5・無残!プリンセスティアの最期・・!



ガシャアァ・・ン・・

ぶ厚い鋼鉄の扉が閉まり、外側から鍵がかけられた。

「あっ・・あぁ・・」

飼育室に閉じ込められたティアナの前に居並ぶ怪物の群れ。少女は思わず絶望と恐怖のため息をもらしてしまう。

「そこで死ぬまで嬲られているがいい・・この俺に逆らった報いをたっぷりと受けてもらおう!」

そう言い残したメッツァーの足音が遠ざかる。

(・・お母様・・どうか・どうかティアナにお力を・・)

身体も自由に動かすことができず、まさに生贄と称するに相応しい状況陥った魔法少女にできることは、もう祈ることだけであった。それでも、気丈な表情で魔獣を睨みつける姫。それが合図であったかのように、魔獣の群れは一斉に襲い掛かってきた。

「ヒィッ!うああぁっ!ぐあぁあぁ・・っっ!!」

少女の悲鳴はすぐにかき消された。魔獣の肉棒がティアナの穴という穴を塞ぎ猛る欲望をぶつけてゆく。闇に落とされしプリンセスは、荒波に飲み込まれる木の葉のようにただただこの陵辱に翻弄されるだけであった・・。

***

それから一ヵ月後・・ティアナの産んだ新生魔獣の戦線投入により、ゼーロウは進撃を続けていた。拮抗していた戦況は徐々にロアが追い詰められる形となってきたのだ。多くの人々、そして騎士たちも捕虜となり、メッツァーのアジトに囚われることとなった。

玉座に座るメッツァー。その傍らに仕える副官ココノが口を開く。

「メッツァー様・・そろそろ頃合ではないかと・・」

副官の問いに鷹揚にうなずくメッツァー。

「そうだな・・ロアの戦況も、もうこの俺が介入せずとも順調のようだからな・・フフ・・我が目的も・・完璧とまではいかなかったが、上々といったところだ・・後は、好きにさせてもらうとするか・・ククッ・・フハハハハッ!」

おもむろに席を立つメッツァー。彼が向かう先は、一月前に訪れたきりの、あの飼育室であった。
重厚な扉が、久方ぶりに開かれる。

「気分はいかがかな?ティアナ姫」

床に転がされた哀れな肉奴隷と化したティアナに、わざとらしく恭しい礼をするメッツァー。

「・・あ・・ぅあぁ・・」

一見するともう死んでいるとしか思えないような、陵辱の限りを尽くされた少女。衣服は全て破り取られ、身体中に爪や牙による切り傷ができている。そして最も無残な箇所は、秘部と乳房であった。慎ましやかで可憐な乙女そのものだった秘花はコブシ大にも拡がり赤黒く変色した膣壁までも晒してグロテスクに変形している。清純なおもざしとは裏腹に形良くふくらんだ柔らかな美乳は3倍程にも肥大しドクドクと母乳を溢れさせている。

一ヶ月もの間、休む間もなく嬲られ、出産までしていては、当然過ぎるほど当然な結果であろう。清らかで穢れのない神の造詣とさえ言えるあの美しかった肉体がここまで惨たらしく変り果てるのに、乙女の心がどれほどの涙を流し絶望の悲鳴を噴き上げたことだろう。普通に考えれば、こんな陵辱に耐えられる人間など居はしない。いかに、選ばれしプリンセスであるティアナ姫であろうと、とうに発狂し自我の崩壊に至っているはずである。だが、少女が壊れることはなかった。

「く・ぅ・・メ・ツァー・・」

僅かだが光の残る瞳を憎き悪の魔王に向ける。全て、聖涙石の力によるものだった。姫の心がどれほど悲鳴を上げようと、どれほど無残に崩壊しようと、聖涙石の加護はティアナの精神を蘇らせたのだ。だがティアナにとってそれは救いではなく拷問だった。終わることない快楽地獄の只中にあって、心が壊れてしまえばどれほど楽になれたことか。このまま快楽に身をゆだねてしまえば・・あれほどの正義と威厳に満ちていた魔法王女にさえ、そんな甘美な堕落を夢見させた、最悪の淫獄。その中で、聖涙石の力によって強制的に正気に引き戻される瞬間は、まさに快楽の輪廻に組み込まれたといっても過言ではなかった。ティアナに出来ることは、これは悪に屈した己に神が与えた罰なのだと、運命をあきらめることだけであった。

「少し見ない間になんとブザマになったものだな・・クク・・もうお前に用はない・・この俺から最後の手向けを用意させてもらったよ・・フフフ・・」

ここに連れてこられた時と同様に、魔獣に抱えあげられるティアナ。

「こ・・これ・・以上・なにをしようと・・ゆうのですか・・もう・もう・充分でしょう・・?さんざん犯して・・弄んで・・これ以上なにを・・あぁ・・もう・もう許して・・お願いですから・許して下さい・・うっ・うぅぅ・・」

ポロポロと涙をこぼし怯え泣くティアナ姫。聖涙石によって正気と理性を保たれてはいるものの、自身の気概は完全に打ちのめされていた。もう戦うことも、抵抗することさえもできないであろう。あれほど強く気高かった心は、見る影もないほどに屈従させられていた。
その様子を心底満足げに眺めるメッツァーと共に、ティアナが連れられる先は、多数の捕虜が収監されている大収容所であった。

ゴゴッ・ゴゴゴゴ・・・

扉は重い音を立て開かれた。鉄格子で遮られた空間に、二百人もの民衆が囚われていた。その中にはかつて栄光の騎士団に所属したナイツの姿も見られる。悪魔の来訪に、虜囚の視線が一斉に向けられた。ざわめきは起こるものの目立った行動はないが、その視線は怒りと絶望が入り混じっていた。
余裕の表情でいるメッツァーの後ろから、魔獣に拘束されたティアナが民衆の目に映ったとき、空気が凍りついた。

「そんな・・我らが純白の姫君・・プリンセスティア様が、悪に負けるなんて・・」

「ティアナ姫様・・どうか挫けないで・・!貴女は我々の最後の希望・・おお神よ、どうかプリンセスをお救い下さい・・!」

変り果てた姫の姿に、囚われの民は希望を失った。
絶望の波がティアナを飲み込んでゆく。

(ああぁっ・・こんな・姿を皆に・・ティアナは・王族として・・失格です・・)

王女の矜持を完全に折られたとはいえ、気高い統治者の血統に連なるティアナ姫は慙愧の念に耐えられず、涙をこぼす。

「ククク・・これが貴様らが希望の女神と崇めた尊き姫の成れの果てよ!光のプリンセスは淫獄へと堕ちたのだ!」

牢の扉が開かれ、囚われた群衆の中心にどさりと降ろされるティアナ。広がる絶望。そんな中、民を救いたい一心で姫は最後の気力を振り絞る。

「わ.私は大丈夫です・・神様はきっとお救い下さります・・だから、希望を捨てないで・・」

凄まじい陵辱に晒されているにも関わらず健気に立ち上がるプリンセス。正に希望の女神。その姿に民は心打たれる。

「そうだ!ティアナ姫様は天の遣わした純白の聖少女!希望の救世主プリンセスティア様が闇に屈する筈などない!」

限り無い愛を秘めた心と、自分を信じ希望を持ってくれる人々が今のティアナにとって唯一の支えであった。何度も何度も敗北の責を味あわされ、戦士としての心を砕かれたティアナであったが、こうして苦難に陥っている民衆を前にして僅かな気力が蘇った。

「フン・・随分と信頼されているようだなティアナ姫。なるほど、この姫が救世主と崇められる限り人間どもはツマラン抵抗を続けるというわけか・・ククク・・ならば見せてやろう!この女の本性をなぁ!」

メッツァーはそんな姫君の健気な抵抗も踏みにじる。手から魔力の塊が飛びティアナの身体に吸い込まれる。

「い、一体なにを・・あがあぁっ!う.産まれ.産まれちゃうぅ!ひぃっ!イギヤアアァーーッ!」

見る見るうちにふくらむ腹部。普段の清楚でたおやかな姫とは思えぬ濁った悲鳴と共に醜い化物が這い出てくる。弱々しい嗚咽を漏らす乙女に僅かの休息も無い。

「ま・また・・?そん・な・ヤ・ヤダ・・ひぎいぃ〜〜っ!」

無様な泣き声が響く。それからティアナ姫は延々と化物を出産させられ続けた。破水にまみれ白目を剥いて悶絶する醜い姿に、かつてあれほど清らかに美しく輝いていた聖なるプリンセスの面影は微塵もない。

「はひ・ひぎぃ・・あうぁぁ・・もう・やめ・て・・ゆるして・・」

信じていた救世主・プリンセスティアのあまりにブザマな痴態を目の当たりにしたことで人々の信仰は大きく揺らぎ、その隙を突いたメッツァーの呪縛に支配されてしまった。

(クク・・簡単なものよ・・崇拝の対象が気高く高貴であるその分、反動も大きいという訳だ・・)

メッツァーの操り人形と化した数百の人間がジリジリと少女に近づく。その目は狂気に染まっていた。

「ヒィッ!?・・な・なにっ・・なにをしようと・・」

内臓までもザーメンに染め上げられた聖なる乙女の瞳は絶望に凍りつく。だがそれでもティアナは最後の力を振り絞り、民を救おうとする。

「そんなっ・・!いけません、悪の言いなりになど・・ぁぁ・・みんな・・正義を・信じて・・正しい心を・取り戻して・・お願いです、目を覚まして・・私と共に・・戦ってください・・」

慈悲の女神であるティアナは人間の善性を信じて必死に呼びかける。便器のように犯され、メス豚と罵られようとも、自分が立ち上がれば人々はきっと勇気を持ってくれると信じていたのだ。まさに聖少女の名に相応しい守護女神の姿がそこにあった。しかし、

「何をふざけたこと言ってんだ、このメスブタはよぉっ・・!」

「・・えっ・・?」

ジョボボボボ・・・ビシャアァッ・・
ティアナに浴びせられたものは希望の言葉ではなく、人々の小便だった。清楚で可憐なおもざしめがけ汚水が降り注ぐ。

「オラッ!俺の小便も飲みやがれ!便所ブタには小便がお似合いだろうが!」

「ごぼぉぉっ!うぶうぅっ!」

さらには口に咥えさせられての放尿までされ、絶望の雫に全身を濡れ光らせるプリンセス・・乙女の心に張り詰めていた一本の糸がプツンと切れた。
予想だにしなかったあまりの出来事に、ティアナはこれまでで最大の衝撃に見舞われた。

(そっ・・そんなっ・・!そんなあぁっ!もう・イヤアァッ!こ・こんな仕打ちにも・耐えろというのですか・・!あぁ・・ティアナは・ティアナはもう・神の加護などっ・・)

この瞬間、聖涙石にひびが走り、粉々に砕け散った。神に背を向けた聖女から加護が消え失せた瞬間であった。肉体に与えられる苦痛のほうが数段マシだった。苛烈を極めた魔獣による陵辱劇すら、この精神を直接エグる仕打ちに比べれば・・。

「クハハハ・・!ついに堕ちたなプリンセスティア!お前は最高の生贄だったよ!お前から生まれた魔獣はゼーロウの素晴らしい戦力となり、我々にとって危険因子だった聖涙石もこのザマだ!」

勝利を確信し高らかに笑うメッツァー。その眼前に転がる、自らを犠牲にして懸命に戦い続け守り続けた人々に無慈悲にも見捨てられた悲劇の聖女・・。

「メス豚め・・そのザマで希望の女神だなどと・・どう見ても変態のマゾ女じゃねぇかっ!よくも騙してくれたな!」

狂乱した群集はティアナに群がり、少女の体が壊れんばかりの陵辱を行う。

「やめてっ!やめてくださいぃっ!こんなの・こんなのイヤアっ!こ、壊れちゃうっ!だめええぇ〜〜っ!」

乙女の悲痛な叫びなどおかまいナシに穢し尽くされた姫をさらに嬲りものにしてゆく人々。

「ハッハッハ・・いい格好だな!貴様がその身を挺して守り続けた人間どもに犯される気分はどうだ!?正義のヒロインも、こうなってはオシマイだな!グッハッハハ!」

人々の侮蔑と汚辱を受け、プリンセスの心はついに、完全に砕け散った。そしてもう加護によって蘇ることもない・・。

「ティアナは平和を守るために・・皆を救うために戦ってきたのに・・どうして・・どうしてなの・・こんなの・ひどすぎる・・誰か・・誰か・・助けてぇ・・ティアナ・堕ちちゃう・・もう・・本当に・だめぇ・・お願い・お願いです・・ティアナを助けて・・ティアナのこと・見捨てないでぇ・・」

人間としての尊厳.乙女の慎み.光溢れる未来.その全てを叩き潰され少女は崩壊した。この惨めな哀訴が聖なる乙女の断末魔であった。

「もうやめてぇ・・ティアナをいじめないでぇ・・」

まるで幼子のように泣きじゃくるかつての魔法騎士。もはや完全に救いの道がないと分かった瞬間、乙女の自我はその残酷さに耐え切れず精神崩壊、そして退行を引き起こしたのだった。

「さんざん期待もたせやがって!『愛と希望の聖少女』なんて言うからどんな女神サマかと思ったら、汚ねぇ肉便器かよ!恥さらしもいいところだ!」

「プリンセスティアもこうなっちゃオワリだな。どうしようもねぇクズだぜ、死んで詫びやがれ!便所豚のティアナちゃんよぉっ!」

「こんなゴミ女にティアナなんて名前はもったいねぇ!便器の役にもたたねえヒロインなんざ汚物だぜ!糞まみれの便所豚で充分じゃねえか!」

人々の狂気はとどまる事を知らない。

「ああああぁ・・・やぁ・・もうやだよぉ・・許して・・ティアナ壊れちゃうぅっ・・」

哀れな魔法王女を中心に、収容所は阿鼻叫喚の地獄絵図と化していった・・!

***

陵辱の場を、ゼーロウに支配されたある町の広場へと移された姫君・・むろん町の人間の洗脳は完了していた。そして、ティアナは犯され続けた。人々の怒りと欲望のはけ口として、肉便器として、中央広場に磔になり晒し者にされる魔女のように、絶望の象徴・・淫らなオブジェとして捨て置かれた。
洗脳によって負の感情のみを増幅させられた人々は狂気の集団となり、サディスティックな欲求を満足させるため、その陵辱は際限なくエスカレートしていった。
その結果、なんと手足を切断され、人間ダルマと変り果てたプリンセスティアの姿がそこにあった。だが少女の表情に、性の快感以外のものは見られない。


「もっろぉ・・もっろセーエキちょおらぁい・・ティアナにセーエキぃ・・もっろティアナを汚して・・めちゃくちゃにひてぇ・・」

もうすでにまともな思考もできず、ただ快楽をむさぼるだけの卑しい木偶人形・・それが今のティアナ姫であった。なんという惨めな有様だろう!これが、神の、世界中の愛を一身に受け尊く清らかに光り輝いていたあの聖なるプリンセスの成れの果てとは!平和を守る最後の希望は完全に潰えた。

聖なる歌声は天まで届き、慈悲の微笑みは闇を照らすとまで謳われる伝説の聖少女。その再臨と崇められた美麗の姫君プリンセスティア。
だがその末路は精液にまみれ芋虫のように地面を這いずる公衆肉便器なのだ!
ティアナは首輪につながれ、その鎖を止める立て札にはこう書かれている。

『私、ティアナ・リリアン・トランシルヴェールは身の程もわきまえずメッツァー様に逆らった愚かなメス豚です。どうかこの醜い売女のティアナを心行くまで犯してください。愛と正義を守る騎士でありながら快楽に溺れた恥晒しの阿婆擦れティアナを皆様の肉棒で罰してください』

・・もはや全てがオワリであった。
王家の水で育まれ、神の愛で清められ、清楚可憐でたおやかで、神秘的なまでの気品に溢れる純白の姫君と讃えられた聖なる少女・・
幾度も傷つき、悪魔の陵辱に晒されてなお平和を守る気高き使命に殉じた愛と希望のヒロイン・・
そう、ティアナはこの世界の守護者・・何に変えても守るべき侵されざる女神であったはずなのだ。だが人々は、天の神は、この尊くきらめく光の乙女を見捨て、そして蹂躙した。処女を失い加護に見放され希望は消え去り絶望に蝕まれ・・プリンセスティアは無惨に朽ち果てたのだ!

(こんなに穢されて・・女の子の大事なもの全て奪われて・・いいえ・ティアナはもう・人間としての尊厳も・何もかも失ってしまった・・もう・だめです・・ティアナはメス豚・・汚らしい公衆性液便所・・ごめんなさいお母様・・姫はもう・お母様の下へは戻れません・・悪に敗れた無力な姫を・闇に屈した愚かな姫を・どうかお許し下さい・・)

平和を愛し正義を信じて人々を守り続けた、光に溢れる心優しき純白の妖精ティアナの最期の思いは悲痛な哀惜の念であった。清純可憐な一輪の花は、邪悪によって無惨に手折られ、散らされ、蝕まれ・・徹底的な陵辱の末、メス豚と化した。

その後、狂った民衆によってプリンセスティアは火あぶりの刑に処された。これが、神に愛されし光の聖少女ティアナ・リリアン・トランシルヴェール姫の残酷なる末路であった・・!


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