4・白濁に染まる姫君



「う・あ・・ぁ・・」

精液だまりに突っ伏し弱々しく呻くティアナにメッツァーが歩み寄る。

「ふふっまだ始まったばかりだぞ。もう少しがんばってもらわねば面白くないではないか!」

そう言うメッツァーの指から小さな光が生まれ、その光の玉は宙を飛びティアナの額に吸い込まれた。

「んっ・・うぅ・・?」

身を起こす少女戦士。メッツァーは魔法により微量であるがティアナの体力を回復させたのだ。それが親切心などでないことは明らかだった。今の状況をティアナに認識させ、さらなる絶望を与えようというのだ。

「あっあぁっ・・もう・だめぇ・・許して・・許して・・」

うわごとのように許しを請うことしかできないティアナに下魔たちが再び迫る。魔物の性欲が射精一回だけで収まることなどない。薬によってさらに高められた精力は二ケタの連続射精も可能であると実験によって証明されていた。

「遠慮するな、こいつらが満足するまで終わることはないのだぞ!ふはははっ!それとも、俺の性奴隷になる決心でもついたというのか?」

まがまがしい笑みで堕落へと誘うメッツァー。惨劇ともいえる出産に身も心も打ちのめされた少女戦士にとって、それは救いの光にさえ思えてしまう。確かに、感情を殺し心を凍らせ、何もかも忘れて快楽に浸っていれば良い性奴隷になれば、こんな悲惨な陵辱を受けることなどないだろう。

「うぅ・・そ、それは・・」

それでも、ティアナにうなずく事はできなかった。許されなかった。女神に授かった力で平和を、人々を守り戦うことこそ、自分がこの世に生を受けた理由であると本気で考える乙女にとって、周りを犠牲に自分が安寧の暗闇に逃げ込むことなどできはしなかったのだ。
内なる輝きを放つ尊く澄んだ限り無い慈愛の心。それだけが今のティアナに残された最後の砦であった。

「・・そ、それ・は・・わ、わたし・・わたし・・」

だが神聖なる決意の言葉も明確な拒絶の言葉もついに発することができなかった。あんな陵辱がこの先続いたら自分は確実に崩壊してしまうという恐怖に支配され、ただ涙と嗚咽をこぼしながらビクビクと怯えふるえる姫。小さな肩を両手で掴み、すくみあがってしまう。
高貴なるプリンセスの矜持と、か弱い乙女の今にも泣き崩れそうな繊細な心とがティアナの中でくすぶりあって、屈服と忍耐、そのどちらも選ばせてくれなかった。

「ふふっあいかわらずたいした精神力だ。それとも魔物の仔を産むのがそんなに気持ちよかったのか!?」

「そんなっ・・そんなこと・ありません・・もうこれ以上・・あァ・・許して・下さい・・うっうぅ・・」

言葉尻が嗚咽にかき消される。メッツァーと視線を合わすことすら不可能だった。どうすることもできずうつむきただ怯えるだけの聖少女に、先ほど生まれたばかりの仔獣が歩み寄り、いきなり乳首に喰らいついた。

「んはああぁぁっ!?はぅんっ!ああぁっ・す、吸わない・でへぇっ!ひわああぁん!」

乳輪まですっぽりとくわえ込み、思い切り吸引する仔獣がゴクゴクと喉を鳴らす。出産を経験したティアナの身体は当然母乳が出る。そして仔獣がミルクを吸いだすたびにゾクゾクとした快楽の電流が背筋を駆け上がり少女を絶頂へと導いた。

「クアアアぁっ!らめっ・らめへえっ!おっぱいぃすわれへ・イッちゃふっ・耐えられ・なひっ・いひぃっ!」

呂律が回らないほどの乱れようをさらすティアナ。それを見たココノがある器具を取り出してきた。手のひら程度のガラスカップ。縁にゴムの枠が付けられている。カップの底から伸びるホース管の先にはタンク状の機械に繋がれていた。

「そうそう、姫様には魔獣を産むだけでなく育てて頂かなくてはなりませんものね。これは搾乳機です。たくさん出してくださいね、ティアナ姫」

楽しげに笑いながら、仔獣が離れた両乳房の先端にカップを取り付けるココノ。

(さ、搾・乳・・?いやぁ・そっそんな・そんなこと・されたら・・・)

泣きべそをかきながら喘ぐティアナを無視し、機械のスイッチが入れられた。カップの中にものすごい負圧がかかる。まん丸い桃のようだった乳房が吸引により釣鐘の形に変形する。

「ふ、ひゃぁあぁっ!ち、ちくびぃっ!あんっ!吸われてりゅふゅうぅっ!」

吸引のリズムは微妙な強弱をつけ、まるで人の手によって搾られているような感覚を姫に与える。快楽のあまり身体をのけぞらして、だらしない悲鳴を発してしまう。

「あああっ・ああああっ・・来る!出てくるぅっ!ンああああぁぁ−−−ッ!ミルク噴いちゃうぅぅーーーっっ!!」

乳腺の中で溜まっていた母乳が乳道孔を通り、敏感な乳首の裏側を擦り上げながら外へと噴出する。カップに満ちた母乳がゴム管からタンクへと蓄積されてゆく。


「ひゃめっ!ひゃめへぇ!おっぱひいぃ!搾られてイクウっ!またイクうううぅっっ!」

絶頂の叫びが部屋中にこだまする。

「搾乳されてイクとは、まるで家畜だな、卑しいメス牛だ!」

搾乳の快感に狂い、身体をひきつらせのたうつティアナを見下し罵倒するメッツァー。

「ぐひいぅっ!やめ、搾るの、とめ・てっ・・いぐぐうっ!くる、苦しひっ・・!」

一方のティアナはそれどころではない。もはや苦痛でしかなくなった切れ間なく続く絶頂感に弄ばれ、直接刺激を受けていない秘所からも潮吹きのようにドバドバと愛液を分泌させ続けていた。股の間には水たまりができるほどだ。意識が完全に吹き飛び、プリンセスの高貴な精神はざっくりと蝕まれ削り取られていた。

「うああっ!アッ!アアッ!クアアァッ!おっぱい・いひぃっ!もほゆるひてぇぇえっ!!」

搾られるたび次々と溢れ出てくる母乳。あどけない可憐なおもざしをとろけさせながら張り詰めた乳房から盛大に墳乳するサマは、アンバランスな淫猥さを見せていた。

「ひがぅっ!あおっ!ごおぉ・・っ!ふがあああっ!」

奇声を上げイキまくる聖なる乙女。もう呼吸すらままならない。心臓の動悸が異常に早まり破裂してしまうかと思った瞬間、搾乳機のスイッチが切られた。

「かっ・・かはっ・・はぁーっ・・はぁーっ・・ああぁ・・」

糸の切れた操り人形のようにぐったりと身体を横たえる少女戦士。搾乳機のカップが双乳から取り外されるが、吸引によって伸びきってしまったティアナの乳首からはダラダラとミルクが洩れ続ける。

「いかがでしたか、姫様?まだ一回目が終わっただけですよ。まだまだがんばっていただかないと。姫様には立派な搾乳排卵奴隷になってもらわないといけないんですから」

ココノの非情な言葉にも、放心状態のティアナは反応できない。下魔に犯され、母乳を搾り出される間、数え切れない絶頂を味わったのだ。まともな思考ができるはずもない。

「ふあぁぅ・・ぅ・・」

焦点の合わぬ瞳が宙をさまよう。体中の筋肉が弛緩しきってしまった魔法少女は、うわごとのように口を動かすだけだ。
だが一切の慈悲を持たぬ異形の魔物は、崩壊寸前のプリンセスに再び襲い掛かる。

「あぎっ・あごぉぉ・・っ」

第2ラウンドが始まった。
群がる下魔。放たれるザーメン。妊娠。出産。搾乳・・・リピート映像を見せられているかのごとく先ほどと寸分違わぬ陵辱が繰り返された。

「フフッ・・後は任せたぞ、ココノ。ティアナにはせいぜい頑張ってもらえ」

二匹の仔獣に両の乳房を吸われ、派手な潮吹きで悶絶するティアナ。可愛らしかった美乳はすでにふたまわり以上も肥大し原型をとどめていない。

「おごひっ・・ほひいぃひぃ・・」

変り果てたティアナの姿を見届け、メッツァーは地下牢を出る。

「かしこまりました。メッツァー様」

主人の退室を見届けたココノはうやうやしく礼をし、ティアナを見る。もうすでに意識は無いようだった。だがそんなことは関係ない。廃人になろうが淫に狂おうが、ティアナはただ魔獣を産み続けるためだけに、生きてさえいれば良いのだから。
早くも3度目の種付けが始まろうとしていた・・・


***


夜が明けた。昨夜、一晩かけて下魔の獣欲を受けきった姫が床に転がる。
ティアナを犯す下魔を1匹ずつにし、射精を膣内に限定させた結果、実に40匹もの仔獣が誕生した。

「フフ・・一晩中、下魔の相手ができるなんて、さすが姫様ですねぇ。今、生まれた魔獣を別室で飼育しているところです。ミルクが足りなくなったらまた搾り出していただきますからね、ティアナ姫」

「・・・・・・」

見下ろすココノの言葉にも全く無反応だった。
床にできた精液だまりにつかり、身動き一つできず横たわる少女。呼吸の為に僅かに開閉する唇と胸の動きで、生きているということがかろうじて判断できるような有り様だ。

「壊れちゃったみたいですね・・まぁ当然といえば当然でしょうね・・」

もはや心は破綻してしまっている。そう見るのが妥当であろう。4匹目の仔獣を産み落としたところからティアナの反応はほとんど無くなったのだから。乙女が壊れたオモチャのように成すがまま犯される光景に、一切の加減、慈悲などなかった。
そこへ様子を見るためにメッツァーが入ってくる。

「意地などはらず、俺の奴隷になっていれば良かったものを・・フン・・」

いかにティアナが高貴で誇り高い神聖なる姫君、そして正義を守る魔法戦士プリンセスティアといえども、年頃の乙女には変わりない。此度の陰惨極まる悪魔の陵辱に一人の少女が耐え切れる筈はなかった。
だが、ティアナの首元を飾る宝玉、聖涙石は、瀕死の状態にある姫の心に尽きることの無い力を与え続けた。

(・・ティアナ・・悪に負けてはなりません・・貴女は皆の希望なのです・・)

清々しさを感じさせる澄んだ声がティアナの脳裏に響く。それとともに打ちのめされた少女の心に力が戻ってくる。

(あぁ・・これが、聖涙石の力なの?私は・・そう、私は・・戦い続けなくては・・挫けてはいけない・・)

意識を取り戻すティアナ。

「・・わ・たし・・は・負け・・ません・・」

「なに・・?」

メッツァーは驚愕の表情でティアナの顔を覗き込む。精液にまみれ疲労が色濃く残っているが、瞳だけには清らかな光を宿す聖なる姫君の凛貌がそこにはあった。

「くっ!まだ逆らうというのかっ!」

激昂する悪の幹部。普通ならばありえない、驚異的なティアナの精神力。いや聖涙石の効力こそ驚嘆に値する。もしもティアナがこの聖涙石の魔力を自在にコントロールできるようになり、自分と相対することになったら・・勝ち目など無い・・今の状況ではティアナは自分の手の内にあるが、ロウでの戦局は不安定でどう転ぶか分からない。
自分の勢力を拡大することだけを考えていたメッツァーは、背筋も凍るような畏怖を覚えずにはいられなかった。

「・・たとえ・・このまま永遠に嬲られようと・・貴方になど・・屈する・ものですか・・」

焦燥するメッツァーを追い込むように少女の心は精錬されてゆく。さかんに歯を軋ませるメッツァーから余裕が無くなっていくのが見て取れる。

「ヌウゥ・・!おのれっ・・ならば望みどおりにしてやる!ココノ!ティアナを飼育室に放りこんでおけっ!」

「魔獣の飼育室に、ですか・・?しかし下手をすればティアナ姫は・・」

吐き捨てるメッツァーに恐る恐る伺いを立てるココノ。飼育室にはティアナが産んだ40匹もの仔獣がひしめきあっているのである。先日産まれたばかりとはいえ、もうすでに成獣と変わらぬ大きさのものもいる。それに加え新生の魔獣たちは体力、凶暴性、戦闘力から性欲まであらゆる面で従来の下魔とは桁違いの怪物なのだ。
そんな中に欲望のはけ口となる対象を置けばどうなるか・・考えるまでもなかった。

「かまわんっ!この女には地獄を見せてやらねば気がすまんわ!なっ、生意気にもこの俺を脅かしやがってぇ・・!」

(くっ・・ティアナ・・聖涙石・・これほど手におえん代物とはな・・ゼーロウ本部の連中がアテにならん今、悠長に構えていては・・)

苛立ちのつのるメッツァーは下魔を呼び、動けぬティアナを運ばせる。

「こうなったら一刻も早く新生魔獣どもをロウに送り込むのだ!プリンセスティアの魔力・・残らず搾り取って魔獣の餌にしろ!」

下魔に担ぎ上げられ、ティアナは己が産み落とした仔獣の待つ、地獄へと連れられてゆくのだった・・


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