■悲劇の手■
「邪魔な毛がなくなってよく見えるようになりましたね。では、こちらに来てルチアナさんによく見えるように脚を広げて割れ目を広げてください。」
「……まだ、なにかするの?」
「違うわ、今までのは準備、これから始めるのよ。そのまま立ったままで、オナニーしてください。逝くまで止めてはいけませんよ。」
ルイザの非情な命令にビクッとリリアナが震えてしまう。妹の目の前でリリアナ自らの手でさせようとしていた。
気が狂いそうな恥ずかしさに頭の中が真っ白になる。
「聞こえなかったの?」
ルイザは冷たく言い放った。
「で……でも……」
リリアナは恥ずかしさのため躰を固くして顔を伏せてしまう。
「手間がかかるわね、まず胸を触りなさい。顔を上げてルチアナさんを見るのです。ルチアナさんは嫌らしいお姉さんの躰を目を離さず見続けなさい。」
「ああ……」
目の前で自分をじっと見つめている妹と視線が合うのが辛かった。だが、おずおずと両手をそれぞれの乳房にまわし、ゆっくりと愛撫を開始すると予想以上の快感が湧き上がる。
「もっと、こねるように揉んでみなさい。」
「あ…あ…はい…」
下から上にすくい上げるように撫で回すと、若々しい果実が踊るように手の中で弾み、ルイザの目を楽しませる。
「あ…あん……」
指先が乳首を擦る度に痺れるような快感が電流のように走り、リリアナは声を必死に噛み殺した。
「気持ちいいのかしら?」
ルイザの意地の悪い質問に首を横に振って否定するが、羞恥と続けざまに襲う快感に躰はうっすらとピンク色に染まっていく。
乳房を自らの手で愛撫させられていると思うと惨めさと共に、言いようのない快感が全身に拡がっていく。
「乳首を指で摘んで、そう、ひねるように……」
「はん…あ…ああっ!」
憑かれたようにルイザに言われるまま手を動かすと、鋭敏な性感帯から生じた強烈な快感が躰を突き刺し、思わず声が漏れ出てしまう。
胸から伝わる快楽の波に子宮がキュッと収縮し熱い蜜がジクジクと湧いてくる。
「うふふ、胸だけで、すごく感じるのね?」
何かに耐えるように腰をもじつかせるリリアナにルイザが言った。
「ルチアナさんに見られて感じてしまっているのね。」
まっすぐ見つめる視線の先にルチアナの潤んだ瞳が濡れ光っていた。
「はあ…はあ…はあ……」
荒ぶる呼吸がリリアナの興奮を物語っている。
「見られてするのって、いいでしょう?」
「ああ……い…いや……あう……」
背徳の行為であることが被虐の官能を高ぶらせるのか、リリアナは首を振りながらも固くなった乳首をこねくり、倒錯の快感に喉を震わせる。
「あら、すごく濡れているのね。」
太股を摺り合わせると触れていないはずの秘裂から溢れた蜜がぬるっと粘つく。
恥ずかしい反応を指摘され、胸元までカアッと赤く染まる。
「そろそろ、あそこの方も触りたくなってきたんじゃない?」
「そ…そんこと…ない…」
リリアナは首を振ってルイザの言葉を否定する。だが燃えさかる躰はリリアナの心と裏腹に、淫らな欲求を突きつけてくる。
「さぁ、次は嫌らしい穴を責めなさい。」
「はぁ…」
リリアナは深呼吸をしてから、開いた両脚の間にゆっくりと右手を伸ばした。
「…ん…んく…んんっ……」
中指の腹で秘裂を軽くなぞった途端、大きな快感が電気を流されたように躰に走る。
妹の前であられもない声を聞かせてしまうことが、恥ずかしくて必死に喘ぎを飲み込む。
「んっ…んふ…あっ…ぁあっ…」
リリアナは秘裂に潜り込ませた右手をリズミカルに動かし始めた。
秘裂はすでに妹に見られたことで感じてしまって濡れていた。
リリアナの性器は陰毛を取り除いてしまったため、ぬらぬらと光るサーモンピンクの粘膜が丸見えになっていた。
指でクリトリスを擦りはじめると、その度に愛液があふれ出る淫靡な音をたてる。
嬲る指の先も、リリアナの愛液で濡れてしまっている。あふれ出た愛液が、ダラダラと糸を引いて垂れているのが見えた。
何度も繰り返すうちに次第に動作が激しくなり、敏感なクリトリスに強い刺激を与えてしまう。
リリアナの膣は、すでに愛液でドロドロのになった状態だった。
「リリアナさんは処女なのかしら?」
「お……踊っているとき……破れたから…ないの……」
「ふーん、それは少し残念ですね。では、膣に指を入れても大丈夫なんですね。入れてみてください。」
リリアナは右手の中指を緊張しながら、ゆっくりと膣の中に入り込ませる。
愛液のおかげでスムーズに挿入していったが、その内壁は絡み付くようにしてリリアナの指を圧迫して来る。そうしようとは思わないのに、自然と指が動いてしまう。
「ああ…もっと…」
リリアナは指一本だけでは満足できなくなり、二本、三本と胎内に入れる数を増やしていく。動きも激しいものとなり、自分の指なのに止めることができなくなっていた。
「すごく嫌らしい姿ね。リリアナさん」
「いや…言わないで…」
だが、今となってはリリアナは快楽に溺れてしまって、もう何がどうなってもよくなってしまっていた。ルイザに命令されたことなど、もう関係ない。快楽がすべての思考を奪い去り、一心不乱に自慰をしている。顔には愉悦と恥情が入り交じっり、どれほどあられもない格好であるのかも構わずに膣を激しく掻き回し、クリトリスを弄くる。
もう止められなかった。
「逝ってしまうの?答えて?」
「はい……逝きそう…です」
リリアナは喘ぎながらルイザに答え、指の動きをますます強めていく。ぴちゃぴちゃ、ぐちゅっという音がひっきりなしに聞こえる。
「はぁぁぁん!」
甲高い声と共に、リリアナがぐいっと指を膣に押し込む。
心も躰もバラバラになるほどの快感が襲う。リリアナの腰が肉の悦びに震える。
「ほら、逝っちゃいなさい。妹にリリアナさんの逝く所を見て貰うのよ。」
「ひいっ……い…逝くぅ!」
全身を痙攣させ、上半身をガクガク揺すりながらリリアナは喉を絞った。
立った姿勢は崩さずにリリアナはがくっと頭を垂れた。リリアナは快感で全身を震わせていた。
→進む
→戻る
→ずっと一緒のトップへ
|