00:プロローグ
あたしの名前は、上家(ジョウカ)葉月(ハヅキ)、ポニーテールが似合う、他人より少しだけ明るく可愛い小学五年生。
家族は、両親と大学生になったばかりの家事を何でもこなせて優しい睦月お姉ちゃんとの四人家族。
だけど、お父さん達は、春から海外に出張に行っているの。
それでも、夏休みが終る少し前までは、睦月お姉ちゃんが、出来るだけ家に居てくれたから寂しくなかった。
でも、大学でゲームサークルって所に入ってから、あまり帰りが遅くなって、時々帰ってこない日まであるの。
そのまま夏休み入り、その後半、夏休みで一時帰宅をしたお父さん達を空港で見送った。
また寂しくなるのかと思っていた時、睦月お姉ちゃんが言ってくれたの。
「夏休みも残り少ないから、友達を呼んで、泊り込みで宿題を終らせたらどう?」
「でも、子供だけじゃ……」
あたしがそう言うと睦月お姉ちゃんが、微笑んで言ってくれた。
「この頃、一人で寂しい思いさせてたわよね。そのお詫びに、ずっと家に居るから大丈夫よ」
「わーい、睦月お姉ちゃん、大好き!」
あたしは、思わず抱きついてしまう。
そして、夏休み、最後の一週間を使ったお泊り会が始まった。
「本当は、宿題なんて殆ど終っている私には、不要なイベントなんですが、葉月ちゃんがどうしてもって言うから仕方なく参加してあげましたのよ」
そう言うのは、家が町一番のお金持ち、黒羽(クロバ)如月(キサラギ)ちゃん。
ロングヘアーが似合う美人さんで、幼稚園時代からの幼馴染なの。
「別に無理にって言ってなかったぜ」
そう言って如月ちゃんを見るのは、ボーイッシュな格好が似合う、術土(スベド)皐月(サツキ)ちゃん。
ショートカットにしていて、よく男子とサッカーをしている、小学校入学依頼のお友達。
「何ですって!」
「何だよ!」
何故か、二人は、よく喧嘩をする。
睦月お姉ちゃんがそんな二人を見て微笑む。
「本当に二人は、仲良しさんね」
「「違います!」」
二人の声が見事にハモった。
「二人にも困ったもんやね」
そう言うのは、クラス委員の鯛屋(タイヤ)師走(シワス)ちゃん。
髪を三つ編みした、四年の時、関西から転校して来た確り者、真面目すぎるのが偶に傷かな。
「もう、卯月(ウヅキ)口についてる」
そう言って師走ちゃんが、無言でお菓子を食べていた母戸(ハハド)卯月ちゃんの口を拭く。
ツインテールの卯月ちゃんは、今年の春に転校したばかりだが、凄く小さくて人形さんみたいに可愛いのだ。
あたしを含めた五人は、学校で一番の仲良し組みだ。
楽しい一週間になりそうだ。
その夜、和室に布団を敷いて、あたしを含めた皆で寝る事にした。
「結局、あまり宿題が出来ませんでしたわ」
そう愚痴るのは、大人っぽいネグリジェを着た如月ちゃん。
「そうだな、お前が一番、宿題が残ってたしな」
そう冷やかす、ランニングに短パンと男子みたいな格好の皐月ちゃんに如月ちゃんが反論する。
「自由研究と日記は、ちゃんと終っていますわ!」
他の宿題は、全然終ってなかった。
「ほら、ドリルなんかは、師走ちゃんが終ってるから見せてもらえば良いよ」
あたしのフォローに、普通のパジャマを着た師走ちゃんが、眼鏡を外しながら言う。
「宿題は、特にドリルは、自分でやらないと力にならへんから、駄目や」
師走ちゃんは、こういう子だった。
「所で、卯月、本当にそれで寝るんか?」
卯月ちゃんは、頷くが師走ちゃんが疑問に思うのも当然、卯月ちゃんは、下着の上にだぼだぼなシャツだけなのだから。
「なんだったらパジャマ貸すよ」
あたしの言葉に首を横に振って卯月ちゃんが低い声で答える。
「この方が楽」
まだ性格が掴みきれない。
しかし、皆で一緒に寝るってだけで楽しい気分になってくるのは、どうしてだろう。
そんな中、如月ちゃんが額の汗を拭いながら言う。
「それにしても熱くありませんか?」
皐月ちゃんも僅かに膨らんだ胸が見えるのをお構いなしに上着の胸元をパタパタさせながら言う。
「そうだな、エアコンが効いてないんじゃないのか?」
リモコンに手を伸ばそうとする皐月ちゃんの手を掴み師走ちゃんがいう。
「少しくらい熱いのは、我慢するんや。人の家やし、体にも良くない」
「ちょっとだけだから平気だよ」
そういってあたしが温度を下げた。
しかし、全然涼しくならない。
「もっと、下げませんか?」
熱いのか、目をトロンとさせた如月ちゃんが言う。
「卯月、脱いだら駄目や!」
汗だらけの師走ちゃんが、シャツどころかパンツまで脱ごうとしていた卯月ちゃんを止める。
「でも、熱すぎないか?」
皐月ちゃんが荒い息を吐きながら言う。
あたしは、もう一度リモコンを見る。
ちゃんと普段なら寒いくらいの温度になっていた。
「エアコンが壊れたのかな?」
あたしが首を傾げた時、ふすまが開き、何人もの男の人が居た。
そして、先頭に立っていた美形の男性が言う。
「祭りだ! チンポとザーメンの味を忘れられなくしてやれ!」
その一言に男の人達があたし達に群がる。
「止めなさい、私に手を出して、黒羽の人間がただで済ませると思っているのですか!」
強い眼差しで睨む如月ちゃん。
「止めやがれ!」
力の限り抵抗する皐月ちゃん。
「止めてや!」
怯える師走ちゃん。
「……」
無言で硬直してしまう卯月ちゃん。
そんな中、あたしは、力の限り叫ぶ。
「睦月お姉ちゃん、助けて!」
すると、先頭に居た男の人が来て言う。
「残念だが、睦月だったら、今忙しいみたいだぜ」
そういって指差した先では、睦月お姉ちゃんが複数の男の人と裸で抱き合っていた。
いやらしい顔でいやらしい事を言う。
「チンポ、チンポ、チンポをもっと頂戴!」
あたしは、男を睨む。
「睦月お姉ちゃんに何をしたの!」
するとその男が言う。
「じっくりとチンポの為なら何でもする性欲奴隷に調教してやったんだよ。最初は、泣いて嫌がっていたのに、いまじゃチンポの為にお前達の料理に媚薬を平気で仕込める様になったぜ」
それってどういう意味。
あたしが、戸惑っていると男の人が続ける。
「体が妙に熱かっただろう? 体が欲情している証拠だ。この宿泊を含めて、全部、チンポの為にお前の姉が手引きしたって事だよ」
そう言って男の人は、あたしを裸にして無理やりチンチンを入れて来た。
「イターイ! 止めて!」
あたしが泣き叫ぶがその男は、嬉しそうな顔をして言う。
「小学生のチビマンコ、気持ち良いね」
「鬼、悪魔!」
あたしが罵倒するが男は、嬉しそうな顔のままいう。
「その男のチンポが欲しがる雌犬にしてやるよ」
「イヤーーーーーーーーー!」
あたしの心からの叫び声は、誰にも届くことは、無かった。
八月三十日。
皆も家に帰らなければいけない日の前日。
あれから、あたし達は、ずっとあの男、睦月お姉ちゃんが入った、ゲームサークルの部長、神無堂(カンナドウ)任天(ニンテン)様とサークルメンバーによって犯され続け、変わってしまった。
「ご主人様、この雌犬にザーメンを下さい」
何時も強気で、お嬢様態度が似合った如月ちゃんまで、ご飯を貰うために必死な犬みたいに請い。
「ご主人様のチンポをもっと下さい」
ボーイッシュだった皐月ちゃんまで、テレビに出てくるお水の人みたいな甘い声で強請り。
「もっと、もっと、もっと、うちのオマンコが壊れるまで突いて!」
真面目だった師走ちゃんまで、狂った様に腰を振る。
「気持ち良い」
無表情だった卯月ちゃんまで、気持ち良さそうな顔をしてオマンコとアヌスに二本挿しされている。
そういうあたしも、神無堂様と騎乗位でまぐわい、少しでもチンポを感じようと腰を必死に上下させている。
「下準備は、十分だな」
笑う神無堂様。
セックスに疲れてあたし達が眠っている間に神無堂様達が消えていた。
その日のあたし達は、チンポとザーメン欲しさに半狂乱だった。
八月三十一日。
一日たって、あたし達も冷静な判断が出来る様になって居た。
そして、睦月お姉ちゃんがあたし達の自分から神無堂様達のチンポを求めるビデオを見せて言う。
「もしも、今回の事が発覚したら、この映像がネットに流れて、淫乱の烙印が一生付きまとう事になるわ」
悲しげな睦月お姉ちゃんの顔を見てあたしは、直感的に悟った、睦月お姉ちゃんも同じ様に脅されて居たのだと。
「今回の事は、犬に噛まれたと思って忘れた方が良いわ」
あたし達は、何も言えずそれぞれの家に帰っていった。
一ヶ月後。
あの事件の傷は、確かにあったが、あたし達は、それを忘れる努力をした。
表向きは、平穏な生活が戻っていた。
そしてあたしは、家のドアを開けた。
「ただい……」
「アアアァァァァァン! もっと深く入れて!」
あたしの声を遮って睦月お姉ちゃんの喘ぎ声が耳に入ってきた。
そして、玄関先で睦月お姉ちゃんを犯す神無堂が言う。
「大分、正気に戻ったな。ゲームを開始だ」
あたしは、ドアを閉めて言う。
「今度は、何をするつもり!」
すると神無堂が言う。
「ゲームだよ、調教の間に見せただろう。複数の選択肢から一つを選んで女を堕落させていくアダルトゲーム。それをお前達でやるんだよ。さしずめ、『小学生ゲーム』だな」
「ふざけないでよ!」
あたしが怒鳴ると神無堂がこっちを無視して続ける。
「お前には、俺達の操作キャラをやってもらう。お前を通じて他の四人に選択肢を伝える。お前は、四人の痴態をこの特注携帯で俺達に送るんだ」
そういって、神無堂の邪悪さが染み込んだ様な黒い携帯を差し出してくる。
「誰がそんな事をしますか!」
あたしの返事に神無堂は、お姉ちゃんのオマンコからチンポを抜く。
「いや、抜かないで!」
睦月お姉ちゃんが必死に懇願するのを直視出来ない。
「別にいいんだぜ、他の奴でも。でも、操作キャラになれば、毎回たっぷりのご褒美が貰えるぞ」
ご褒美、その言葉を聞いただけでオマンコが濡れて来るのが解る。
「チンポが欲しくないのか?」
神無堂の言葉に言われていない睦月お姉ちゃんが答える。
「欲しい、チンポ、欲しい!」
「良し良し、くれてやるよ」
神無堂がそう言って、チンポを睦月お姉ちゃんのオマンコに入れる。
「アァン、最高……」
涎を垂らしてよがる睦月お姉ちゃんの痴態があたしの理性を壊していく。
「さあ、どうする? 嫌だったら携帯を地面に叩き落せ」
神無堂の言葉にあたしは、その携帯を手に取り振り上げる。
「出てる、熱いザーメン、サイコーーー!」
睦月お姉ちゃんが白目を剥いて絶頂に達する。
あたしは、頬に涙が零れていくのが解る。
物凄く、悔しいし、こんな事は、最低で従うべきじゃないと解っている。
でも、口が裏切り、勝手に動く。
「神無堂様達の操作キャラになります。だから、あたしにもチンポを下さい!」
神無堂様の高笑いを上げる。
そして、あたしは、友達を裏切る携帯を手に再び神無堂様に跨り、騎乗位でまぐわう。
「神無月様のチンポ、やっぱり凄い!」
腰を振り続けるあたし。
「そら、ご褒美だ、受け取れ!」
放たれた灼熱のザーメン。
「イィィィィィィクゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーー!」
満たされた気分の中、あたしは、絶頂に達した。
この日からあたし達の『小学生ゲーム』が始まった。
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