2・スイートナイツ競艶

「・・ここは・・?」

テイアナは魔法により転移させられた部屋にいた。古めかしい牢獄のような雰囲気だが、かなり大きな部屋のようだ。

(う・・身体が・・動かない・・これも上魔の毒のせいなの・・?)

思うようにならない身体をみじろがせる姫。晒されたままの胸や陰唇を隠すこともできない。触手の粘液には遅効性の麻酔効果もあったようだ。
それにしてもメッツァーの姿がない。つかの間の休息はありがたかったが、逆にそれが不気味でもあった。

(どんな拷問が用意してあるのか分からないけど・・負ける訳にはいかない・・!お母様・・ティアナに力をお貸し下さい・・!)

暗闇の中、恐怖に飲まれそうな心を強く引き締めるプリンセスティアであった。


***


転移の魔法はティアナをメッツァーのアジトへと移動させていた。一方のメッツァーは玉座に座り、地下牢のティアナの様子を遠見の鏡で眺めている。
そしておもむろに席を立つと指をパチンと鳴らした。その合図で背後から二つの人影が歩み出る。

「お前たち二人の仕事ができたぞ・・付いて来い」

「はい、メッツァー様」

二人が声をそろえて返事をする。
振り返らず歩き出すメッツァーに従う姿は完全な忠誠を誓っているように見えた。

(ティアナ姫・・これからが本番だ。いつまで耐えられるかな・・)

邪悪な笑みを浮かべ、メッツァーとその僕は地下牢へと歩を進めた・・。


***


ガコォン・・・ギィッ・・

地下牢の重厚な扉が開かれ薄い明かりが灯される。

「・・メッツァー!」

忌々しい怨敵をキッと睨みつけるティアナ姫。強い意志の光は衰えてはいないようだ。

「お目覚めの気分は如何かな、お姫様・・我がアジトへようこそ・・クックック・・」

いけしゃあしゃあと勝手なことを言う無礼者をティアナはさらに強く睨みつける。

「拷問でも何でもすればいいわ・・!どうせまた低俗な魔物たちに私を犯させるのでしょう!あんなこと・・何度やっても無駄です!」

もうあんな快楽には絶対に惑わされない。その決意がティアナに弱音を吐かせない。

「ここにナイツたちを捕らえているのでしょう!絶対に救い出して、そして貴方を討ちます・・!」

健気に抵抗するティアナの姿を見ながらニヤニヤと笑う悪の幹部。

「フフフ・・そういえばお前は囚われのナイツたちを助けるために戦っているんだったな・・なら、会わせてやろうじゃないか・・入れ」

「えっ・・?」

予想外の言葉に戸惑いを隠せない少女戦士。そして扉の向こうから二人の少女が部屋に入ってきた。

「あ、貴方達は・・スイートリップ!スイートキッス!」

それはまぎれもなく女神近衛団スイートナイツの二人、リップとキッスであった。ティアナに安堵の喜びがこみ上げてくる。

「良かった・・二人とも無事だったのですね・・」

だが二人は何も喋らない。それどころかティアナと目を合わそうともしないのだ。二人のうっとりとした視線は、あろうことかメッツァーの股間に向かっていた。

「あぁ、メッツァー様ぁん・・」

「下さい・・早くオチンチンくださぁいぃ・・」

ナイツにあるまじき甘い吐息交じりの猫なで声を上げるリップとキッス。二人とも魔法戦士の聖なるコスチュームに身を包んでいる。しかしその瞳、表情は呆けたようにとろけ、戦士のそれではない。

「ス、スイートリップ!スイートキッス・・!メ、メッツァー!この二人に何をしたのです!?」

狼狽するティアナにメッツァーは得意げに答える。

「フフッ、たいしたことじゃない。世間知らずのお子様ナイツたちに、性の悦びというヤツを教えてやっただけさ・・今じゃすっかり快楽のとりこだがな・・ククク・・ハッハッハッハ!どうだプリンセスティア!これが、お前が懸命に助け出そうとしていたナイツの成れの果てだ!」

「なんてこと・・ぜ、絶対に許さない・・!」

怨嗟の声にもまるで動じないメッツァー。そして両脇に従えたナイツに命令を下す。

「リップ、キッス。お前たちの新しいおもちゃだ。ティアナ姫を立派な奴隷に仕立て上げることができたら、望みどおり俺の肉棒をくれてやってもいいぞ!」

「はい、メッツァー様・・」
「喜んで・・」

トロンとした瞳でティアナを見つめ、歩み寄る二人。

「そんなっ・・二人とも、目を覚まして!貴方達は誇り高き女神近衛団のナイツなのですよ!こんな男の言いなりになどっ・・ムグゥッッ!?」

必死で説得しようとする姫の唇がいきなり塞がれた。動けないティアナにリップが覆いかぶさり強引に奪ったのだ、姫君のファーストキスを。

「ふむううぅっ・・あむっ・うっうっ」

鼻から息を漏らし喘ぐティアナ。そんなことはおかまいなしにリップは舌を挿入し、ティアナの舌と絡ませる。
二人の美少女の可愛らしい舌が触れ合いクチュクチュと淫靡な音を響かせる。姫君の唇を味わい尽くしたリップはようやく身を離す。

「うふふ・・とってもおいしい・・姫様の唇・・」

口元に妖しい笑みをはり付け身悶えるリップの姿は妖しく淫らな魔女のように見えた。

「ずるいよぉ・・凛々子先輩ばっかりぃ・・香那葉も姫様とするのぉ・・」

舌足らずな猫なで声でティアナに近づくキッス。

「くふっ・・はぁはぁ・・あ・や・やめなさい・・このような淫らな・・な・なりません・・はっあふうぅんっ!」

いきなりの接吻に呆然としていたティアナの無防備な胸をキッスの小さな手がむにゅむにゅと揉みしだく。素晴らしい感触が少女の手に伝わってくる。

「うふふ・・やわらかぁい・とってもいやらしくってステキですよォ姫様のおっぱい・・あはは・・」

「あっあうっ!やめ・・やめてっ・・ダメ・・」

拒絶の言葉が次第に弱々しくなってゆく。触手によって快楽を覚えこまされた敏感な肉体は成す術なく悦波に飲み込まれてゆく。指先でくりくりと乳首を弄び、時々キュッと引っ張りあげる。そのたびに姫の喉はかすれた悲鳴を吹き上げるのだ。
リップもティアナの身体にすがりつき、トロトロと愛液を分泌し始めた女陰に指を這わす。焦らすようになぞりあげながらクニクニと微妙な強弱の動きを繰り返すリップの指に合わせてティアナの細腰がピクンと跳ねる。

「はあああぁぁ・・ん・あは・・はぁ・・」

二人の卓越した性技によって美姫の神経は一気に絶頂の高みまで昇り詰める。望まぬ発情の炎に包み込まれてゆくプリンセスティア。切なげな甘い吐息が可憐な唇から漏れる。

「フフフフ・・いい具合に感じているようだな・・」

後ろで三人のからむ痴態を眺めるメッツァーの声でティアナの理性がわずかに戻る。

「うくぁっ・・はぐっ・くうぅ・・し、神聖なるナイツに、こ、このような・・はしたないことをさせるなんて・・あふっ・・ゆ、許しません・・」

「そのはしたない行為にどっぷりつかっているようじゃないか!?主君たるお前がそのザマでは、ナイツたちの淫乱ぶりも納得がいくというものだろう!所詮お前たちは男の肉棒ナシでは生きられんメス豚ということだ!クハハハハッ!」

「うう・・そ、それ以上の侮辱は・ひあんっ!?きゃふううんっ!」

怨嗟の声を遮らせたのはリップの舌であった。ぬれそぼる秘所に口づけしレロレロと這い回る舌の動きにたまらず絶頂を極めるティアナ。

「その調子だ。二人とも、ティアナ姫をしっかり躾けておけよ。ふふふ・・俺の足元にひざまずく姿を楽しみにしているぞ、プリンセスティア・・」

言うとメッツァーは振り返り部屋を出る。

「ふはっはうぅ・・ま、待ちなさい・・わ、私は貴方の奴隷になど・・あくっふぁはうぅ・・ん」

崖っぷちで耐え続けるティアナに追い討ちをかけるようにキッスの手に力が込められ、母乳を搾り出すかのように乳房がこね回される。

「うあああぁっ!だめっそんな、力いっぱいぃ・・揉まれたらあぁ・・くぅっ・ふ、二人とも・・正気に・戻って・・」

息も絶え絶えになりながらの必死の説得も、今のリップたちには何の効果もなかった。

「ティアナ姫様・・もっと素直になって・・そしたらもっと気持ち良くしてあげるから・・オマンコしてあげますからぁ・・!」

「三人でメッツァー様にかわいがってもらいましょうよぉ・・とってもステキなんですよ、ご主人様のオチンポ・・うふふ・・」

なんのてらいもなく淫靡な発言をするリップとキッスの姿に、もうスイートナイツの面影はない。こんな悲劇の原因を作ってしまった自分の不甲斐なさにティアナは深くうなだれてしまう。

(あぁ・・可愛そうなリップ・・キッス・・きっと私が助けてあげる・・この命に代えても・・)

限り無い慈悲を持つ優しき姫君は心の中で詫び、そして決意を新たにする。

「ふっふぅぁ・・ひあぁ・・ク、クィーングロリアに誓った・せ、正義を、思い出して・・あ、貴方達は・選ばれし戦士・・なのですよ・・」

凄まじい快楽に押し流されそうになりながらも、己の使命、自分はどうなっても二人は絶対に助けるという思いにかろうじてしがみつき耐えているティアナ。そんな健気な姫に二人のナイツは絶望的な宣告を下す。

「そんなコトいったってムリですよぉ・・」

「私たち女神様に誓っちゃったんですもの・・『メッツァー様の奴隷になります』って・・」

二人の笑い声が姫の脳裏に悪夢のように響く。

「そっそんな・・あ、貴方たち、なんてことを・・」

白皙の頬を清浄な涙が伝いこぼれ落ちた。


***


メッツァーは玉座に座り遠見の鏡で3人の様子を眺めていた。

「なかなか順調のようだが・・どうなるかな・・?」

メッツァーのつぶやきに、横に控えた副官ココノが答える。

「ティアナ姫は聖涙石の加護をより強く受けていますし、王位継承権をもつ誇り高き姫君ですから・・これまでのナイツたちのようにはいかないかもしれません・・」

(・・少し様子を見るか・・)

淫虐の帝王は座に深く腰掛け、ココノの愛撫に身を任せた・・


***


「ほら・・これ見て、姫様・・ご主人様に頂いたんですよ・・立派でしょ?」

キッスとリップがコスチュームのスカートの裾をまくりあげる。そこには女性にあるはずのない巨大な肉棒がそそり立っていた。ささくれだち、ゴツゴツとしたコブが無数にみえる。

「なっ・・」

ティアナの表情が青ざめる。その男根の醜悪さに思わず顔を背けてしまう。

「そんなもの・・み、見せないで・・」

視線をそらしながら後ずさる姫。

「ティアナ姫様ったら、まだそんなこと言ってるんですか?コレ入れたらとぉっても気持ちいいんですよ・・」

「まだ処女なんでしょう?私たちが前も後ろも可愛がってあげますからね」

残酷な笑みを浮かべながら、恐怖に怯えるプリンセスを前後から挟む。

ピタリ・・

「ひっ・・!?」

細い喉がか弱く鳴る。リップの男根がティアナの濡れ潤む秘所の入り口にヌプリとあてがわれた。キッスの男根は恥ずかしいすぼまり、お尻の穴をクヌッとめくり上げる。

(いやあああぁっ・・こ・こわい・・)

散華の準備が整ったのだ。声すら出せずふるえ泣くティアナはまるで罠に囚われた子ウサギのようだ。

「ウフフッ・・じゃあいきますよ・・痛いのは最初だけですから・・」

「この悦びを知ったら、きっと姫様も喜んでメッツァー様の奴隷になってくれるわ・・」

二人はクスクスとささやきながら顔を見合わせ、そして

ズジュプププッ!
グヌヌヌヌヌッ!

「きゃああああぁぁ〜〜〜っ!!!」

二本の肉棒がまだまだ幼いヴァギナとアナルに一気に突き立てられる。瞬間、ティアナは絶叫を吹き上げていた。

「あぐぐっ!ぬい、抜いてぇ・・ひぎっ!痛い・・痛いよぉ・・あがひっ・・」

あまりの激痛にポロポロと涙がこぼれ止まらない。繊細な部分をエグり取るような陵辱が可憐な姫君に濁った嗚咽を漏らさせる。そんなティアナに一片の慈悲もかけることなく、リップとキッスは己の快楽の為に激しいピストンを開始する。

「姫様の膣、あったかくてからみついてくるぅ・・!くあぁん・・ひだひだが気持ちいいん・・」

「すごい締め付け・・!クイクイ引きこまれちゃう・・ねぇ姫様もお尻気持ちいでしょ・・?」

ティアナの二つの穴は、本人の苦痛を無視し二人に素晴らしい快楽を与える。

「うぐぁっ・・も、もうやめ・て・・ふあっあくぁぁ・・」

(ナ、ナイツに・・犯されて・・しまうなんて・・処女を・・奪われてしまうなんて・・私・・どうしたら・・)

あり得ない状況にティアナの聡明な頭脳はその機能を停止しようとしていた。
そして絶え間なくピストン運動を繰り返されるうちにティアナの様子に変化が訪れる。苦しげな悲鳴が、鼻にかかる甘ったるい吐息に変わり始めたのだ。

(ど、どうして・・お、お尻まで・貫かれて・・苦しくて・・痛いだけのはずなのに・・か、身体がジンジンするぅ・・)

「ひあんっ!あふあふうぅっ!き、気持ち・いひぃっ・・」

たまらず快楽を認める喘ぎを漏らしてしまう姫君。

「だめ・・もぉだめ・・これ以上は・・あああぁっ!い、イクっ!イっちゃうぅ!」

「ああんっ!わ、私も、もう・・姫様ぁ!一緒に・・一緒に・・!」

「イイっ!イイのぉ!お尻イイのおぉっ!もう、だ、出しちゃうっ!でちゃうよぉっ!」

三人のリズムがシンクロし快楽の大波が少女達を飲み込む。荒い息とふやけた悲鳴が重なり合い、淫らな合奏を歌い上げていた。

「おあっああっ!ふあああぁ〜〜っっ!!」

同時に極みに達する三人。重くけだるい身体を互いに支えあうような形で寄り添い快楽の余韻にひたる。

「はぁぁ・・イイでしょぉ・姫様・・これからずっと・・」

「うふぅん・・三人で・・メッツァー様に可愛がっていただきましょ・・」

ティアナ姫もこれで完全に快楽の虜に堕ちた。自分達もこの甘い責め苦を味わうためにメッツァーの奴隷になったのだから。
そんな歪んだ達成感に包まれるリップとキッス。
だが

「い、いけません・・こんな・・ことに負けては・・」

ティアナの心はまだ折れてはいなかった。王位継承の権利を持つに相応しい強靭な精神力。聖涙石の加護を受けるプリンセスティアは快楽になど負けない。そんな決意が気高き姫君の高潔さを損なわせない。

(・・負けない・・私は・・負ける訳にはいかない・・)

その瞳には小さくもはっきりとした光が灯っていた。


***


「フン・・やはり無理だったか。まったく強情な女だ」

おもしろくはないが予想通りといった感じで呻くメッツァー。これまで何人ものナイツを堕としてきた責めにもティアナ姫は耐え抜いた。

「これ以上やっても・・同じでしょうね・・」

ココノのため息交じりの言葉に同感だった。

「そうだな・・恐らく精神崩壊に至るまでティアナは俺の奴隷になることを拒み続けるだろうな・・」

メッツァーの目的は、強大な魔力を振るうプリンセスティアを自分の手駒として働かせることにあった。廃人になってしまえば意味がないのだ。

「これでは何のために捕らえたか分からん・・ココノ、ティアナの別の使い道を考えろ」

メッツァーの問いにココノは即座に答える。氷のような冷たい表情で・・

「それでは・・兵力としてより強い下魔を補強するというのはどうでしょう?」

「なに・・?どういうことだ」

ココノは二つの試験管を手に持ってきた。両方とも透明な液体が充填されている。

「これはまだ試作段階の特殊な薬液なんですが・・一つは排卵誘発剤・・もう一つは下魔の精液に改良を施す薬なんです」

いぶかしげな表情だったメッツァーがニヤリと笑う。

「なるほど・・それを下魔とティアナに・・」

「その通りです。魔力の強い女性を母体として生まれてくるものは、その影響を受け強大な力を持つんです。さらに数匹の下魔にこの注射を打てば、射精された者の妊娠・出産のサイクルを極めて早くすることができます」

「つまり・・ティアナに我が兵隊を産んでもらうというわけだな?ククク・・おもしろいではないか!さすがは俺の副官だ!」

メッツァーに褒められココノはニッコリと微笑む。

「ティアナ姫ほどの魔力なら、今の下魔とは比べ物にならないくらい強力な魔物が産まれますわ。あとは、ティアナ姫がショックで死んでしまわないか注意すればいいだけです。これなら廃人になろうが関係ないですから」

副官の残酷な提案を快諾するメッツァー。

「決まりだな・・ククッ・・ティアナ姫・・地獄すら生ぬるい最高の陵辱をお前に味合わせてやるぞ・・!ココノ、その薬の開発を急げ。ハ〜ハッハッハッハッ!」

メッツァーの高笑いと共に、聖姫ティアナの悲劇が始まろうとしていた・・


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