第4章・猫と仔猫のメヌエット

 「うぅぅん…ここどこ?…」
 少女が目を覚ましたのは見覚えの無い部屋のウォータベッドの上。それも全身鏡張りでどこか肌寒い。
「えっと…なんかラブホテルみたい」
 寝ぼけた頭でそんな感想をもちながらたちあがろうと体を動かそうとしたとき
 ガチャン――
 と、金属の擦れ合う音が聞こえた。
「へっ?」
 その音で少女の頭がはっきりと動き出す。自分の名前は常盤恭子、小柄な体格と童顔の所為で中学生…いや、小学生に間違われることが不本意ながら日常茶飯事とまずはかるく自分のプロフィールを思い出し自己嫌悪。そしてここは多分ラブホテルの一室だと雑誌の特集で見た記憶が蘇る。ただ、なぜ自分がここにいるのか思い出せない。誰かと…
「お目覚めですかキョウコさん」
 突然かけらた声にびっくりするか恭子はその声に聞き覚えがあった。
「えっ?テッサちゃん…あっ、そうだ!」
 恭子の記憶がはっきりと思い出す。町を友人の瑞樹とともに買い物などをしていたときにテッサとマオと偶然再会して、そのあとカラオケにいったあと急に眠くなりここにいたと記憶はそう告げている。
「気分はいかがですか?気持ち悪かったりはしませんか?」
「それは大丈夫だけど…えっ…きゃぁぁぁぁぁぁあ」
 恭子は体を起こそうとしたときあることに気がついた。服をきていない。下着も一切なく真っ裸で大の字に拘束されしかも…大事なところに少しではあったが生えていた毛がまったくなくつるつるである。そして、その姿を足先のほうからテッサがほほづえをつきながら見つめていたのである
「キョウコさんには陰毛がないほうがかわいいと思いましたから脱毛クリームで抜いちゃいました。そのあと痛みの無いように処理をしましたのでこれからはお手入れいらずですよ」
 テッサはにっこりとそんなことを言う。
「テッサちゃんなんで…こんなことを…」
「それはですね。犯される喜びと犯す喜びを恭子さんにも教えてあげようと思いまして。だってとても気持ちいいんですもの」
「いい…いいから…」
「そう遠慮しないでください。ミズキさんはとっても気に入ってくれましたよ」
 そこでようやく瑞樹が見当たらないことに気がつく
「瑞樹は?」
「ミズキさんならさっき…うぅん…はぁっ…」
 テッサの顔が上気し緩む。その様子に恭子は何事かと戸惑う。
「?」
「ごめんなさい…えっと、そうそうミズキさんでしたね。もう少し体を起こしていただければ判りますよ」
 その言葉に素直に従い恭子は体を少し起こしてそこでありえない光景を目にした。
 その光景とはテッサの股間に生えているモノ、それはあまりにもグロテスクといっていい大きさの男根が二本も生えていたこと。そして、その男根に必死にしゃぶりついている。
「どうですか私のものは?ミズキさんは大変気に入っていただいてごらんの通り病み付きなんですよ」
 穏やかな笑みを浮かべるテッサに、恭子の背筋にゾクリとした感覚を覚える。
「ミズキさんて経験豊富らしく、私も何度もイカされてしまったんですけど…さすがは小○三年生の時に担任の先生と付き合って前と後ろを経験した後、次の年には教育実習生できた大学生に趣味のおかげでハードSMの味を覚え、修学旅行のときは男子20人と乱交したり、犬にレイプされてみたり、女教師と恋人になったり…ああ、中○に入学したての真新しい制服のまま浮浪者に3時間レイプされたとか今でもSMクラブに通ってるとかとすっごく淫乱だったんですよ」
 そんな話を聞かされ恭子の精神はもう限界であった。
「でも、キョウコさんはネコではなくタチだと思うんです」
 テッサはかわいい握りこぶしをつくり熱く宣言する。
「一見、無防備そうですが…こう、私の感がそう告げています。ですので…私が責める快感を教えてあげます」
「へっ?いいよ!!私はノーマルで…」
「遠慮しないでください。一度覚えれば病み付きですから」
 そういうと、テッサは普段の動きでは考えられないほど素早くベッドの下に隠しておいた筒を取り出すとそれを恭子の股間に取り付けた。
「クリトリスと結合するまでに少し時間がかかりますからそれまで気持ちよくしてあげますね」
「やめ…ひゃう…」
 テッサにお尻を触られ恭子はかわいい悲鳴をあげた。
「いきなり挿入はきついでしょうからミズキさん、キョウコさんを気持ちよくさせてください。できたらまた入れてあげます」
 一心不乱にしゃぶりついていたペニスから離れると瑞樹は恭子に馬乗りになるととろけるような瞳でみつめながら唇にむしゃぶりつきながら未発達な胸へと手を伸ばしゆっくりと敏感なところをわざと焦らしながら丁寧に揉む。その手つきに思わず
「はぁ…あっ…ぁ」
 素直に快感の声が漏れてくる。
「キョウコさん感じやすいんですね。オマンコから汁がとろとろと溢れてますね。これは蓋をしてあげないといけませんね」
 テッサは濡れそぼった恭子の蜜ツボへと異形のペニスをねじりこむ。
「はっ……」
 極太のペニスから伝わる熱い感覚と自身の体を駆け巡る激痛とそれを上回る快感に神経が焼ききられるような錯覚におちいった。
「入れただけでイッちゃったんですね。締め付けがきつくなりましたけど…では、このまま続けましょうか。ミズキさんもがんばってキョウコさんをイカせてくださいね」
「ワン…」
 ミズキはそう返事をすると恭子の性感帯を本格的に責め始めた。


 ★ ★ ★

「ああ、また出ちゃうぅぅ」
「出して恭子…私のザーメンタンクを一杯にしてぇぇぇ」
 バイオペニスが起動してからは恭子が堕ちるのは早かった。バイオペニスから与えられる射精の快感と自分の下で喘ぐ少女の美少女というシュチュエーションがよけいに駆り立てられる。
「2人だけでたのしまないでくたざい」
 テッサは少し不満そうに2人のアナルに自慢のペニスを挿入する。
「「あぁぁぁぁいいぃぃぃアナルでいくぅぅぅぅぅ」」
 2人の少女は快感に悶えながら絶頂を迎え気を失うがテッサの巧な腰さばきからくる刺激で目を覚まし気を失っていた時間に味わえなかった快感を取り戻すかのようさらに激しく肢体を絡ませる。むろんそのたびにバイオペニスからは擬似精液が射精されるがその濃度は薄くはならない。元来からこういう目的に作られた物。そのため、擬似精液は濃厚な媚薬としての性質を持ち擬似精液に含まれているナノマシーンが精液を受けたものも装着した人間の体も心も作り変え性欲に狂った獣に変えていく。だが、その事実などもはや淫獄に堕ちた少女たちには関係なかった。

ミッション・コンプリート


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