○女賢者 パール

 私の名は、パール。
 人は、私の事を世界を救った大賢者と言うが、全ては、偽りである。
 目の前のバルコニーでは、姫達の献身で淫魔王モンドの呪いを打ち払ったとされている名君ダイヤが国民に復活を宣言している。
「淫魔王が滅び、朕が甦った以上、このジュエル王国に恐れるものは、無い。ジュエル王国は、永遠に栄えるだろう」
 国民は、歓声をあげる。
 そして、私は、淫魔王の呪いと戦いによる病の治療を受けていると公表されている王女達が居る封印の館を見てため息を吐く。
「何に溜め息を吐いているのだ?」
 その者の言葉に私は、激しい後悔を籠めて言う。
「戦乱の世を救うため、貴方を、強すぎる性欲の為にヴァルハラから落された英雄、ダイヤモンドの封印を解いた、己の愚かさです」
 高笑いをあげる五人の姫の純な魂と引き換えに本来の力と魂を取り戻したダイヤモンドが言う。
「性欲をモンドという形に押し込み封印して安心していたお前が愚かだったな。どれほど分かたれ様と朕は、一つ。ダイヤが名君として力を使い続ければモンドもその力を復活させる。しかし、安心するが良い。しばらくは、国民には、手を出さないでやろう」
 その言葉に私は、やるせなさを感じながら質問する。
「その代わりに自分の血を分けた娘達を抱くのですか?」
 ダイヤモンドは、頷く。
「国民の為にその身を捧げる。王家の者として当然の定めだ」
 自分の無力さに絶望を覚えていた私にダイヤモンドが触手を伸ばしてくる。
「そして、お前は、王女達に達成困難な儀式を教え、偽りに日数を伝えた、朕がダイヤだった頃からの雌奴隷」
 私は、顔を俯かせながらも抵抗は、しない。
 そして、オマンコに進入してくる触手チンポの快感を溺れてしまう。
「アァァァン!」
 そのまま私は、触手に絡めとらる。
「それでは、朕のハーレムに向かうとするか」
 ダイヤモンドの触手チンポにつながれたまま私は、封印の館に運ばれる。
「お父様! はやくのこのサファイアのオマンコに触手チンポを下さい!」
 温和だったサファイア姫が率先的に自らオマンコを広げて迫ってくる。
「お父様! トパーズのアナルは、準備万全です!」
 潔癖だったトパーズ姫がお尻の穴を見せ付けてくる。
「お父様! キャッツアイとエッチな遊びをしましょう!」
 純粋だったキャッツアイ姫が妖しい表情で誘う。
「お父様! エメラルドの母乳を飲んでください!」
 知的だったエメラルド姫がだらしない表情で胸を強調する。
「お父様! ルビーにも触手チンポをお願いします!」
 勝気だったルビー姫が物乞いのように縋りつく。
 もはや、元の関係に戻ることは、無いだろう。
 そして、私も。
「ダイヤモンド様! 私をもっと狂わせて下さい!」
 この狂気と一つとなって、ジュエル王国の反映を支えていくことになるのであった。


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