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暗闇を微かに照らす蝋燭の炎。その微かな明かりは、少女であったものを
照らしていた。着衣は付けず目隠しに首輪、凡そ国王の娘とは思えない装い。
喘ぎ声すらあげずに部屋の片隅に繋がれているその姿はこの数日間に彼女の身に
何が起こったかを雄弁に語っていた....。
教育結果レポート
対象物名;リムル・ルフト
教育内容;実父母に対して不服従であり極めて身勝手な考えて行動を起こす
対象物に対して以下の教育活動を行った。
1、対象物に悪影響を与える存在の除去。
ニー・ギブン及びキーン・キッス捕獲、家畜化。
2、対象物の我が侭な性格を矯正する為、拘束、家畜化による
自由意志の潰滅。
A,
×月5日 対象物を拘束する。
×月7日 飽くまで抵抗を続ける対象物の希望を砕く為に捕獲してあったニー・ギブンとキーン・キッスを交合させ、感情を混乱させる。
×月9日 対象物に幻覚剤を投与する。尚、副作用の少ないものなので対象物の品質低下にはつながらない。
×月15日 本格的な作業に入る為、地下工房へ場所を移す。
意識は混沌としているようで焦点が定まらない視線を中空に漂わせている。
×月 21日 ミュージイの努力により、疑似ペニスによる挿入に対しても腰を動かし反応しているようだ。縄や蝋燭などといった被虐行為についても唇から涎を垂らして喜んでいる。あのリムル・ルフトとは到底思えないだろう。
「....良くここまで仕上げてくれました、ショット・ウェポン」
ショットの提出したレポートに一通り目を通した婦人は満足気に呟いた。
「はっ、お役に立てまして光栄に存じます、ルーザ様」
とある広間。ショットとルーザの脇には、ビショット・ハタの元に出荷する為に高価なドレスに身を包んだ対象物
「リムル・ルフト」が置かれていた。
二人の会話にも興味を示さず、ただ秘所に突き立てられたバイブレータの脈動に身を捩らせながら...彼女の終の主人となる男の元に出荷されるのをまつだけだった。
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