1・愛と正義のヒロイン・プリンセスティア

バシュウウウウゥッ!

まばゆい閃光と共に一匹の怪物が姿を消した。

「メッツァー、覚悟しなさい!」

凛とした声が闇夜に響く。その声の主は一人の少女であった。
それも息を呑むほどの美少女である。きらめく星空のような瞳。慎ましやかな、それでいて悩ましげでもある薄桃色の唇。すっきりととおった上品な鼻梁。真珠のように白く輝く肌。まるで光を放つような美貌の乙女が月の明かりに照らし出される。

少女の名はティアナ・リリアン・トランシルヴェール。異世界ロアを統べるトランシルヴェール王家の第一王女である。ゼーロウとの戦いの中、自分を救う為に囚われてしまったナイツ達を助けるべく再び戦いに身を投じたのである。

「フフ・・ティアナ姫、お目にかかれて光栄だよ。それにしても噂にたがわぬ美しさだな・・まさに俺の奴隷にふさわしい姫君だ・・!」

不敵に笑うゼーロウの幹部メッツァー・ハインケル。強大な魔力と淫らな性技で女神近衛団のナイツ、スイートリップ、スイートキッスを性奴隷へと貶めた憎き宿敵。

「私までも思い通りになると思ったら大間違いです!我が母クイーングロリアに誓って貴方を許さない!この聖涙石の力で必ず貴方の野望を打ち砕いてみせます!」

ティアナ姫の胸元に光る宝石が輝きだす。聖なる光に包まれる乙女。そしてその光の中から清廉な白いコスチュームに身を包んだティアナが姿を現す。クイーングロリアより授かりし聖涙石。穢れなき乙女の純粋な心に呼応し力を与える宝玉である。その力によってティアナは魔法戦士プリンセスティアへと変身する。
清浄な光を宿した瞳に正義の炎がゆらめく。気高く凛々しい、神々しささえたたえた正義のヒロインの光臨である。
この美しき聖なる姫君が邪悪に屈する事などありえない、そう思わせるほどの清らかさだ。限り無い慈悲と慈愛に満ちた聖戦士プリンセスティアは穢れなど微塵も寄せ付けぬ天使の如き輝きを放っている。

聖涙石によって増幅された圧倒的な魔力により、メッツァーの召喚した数匹の下魔は身動きも取れなくなる。ティアナは手にした剣をメッツァーに向け宣告する。

「さあ観念しなさい。おとなしく身を引きナイツたちを解放すれば命までは取りませんよ・・!」

静かな、しかし威厳に満ちた姫の言葉に下魔たちは逃げ腰であとずさる。
聖なる力をまとった愛と正義のヒロイン・プリンセスティア。その姿はまさに希望の象徴。全てを包み込む暖かく清らかな心を併せ持つ尊き姫君にナイツたちは絶大な信頼を寄せ信奉する。どんな邪悪もこの聖少女の輝きの前に滅びるはずであった。
だが、ゼーロウ1の策士ともいわれる幹部メッツァーは余裕の態度を崩さない。

「さすがはプリンセスティア。これほどの魔力を持つ者はそうはいまい・・だが、実戦となるとそれだけでは勝てぬのだぞ・・」

「な、なんですって・・?それはどういう・・ウ、グウウゥッ!?」

いぶかしむ姫の言葉が終わるかいなかの刹那、足元から無数の触手・上魔が現れ四肢にからみつく。さらに魔法で振りほどこうとしたティアナに異変が起こる。

「ど、どうして!?聖涙石の力が・魔法が・・使えない・・?」

狼狽するヒロインにメッツァーが得意げに説明する。

「フン・・やはり戦闘に関しては素人か・・密かに呼び寄せた上魔にも気付かんとは・・くっくっ・・そしてその上魔どもは俺が自ら魔力を注いで強化させた特別製だ。いくつかの特殊能力の一つ、魔力の無効化・・よく効いているようだな」

「ひ、卑怯な・・!くうぅっ・・あっああぁんん!」

悔しげに呻くティアナの身体を拘束しながら触手が這いずり回る。
王家の姫として、清らかに育てられてきたティアナは性的なことには全くと言っていいほど知識が無い、純真無垢、清純そのものな性格の少女である。だが魔法戦士プリンセスティアへと変身し強大な魔力を得るその代償として、聖涙石の副作用とも言うべき効果によって全身の感覚をも増幅させられているのだ。
触手の愛撫に早くも身体中が敏感に反応してしまっている。

(だ、だめ・・流されちゃ・だめぇ・・)

ふくよかな胸の谷間を嬲る触手が動くたびにピクンピクンと身体をふるわせながらも、必死に心を静めようとするティアナ姫。
しかしコスチュームの上からでも分かるほど乳首は勃起し、秘所が熱く潤んできているのが目に見えて分かる。

「随分と気持ち良さそうじゃないか!お姫様はとんだ淫乱だな!」

「あふっ・・ち、違う・・違います・・わたし・感じてなんか・・ふぁんっ・・」

抵抗の言葉とは裏腹に、甘い吐息が切なげにもれてしまう。瞳に涙をいっぱい溜めてくなくなと首を振る姿はなんともいえず悩ましい。

「どうして・・耐えなきゃ・・耐えなきゃいけないのに・・身体が・熱いぃ・・こ、こんな、おぞましい触手に・嬲られてるのに・あぁいやっ!ち、乳首噛まないでっ・・噛んじゃダメえぇっ!」

可憐なピンク色の突起をコリコリと甘噛みする触手の責めにあられもない悲鳴を上げてしまうプリンセス。
もうパンティーをぐしょぐしょに濡らすほど感じてしまっている。その臭いを嗅ぎつけ、乙女の秘部に触手が群がる。下着の中に潜り込み、細い繊毛で幼い陰部をなぞりあげくつろげる。

「ひうううぅっ!そ、そこ、だめぇ!いやあ・・触らないで・・アンッ!アッアッアッ!キャウゥンンッ!」

どれほど歯を食いしばって我慢しようとも、触手が蠢くたびに甲高い声を上げ細い首をのけぞらせて悶え泣いてしまう。

「まったく情けない正義のヒロインだな!魔物に嬲られているというのに、少しはガマンしたらどうだ?」

「うっ・ううぅ・・こ、これくらい・・た、耐えてみせ・・フぁっ!?あふあふあふぅぅっ!」

メッツァーのわざとらしい言葉嬲りに、ぎゅっと唇をかみしめ何とか反論しようとするティアナだったが、蹂躙される女陰の入り口で尖るクリトリスをひと舐めされあっけなく昇りつまされてしまう。舌足らずな悲鳴を上げる口元からはだらしなくよだれが滴り続けていた。

胸元に絡む触手が激しく動きコスチュームをはだけさせ、少女のおっぱいが外界にこぼれる。同時に下半身の触手も純白のパンティーを引きちぎり、主であるメッツァーによく見えるようにミニスカートをめくり上げる。

「あぁイヤッ!み、見ないで・・見ないで下さいぃっ!」

憎き敵に恥ずかしい部分を晒す恥辱に全身を震わせて泣く少女戦士。
雪の様な白磁の肌が桜色に染まる。こぼれおちた美乳は全く垂れることなく少し上向きプルンと揺れる。清純可憐なおもざしにはそぐわぬほどのボリュームだ。可愛らしい乳首もはそそりたち、自分が感じてしまっていることをあからさまに物語っていた。露わにされた秘所も濡れそぼり、湯気が立ちそうなほど熱くなっている。

(イヤ・・イヤ・・私のカラダ・・こんな・いやらしいことになってるなんて・・)

羞恥に深くうなだれるプリンセスをメッツァーは無遠慮にジロジロとねめつける。

「口ではなんと言おうと、カラダは正直なようだな。お前は触手に嬲られて感じる変態の淫乱オンナという訳だ!ハッハッハッハ!」

「そっそんな・・そんなぁ・・私・変態じゃ、淫乱なんかじゃ、ありません・・はぅっ・くむぅ・・」

顔を背け、消えそうな弱々しい声でしか反論できない。身体が貪欲に快楽を欲しているのが、もうはっきりと分かってしまう。ふるふると髪を揺らしながら身悶える聖少女。
触手の陵辱が止まる筈もなく、さらによりいっそう執拗に、少女を快楽地獄に落そうと動き回る。

立ったまま拘束されていたティアナだったが、スラリとのびた美脚はブルブルと震え今にも崩れ落ちそうだ。快楽の電流が全身を駆け巡り全く力が入らない。もう自力で立っていることすら敵わなくなっていた。

「クフウウウゥンッ!」

軽い絶頂の連続に腰がくだけ、たまらず尻餅をついてしまう。さらに脚にからみつく触手が両方に動き、聖ヒロインは大股開きのポーズを取らされてしまった。

「いやあっ!は、恥ずかしいっ・・」

何とか足を閉じようとするが、か弱い少女の力では触手の戒めに抗うことは出来ず、なすがままに嬲られる。

「なかなかいい格好じゃないか!そそられるぞ、プリンセステイア。お姫様は娼婦の才能もあるようだな!くくく・・」

「はぐぅっ・・お、おのれ無礼な・・これは、触手に無理やり・・」

「フフ・・そんなことはどうでもいい。誇り高き魔法戦士にして王家の穢れなき姫君であるお前が、敵である俺の目の前でグチョグチョに濡れたマンコを晒しているのは事実なんだからな!」

「ゆ、許しません・・!これ以上の狼藉は・・あ、貴方には、か、必ず・・神の裁きが下るはずです・・!」

今だ気丈な態度を崩さず、メッツァーを睨みつける魔法戦士。その視線をうるさく感じたのか、メッツァーは自分のイチモツを取り出しティアナ姫の眼前にぶら下げる。

「ヒッ・・!け、汚らわしい・・!そのようなもの・・し、しまいなさい・・!」

思わず目をつぶるがメッツァーにおとがいを掴まれ顔を動かすことは出来ない。

「フン・・汚らわしいだと?高潔な姫君らしいな。・・つべこべ言わずにさっさとくわえろッ・・!」

つかまれた手で両頬を圧迫され、硬く閉ざしていた唇に僅かな隙間が生まれる。それを逃さずメッツァーは剛直を突き入れた。

「おごごごぉっ!おぶっごぶぁ・・」

(こんな醜悪なものを・・くわえさせられるなんて・・いやあぁっ!やめてっ・・)

ポロポロと涙をこぼしながら暴れるティアナの頭をがっしりと掴み、猛然と腰を使い始めるメッツァー。少女の喉奥にガンガンと亀頭がぶつかる。そのたびにティアナは苦しげな嗚咽を漏らす。

「舌が使えんのなら、せめてしっかりくわえ込んでいろ!どうだ?男の肉棒の味は!・・っく・そろそろ・出してやるぜ・・!」

「うぐおぉ・ぼほぉっごぅっ」

当然全く言葉の出せないティアナ。少女の苦悶の嗚咽も意に介さず、メッツァーは腰使いの速度を上げていく。

「クハハハ・・い、イクぞ・・!全て飲みほせ・・!」

ドクッビュクビュクビュクッドビュウゥッ!

大量の精液が姫の口の中いっぱいに広がる。射精したものの全く萎えない剛直に口を塞がれているため吐き出すことも出来ず煩悶する乙女。

(な、なにこれ・・生臭い・・なんて・おぞましい・・あぁっ吐き出したい・・吐き出させてぇっ・・こんなの飲み込むなんて・・絶対イヤ・・!)

無駄な抵抗を見せる魔法戦士の鼻をつまむ。これでほとんど呼吸が出来なくなった。

(くる・し・い・・だめぇ・コレ・飲み込まなきゃ・死んじゃう・・)

窒息寸前になってティアナはようやく精液を飲み干した。ドロリとした、水あめのような、また灼熱の溶岩のような液体が胃の中いっぱいに広がるのが知覚できた。そんなおぞましい感触でさえ、敏感になった身体は快楽を覚えてしまう。飲精する清楚で可憐な美少女のウットリとした表情は、なんとも扇情的であった。

(うふぅ・・わた・し・・飲んじゃった・・男の人の・精液・・それに・か、感じる・なんて・・)

よだれと一緒にザーメンの残りを垂らす口元をぬぐうことすら出来ず、ただ呆然とするティアナ。強制的とはいえ奉仕をし、精液を飲むという服従ともいえるような行為に及ばされたことに強いショックを受けていたのだ。

「フフフフ!俺のザーメンはよっぽど美味しかったとみえるな!さて・・まだ俺は満足していないんだよ・・この後は当然処女を頂くわけなんだが・・」

「あっあぁ・・い・・いやぁ・・処女だけは・・許して・・」

強制フェラチオでのショックでティアナの声はふるえかすれていた。
身体中を駆け回る快楽の炎は全く衰えることなく少女を責め続けていた。触手の動きは停止しているものの、それがかえって切なさを増幅させることにつながり、じれったささえ感じてしまっているのだ。
処女を守りたいと思う以上に、今メッツァーの肉棒を突き立てられたらどうなってしまうか分からないという未知の不安感と甘美なる敗北の予感に、プリンセスティアは子犬のように怯えていた。

「くくく・・許して欲しければ、俺への忠誠を女神に誓うのだ」

「なっ・・!?」

メッツァーの言葉にティアナは大きく目を見開き驚愕する。聖涙石によって女神の加護を受けているティアナや他の全ナイツたちにとって女神の名は何者も凌駕する絶対のものだ。
どんなにとんでもないことでも女神の名において誓ったのならば、彼女らにそれを違えることは絶対に出来ない。
例え女神に背くことになろうとも。

「どうした、何を迷う?まさかまだ俺に勝てるとでも思っているのか?お前は負けたのだ。助けなど来ないことは自分が一番よく分かっているだろう」

メッツァーの言うとおりだった。今の状況では万に一つも逆転の可能性などないだろう。しかし

「わ・・私は・皆を救い出すと・・お母様に誓ったのです・・例えそれが敵わなくとも、貴方に屈するようなことは致しません・・私は、トランシルヴェール王家の第一王女として・・悪を倒し人々を守る正義の戦士プリンセスティアとして・・最後まで戦い続けます!」

(そうだ・・私には、使命が・・)

消えそうになっていた正義の光が再び姫の瞳に宿りメッツァーを射抜く。快楽に翻弄され希望を奪われてもなお、ティアナの心が折れることはなかった。
聖涙石の力を封じられようとも、完全に屈することはない。女神の加護を受けた、慈愛に満ちた気高く清らかな心がある限りプリンセスは尊く美しく光り輝き続けるのだ。

「処女を奪いたいのなら奪えばいい・・でも私は絶対に屈しません・・女神の加護がある限り、どんな拷問にかけようと私を隷属させることなど出来ないと、貴方は思い知るでしょう・・!」

もう未知の快楽への不安はなかった。自らの使命と立場を思い返した今、ティアナはどんな責め苦でも耐えてみせる覚悟を決めていた。

もちろんこんな男に処女を奪われるなど望んでいる訳はない。王家の姫といえど年頃の少女である。いつか巡りあう全てを捧げられる最愛の男性のために・・そんなことを夢見ていた繊細な乙女心と共に、踏みにじられるのだ。うら若い少女にとってこれほど残酷なことも他にないだろう。
しかし、自分の為に囚われてしまったナイツたちを思えば、これぐらい耐えてみせる、耐えなければいけない。それが今まで守られる立場にあった自分にできる唯一のことなのだから。己はどうなってもいい、彼女たちだけは救い出さなければという健気な使命感がティアナの心を奮い立たせていた。

予想もしなかったティアナの抵抗にメッツァーは怯んだ様子を見せ、そして少し考えをめぐらせる。

(なるほど・・他のナイツとは訳が違うか・・さすがはプリンセスティア・・ならば・・)

「強情だな・・ここで処女を頂くのは容易いが・・お前を捕らえた目的は、その絶大な魔力を俺のために使ってもらうことだからな・・少し趣向を変えるとしよう」

そう言うとメッツァーは呪文を唱え始める。それは転移の魔法だった。程なくメッツァーとティアナの身体が魔法の光に包まれる。

「ど、どうしようというのです!貴方の為に聖涙石の力を使うなど、絶対にありえませんよ!」

「ふふ・・まあ楽しみにしておけ。せいぜい頑張ってみることだな・・クハハハハッ!」

上魔、下魔ともども二人の姿は消え、残ったのは夜の静寂だけであった・・


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