目の前に広がる闇。

 「ううう....」頭が痛い。一体どうしたの....

 そう、そういえば町の偵察に出て、女の子が一人泣いていたのを助けようと
 して降りたんだっけ。 恵子は今までの経緯を必死に思い出そうとしていた。

 「く、鎖?」闇に目が慣れていくと、そこは牢獄のような場所。
 四肢に感じる冷たい感触が恵子の手足が鎖でにつながれている事を教えてくれる。

『おーほほほほっ、神ファミリーの者を捕らえたらしいな? バレターよ。』
 闇が急に明るくなり、足音が聞こえる。
 
しばらくするとたくさんの兵隊たち、そして巨漢の大男、それに従う鬼のような形相をした
生き物が現れた。

 『おーほほほほっ。神ファミリーの者を捕らえたとあれば、じっくり尋問しなくてはなるまいな。
のう?バレター』
 『ギョイ、ブッチャー。奴等の情報をたっぷりと聞き出すチャンスです。
ですが、その前に.…幾度となく我らの崇高な使命を邪魔した神ファミリー。思い知らせてやらねばなりませんな。』
 バレターと呼ばれた生き物の顔が醜くゆがむ。

 鉄格子が開かれる。そして無数のガイゾックの兵隊たちが集まってきた。
 明らかに人間のそれとは違う顔。豚を思わせる耳。そして異臭…。
 
 「ち、近寄らないで!」これから何が起こるのか…。恵子はわからなかった。
ただ醜悪な生き物たちの視線、しかも淫らな欲情のこもった視線に耐えられない恐怖と恥かしさが
胸の奥底から込み上げてくるのが抑えきれなかった。

『そうじゃのう…。思い知らせるとなれば、郷に入れば郷に従えじゃ。あの本の通りにお前たち始めるんだ。』

「い、痛い...、わ、私を殺したってお父さんたちは絶対貴方たちに屈しはしないわ!」
ガイゾックの兵隊たちは恵子の鎖を外すとその華奢な身体を床に押し付けられながらも持ち前の勝気さ
そして睡眠学習によって恐怖を感じにくくなっている恵子は、ブッチャーを睨み付けた。 
 
『おーほほほっ そうでなくては面白くないぞよ。その気丈さ、微塵に打ち砕いてやるのも、いい
暇つぶしになりそうじゃ。』 ブッチャーと呼ばれた大男の狂気のこもった笑顔。
 
 ブッチャーの笑顔に反応したように兵隊たちが恵子の首に鎖を取り付ける。
『これでおまえは犬じゃ。犬は四足で歩くものじゃからな。さああれを連れて来るのじゃ』

 けたたましい音とともに部屋に連れて来られたのは....
 巨大な檻とその中に閉じ込められている、同じように首輪をつけられている男の人達。

「な、何て事を...酷いわ!」人間としての尊厳を踏み躙られ家畜同様に扱われている彼らは
すでに生気を失い床に置かれている食べ物を貪り食っているだけだった。

 『おーほほほほっ オスばかりでは可哀想でな。メスも捕らえようとした矢先に見つけるとは
手間が省けたぞい。犬ども、メスをつれてきたぞ、存分に楽しんでおくが良いて。』

 檻に入れられた恵子に男たちの視線が集まる。
 「い、嫌っ。お願い正気に戻ってください...。」か細い哀願も人間としての尊厳を失った
 男たちにとっては逆にそそるものでしかなかった。
 男たちの手が恵子のパンツに伸びる...戦闘用で強度の高いパンツだったが
 既に正気を失い、恵子に対する情欲が猛り狂っている男たちにとっては大した意味をもって
 いなかったようだ。

 「ググググ…」男たちのうめき声、そして何週間も風呂に入っていないであろう悪臭。
 気を失いそうになっても、睡眠学習で強化された精神は逃げることを許さない。

 「ひっ…」やがて下半身が露になり、その幼い秘所を見た男たちから歓声のような
 叫び声があがる。もう隠す気力もなかった。
 この牢獄のボスと思われる青年が恵子の側によっていく。
 青年の肉棒は何週間も味わってない女を味わおうと既に臨界に到達している。
 青年はかすかに残っている以前の生活の記憶、女と愛し合ったときの記憶に突き動かされて
 幼い胸に手を伸ばし、ジャケットを取り去った。 
 「い、嫌あ!!」誰にも触らせたことのない胸に青年の指が伸び、その未知の電気が走ったような
 感覚に自分が自分でなくなるような感じがして恵子は思わず青年を蹴り飛ばし離れようとした。
 だが、振り上げた脚は別の男に抑えられ、さらに荒々しく胸への愛撫は続く。
 「ぐっ…痛い…痛いよお…」 快感と痛みが混ざり合った感覚。それまで経験したことのない
 異質な感覚は何か心の奥底に秘めた心地よさを呼び起こしていた。
 胸を揉む事に飽きたのか青年は恵子の両足を持ち上げる。
 「えっ…駄目、そこは駄目え!」でも先ほどの男に片足を抑えられ、成人の男ふたりがかりで
 こじ開けられてはいくら閉じようとしても閉じられるものではない。
 秘所に何かが触れる感触。それは体内に何かが侵入してくるような異物感、そしてこれから
 起こることへの不安感と、期待感。

 「あっ..ああっ」体に杭が打ち込まれたかのように恵子と青年の体は結合された。
 結合部からは夥しい血が流れるが、挿入に興奮した青年は声にならない呻きをあげる。
 「痛ッ ああ....うぐっ」悲鳴をあげながらも恵子の口からはだらしなく涎が溢れ出して
 いた。

 

  
 『おーほほほっ この素材は早く仕上がりそうじゃな。』
 『ギョイ、ブッチャー。しかしあまり弄ると情報が取れなくなりますぞ』
 『よいよい、女を愛でるのも地球の文化というものじゃて。パチンコにも飽きた頃合じゃ。
  こやつで遊ぶのも良かろうて』
 ブッチャーは地球で手に入れた <<女を思いのままに仕立てる48の方法>>と言う本を読みながら
 青年に犯される恵子の姿をにやりと眺めていた。ここのところ暇を持て余していたブッチャーに
 とってはちょうどいい玩具が手に入ったと同じ事なのだ。


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