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それは、ずっとずっと昔のお話・・・
世界にまだマナとよばれる、神秘の力が満ち溢れていた頃・・・
精励と呼ばれる不思議な存在が、世界の力を司る者たちが
人間の目に見えていた頃・・・。



風の王国ローラント。
その地独特の地形を生かした天然の要塞としても知られるその王城は、
大勢のアマゾネス達に守られており、ローラントが落ちる事はまず無いであろうと
言われていたほどの難攻不落の国だった。


だが・・・そのローラントもついに陥落する日がやってきた。
砂漠の義賊、ナバール盗賊団の手によって・・・・。




「はあぁぁぁぁっ!やぁっ!」
ヒュン!ズバッ!
「ぐあ・・・くそっ・・・こんなに強い奴がいるなんて・・・聞いてないぞ・・・」
バタッ!「はぁ、はぁ・・・どうにか倒せたみたいね」
・・・ローラント王女、リース。今の一瞬の攻防を演じた、ローラント王国アマゾネス軍
隊長である。ローラントの守りの要である、風。それを止められてしまい、眠りの花畑からの
花粉が城内に駐留していた他のアマゾネス達を襲い、さらには弟のエリオットまでもさらわれ・・・
今、彼女は父ジョスター王の所に向かっていた。これ以上の事態悪化を避けるためである。
が、城に潜入している忍者(要するに敵)の数はハンパではなく、リース自身、一体どれくらいの
敵を退けたのか解らなくなっていた。・・・もちろん、彼女にとってはそんな事は重要ではなかった。
が、それを軽視し、己を過信しすぎたのが仇となることに、まだ彼女は気付いていなかった。
それが表れたのは、玉座の間に近づいた時、更に一人の忍者が現れ、リースの行く手をふさいだ時だった。
リースは槍を振りかざしながら、忍者に向かって一喝した。
「どきなさい!命を失っても知らないわよ!!」
「・・・・・・」
忍者はリースの脅しを聞きながし、その場で臨戦体制をとる。それに真正面からリースは突っ込んでいった。
「ローラント流槍技!旋風槍!!」
リースは一気に勝負をつけるべく、自分の必殺技を放って忍者をしとめようとしたが、いとも簡単に
その一撃はかわされ、逆に飛び掛ってきた忍者に槍を叩き飛ばされ、床に組みふされてしまった。
リースは何とか身を起こし、男の支配から逃れようと試みた。が、それも男の力に簡単に屈してしまう。
普段ならば大の男をも簡単に吹き飛ばす身体能力。それが今は発揮できないでいた。
・・・数多くの戦闘。襲撃に気付いてあの長い階段を一気に駆け上ったこと。そして、
弟が付いてきていないことに気付き、助ける為に、風の封印装置の間へと続く長い階段を上り下りしたこと。
それがリースの体力と精神力を気付かぬ間に奪っていたのだった。
「ふっ・・・どうやらここまでのようだな。お前もお前の仲間たちと同じ末路をたどらせてやろう」
「・・・・・・!」
同じ末路・・・リースはここに、玉座の間があと少しという所に来るまでに、多くの仲間の変わり果てた
姿を目にしていた。鮮血と淫液と白濁とに塗れた多くの仲間たちを。・・・今のリースと同じように
力尽きた所を無理矢理に犯され、そして抵抗できないようにとどめをさしたのである。
「貴方たちは・・・人間じゃないわ!何であそこまでする必要性が・・・!」
あまりの怒りに抗議の声をあげたリースは、次の瞬間男の殴打の餌食になっていた。
激しくなるその音は、その場を無常にも包み込んでいき、リースの声は聞こえなくなったが、
激しい痛みは間断なくリースを襲い、最後の気力すらも奪いつくした。
恐怖におびえ、おとなしくなったリースに向かって男はこう言い放った。
「・・・これで少しは自分の立場をわかってもらえたかな?ローラントのお姫様?」
「・・・・・・」
「どうやらわかっていただけたようですな。・・・念のために言っておきますが、我々に抵抗すれば、
弟君の命はありませんよ・・・?お分かりですよね?」
「・・・・・・」
「・・・返事が無いようですね。ご自分の立場がまだ御分かりになっていないようで・・・」
そのセリフが終わるか否や、男は拳を振り上げてリースを更に殴打しようとした。
「!・・・い、嫌ぁ!」
が、リースの悲鳴を聞くと、それを降ろして
「もう一度だけ言う。自分の立場が分かっているのだろうな?」
と高圧的にリースに尋ねる。
「・・・も、申し訳ありません・・・分かりました・・・」
リースは力なくそれを伝えた。その言葉に満足したのか、男は更に言葉を続け、
「じゃあお前もこれからどうなるかは分かっているだろうな?」
と下卑た笑みを浮かべて尋ねた。
「・・・は・・・はい・・・」
限りない羞恥に耐えつつ、リースは言葉を返した。
それを聞いた男は、何を思ったかおもむろに立ち上がると、
「聞いた通りだ。この娘、お前達の好きにするがいい」
と言ってそこから消え去ってしまった。
気力さえ失われていなければそこから逃げ出せてはいたが、いつまたあの男が戻ってくるかもしれない
という、感じたことも無い恐怖感がリースを支配し、その体を地に伏せさせていた。
もちろん弟の命を救う為でもあった。が、それを忘れさせるほどに男の影響力は大きく、
リースを絶望させていた。戦う前には感じられなかった、心を食い尽くされそうなほどの闇のオーラが
いつの間にか感じられ・・・そして自意識は抵抗の火を消したのだった。
「おい、来てみろよ!こいつ、ローラントの王女じゃないのか!?」
「こいつはとびっきりの上玉だぜ。あの男、いい置き土産をくれたな」
「それじゃあお言葉に甘えていただくとしようぜ・・・へっへっへ」
周りに別の雑兵が集まり、鎧に手をかけだした時に、リースは現実に引き戻された。
「嫌っ!やめて!」
奇しくも羞恥が恐怖に勝り、何とか男たちの行為を止めようとするが、体は全く言うことを聞かず、
声による抗議にとどまってしまう。さらにそれすらも男たちの欲望に拍車をかけることになり、
鎧は全て剥がされ、下着だけの姿にされてしまった。
「ああ・・・見ないで・・・」
誰にも見せたことの無い姿を、全く知らない獣のような男たちに見すぼされる事がリースを羞恥に
震えさせ、言い様の無い恥辱となって襲う。男たちはその反応を楽しみながら、更に残った衣服を
剥がしにかかる。
「お願い・・・許して・・・」
リースの哀願もむなしく、ブラは外され、整った白い乳房が露にされる。張りのある膨らみが少し揺れ、
頂点にある薄桜色の乳首が情欲を誘う。
男たちは我先にと争うようにリースの乳房を愛撫し始める。指で乳首を摘まれ、舌と口とで吸われたり
転がされたりするうちに、甘い痺れがリースの体を駆け巡り始める。
「うっ・・・ふううっ・・・はあっ・・・」
(嫌ぁ・・・やめてぇ・・・)
心とは裏腹に乳首から送られる快感は確実にリースを捕らえ始め、それに必死になってリースは抵抗
していた。そんなリースの様子を見て取った男たちは、リースを追い詰めるべく、もう一つの砦に
手をかけ始めた。
「いやあぁぁ!それだけはやめてぇ!」
悲壮な叫び声があたりに響いた。完膚無き羞恥の極みがリースの目から涙をこぼさせる。
露になった秘所は間断が無いかのごとく、男たちの餌食となった。
淫列に男の生暖かい舌が這いまわり、淫核や肉壁を愛撫するたびにリースの口から甘い吐息と
淫らな喘ぎ声が溢れ出す。
「んっ・・・ああぁ・・・はああ・・・」
リースは自分で弄ぶ時の数倍の悦楽を感じていた。蠢き、的確な愛撫を加える男の舌が差し入れられ、
秘所からは絶え間なく卑猥な音が辺りを飾る。それに伴って男たちの肉棒は角度を増し、
欲望のはけ口を探して猛々しくたち上がった。
「おい、そろそろいいんじゃないのか?王女様も準備万端って感じだしよ」
「それもそうだな。こんなに濡らすとは自分でも弄くってるんだろうな、毎日毎日・・・」
「そんな・・・違います!私はそんな事・・・」
「説得力無いぜ。あんなにいやらしい声出しておいて、俺たちの物が欲しかったんだろ?」
そう言いながら、秘列を愛撫していた男はリースの両足を広げ、勃起した自らの一物をリースの
秘所にあてがうと、一気に挿入した。
「あうう・・・痛い、痛いぃ・・・」
破瓜の痛みは普段の体の痛みとは違い、また魔力による痛みとも異なっていた。体の中を貫かれるその
感覚はリースの理性を破壊するには十分すぎるほどだった。
「うああっ・・・お願い・・・抜いてください・・・抜いてぇ・・・」
いつしかリースの口から従属の言葉が発せられるようになると、男たちは更に容赦ない責め苦を加え始める。
「ふざけたこといってんじゃねえよ!ほら、上の口が留守になってるぞ!」
「そういう事だ。ほら、とっとと咥えろよ!」
異物が挿入されたまま無理矢理に体位を変えられ、可憐な口に別の異物を突っ込まれる。

「んんっ・・・いたひ・・・あむっ・・・」
リースにあるのは屈辱と純粋な痛みと、逃れる事の出来ない悦楽の入り口。
破瓜の痛みも引いてきた頃、リースはついに感じた事も無い感覚に捕われてしまった。
「ああ・・・ああん・・・ふああっ・・・」
(ああ・・・何、これ!?・・・気持ち良いよう・・・でも、でも・・・)
言い表せない快楽にリースの理性は次第に駆逐され始めていた。最後の理性が見ず知らずの男たちに
汚されている自分を口惜しく思い、何とか自分を保とうと必死になる。
しかし、それも虚しく心までも支配されないようにするのが精一杯だった。
「くうっ・・・もう駄目だ・・・出る・・・」
あまりの締め付けに耐えられず、男はリースにありったけの精を解き放つ。
同時にリースも耐えられなくなり、絶頂を迎えた。
「ダメぇ・・・ふあああ・・・イッちゃう・・・イクぅ!ああああっ!!」
(嫌ァ・・・こんなのって無いよう・・・)
弓なりになった体は乳房を大きく揺らし、体の火照りを増させ、全身から力をぬかせる結果になった。
が・・・萎えたものを引き出した男は仲間に向かって
「おい、お前たちもいいぞ。好きなだけ犯ってやれよ」
「待ってたんだぜ・・・早くしろよ」
・・・こう言い放った。
「ああ・・・嫌ァ・・・」
リースに対する陵辱は更に続けられた。手と口と淫穴とを男たちの肉棒によって塞がれ、全身が白濁で
真っ白になり、目から光が失われるまでそれは続いたのである。
そして全てが終わった後・・・
「さて・・・おかしらの指令どおり、こいつも始末するか」
「ちょっと勿体無い気もするけどな」
そう言った男の刃がリースの喉元を貫こうとした、その刹那。
ピィーーー ピィーーー
「ちぃ!撤退の合図かよ!おい、行くぞ!」
「ちょ、ちょっと待てよ!こいつはどうすんだ!?」
「ほっとけ!急がないと、お頭に殺されるぞ!」
リースは間一髪で事なきを得たのであった。


「お母様・・・お父様や、皆をよろしくお願いします・・・私は必ず、エリオットを連れて戻ります。
だからその日まで・・・お母様から頂いたこのリボン・・・どうか見守っていてください・・・」
本当に全てが終わった後・・・信じられない程の不屈の心で、リースはローラントから旅立った。
陵辱の痛みもそのままに・・・
「・・・くっ!」
故郷を去り行くリースの目からは、失ったもの・・・父、弟、仲間たち、故郷、そして自らの純潔。
それに自分の力の無さに対する悔いが、涙となって風に飛ばされた。
涙はリースに答えるかのように、幾度となく舞い、谷ぞこへと落ちていった。



悪しき者が滅び、世界に平和が戻る一年前の話であった・・・。


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