2−1.憧れのマドンナ先生は僕らの性奴隷


「先生、気が付かれましたか?」
「山崎さん……ここはどこ? 今、何時なのっ!」
 
 保健室に運び込んでいた高木亜矢先生が目を覚ますなり、学級委員の山崎美菜子さんがその場にいた生徒達を代表して声を掛けた。すると亜矢先生は状況が飲み込めないらしく、大慌ての様子だったので、今度は僕が教えてあげた。

「先生、ここ学校の保健室ですよ。時間は4時半。先生が教室で倒れられてから、まだ一時間もたっていません」
「私が倒れた、ですって……え、ええ、そうだったわね。あなた達がここへ連れて来てくれたの?」
「は、はい、そうです」
「ありがとう。ごめんなさいね、何だか突然立ちくらみがしちゃって」
 
ーーへへへ、先生。思い出しちゃったんですね。顔が又どんどん赤くなって来ましたよ。立ちくらみだなんて、白々しい。他のやつらは欺せても、僕は欺されません。気絶しちゃうほど気持ちが良かったんですね、亜矢先生が本当にあんなエッチな女の人だったなんて、もうビックリですよ

 亜矢先生は、授業中に気を失ってしまった自分が生徒達によって保健室に運び込まれたと言う状況を把握すると、すぐにいつもの落ち着きを取り戻して僕達に頭を下げた。さすがは学校ナンバーワンのクールビューティー高木亜矢先生だ。でも僕は知っているんだ、先生の秘密を。何たって授業中亜矢先生に大恥をかかせ気絶にまで追い込んだのは、今も僕がズボンのポケットに隠し持っているリモコンなんだから。それにしても、AVで見て知っていたリモコンバイブがあんなに効き目があるなんて、本当に驚き以外の何物でもない。しかも、僕の憧れのマドンナで、超美人だけどとても真面目な女先生だと思ってた亜矢先生が、授業中にリモコンバイブで楽しんでしまうド変態だったなんて、今でもまだ信じられない気持ちだ。

 何も知らないみんなは、突然下腹部に激痛を感じた先生が脂汗をかいて少しも動けなくなり、挙げ句に失神してしまったんだと思ってるだろう。まさか、授業中オマンコとお尻の穴にリモコンバイブを挿入して固定する特殊なパンツをはいてスリル満点のSMプレイに興じていた変態亜矢先生が、僕にリモコンを動かされてメロメロに感じてしまい、気をやりまくって失神した、だなんて誰も信じてくれるわけがない。先生は冗談の通じないとても厳しい人で、僕が少しエッチな冗談を口にした時には凄まじい剣幕で叱り飛ばされたくらいなんだ。もしかするとさっきの授業は夢だったのかも知れない。やっぱり僕の勘違いで、亜矢先生は本当に体調が悪くて気絶するまで苦しんでたんだろうか。

 それを確かめるためには、今は止めているリモコンをもう一度使ってみれば良い、と言う悪魔の囁きを聞いた僕は、本当に先生を心配している様子がアリアリと窺えるわれらが学級委員美菜子さんを見て自分が恥ずかしくなり、我慢する事にした。美菜子さんは長身の亜矢先生よりさらに背が高く、バレー部のエースアタッカーで学校のアイドルみたいな女の子だ。おまけに勉強も出来るし、学級委員をやるのにふさわしい優等生の上にショートカットの美人、と言う完璧さ。実は彼女も僕にとっては憧れの女性なんだけど、惜しい事に彼氏がいるので諦めるよりない。でも美菜子さんに嫌われるような事は、絶対したくなかった。

 だけど、目を覚ました亜矢先生が自分の置かれた状況に気付き、同時に気絶してしまった時の事を思い出してしまったからだろう、色白の美貌がたちまち気色ばんで紅潮していく様子を目敏く観察していた僕は、とても信じられなかった警備員の望月さんの話が本当だったと確信して、思わずブルッと武者震いしてしまった。もう学生ズボンの中ではチンポが痛いくらいビンビンに張り切っており、何発だって出せそうだ。普段ならトイレで一発抜いてしまいたいくらいの猛烈な勃起だったが、そんなもったいない事は出来ない。望月さんに言われた予定通りに事が運べば、何とこの後僕の憧れの亜矢先生とエッチさせてもらう手筈なんだから。

 学校の女先生とエッチしてしまう、だなんてとんでもない事を考えてる僕は木村翔太。この学校の2年生だ。亜矢先生は英語の先生でとても厳しいんだけど、アクション女優みたいな格好良い長身の美人だ。昔は警察官だった、などと言うあり得ない噂が流れてたくらいだが、それが本当でも納得出来る。僕は男にしては背が低い事にコンプレックスを持っており、亜矢先生や美菜子さんみたいな長身の女性に物凄く惹かれてしまうんだ。それと僕は幼い頃離婚した父さんに育てられて母さんを知らないためか年上の女性も好みであり、亜矢先生はずばりストライクゾーンど真ん中の素晴らしい女性なわけだ。とても若々しいが年齢は良くわからない。いつも遅くまで仕事をしているから独身じゃないか、と誰かが言ってたけれど、正直どうでも良かった。だっていくら好きでも、明らかに年上でバリバリの学校の女先生が、何の取り柄もない僕みたいな教え子を相手にしてくれるわけがないと思っていたから。でも今は違う。これから僕は亜矢先生とエッチしてしまうんだ。ひょっとして独身で、望月さんが言ってた通り女盛りの体を持て余して変態行為に走ってしまうかわいそうな女性だったとしたら? 取り柄はないと言った僕だが、性欲だけは誰にも負けないくらいあると思う。毎日5回くらいは平気でせんずってしまうんだけど、こんなサルみたいな僕と欲求不満の年上女性なら、相性抜群なんじゃないだろうか? この後の期待に胸を膨らませついでにチンポもひどく膨らませてしまった僕は、ついついそんな妄想に耽ってしまうのだった。

 僕は苦手な勉強の中でも英語が最悪で、一年の時から亜矢先生に授業を持ってもらってるけど、しょっちゅう注意されている落ちこぼれのダメ生徒だ。だけど美しいだけでなく学校一厳しいと評判の亜矢先生にいつも叱られているうち、なぜか僕は先生の大ファンになってしまった。言っておくが、決して僕は女の人に叱られるのが好きなマゾと言うわけじゃない。男子ならみんな、こんな美形で格好良い女の先生に叱ってもらえるのなら、ウットリ見とれてチンポを勃ててしまうと思うんだけど、僕は異常なんだろうか?

 マゾではないと言う証拠に、今から僕は変態でどMなんだと望月さんが言った亜矢先生を逆にイジめてSMエッチしてしまうつもりなんだ。望月さんは、変態な性癖に悩む亜矢先生とネットで知り合ったSMパートナーなんだそうで、わざわざこの学校の住み込み警備員に応募して就職し、今では自分が校内で暮らしている個室の中に定期的に先生を呼び、縛ってやって有り余る彼女の性欲を解消させてる、と言う。でも拘束されて望月さんのチンポをしゃぶったり、エッチされて嬉しそうな表情を浮かべてるエロ写真を見せてもらった時、僕はどうしてもその女性が亜矢先生だと信じる事は出来なかった。何しろ、リモコンバイブの快感で悶絶しまくりの先生を見てしまった今でも、疑ってるくらいだ。

ーー今もオマンコとお尻の穴にリモコンバイブが入ってるんですよね、亜矢先生。そんな偽物じゃなくて、今から僕が元気一杯のチンポで慰めてあげますから、へへへ……

 美菜子さんを初め、たくさん保健室に詰めかけたクラスの人達には申し訳ないけど、亜矢先生が教室で気絶した真相を知っている僕だけは、もうウズウズと爆発寸前の股間にばかり意識がいって、そんな不埒な考えに耽っていた。いや、実は僕だけじゃないんだ。先生が意外と元気に意識を取り戻した事に安心して保健室を出て行く生徒達の中でまだ残っている、僕の悪友星野正樹もチンポを逞しくしてるだろうか? 正樹もこの後、亜矢先生とのSMエッチに参加してくれる筈だ。まさか、この期に及んでおじけづかないでくれよ。何を隠そう、先生の大ファンである僕だって、望月さんがいるとは言え一人で亜矢先生とエッチするだなんて勇気が出ない。そこで昔から一番の親友である正樹に打ち明けて強引に仲間に引き込んだんだから。

 この正樹と言う男、僕と違って成績も良いしスポーツも得意。おまけに背は高く、まあイケ面と言って良い顔立ちだ。ハッキリ言って僕より全て優れており、一番腹立たしいのは何と美菜子さんと密かに付き合っている事だ。僕が思い切り好みの美菜子さんに手を出せない理由がおわかりだろう。曲がりなりにも一番の親友である正樹の彼女にアプローチする程僕は愚か者ではないし、正樹に敵うわけがない事も良くわかってるのだ。僕が女なら惚れてしまいそうなくらい正樹はいい男だし、僕と来たら女好きでエッチなだけのダメ男なんだから。

 が、そんな理想的な彼女までいる正樹をこんな危険なプレイに引き入れようとしたのは、ただ僕の一番の親友だったからではない。実はこの男見掛けによらず、小学生の頃から女の子に興味津々のどスケベなのだ。だから同類項の僕とずっと仲良く付き合って来たんだし、2人で会えば必ずエッチな話題ばかり。エロ本なんかは共有して回し読みしてるし、僕よりアブノーマルなSMプレイなんかにも強い興味を持ってる事を知っている。一人で憧れの亜矢先生とSMエッチする事にひるんでしまった僕が、正樹に話を持ちかけたのも当然だったし、やはり初めは大いに驚きその話を信じようとしなかったやつも、望月さんが持ってる亜矢先生の緊縛写真を見せられ、たった今僕の動かすリモコンバイブで明らかにおかしくなった先生を目撃した所だ。ここは約束通り先生のSM陵辱プレイに参加してもらわねば困るが、本当はどスケベでSM好きな正樹の本性を知っているだけに、僕はやつの助力を確信していた。望月さんの話では、亜矢先生はとても男一人では満足させられないくらいのひどい淫乱性だそうで、バイブをくわえ込んで生活してるのがその証拠。だからチンポも沢山あった方がベターなんだ。

「あなた達、私はもう大丈夫よ」
「え、でも、先生。心配です。その……気を失ってしまったり」
「本当に、この所疲れが溜まってたからだと思うの。だから、悪い病気なんかじゃないわ」

 気が付けば沢山いたクラスの連中はあらかた去り、僕と正樹の他には美菜子さん、そして一応僕と付き合ってる安原萌だけになっていた。美菜子さんと先生と言う二人の美女の会話を聞いてると、真相を知ってる僕はますます股間がムズムズして困ってしまう。もちろん美菜子さんは亜矢先生の失神が気をやり過ぎたせいだなんてわかる筈がないが、あのアナルバイブで何度も絶頂に達してしまってた先生の痴態をどう見ていたんだろう。先生はもう我慢出来ずハッキリえっちな声が洩れてしまってたし、失禁して床を塗らす様子も一番近く寄っていた美菜子さんは目撃した筈だ。

ーー美菜子さん、女の子はエッチで気持ち良くなると、変な声が出ちゃったり、オシッコもらしちゃったりするんだよ。全く正樹のやつ、彼女とは何もしてないだなんて、マジかよ……

「そうですよね、先生。病気なんかじゃなくってえ……」
「お、おい、萌。もう部活行って来いよ」
「そうね、山崎さんも行こ。先生、ダイジョーブらしいから」

ーー萌のやつ気付いてやがるな。もういいから、美菜子さん連れて早く出て行け

 安原萌は中学から僕と正樹の同級生である。一応付き合ってると言ったが、何だか寝不足の狸みたいな顔をしたぽっちゃりした女の子で、何と彼女の方から僕に声を掛けて来たのだ。しかも放課後中学校の教室で誰もいないと思い性懲りもなくエロ本を見てたら、後ろから近付いて来た萌はその本を取り上げてしまい、慌てた僕に向かいこう言ったんだからぶっ飛んでいる。

「ねえ、アタシとえっちしない?」
 
 類は友を呼ぶとはこの事か。萌は背の低いおデブちゃんだし、お世辞にも美形とは言い難かった。つまり僕の好みとはかけ離れてるわけだが、初めのきっかけがエロ本なだけにすっかり主導権を奪われてエッチする事になってしまった。当時中二で早くも萌は初めてではなかったが僕の方はもちろん童貞で、ほとんど逆レイプみたいに奪われてしまった感じである。が、容姿は並以下でも太ってるだけに萌のデカパイは魅力だったし、何よりお互いどスケベ同士なので今までズルズルと付き合い、会えば必ず体を合わせる関係である。要するにセフレなんだけど、萌の方は彼女のつもりらしくちょっと困ってるのだ。ダメ男の僕がそんな事を言ったら張り倒されそうだけど。

 さて萌は背が低いくせにバレー部に入っており、美菜子さんとはチームメイトになるわけだ。まさかと思い萌に聞いてみたら、やはりバレー部に入った理由はブルマをはいて男の子を悩殺するつもり、と言うトンデモない代物だった。まあ顔を気にしなければ、小柄でムチムチ巨乳のブルマっ娘と言うのは、確かに男の股間をムズムズさせるかも知れない。高校でも何人かの男に粉を掛けてヤっちまったらしいが、困った事にあくまで本命の彼氏は僕だと言い張っている。それはともかく、これから亜矢先生を望月さんの待つ警備員室に連れていく関係上、バレー部の女子二人には早く部活に行って消えてもらわねばならない。

 同じバレー部でも容姿において月とスッポンみたいな二人は、男性経験においても大差がありそうだ。ヤリマンビッチな萌はさすがに亜矢先生が変調を来した本当の理由に勘付いてるみたいだったが、美菜子さんの方はまるでわからない様子。たぶん処女なんじゃないだろうか? と言うのも、信じられない事に彼女と付き合ってる筈のスケベ男正樹は未だにキスもした事がないらしい。どうもやつは口だけでまるで実行力がなく、ヤリマン女が相手とは言え数え切れない回数の女性経験を重ねて来た僕が、唯一正樹の優位に立てる点のようだった。美菜子さんは綺麗過ぎて、まだ手が出せないんだよ、と言う正樹の言葉も嘘ではなさそうだ。ならば拘束して身動きが取れない年上美女の男に飢えたオマンコで、童貞っぽい正樹にセックスの練習をさせてやるのも良いだろう。僕はすっかり高揚した気分でそんな想像を逞しくさせていた。

「そうよ、試合が近いんでしょう、山崎さん。私はもう大丈夫だから、早く……」
「ねえ美菜子、コーチもきっと待ってるよ。早くしよ」
「う、うんわかったわ」
「アンタ達も、もう行こうよ」
「ああ、お前らが出てったらすぐ出てくよ」

 なおも名残惜しそうにグズグズしてる美菜子さんと対照的にサッサと退出しよううとする萌は、僕達にも早く出て行くよう促す。僕の彼女気取りの萌は、僕が亜矢先生に公然と好意を寄せてる事が面白くないらしく、先生が心配で残ってたわけじゃないのだ。ヤリマン女の癖にいっちょまえにヤキモチなんか焼きやがって。ともあれ邪魔な二人の女子が出ようとした時、僕は我慢してた悪戯心が抑え切れなくなり、ポケットの中のリモコンで二穴バイブを少しだけ動かしてやった。

「それでは失礼します。先生、お大事になさって下さい」
「わ、わかったわ。ほ、本当にあ、ありがとう……」

 さほど不自然ではないが、どもってしまう亜矢先生。

ーーやっぱり気持ちいいんですね、先生。そのブルブルを味わいながら、望月さんに会いに行きましょうか

 美菜子さんと萌の前で何とか反応を押し殺した亜矢先生は、二人が完全に出て行ってしまうとベッドの上で座っていたミニスーツの美腰をはっきりと悩ましく揉み始め、トロンとしてるらしき瞳を宙に漂わせて、ああ〜と嫌らしい吐息を吐く。まだ僕達が残ってると言うのに、リモコンを動かした犯人がわかり取り繕う余裕がなくなったのだろうか。正樹に目配せすると僕達は先生の正面に立って声を掛けた。

「先生、本当だったんですね。望月さんが言ってた事」
「な、何を……ううんっ! やっぱり、あなた達が……」
「さ、行きましょうか」
「ああ、お願いよ。それはもう止めてちょうだい」
「駄目です。一番弱い振動なんですから、歩けますよね」
「ああ……こんな、こんな」
「もしかして気をやりそうなんですか?」
「遠慮なくどうぞ」
「よし、先生をエスコートしてあげよう」
「木村君っ! 一体何て物を……やめなさいっ!」
「でも先生ってどMでこんな道具が大好きなんでしょう」
「言う事聞かないと、又リモコンでイキまくってもらいますよ」

 やはりリモコンバイブの威力は絶大のようで、一番微弱な振動なのに亜矢先生の声は甘くかすれて仕切りと悩ましい吐息を洩らしている。オシッコを我慢してるみたいにアソコに手をやりモジモジと腰をくねらせてるんだから、いつもは怖い先生でも今は完全に僕達の方が優位に立っていた。そして調子に乗った僕が隠し持っていた小道具を見せると、亜矢先生はハッと顔を引き攣らせてイヤイヤをする。それは望月さんから渡されていた本格的な手錠とリード付きの首輪。バイブの快感に悶絶しながら気丈に奴隷拘束を拒否して見せた先生も、リモコンを見せた僕が脅しの言葉を掛けると、諦めたようにうなだれて自分で両手を背中に回してくれる。絶対に手の届かない高嶺の花だと思っていた気の強い美人先生が屈服してくれる姿に痺れるような歓びを覚えて、正樹が手錠を後ろ手にガチャリと掛け、首輪をガッチリと装着して留め金を掛けた僕はグッとリードを引いた。

「待って! ば、バレてしまうわ……」

 ここは保健室の中でもパーテーションで区切られた部屋で、具合の悪い人が寝て過ごすためのベッドがいくつか並べられている。放課後なので他に誰もいなかったが、連れ出そうとされた亜矢先生は普段の勝ち気さが嘘みたいに消え怯えた表情を浮かべると、小声で抵抗を口にした。そりゃそうだろう。ここを出ると年配の養護の先生がいるし、更に望月さんが待つ警備員室に行くまでには多くの生徒と出会う筈なのだ。後ろ手錠に首輪を引かれる格好は耐え難いに違いない。もっとも人にバレるとまずいのは僕達も同様で、気の弱い正樹も言う。

「やっぱマズイんじゃないかな、これは」
「なあに、手は組んでるフリすりゃいいし、僕の背中にピッタリくっついて歩けば、誤魔化せますよ、きっと」

 確信は出来なかったが、首輪のリードは近寄って見なければわからない程細いチェーンなのだ。それでも先生はうろたえてしまい、テコでも動きそうにない構えだった。

「嫌ですっ! ああ、お願いよ、解いてちょうだい、こんなもの……ちゃんと歩きますから……」

 イヤイヤと首を振って子供みたいにダダをこね嫌がる先生だったが、特殊なパンツをはいて僕が操るリモコンバイブの快感を味わっている大人の女性らしい豊かな腰を悩ましく揉むのも止まらない。おまけに色白の美人顔がすっかり上気して仕切りと息を弾ませており、その色っぽさにクラクラした僕はとんでもない事を思いついていた。そして本当はSMプレイに興味津々で、そんな本も沢山見せてくれる正樹に言う。

「なあ、正樹。先生奴隷の癖に嫌がってるぞ」
「ど、奴隷?」
「完璧に奴隷の格好じゃん。だから僕達はご主人様だ、そうだろ?」
「まあ、そういう事になるのかな」

 奴隷、と言う言葉に一瞬抗議するような顔を僕に向けた亜矢先生。でも首輪のリードを強く引いてやると自分の立場を思い知らされたようで、悲しそうに目を伏せる。隣に養護の先生がいると言う状況で、下手に抗って勘付かれては困るせいもあり、大人しくするよりないのだ。僕はいつも叱られてた怖い先生を本当に奴隷のように屈服させている事に心が浮き上がるような歓びを覚え、ドクンドクンと脈動する音が聞こえそうなくらい股間をいきり勃たせていたけど、正樹のやつはイマイチノリが悪い。しっかりしてくれよ。こういうプレイはお前に教えてもらったんだぞ。

「ご主人様の言う事を聞かない奴隷にはお仕置きが必要だよな」
「そ、そうだな」
「だ、駄目、ソレは……ああっ!」
「先生、変な声出したらバレますよ……へへへ、まだ勝手にイッチャいけませんよ」

 お仕置き、と口にしてリモコンを見せると先生は狼狽したが、僕は構わずゆっくりとオマンコを責める方のバイブのレベルを上げる。先生の腰の悶えがますますせわしなくなり、塞ぐ事の出来ない口からエッチな声が洩れる。僕は正樹が見せてくれたSM小説を思い出しながら、スリル満点のプレイを実行に移すべくズボンのチャックを下ろしてチンポを取り出した。

「しゃぶるんですよ、先生。そして僕と一緒にイッテ下さい」
「そんな」
「おい、正樹。次交替してやるから、お前後ろから先生のオッパイを揉んでやれよ」
「わかった」
 
 正樹も覚悟を決めたのか、ベッドに座っている先生の後ろに回り着衣をはだけて行く。すると何とノーブラだった亜矢先生はビックリするくらいの巨乳で、実地は慣れない正樹が両手で乱暴に膨らみを掴むと、痛いのか顔が歪む。

「もっと優しくしてやれよ」
「ご、ごめん」
「それから、ツンツンと乳首をいらってみろ」
「ううっ!」
「そら見ろ、亜矢先生が気分を出して下さったぞ。今度は乳首を摘んでクリクリしながら、首筋を舐めるんだ」

 僕は中二から同級生の萌とエッチした経験が豊富だ。ヤリマンなくせにわがままな萌にリードされる形で、どうやったら女の子が気持ち良くなるか、少しはわかっている。萌はデカパイだが大きいだけで何だか形がへちゃげている。それにクビレが全くない幼児体型だから、ただのデブだ。それに比べて先生のオッパイは素晴らしく綺麗な形に盛り上がっており、上を脱がしただけでもボン、キュッ、ボン、の見事な大人のカラダだとわかる。萌にさんざん優しくしてよ、と文句を言われたから、こんなダイナマイトバディーでも基本は優しく大人し過ぎるくらいの愛撫が良いのだろうと思い、正樹にアドバイスを送った。するとたちまち痛そうだったさっきとは打ってかわった敏感な反応を見せる亜矢先生。オッパイだけで大袈裟な程の感じぶりなのは、やはり望月さんの言う通り欲求不満なんだろうか。正樹がネッキングまで始めると先生はもうイッテしまいそうな悩ましい表情になり、改めて僕の突き付けたチンポを従順に頬張ってくれたのである。

ーーううっ! 何て上手なんですか、先生……

 僕はフェラチオ初体験ではない。それどころか数え切れないほど経験したセフレの萌とのセックスでは、いつもアイツの方が進んでチンポをくわえチュパチュパして来るのが常だ。初めはヘタクソでどうしようもなかった萌も、こうやればいいんじゃないかと教えてやったら結構上達して今じゃそこそこ具合がいいんだけど、やっぱり自分の手でしごく方が断然気持ち良いくらいなので、なかなかフィニッシュまでは至らない。萌のフェラは僕のチンポを固くして自分のマンコに入れてもらうのが目的らしいのでそれでいいんだけど、亜矢先生の口は入れた途端にトロけそうな快感を覚えたほど素晴らしい感触だった上に、ネットリと吸い付くような超絶テクでしゃぶってくれた。嫌がってた筈なのにチンポをくわえると本能的に優しく奉仕してくれるのが大人の女性なんだろう。乳だけはデカいが、セックスの時自分本位でワガママにふるまうお子様の萌に、爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。

 先生は僕のチンポを咽の奥に当たるくらい深く頬張ると、チューッと強く全体を吸引したり、舌をいろんな気持ち良い場所に這わせて丁寧に舐めてくれたりする。「一緒にイッテ下さい」なんて要求した以上出さなきゃならないが、もしかしたら無理にでも自分を高めて射精に導く事が必要かも、なんて心配してたのは全くの杞憂だった。想像以上に気持ち良くてむしろ先生より先に発射してしまうのを堪えねばならず、僕は尻穴に力を入れて込み上げて来る射精欲求と戦い、慌ててリモコンを操作した。オマンコを責める方のスイッチを最大限に上げていくと、亜矢先生は僕のチンポをくわえたまま呻き声を洩らし、ベッドに腰掛けた腰をガクンガクンと悶え狂わせる凄まじい歓びようである。オクチの方もチュパチュパと卑猥な水音を響かせながら高速のストロークでスパートを掛けて来たので、僕は渾身の力で爆発を我慢してもう一つのスイッチに指を掛けた。正樹の方は先生の巨乳を揉むのが楽しそうだが、言いつけを守って首筋に舌を這わせつつ、性急にならぬよう焦れったく見えるほどソフトに愛撫をくわえているようだ。おかげで亜矢先生もすっかりエキサイトし、落ちこぼれの僕のチンポを情熱的にしゃぶり上げながら絶頂へと向かっているのだ。憧れの亜矢先生に一番恥ずかしい場所でイッテもらおうと、楽しみにしていたアナルバイブのスイッチを上げていくと、快感にウットリと閉じられていた先生の目が「駄目え!」と訴えるかのように一瞬カッと見開かれて、僕のテンションもますます上がる。そして先生に天国を味わってもらおうと前後バイブを強烈に振動させながら、尻穴の力を緩めて我慢していた欲求を一気に解放した僕は、自分でも驚く程大量の精液をドバッと先生の口中にぶちまけた。するとその瞬間亜矢先生も体全体をビクビクと激しく痙攣させるようにおののかせると、チンポをくわえたまま溜まったザーメンをこぼさぬよう唇を結んで天を仰ぎ、言われた通り同時にスパークしてくれたようだ。

 僕はリモコンのレベルを再び微振動に下げながら、精子を口の中に出されてもなおチンポを吐き出そうとしない亜矢先生に感激していた。先生はどMで男に奉仕するのが生き甲斐のセックス奴隷なんだと望月さんに聞かされた時には、どうしても信じる事が出来なかったんだけど、どうやら本当みたいだ。一度萌の口に射精してしまった事があるんだけど、その時はすぐにオエッと吐き出された上、「マズい!」と切れてしまってセックスはおあずけ。しばらく口も聞いてくれなかったほどだ。ところが先生は僕の出した汚い精液をゴクリと咽を鳴らして飲み下した上、さらに残り滓まで丁寧に舐め取ってくれる口の動きを見せてくれたのだ。

ーーああ、これが大人の女の人なんですね。ありがとうございます、亜矢先生

 この後約束通り選手交代すると、正樹もやっぱりビンビンにさせていたチンポを先生の口にねじ込み、僕の乳揉みやリモコンによる二穴バイブの快楽振動で又もや昇り詰めていった亜矢先生は、同時に口内に出された正樹のザーメンも綺麗に処理してやっていた。それはとてもあの校内一のクールビューティー亜矢先生と同一人物とは信じられないような、完璧にセックス奴隷に堕ちているマゾ女性の姿だった。


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