【電気ブラ電気麻薬】
●神経電流を操作して脳内麻薬を分泌させる「電気麻薬」の惨禍は、東西両陣営の悩みのタネである。もちろん両陣営のどちらかが敵対国に対して送り込む場合もあれば、それを利用して私腹を肥やす第三者も存在する。なお、神経電流の操作には体表や粘膜の「性感帯」への刺激が現在の主流である……。
「コレが新型のフィジカルビジュアライザーだよ」
組織の幹部は自慢するように説明した。
暗闇の中にスポットライトで浮かび上がる、その大きな椅子型の装置にミレーヌ・ホフマンは強引に引き据えられた。
ギリギリギリっ! ガチャン! ギギギっ!
「……クウっ! ウっ!!」
ゴリラのようなシルエットの軍事用パワーロボットが、ミレーヌの腕を逆手に捕まえて押さえ込む。その腕力にはミレーヌのサイボーグ強化筋肉も為す術もない。
「お嬢さんには、特別に体験無料コースをサービスしよう」
フィジカルビジュアライザーなどと言えば聞こえは良いが、実体は禁断の精神麻薬装置である。椅子というより電子機械の塊に人型の「くぼみ」が付いていると言った方が正確だろう。その「くぼみ」にミレーヌの身体はピッチリとはめ込まれてしまった。
……身体各部を電気的に刺激して、脳内の対応部位から脳内麻薬を分泌させ、被験者をトリップさせるフィジカルビジュアライザーが、西陣営(ウエスト)各地の大都市で流行をはじめたのは2、3ヶ月前のことだった。麻薬と違って安全かつ中毒性がないという売り文句だったが、たちまち強烈な依存症患者が続出して、今では法律で禁じられた機械となっている。そのフィジカルビジュアライザーの開発製造ルートの調査中に、ゼロゼロ機関の女性サイボーグエージェントであるミレーヌ・ホフマン(ゼロゼロナインワン)は敵の手に落ちてしまったのだ。
ガチャンっ! ガチャンっ!! ガチャガチャンっ!!
オペレーターの1人が、コンソールパネルのスイッチを操作すると、フィジカルビジュアライザー各所から被験者の全身を拘束するストラップベルトが飛び出してきて、強くミレーヌの身体を締めつけた。
「クウっ……!」
乳房の上下に渡されたベルトが締まり、ミレーヌの豊かな乳房がより丸みを強調されくびり出される。
「西(ウエスト)9課エージェントのオッパイは危険だからねえ」
幹部の男は、ミレーヌの胸元へ手をのばす。ミレーヌは身をよじろうとするが、ストラップベルトの締め付けは強力だった。
ベリベリっ!
男がミレーヌの胸をはだけてしまう。ブラウスのボタンが飛び散り、ブラジャーもむしり取られた。
ボンっ! ボイ〜ンっ!
「……ウっ!」
ストラップベルトの締め付けにより半円球に大きく盛り上がったミレーヌの乳房がむき出しになる。
「コレは、みごとなオッパイだね。くくくっ!」
幹部の男はムンズとミレーヌの乳房を掴み、五指を白い乳肉にめり込ませた。
グニっ! モミっ! モニュンっ!!
「クっ、触らないでよ……」
乳首を摘み、指の腹でこね回すようにしながらも、決して「射線」上には手を置こうとしない。
この男は、バストガンの扱いに慣れている!?
ミレーヌの不安は的中した。
「おい、サイボーグ用の「電気ブラ」を持ってこい」
幹部の男が命じると、オペレーターが重たそうにグロテスクな拘束具を運んできた。金属やラバーの塊で出来た「ソレ」は、グロテスクにデフォルメされた「ブラジャー」だった。
「コレで、お嬢さんのオッパイをよがり狂わせてやるよ。くくくっ」
カチカチと音を立てて、幹部の男は「電気ブラ」を点検している。お碗状のブラカップの内面は、縦横無尽にトグロを巻いたゴムベルトや、キラキラと光を反射する電極らしきものが、まるで金属とゴムで出来た動物の内蔵のように渦巻いている。
「特別にフィジカルビジュアライザーとリンク実験だ」
幹部の男とオペレーターの2人がかりで「電気ブラ」がミレーヌの乳房の上に降ろされる。
カポっ! カポっ!
ミレーヌのふたつの乳房を「電気ブラ」のカップがスッポリと呑み込んだ。
「ヘンなもの付けないでよ……。クウっ! 悪趣味ね……」
コポコポコポ!
真空ポンプが作動し、ミレーヌの乳房をグビグビと「電気ブラ」のカップが呑み下す。その内部ではカップと乳房の表面が密着しはじめた。
キュキュウッポッ! プシュウ! プッシュウ!!
カップの内で何重にも重なったゴムベルトが、グイグイと締まりミレーヌの乳房をくびりはじめる。
ギュギュギュっ! ギュウ〜っ!!
「クウっ! ちょっとキツい……」
豊かなカーブで盛り上がる裾野の部分から乳首に向かって順番で次々とベルトが収縮し、乳房全体が尖らされるように絞り出されていく。
ムニュウっ!
その締め付けに、きつく乳うんごと「くびり」出され、突き出した乳首は、カップの底に開いた小穴に押し込まれてしまった。
プツっ! プツンっ!!
「ウグっ!?」
ツンツンと大きく筒状に突出させられたミレーヌの乳首は、押し込まれた小穴で待ちかまえるように突き出された突起を真っ直ぐに正面から撃ち込まれてしまった。
「危険な「銃口」は塞がせてもらったよ」
ガチンっ! ガチンっ!!
荒々しく「杭」を撃ち込まれた乳首を、さらにギザギザの金属歯が咥え込む。
「イ、イタっ!」
完全に「電気ブラ」はミレーヌの乳房に喰らい付いてしまった。
「では、はじめようか」
ギュルギュル! モニュウ! プシュウ! モミモミっ! モミモミっ!!
「電気ブラ」の中で、無数のゴムベルトが回転収縮を開始して、ミレーヌの乳房を揉み立てはじめた。最初はユルユルと擦り撫でまわすような愛撫が、段々と激しく乳肉を捏ね回すような動きに変わり、やがて強弱をつけて縦横無尽に乳肉を犯し始める。
ムニュウ、モミっモミっ! ムニュウ、モミっモミっ!!
「クウっ! 機械がっ、機械にオッパイを揉まれてるっ!?」
グニグニと揉み立てられる乳房の芯から、ウズウズとむず痒いような感覚が湧き上がってきた。
ビッビイイイッ! バチッ!!
ミレーヌのふたつの乳首の先端から乳房全体に稲妻が走った。乳房全体が感電し、乳房の表面に無数の針を突き立てられたような感覚がわき上がる。
プクっ! ボインっ!! プクっプクっ! ボイ〜ンっ!!
その刺激にミレーヌの乳房はさらに怒張し、「電気ブラ」の締め付けの中で、その質量が爆発するように増大した。
「ア! アッ! アアッ!!」
ミレーヌはその感覚に怯える。その感覚は、まごうことなき「快感」だったのだ。
「止めて! 機械を止めてっ! こんなので感じるなんてイヤなのっ!!」
その悲鳴を聞き、幹部の男はオペレーターに合図を送る。オペレーターは無言でうなずくと、キリキリとコンソールパネルのダイアルを回した。
ギュル、ギュルルルルル、バチバチッ!
「キャっアアアっ! キャ! アガアガががっ!!」
ビビビ! ブゥイ〜ッイイイインッ!!
「アアーっ グォおおおっ!」
ミレーヌの身体が大きくビクンビクンと跳ねた。
緩急を付けて乳房を揉み立てるゴムベルトと、乳房に落雷を繰り返す電流の責めは、ミレーヌの感覚を、少しずつエクスタシーへと追い上げはじめていた。
「なあに、殺しはしない。こいつなしでは生きていけない「中毒患者」になってもらうだけだ」
「止めてっ! 止めなさいっ!!」
幹部の男は、ニヤニヤと笑いながらオペレーターに二本指を立てると、クイクイと曲げる下卑た合図を送る。
「御開帳といこうか」
オペレータのスイッチ操作で、ミレーヌのプリプリとした尻を乗せているフィジカルビジュアライザーの腰の部分が、グイと前方に突き出された。
「オッパイだけじゃ、かわいそうだからな。くくくっ」
ミレーヌの両脚の間、フィジカルビジュアライザーの下部から、イモ虫のような形状のオートバイブレーターが出現する、それは両手で持ちきれない大きさの「巨チン」だった。
「ソ、ソレをまさか……!?」
機械仕掛けでグイグイと突き出され、薄いショーツに包まれたミレーヌの股間がミニスカートの裾から露出してしまう。
「ダメっ、そんなトコロにっ……ダメっ!」
そのミレーヌの股間はあふれ出た愛液でぐっしょりと濡れ、ショーツは半分透けたような状態である。
「トドメを「挿して」やろう」
幹部の男は、そのショーツを引き下ろし、あふれる愛液でヌルヌルになったミレーヌのヴァギナに、節くれだったオートバイブレーターを押し込んだ。
ブインブインブイ〜ンっ!
オートバイブレーターは、まるでイモ虫そのもののようにうねり、ケーブルの尾を引きずりながら、ミレーヌの最奥……、子宮を目指し自力でグイグイと押し入っていく。
「ハァっ! お腹、お腹の中にっ! ……ウウウっ!!」
カシャ! カシャカシャっ! バキンっ!!
ミレーヌはヴァギナに仕込まれた暗殺用のスパイクをとっさに作動させ、蠢き伸縮するオートバイブレーターの侵入を防ごうとするが、生身のペニスを切り裂きズタズタにするスパイクも、そのオートバイブレーターのボディには無力だった。
「おっと。オンナの部分にも隠し武器かい?」
オートバイブレーターの作動モニターをのぞき込み、幹部の男は感心したように言う。
「よがり狂う前に、お嬢さんには、もう少し「調教」が必要のようだ」
カチャ、カチャ! パチンっ!
リング状のかん口具がミレーヌの口にはめ込まれる。そして、幹部の男は医療用の鉗子で強引に鋏みだしたミレーヌの舌先に、電気責め用にコードの付いたワニ口クリップを噛みつかせた。
パチっ! ビリビリビリっ!!
「エグっ! エエグっ!!」
カチャ、カチャ!! バチンっ!!
さらに、ミレーヌの股間で猛烈に突き立っているクリトリスにも電気責め用のワニ口クリップが噛まされる。
バチっ! ビビビっ!!
「オオグっ! オオ〜っ!!」
男は腫れ上がったミレーヌのクリトリスを、まるでもてあそぶように2度、3度と揺さぶり立てた。
「ウオぉ! アガっ! アアアぉ!! アヒっ!!」
咽の奥までさらけ出すような凄まじい悲鳴を上げながら、ミレーヌは陸に上げられた魚のように激しくのた打ち回った。ストラップベルトに逆らいギシギシと軋む身体。
「オオオーっ! オウっ! オホォウ!!」
ミレーヌの全身を濡らす汗がピシャピシャと飛沫のように周囲に散る。かん口具からはワニ口クリップに噛みつかれたミレーヌの舌がまっすぐ上に突き出された。
ピュっ! ピュピュピュっ!!
ミレーヌの股間から、小刻みに小便が吹いていた。クリトリスはねじくれるように猛烈に突き立ち、噛みついたワニ口クリップをコードごと宙にブンブンと躍らせている。
モミモミ! ボイン! モミモミ!! ボイ〜ンっ!! ビリビリビリっ!!
ミレーヌの乳房に取り付いた「電気ブラ」の放電が、ミレーヌの乳房内では吸収できず、その表面に紫光となりスパークしていた。
ビリビリっ! バリバリっ!!
「オンゴぉーっ! オグオォーっ!!」
強烈な電気刺激に、ミレーヌは激しく胸を揺さぶり立て「電気ブラ」を外そうともがくが、全身を押さえ込むストラップベルトと、何より強烈な真空バキュームによって、ガップリとミレーヌの乳房に喰らい付いた「電気ブラ」はビクともしない……。
ブブブブブィ〜ン〜!
「よし、オートバイブを覚醒させろ」
揉み手をしながらミレーヌの淫らな拷問ダンスを見つめていた幹部の男が指示を出す。オペレーターは「子宮内ジャッキアップ」と書かれたスイッチを入れた。
ブイブイブイっ!! ブイ〜ン〜!!
そして、ミレーヌの子宮の中では、子宮口をこじ開けて侵入したオートバイブレーターがキリキリと機械音を立ながら展開し、上下左右へと子宮の壁を押し広げて膨らみはじめた……。
「ウっ! ウっウっウっっっ!! ウウ〜っ!!」
ミレーヌの眼が大きく見開かれた。
かん口具から突き出された舌が、酷たらしくワニ口クリップを先端に飾ったまま、さらに高く突き出される。
「オーっ! オーっ!! オオーっ!! オオーっ!!」
ギュイと反り返ったクリトリスに噛みついたワニ口クリップは、パシパシと音を立ててリズミカルにミレーヌのヘソ下の皮膚を叩きつづけている。ミレーヌの意志とは関係なく放電の強弱に合わせて勃起痙攣しているのだ。
ムクムクっ! ポッコンっ!!
オートバイブレーターによって、内側から膨らまされていくミレーヌの腹は、いつの間にか妊婦のそれのように真ん丸に膨らんでいた。
「ハフっ! ホフっ! ハフっ!! オンゴオオオーっ!!」
それが膨らみきったとき、子宮内でフィジカルビジュアライザーの「トドメ」の放電が開始されるのである。激しく荒い息の下で、ミレーヌは今まさに人外の超絶オルガスムスに達しようとしているのだった。
おしまい
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