○勝気な姫 ルビー
 
 僕の名前は、ルビー、ジュエル王国の第四王女。
 朝起きて、毎日欠かしたことが無い鍛錬をしてから、僕は、食事の部屋に移動した。
 そこでは、憎き淫魔王の雌奴隷としての誓いを立てさせられてしまった姉妹が普通に食事をしていた。
 その姿に辛さを感じながらも、残った僕は、もう一人残ったエメラルド姉と今後の事を話そうと声をかけようとした。
「キャッツアイ、痛くて我慢できない、拙者の母乳を吸って」
 エメラルド姉が、朝食の場で胸を肌蹴た。
 その胸は、間違いなく昨日より大きくなっていた。
「キャッツアイ、エメラルドお姉ちゃんの母乳大好き」
 そういってキャッツアイがエメラルド姉の胸に吸い付く。
「イイィィィ! もっと強く吸って!」
 エメラルド姉が今まで聞いたことの無い様な声を出していた。
「イクゥゥゥゥ!」
 大量の母乳を噴出すエメラルド姉。
「もう、エメラルド、淫魔王様から夜まで我慢するように言われていたでしょ」
 サファイア姉の言葉にエメラルド姉が困った顔をする。
「姉上、この事は、淫魔王様には、秘密にして置いてください」
 その一言に僕は、立ち上がった。
「エメラルド姉、まさか……」
 するとエメラルド姉が視線をずらす。
「誤魔化しても意味ないでしょうに。ルビー、貴女の想像通り、エメラルドお姉様は、淫魔王様の予定より早く、雌奴隷としての誓いをたてたわ」
「どうして……」
 悲しかった。
 そして僕は、その場を駆け出していた。


 その夜、一人部屋に閉じこもる僕の所に淫魔王が声をかけてきた。
『部屋に閉じこもっていても同じだ。どうせなら中央広間にやって来て、少し賭けをしないか?』
 僕は、頷く。
 淫魔王が言うとおり、何処に居ても同じだろう。
 中央広間に到着すると直に剣を構えて言う。
「お父様のこの剣にかけて、僕は、お前には、絶対に屈服しない」
 それを聞いて淫魔王が言う。
『そうか、こちらも多少予定が変わってしまった』
 その時、エメラルド姉が叫ぶ。
「淫魔王様、我慢できなかった事は、謝ります。ですから、母乳を吸って下さい」
 知的だったエメラルド姉の面影は、感じられない。
「本当に我慢が足らないのだから。キャッツアイ、吸ってあげたら」
 トパーズ姉の言葉にキャッツアイは、無邪気に微笑み言う。
「駄目だよ、キャッツアイは、淫魔王様の言いつけを守る良い子だもん」
 サファイアが笑顔で頷く。
「そうよね。エメラルド、貴女も良い子だから、ルビーとの賭けが終わるまで我慢しなさい」
 悲しそうな顔をするエメラルド姉を無視して淫魔王が言ってくる。
『そこで、余興を入れようと思う。お前もその剣に自信があるのだろう?』
 僕は、強く頷く。
「お父様に習った剣術は、お前なんかに負けは、しない!」
 すると淫魔王が言う。
『朕は、これより触手一本だけでお前の剣を弾きにかかる。お前は、それを三分間堪える。それが出来たら、明日の同じ時間まで、何もしない。その代わり出来なかった場合は、大人しく我が触手を受け入れる。どうだ?』
「望むところだ!」
 この展開だったら、僕の力が発揮できる。
『それでは、行くぞ!』
 そして、触手の一本がまるで剣の様な軌道で迫ってくる。
 僕は、それを打ち払うと、触手は、剣と同じ様に動いて次の一撃を仕掛けてきた。
 そうやって打ち合っている内に気付いてしまう。
 この斬り合いは、お父様のそれとそっくりだと言う事に。
 そして、僕は、息を吐いて力が若干抜けた所を突かれ、剣を弾かれてしまった。
『成長していないな』
 淫魔王に言われるとは、思わなかった。
 しかし、その言葉は、的を射ていた。
 お父様と同じ様な事をした時も同様に剣を弾かれていた。
 お父様には、ぎりぎりまで我慢せず、余裕があるタイミングで息を吐けと指摘されていたのに、僕は、限界まで息を堪えてしまっていた。
 悔しかったが、剣で負けた上での約束は、破るわけには、行かない。
「好きにしろ!」
 触手が迫ってくる。
 そして、僕の足を伝って割れ目に迫ってくる。
 最初の夜に受けたあの激痛が思い出される。
 しかし、触手は、ゆっくりと僕の割れ目を弄り続ける。
 そこに痛みは、無かった。
 それどころか気持ちよく感じてしまう。
 これが淫魔王の手だと言う事は、解っている。
 意地でも声を出してやるものかと思って堪えるが、触手が割れ目を広げ入ってきた時、声が漏れてしまう。
「アァァァァァン!」
『剣術と同じだ。限界まで我慢しては、限界が来た後、続かないぞ』
 淫魔王の言葉は、お父様の言葉の様に聞こえてしまった。
 それと共に抵抗する気力が萎えていくのも感じた。
「良い、気持ち良いよ」
 想像した痛みは、無く、気持ちよさだけが僕を襲う。
 それがどんどん高まっていくなか、淫魔王が言う。
『正直になった褒美だ、受け取れ』
 触手の先から熱いしぶきが噴出し、僕の中に広がっていく。
 その瞬間、僕の頭が真白になった。
 脱力する僕にサファイア姉が近づいて来て言う。
「今夜は、もう良いそうです。部屋でゆっくり休んでいなさい」
 そういい終わると、サファイア姉は、淫魔王の触手に近づいていく。
 他の姉妹がそこに居るというのに、一人部屋に戻される。
 寂しさを感じながらも僕は、中央広間を出た。
「僕だけは、正気を保たないといけない」
 そして部屋に戻り眠るのであった。


 翌日も普通に食事をする。
 サファイア姉達は、普段通り、仲良くする中、僕一人が孤立している気がした。
「どうしたの?」
 サファイア姉が声をかけてきた。
 僕は、たまらず聞き返す。
「どうして、そんな普通にしてられるのですか? あんな化け物の雌奴隷にされたと言うのに」
 するとエメラルド姉が言う。
「されたのでは、ない。自分で望んで雌奴隷になったのだ」
「それだって、淫魔王の策略だ!」
 僕の反論にトパーズ姉が平然と言う。
「それでも構わない。だってワタクシは、今が充実してるのだから」
 キャッツアイも頷く。
「いっぱい遊んでもらえてキャッツアイは、今の方が嬉しい!」
 堪えられなかった僕は、駆け出していた。
 そして一心不乱に剣の稽古をするしか無かった。


 その夜、再び僕は、剣を携えて中央広間に来た。
「今夜は、負けない」
 その宣言に淫魔王が答える。
『良いだろう。その代わり、今夜は、負けた時にペナルティーを変更する。負けたら、朕の触手を明日の同じ時間まで、オマンコに入れたままで生活するのだ』
「そんな事が出来る訳がない!」
 僕の言葉に淫魔王が楽しそうに言う。
『その為の、お前の体の改造だ。お前が絶頂に達しでもしない限り、お前の意思で閉め続け、抜かないで居ることが出来る』
 そんなくだらないことをする為に僕の体を改造したのか。
 涙がこみ上げてくる。
『勝つ自信が無いのか?』
「そんな事は、ない! 今日こそは、勝つ! その条件も受け入れる。勝負よ!」
 僕が剣を構えると昨日と同じ様に触手を剣の様にして襲ってくる。
 僕は、剣の修行の成果を発揮して、それを打ち払う。
 余裕のある内に息を吐く。
 そこを攻められても余力があるので、しのぐ事が出来た。
 そして力の限り剣を振るい続けた。
『見事だ、三分が過ぎた。お前の勝ちだ。明日の同じ時間までお前には、何もしない事を約束しよう』
 淫魔王の言葉に僕は、僕の努力が実った事をしった。
『さあ、好きにすれば良い』
「言われるまでもない」
 そして部屋を出て行こうとした時、後ろから姉妹の声が聞こえてくる。
「淫魔王様、今日もいっぱいオマンコを中から舐めて下さい」
「ワタクシもいっぱいウンチを溜めてきました。だからアナルの中に触手を突っ込んで食べてください」
「キャッツアイもいっぱい遊ぶ!」
「拙者の胸は、もう限界です!」
 僕は、踏み込んでは、いけない世界に行ってしまった姉妹。
 僕は、お父様を元に戻す事を一番に考えて中央広間から出て行く。


 残すところもあと二日になった。
 僕は、簡単に食事を済ませると、直に剣術の鍛錬を開始する。
 そして、夜が来るのをまった。


 そして夜、僕は、中央広間に来た。
「今日も勝負よ!」
 昨日勝った自信をもって僕が告げると淫魔王は、あっさりと受け入れた。
『良いだろう。条件は、昨日と同じで問題ないな』
 僕が頷き、剣を構えた。
 その次の瞬間、僕の剣が折れた。
「どうして?」
 困惑する僕に淫魔王が言う。
『そんな剣を折ることなど、簡単に出来たのだよ。これで終わりだ!』
 僕の手の中から弾き飛ばされるお父様に貰った大切な剣。
 呆然としている僕に触手が近づいてくる。
『さあ、約束通り、明日一日入れておくための触手を咥えてもらおう』
 触手は、あっという間に僕の割れ目に入り込み一番奥まで到達してしまう。
「アァァァァン!」
 声を堪える気力が出なかった。
『その触手を切り外すため、その触手に詰まったザーメンを残らず吐き出させてもらう』
 激しく動く触手。
「良い! いい! イイ!」
 僕は、触手が与えてくれる快感を受け入れた。
 今は、そうしないと壊れてしまいそうだったのだ。
 触手の先が膨らみ、大量のザーメンが僕の中に吐き出され、その衝撃に僕は、絶頂に達する。
「イクゥゥゥゥゥ!」
 しかし、それは、まだ終わらない。
 触手は、絶頂に達して敏感になった僕を執拗なまでに攻め立て、ザーメンを吐き出す。
 その度に僕は、絶頂に達し続け、意識を失った。




 僕が次に目を覚ましたのは、翌日だった。
「気がついた?」
 サファイア姉が優しく声をかけてくる。
 そして、枕元に置かれた折れた剣を目にして昨日の事を思い出す。
「僕は、負けたんだ。お父様に貰った剣を折られて、負けたんだ!」
 涙が次々と零れ落ちてくる。
 そんな僕にサファイア姉が言ってきた。
「淫魔王様からの伝言よ。オマンコに入っている触手を決して落すな。落した時、お前は、剣の勝負の約束を守れないかった事になると」
 それを聞いて僕は、布団を捲ると、僕のあそこに触手が入ったままになって居た。
 そして、動き出す。
「アァァァン!」
 声が漏れてしまう。
「ご飯は、ここに置いておくからね」
 そういい残してサファイア姉は、部屋を出て行った。
 僕は、ご飯を食べる為にベッドから立ち上がる。
 すると触手が落ちそうになる。
 とっさにあそこに力をいれると確りと触手をくわえ込む。
 それと同時に動き出して僕に快感を与えてくる。
 それでも僕は、触手を抜こうとは、思わなかった。
「お父様と約束したんだ、剣の勝負での約束は、何があっても破っては、いけないって」
 折れたお父様の剣を握り締めて僕は、頑張る決意をした。


 そして最後の夜。
 僕は、中央広間に着く。
「……約束は、守ったよ」
 僕は、一日中快感に攻め立てられながらも触手を抜かなかった。
『見事だ。褒めてやろう』
 そして、触手は、勝手に抜けて淫魔王の元に戻っていく。
 僕は、天を仰ぐ。
 そこには、月が見えた。
 まだ半分しか見えない月だが、あれが天上に到達した時、僕がお父様の復活を望めば、それがなされる。
 僕は、折れてしまったお父様から貰った剣の柄を強く握り締めて言う。
「僕は、絶対にお父様を元に戻します。それまで何をされても、決して貴方には、屈服しません」
 僕の宣言に淫魔王が答える。
『良いだろう。その覚悟に免じて朕もお前には、何もしないでやろう』
 意外な展開に戸惑う僕を尻目にサファイア姉が動き出す。
「でしたら、私に触手を下さい」
 トパーズ姉も動く。
「ワタクシにもお願いします」
 キャッツアイも駆け寄る。
「キャッツアイが最初だよ!」
 エメラルド姉も走る。
「拙者を忘れないで下さい!」
『安心しろ、全員同時に相手してやろう』
 触手が次々とサファイア姉達を犯していく。
 それを見ているだけで僕のあそこが、オマンコが疼く。
 今日一日触手を入れてたまま快楽攻めにあっていたが、一度も絶頂に達していないのだ。
 その上、一日触手を入れていた所為で、オマンコに触手が無いことに信じられない程の喪失感を感じているのだ。
 目の前で姉妹が触手を好きなだけ味わっている姿は、僕にとっては、見ているのも辛い情景だった。
 指がオマンコを弄り始める。
 こんな事をするのは、悔しいが、こうでもしていないと、耐えられないのだ。
 しかし、自分の指でのオナニーで味わえる快感なんて僅かな物だった。
「足りないよ! もっと、もっと、もっと太いのが欲しい!」
 目の前に触手が伸びてくる。
『朕の雌奴隷になると誓えば、存分に触手を咥えさせてやろう』
 僕は、その言葉に受け入れようと手を伸ばそうとした時、オナニーしていても握り続けたお父様の剣の存在に気付く。
「僕は、負けません!」
 最後の気力を振り絞って堪える僕。
『良くぞ堪えたと褒めてやりたいが、そんなやせ我慢がいつまで続く?』
 淫魔王の言うとおり、僕の我慢は、長く続きそうも無かった。
『後、天上に月が到着するまでそれほど時間は、必要ないが、今のお前には、その時間すら耐えられない苦痛であろう』
 反論する力も残っていない。
 僕は、お父様の剣を眼前に持ってきて呟く。
「お父様、僕に力を貸してください」
 僕は、お父様の剣を見つめているうちに気付いた。
「そうだ、これだったら気持ち良いかも」
 僕は、お父さんの剣の柄をオマンコに突き刺す。
「良い! 太くて、気持ち良い!」
 僕は、お父さんの剣をオマンコに激しく出し入れする。
「イク、イク、イッチャウゥゥゥ!」
 絶頂に達し、天を見上げた時、月が天上に達していた。
 僕は、オマンコに突き刺したお父さんの剣を抜いて、淫魔王に向かって構え、力の限り叫んだ。
「元のお父様に戻って!」
 僕の思いが通じれば、きっとお父様は、元に戻る筈。
 僕は、結果をしるのが怖く目を瞑っていた。
 そして声がする。
『ありがとう、お前の気持ちは、父は、嬉しいよ』
 お父様が復活したのを確認するために目を開けた。
「僕は、心の底から祈った筈?」
 僕の前には、触手の塊である淫魔王が居た。
『一つ教えてやろう。月齢というのは、一定では、ない。そして、今回の満月は、明日なのだよ』
「そんな、それじゃあ、どうなるの?」
 戸惑う僕に淫魔王が言う。
『明日まで我慢して、もう一度挑戦する事だ。出来たらの話だがな』
 呆然とする僕に触手が近づいて来る。
『もう一度、問おう。朕の雌奴隷になると誓えば、存分に触手を咥えさせてやろう』
 僕の手から僕の愛液で濡れてお父様の剣が滑り落ちていく。
「誓います。淫魔王様の雌奴隷になりますから、触手を咥えさせて下さい」
『最後まで我慢した分、存分に咥えさせてやろう』
 触手を咥えこみ、僕は、解放されるのを感じた。


 こうして僕は、十五日目で淫魔王様の雌奴隷になってしまった。


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