未亡人央奈
私の名前は、邦楽(ホウガク)央奈(オウナ)、小さな会社の社長をやっていた旦那を亡くし、女手一つで四人の娘、大学の法学部に通う真面目な北奈(ホクナ)、高校でバンドを組んで感性で日々を送る南奈(ナンナ)、中学の陸上部でレギュラーになった元気な東奈(トウナ)、まだまだ甘えん坊の小学生の西奈(セイナ)を育てて居ます。
あの人の遺産を切り崩し、なんとか生活をしてきましたが、遺産もかなり心細くなり、西奈もなんとか一人にしておける事から働きに出ようと考えました。
しかし、高校卒業後、直ぐにあの人と結婚し家庭に入った私になかなか働き口も無く、困っていた時、ある出版会社に勤めて居る高校時代の友人がある人気作家の家の家事の仕事を紹介してくれました。
そして今、住宅街から少し離れた所にある庭付きの一戸建ての前に居ます。
「ここが先生の家……」
緊張から唾を飲みます。
初めての仕事と言うのは、ありますが問題の先生の書くのは、官能小説なのです。
職業に貴賤をつけるのは、おかしいと解っていても、二の足を踏んでしまいます。
「大丈夫、どんな道でも一流の人は、人格者の筈です」
自分にそう言い聞かせて、チャイムを鳴らします。
『新しいホームヘルパーの人だね、入っていいよ』
私は、言われた通りに入っていき、先生の姿を見ました。
かなりの肥満体の上、顔は、にやけていました。
それよりなりより目についたのは、短パンの越しからも解る勃起した男性器。
「最初に言っておくよ、俺は、とんでもないエロ親父だ。今だって、あんたの事を犯した時の事を考えてる。ただレイプは、趣味じゃないから安心しろ。それでもいやらしい目であんたを見るのは、止めない。俺は、エロいからエロ小説を書き、人気がある。訴えられたら面倒だ、イヤなら今すぐ帰りな」
私の予想は、完全に甘かった。
言われた通りに帰ろうかと思ったが、グッと堪えた。
「私は、亡くなった夫に操を捧げています。ですから、先生の期待には、答えられません。普通に家事をするしか出来ませんがそれで良いのですか?」
先生は、気持ち悪い笑みを浮かべる。
「かまわないさ、勝手にエロい妄想を膨らませるからな」
背筋に悪寒が走る。
その日から先生の家での仕事とが始まった。
先生は、確かに直接的にいやらしい事は、して来なかったが、私がいる前で妄想を口にしながら自慰行為をするのだ。
「性欲をもてあました未亡人がエロい腰つきで俺のチンポを欲しがっていやらしく踊っている」
私は、顔を真っ赤にしながらも我慢する。
最初は、止めて貰えるように懇願しました。
しかし、それが逆に先生を悦ばすだけなのに気付きました。
「出すぞ! 子宮に出して孕ませてやる!」
黙々と作業を続ける私の前に吐き出される大量の精液。
「そこも綺麗にしておいてくれ」
満足そうな顔をして仕事場に戻る先生。
掃除をする以上、強烈な牡の匂いを放つ汚れに必然的に顔を近付けることになる。
「先生の頭の中では、これが私の子宮に……」
身の毛がよだつ。
『AVルームの掃除を頼む』
先生のいやらしいイタズラだ。
しかし、断れない。
私がいくと前と同じように大画面一杯にアダルト画像が流れていた。
『アァァァン! イクゥゥゥ!』
私と同じ未亡人だと思われる女性が性欲に溺れていた。
「ここだ」
先生の指差した先には、既に吐き出された精液が撒き散らされていた。
画面の女性が嬉しそうにセックスをしてる前で、私は、匂いだけで妊娠しそうな精液の処理をする。
お腹の奥、牝の本能が私を苛む。
あの人を亡くしてから数年、子育てが忙しく、自分の中の女性を意識することなど無かったのに、先生は、私が女性であることを強調してきます。
娘達に気付かれない様に学生の頃でさえほとんどしなかった自慰行為を毎晩行ってしまう自分の浅ましさに何度枕を濡らしたことか。
仕事の時間が終わり、帰ろうとする私に先生が声をかけてきた。
「家に帰る前にここでオナニーをしていったらどうだ?」
「いきなり何を言うんですか!」
思わず声をあらげる私に先生は、玄関に置かれた大鏡を指差す。
「発情した顔のまま帰るのか? それも俺の妄想のネタになるがな」
鏡に写った自分の顔に愕然とした。
頬に赤みがかかり、目が潤んでいた。
「後で掃除をするならゲストルームを好きに使ってかまわない」
仕事に戻る先生。
私は、激しく躊躇したが、娘達にこんな顔を見せられないので先生の言葉に甘えることにした。
私は、替えのシーツを持ってゲストルームに入ります。
「脱いだ方が良いわよね……」
着替えがない以上、今の服を汚せない。
服を脱ぎ、私は、ベッドに横になって、胸を触ります。
「アァン……」
予想以上に敏感になっていました。
直ぐに乳首が固くなり、手は、自然と下半身に伸びてしまいます。
触れたアソコは、濡れていました。
指で擦るだけで、堪らなくなります。
そんな私の脳裏に浮かぶのは、先生の男性器。
あの人のそれより大きく、先生の頭の中で、私を幾度となく蹂躙するそれの事を考えますと私の中の女性が激しく疼きます。
「……イクゥ!」
私は、いつの間にかに指をあそこの奥まで突き刺していました。
行為の痕跡を残さないに綺麗にしてその日は、帰りました。
次の仕事の日、私がいくと、先生は、とんでもないものを観ていた。
『……イクゥ!』
私の自慰映像だ。
「盗撮したのですか?」
肩を竦める先生。
「監視カメラの映像だよ。十分楽しんだから消しても構わないが、適当なディスク何枚かにコピーした。他の映像を 消されては、堪らないから確認してから消せ」
数枚のディスクを差しだし消し方を教えて下さった先生が最後に付け足す。
「途中に入っている可能性もあるから最後まで観ることだな」
私は、嫌な予感をひしひしと感じながら見始める。
そこに映っていた大半があのゲストルームで先生に抱かれ、快楽に酔いしれる女性の映像でした。
先生の言った通り、その途中で私の自慰映像が入っていました。
何度も繰り返され先生とセックスをする女性と私の自慰映像、何時しか、まるで私が先生に抱かれ悦ばされている映像を観ている気分になっていた。
全てのディスクの確認を終えた時には、私の下着は、恥ずかしい染みを作っていた。
振り返ると先生が沢山の女性に快楽を与えた勃起した男性器をしごいていた。
目が離せない。
牝としての本能がそれを求めている。
しかし、理性が私を押し留める。
「亡くなった旦那に操を立てているんだな」
「私は、今でもあの人の妻です!」
揺るぎない決意。
「私は、お前の心を求めない。その肉体を貪りたいだけだ。お前が誰の妻であろうと構わない」
剥き出しの欲望、その前には、理屈が意味をなさなかった。
「心を奪われるのなら、裏切りかもしれないが、こうやって嵌められた挙げ句に肉体を奪われてもそれは、裏切りとは、呼べないな」
裏切りじゃない。
私の体が更に疼き始める。
「屁理屈です」
それでも抵抗する私に先生が苦笑する。
「それでは、どうする? 一度火が付いた精液は、簡単には、鎮まらないぞ。オナニーでもして誤魔化すか? 無理だな。お前は、遅かれ早かれ男に体を開く。その相手が、お前の心を求めた時にお前は、抗いきれるかな?」
恐ろしい未来。
でも先生の言葉がけっして虚実でない事を体で解ってしまう。
「もう一度言おう。俺は、お前の心を求めない。体だけを貪ろう」
人生でここまで葛藤した事は、無かった。
そして、私は、妥協した。
「体をいくら奪えても、心は、永遠にあの人の物です」
先生に体を開く。
私が顔を背ける中、先生の男性器が私の中に入ってくる。
「アァァァン!」
体を貫く様な快感に私は、はしたない声を高らかに放ってしまった。
あの人のとは、別の物とすら思えてしまう大きなそれは、私のあそこを埋めつくし、子宮にまで当たってしまう。
「駄目、ダメ、ダメー! そんなに激しくされたらおかしくなってしまいます!」
あそこが取れそうなゆっくりとした引きの後に来る、子宮を撃ち抜く様な挿入の膨大な快楽情報に私の頭は、処理が追い付かない。
「アァァァン! イクゥゥゥ!」
ただ、快感のままに絶頂を繰り返すことしか出来なかった。
私が正気を取り戻したのは、どれだけたった後だろうか。
床一面に、私の恥ずかしい液体と先生の精液が撒き散らされていた。
否応なしに激しい行為が思い出されてしまいました。
少しでも痕跡を消そうと掃除をするが、匂いたつ快感の残り香は、容赦なく私の体を侵食していく。
掃除を終え、帰宅する頃には、私のあそこは、再び快感を求めはじめていた。
「これ以上は、駄目……」
私は、理性をふり絞り、帰宅した。
「お母さん、大丈夫?」
心配する北奈。
「ちょっと仕事で疲れただけよ。寝れば疲れもとれるは」
精一杯の作り笑顔で娘たちに応える。
「キツいんだったら楽な仕事に変えなよ。私達だって働くから」
北奈の言葉に私は、首を横に振る。
「それは、駄目よ。貴女達を一人前にするとあの人と約束したのだから。貴女達は、確り自分の道を進みなさい」
「でも……」
言い淀む北奈だったが、私は、これだけは、譲らなかった。
あの日から私は、仕事の度、先生に体を開いた。
行為の後は、何時も激しく後悔し、最後にしようと誓う。
しかし、体の疼きがそれを許してくれない。
そして、これ以上の快感なんて在るわけ無いと思う私を嘲笑う様に更なる快感を与えてくる先生。
私は、先生の与えて下さる底が見えない快感の渦にどんどんと嵌まって行くしかありませんでした。
「イクゥゥゥ!」
先生のチンポから吐き出されるザーメンでイキまくる私。
チンポが引き抜かれ、割れ目からこぼれ出るザーメンに喪失感を覚えてしまう。
「仕事の時間は、終わりだぞ。早く帰らなければ子供が心配するのだろ?」
私は、戸惑う。
先生の言葉通り、帰らないと行けない。
しかし体がまだ先生のチンポを欲しがって居る。
動き出せない私に先生が耳打ちする。
「私と結婚して、この家に住めばもっとやりまくれるぞ」
考慮にも値しない提案のは筈なのに私は、先生と結婚生活を考えてしまう。
「深く考えるな。あくまで性欲を満たす為だけの形式的な物だ。それに結婚すればお前の娘達を一人前に育てる金には、困らせないぞ」
娘達の学費の事が頭を過った。
北奈は、勉強が出来たから国立でなんとかなったが、他の娘達は、難しい筈。
このままでは、十分な教育を受けさせられない可能性が高い。
「死んだ旦那と約束したのだろ。亭主との約束を破っても良いのか?」
先生の言葉が重くのし掛かる。
「しかし、結婚なんてしたらそれこそ……」
言い淀む私に先生が苦笑する。
「今更だろ。お前は、何度も俺に抱かれ、その何倍も絶頂した。それは、形式的な結婚より酷い裏切りでは、無いか?」
「あくまで、体だけです! 心は、あの人の物のままです!」
思わず声をあらげる。
「そうだ。結婚も同じだ。あくまで形式的、子供を一人前に育てる為の手段。その証しに俺の事は、先生のままでかまわない。ずっと前の旦那の妻のままでいい」
私の中で様々な思いが交差したが、最後の一押しは、疼き続ける体だった。
「先生と結婚します。ですから、今夜は、もう一度してください」
「存分に楽しませてやる」
入ってくる先生のチンポ。
「アァァァン!」
無我夢中で腰を振る私。
快感に集中する事で胸に残る罪悪感を忘れる為。
「イクゥゥゥ!」
私は、真っ白になる頭の中で、微笑んでいた。
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