識は
戻らないだろう。
ペニスを抜くと精液があふれ、内腿を伝って垂れ落ちる。
「ふうっ、これでほぼ終了だな。」
「そうでございますね・・・・」
「さて、先ほどのことだが・・・ランファ。」
名前を呼ばれ、びくっと体を振るわせる。
「勝手なことをした罰を与える。」
「はい・・・」
ランファの顔には悲しみ、寂しさが入り混じったような表情が浮
かぶ。声にも少し力がない。すると、いきなりイクザに腕を捕ま
れ引き寄せられる。
「たっぷりと可愛がってやる。泣いても許さんぞ。」
唇を奪い、ベッドへと倒れこんだ。


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