エイリアン 被害編


 あたしの名前は、宙子(チュウコ)。
 小学五年生で、周りの子より少し成長は、遅いかもしれないけど可愛いって評判なの。
 そんなあたしだから、同じくクラスの人気者、地子(チコ)を押さえて、劇のヒロインを見事にゲットした。
 世界は、あたしが中心で回ってる気がする学校からの帰り道。
 明るくなったと思ったので上を見ると、七色に光る不思議な物があった。
「UFO?」
 あたしが呆然と見ていると、光があたしに降り注ぎ、意識を失った。


「もう直ぐ時間よ」
 そういって誰かがあたしの体を揺する。
「もう少しだけ寝かせて」
 あたしは、お母さんに起こされた時の様に掛け布団を被ろうとしたが、何処にも掛け布団が無かった。
 目を開けるとそこは、自分の部屋じゃなかった。
「……どこ?」
 それに対して、声をかけてきた中学生くらいのお姉さんが言う。
「貴女も見たでしょ? あのUFOの中よ」
 あたしは、驚く。
「そんな、それじゃああたしは、宇宙人に誘拐されちゃったの!」
 するとお姉さんが頷く。
「そうよ。あたし達は、皆、ある目的の為に誘拐されたの」
 改めて回りを見ると、あたしとそう年が変わらない子がいっぱい居た。
 それより気になった事が一つ。
「何であたし達、裸なの?」
 顔を真赤にしながらあたしが聞くとお姉さんが答えてくれた。
「さっき言った目的の為に体を改造されたからよ」
「改造って……」
 テレビで見た、様々な事例が頭に浮かぶ。
「嫌! あたし、電波で操られちゃうんだ!」
 それに対してお姉さんは、不思議な笑みを浮かべて言う。
「その方が幸せだったかもね」
「どういう事?」
 あたしが聞き返すとお姉さんは、奥の扉が開いていくのを見て言う。
「直ぐに解るわ。あたし達は、もう元に戻れないって事に」
 扉が開いて出てきたそれを見てあたしが叫ぶ。
「化け物!」
 それは、蛇みたいな物を無数に生やした球体だった。
 あたしは、生理的にああゆうのは、受け付けない。
 そんな化け物に、周りの女の子が群がっていく。
「嘘? 気持ち悪くないの?」
 あたしの言葉にお姉さんは、熱にうなされた様な真赤な顔をしていう。
「気持ち悪かったわ。でもね、あたし達は、改造されてしまったの。あのペニスが無いと生きていけない体に」
 お姉さんは、そのままその蛇みたいな物をしゃぶりながら、自分の割れ目を弄り始める。
 あたしの頭に保健体育で習った、生殖行為が思い浮かぶ。
 そして、お姉さんがしているのが、耳年増のクラスメイトが話していたフェラチオだって事だって気付いてしまう。
「何で、そんな……」
 あたしが言葉を無くしている間に、お姉さんだけじゃない、他の女の子達も同じ様にそれを、ペニスをしゃぶり始めた。
 すると、変な臭いがして来た。
「このいか臭い匂いは、何?」
 それは、確かに異臭だった。
 でも、その匂いを嗅いでる内に体が中から熱くなってくる。
 我慢できず、あたしも覚えたばかりのオナニーを始めてしまう。
「いや! もう濡れてる……」
 指が触れた割れ目は、いままでに無い程に濡れていた。
 その上、普通に触れただけで今まで感じた事が無い程、気持ちよかった。
 そんなあたしの目の前で、お姉さんが自分の手でペニスを割れ目に差し込んでいく。
 信じられなかった。
 お姉さんが握ったペニスは、とても人の中にはいる太さとは、思えなかったから。
 それでも、ペニスは、どんどんお姉さんの中に入っていく。
「良い、ペニス、サイコー!」
 お姉さんは、涎を垂れ流し、腰を振り続ける。
 本当に気持ち良さそうにしている。
 それも、それをしているのは、お姉さんだけじゃない。
 周りの女の子、あたしより小さい子も居るのに、皆、ペニスを自分の割れ目に咥え込み、気持ち良さそうに腰を振る。
「イクイクイクイク!」
「良いよ!」
「もっと、もっと奥まできてぇぇぇぇぇ!」
「キモチイイィィィィィィ!」
 あたしの常識をぶち壊す風景が目の前で展開していた。
 そんなあたしの顔の前にもペニスがあった。
「知らないうちに近づいていたの?」
 不気味に脈打つペニス。
 激しい嫌悪感があたしを襲う。
 しかし、同時に、そのペニスから臭う香りがあたしを誘う。
「いや、いや、いや! こんなの舐めたくない!」
 でも、あたしの舌は、あたしの意思を無視してペニスに伸びていく。
 ペニスを舐めた瞬間、あたしは、極上の美味を知った。
「美味しい。こんな美味しいの初めて……」
 激しい嫌悪感は、まだあった、それでも舌は、動く。
 一舐め毎に舐めたい欲求が高まり、いつの間にかにあたしは、ペニスにしゃぶりついていた。
 そして、割れ目を弄る指も激しくなる。
「ペニス、サイコー!」
 目の前にいたあのお姉さんのまるで、天国に居るような顔で言うのを見て、あたしは、しゃぶって居たペニスを凝視する。
「これを割れ目に入れたら、そんなに気持ち良いの?」
 セックスが気持ち良いらしい事は、話に聞いていた。
 でも、一緒に初めて凄く痛いとも言っていたのを思い出される。
 それでも、あたしは、我慢できなかった。
 幾ら指で弄っても、あたしを攻め立てる熱は、和らがなかったからだ。
 そして、遂にあたしは、ペニスを自分の割れ目に入れてしまった。
「……」
 言葉にならなかった。
 痛さなど無かった。
 あったのは、ただひたすらの快感だけだった。
 ペニスがあたしの中を擦る度に、全身を電撃が走る。
 あたしは、夢中で腰を振り、少しでもペニスを深く咥え込もうとした。
 ペニスがあたしの一番奥、保健体育で習った子宮の入り口を突いた時、新しい扉が開いた気がした。
 それは、今まで知らなかった世界。
 だけどそれは、入り口でしかなかった。
 ペニスが膨らみ、その先端から熱い飛沫が放たれた瞬間、頭が真白になった。
 一瞬、自分が空中に浮かんだ気がした。
 そして、そのままあたしは、意識を失ってしまう。




 あたしが目を覚ます。
 あのペニスの化け物は、もう居ない。
「大丈夫?」
 お姉さんの言葉にあたしは、小さく頷いてから、割れ目を見る。
 そこからは、白い液体が流れ出ていた。
 その匂いを嗅いだだけで体が熱くなる。
 お姉さんも顔を真赤にしてオナニーを始める。
「解った。あの宇宙人は、あたし達を雄の精液で激しく欲情し、それなしでは、居られない体に改造したの」
 信じたくなかった。
 でもあたしも、割れ目を弄る手を、オナニーを止められなくなった今、信じるしか無かった。
 そして何度も絶頂に達したが、物足りない状態だった。
 それは、あの強烈過ぎる、快感を知ってしまったからだろう。
 それでも取り敢えず落ち着いた所でお姉さんが言う。
「あの宇宙人の雌は、全滅したらしいわ。それで、代わりの雌を探して地球に来たの」
「それじゃあ、あたし達、連れて行かれちゃうの?」
 このまま、宇宙人のお嫁さんにされてしまうと思ったら怖くなったが、お姉さんが首を横に振る。
「違うわ。あの宇宙人と地球人との間で子供を作るには、複雑な条件が必要なの。その中でも大切なのは、二つ。妊娠したことがない事と初潮の直前である事。この二つの条件が成立しないと、あの宇宙人との間に子供が生まれる事は、無いのよ。詰り、一度、出産したら、もう用なしらしく、開放されるって。何故か居たアメリカの大学を卒業した十歳の女の子の推論がここの中かで伝わった話よ」
 開放される、それは、嬉しいでも。
「宇宙人の赤ちゃんなんて産みたくないよ……」
 あたしの弱音にお姉さんは、苦笑をする。
「そんな事を言ってられるのも最初のうちだけよ。あのペニスの味を味わい続けたら、もう赤ちゃん産んでもここに居続けたくなるわ」
「嘘だ! そんな訳無いよ!」
 あたしの反論にお姉さんが弱々しく首をふって涙を流しながら言う。
「本当よ……、だってあたしがそうだもん。あんな化け物のペニスが欲しくて欲しくて、妊娠したこのお腹も気にならないくらいだもん」
 あたしは、その時になって初めて気付いた、お姉さんのお腹が不自然に膨らんでいることに。
「もう直ぐ、宇宙人もあたしの妊娠に気付くわ。そうすると、別室の栄養室に連れて行かれる。そこで、二十四時間、栄養を与え続けられ、一週間で、出産するそうよ」
 その時、ランプが鳴って変なロボットが来たと思うとお姉さんを連れて行ってしまった。


 その後、暫くして再び扉が開き、あの宇宙人が現れる。
 あたしを含めた数人の女の子を除き、直ぐに宇宙人に近づいてペニスをしゃぶり始める。
 残った女の子達も一人、また一人、ペニスをしゃぶり始める。
「駄目、宇宙人の赤ちゃんなんて産みたくないよ!」
 あたしは、必死に堪えた。
 でも、他の女の子がしゃぶり、臭ってくるペニスの香りがあたしの理性を攻め立てる。
 子宮は、熱く、割れ目をグチョグチョで、弄る指を止められない。
 あたしの足が自然と宇宙人に近づく。
 ペニスを目前にし、伸びそうになる舌。
 あたしは、顔を背けるが、近づいた事で強まった香りにどんどん頭がボーとしてくる。
「い……イイ!」
 他の女の子の出す、甘い声が、あたしの決意をどんどん弱らせる。
 そして、あたしは、ペニスにしゃぶりついていた。
 一度、しゃぶりついたらもう止められなかった。
 喉の奥まで使ってペニスを味わい、遅れを取り戻すように一気に割れ目に咥え込む。
「アアアァァァァン!」
 快感が理性も決意も打ち砕く。
 あたしは、この快感を少しでも深く感じる為に、体全体を上下させる。
 子宮を撃ちつけるペニスがあたしを変えていく。
 そして、射精された時、あたしは、激しい衝撃と熱波と共にくる快感に飲み込まれ、天国を見た。


 抵抗を止めて、ペニスを咥え込む様になって直ぐ、あたしのお腹が膨らみ始めた。
 お姉さんを連れて行ったロボットがあたしの所にも来た。
 あたしが連れて行かれた先には、いくつものカプセルがあった。
 その中では、お腹を膨らませた女の子達が居た。
 中には、小学生になってるか怪しい子まで居たが、全員に一致した事があった。
 それは、快感で自我を喪失している事。
 それには、無くしたと思っていたあたしの中の恐怖が蘇るが、同時に快楽の予感に子宮が熱くなる。
 そして、あたしもカプセルに入れられた。
 カプセルに入ると同時に、割れ目とお尻の穴に太い物が差し込まれた。
 それだけでいってしまう。
 でもそれだけですまなかった。
 そこからは、熱い液体が流れ込み、あたしの中で育つ新しい生命とあたしに直接栄養を与え続ける。
 そのバイブレーションは、激しく、強力な栄養素が否応もなしにあたしを欲情させ、更なる快感を求めさせた。
 そんな思考が出来たのも最初のうちだけ、後は、ひたすら感じ、絶頂に達し続けるしか出来なかった。


 どれだけの時間が過ぎたのかなど、まるで解らないが、あたしからパイプが抜き取られる。
「……いや……もっと、もっと頂戴!」
 喪失感に恐怖を感じた。
 しかし、直ぐに別の刺激があたしを襲った。
 子宮の中側からあたしを激しく刺激する。
 宇宙人の赤ちゃんがあたしの中から産まれ様としていたのだ。
 それは、今まで感じたどんな快感よりも深く、激しかった。
 赤ちゃんが動く度にあたしは、絶頂した。
 赤ちゃんがあたしの割れ目から抜け出そうとした時には、頭の回路が焼ききれるかもと思う快感が襲い続けた。
 そして、赤ちゃんが生まれ、快感が止んだ時、疲れからあたしは、意識を失った。


 あたしが次に目を覚ました時、そこは、自分の部屋だった。
「宙子!」
 お母さんが抱きついてくる。
「無事で良かった!」
 涙を流し喜ぶお母さん。
 そしてお父さんが涙を流しながら近づいてきた。
「良かった。本当に良かった」
 あたしは、微笑み告げる。
「お父さん、お願いがあるの」
 お父さんは、嬉しそうに言う。
「何でも言いなさい。何だって聞いてやるぞ」
 あたしは、お父さんに抱きつく。
「ペニスを頂戴」
 固まるお父さんとお母さん。
 あたしは、お父さんのズボンからペニスを取り出ししゃぶりながら言う。
「コレがほしいの。あたしの割れ目に入れて、射精して子供を作って。あたし、子供が産みたい。もっと子供を産んで絶頂に達したいの」
 あたしは、答えを待たずにお父さんの宇宙人のそれよりは、小さいが雄の香りが立ち上るペニスを割れ目に咥え込む。
「宙子、止めるんだ!」
「宙子、止めて!」
 お父さんとお母さんが必死に止めるが、止められない。
 だって、もうあたしは、ペニス無しでは、生きてられない体に改造されてしまったのだから。


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