01つくね


 あたしの名前は、佃家つくね。
 ちゃっかりしている所もある女子中学生。
 家族は、両親とやんちゃな弟、ハンペイタとの四人家族。
 この頃、弟のハンペイタが少し落ち込んでいるけど、きっと大した事じゃないわね。
 あたし自身、何か忘れている気がするけど、気にしない。
 だって、今日もすかすがしい朝なんだから。
「嘘だろ!」
 あたしの気分を台無しにする声の主は、考えるまでも無い。
 あたしは、駆け出して、ハンペイタの部屋に駆け込む。
「あんた、朝から煩いのよ!」
 あたしは、そう叫んでから思わず硬直してしまう。
 そんな目の前でハンペイタが、必死にパンツを穿こうとしているが、穿けないで居る。
 理由は、信じられないことだが、はっきりしていた。
「あんた、それどうしたの?」
 あたしの問い立てにハンペイタは、涙目で怒鳴る。
「姉ちゃんの所為に決まってるだろう! こんな金玉が腫れてるのは!」
 パンパンに膨れ上がったハンペイタの金玉を見ながらあたしは、頬を掻きながら言う。
「そうは、言っても、それって普通の大きさじゃないわよ」
 ハンペイタは、涙ながらに言う。
「全部、姉ちゃんがいけないんだ!」
「そんな、あたしがいけないなんて事は、無い筈よ!」
 あたしのまっとうな主張にハンペイタは、恨めしそうな顔で言う。
「本当にそう言い切れるのかよ?」
 あたしは、思わず視線を逸らしてしまうとハンペイタが怒鳴る。
「昨日だって、俺が止めてくれって言っているのに、電気アンマを連発しただろう!」
 そうなのだ、弟を躾ける愛の鞭としてちょこっとハンペイタの股間を足の裏で刺激したが、あくまで愛の鞭である。
「いくらなんでも、電気アンマでこんな風になるわけないわよ」
 あたしの言葉にハンペイタは、半目で問いかけてくる。
 あたしは、小さく溜め息を吐いて言う。
「ここで、責任を追及していても仕方ないわ。取り敢えずこの後の事を考えましょう」
 それを聞いてハンペイタが怒鳴る。
「きたねえ! 責任逃れだ!」
 詰め寄ってきたハンペイタにあたしは、笑顔で告げる。
「その状態で、あたしの愛の鞭を受けたい?」
 ハンペイタは、顔を引きつらせてベッドに戻っていく。
「実際、パンツも穿けなくて困ってるんだよ」
 あたしは、考え込む。
「病院に行くにもそのままじゃ、大変だしね。お父さん達も今日から旅行だしね」
 ハンペイタが落ち込む。
「本気でどうすれば良いんだ! こんなのを見られたら……」
 顔を青褪めさせるハンペイタ。
 あたしは、頭を掻きながら言う。
「ちょっとみせてみなさい」
 それを聞いて少し顔を赤くするハンペイタの頭を軽くたたき言う。
「あんたの粗末なチンチンなんて見慣れてるわよ」
 あたしがまだまだ子供で粗末なチンチンに微笑するとハンペイタが涙目になる。
「俺だって男だ!」
 あたしは、苦笑しながら、腫れて大きくなった金玉を触る。
「本当にパンパンに膨らんでるわね」
「ね、姉ちゃん……」
 ハンペイタが変な声を上げるので、顔を見ると、さっきまでとは、違う風に顔を赤くしていた。
「どうしたのよ? 痛いの?」
 ハンペイタは、焦点が定まらない目つきで言う。
「違う、何か変なんだ。姉ちゃんに触られていると凄く、堪らなくなるんだ!」
「堪らないって、何がよ?」
 聞き返しても要領の得ない答えを返すハンペイタ。
 そんな中、あたしは、気付いてしまう。
 さっきまで、子供子供していた、ハンペイタのチンチンが大人のそれみたいに大きく勃起している事を。
 あたしは、顔を真赤にして言う。
「何、勃起させてるのよ! エロガキ!」
「何か出る!」
 ハンペイタがそう叫んだ時、あたしの手の中に熱い飛沫が飛び散る。
 ビクビクと痙攣するハンペイタのチンチンの先からこぼれる白い液体を見て、それが何なのか理解する。
「イヤァァァァ!」
 あたしは、叫び、必死にそれを拭い取ろうとする。
 だけどどんなに拭いとっても、その匂い、男性の精液の強烈な雄の匂いが鼻から離れない。
 鼓動が早くなるのを感じている中、ハンペイタが荒い息で呟く。
「姉ちゃん、おかしい。チンチンが熱くて爆発しそうだ」
 そういって、両手で自分のチンチンを擦り始めるハンペイタ。
「止めなさい!」
 あたしがハンペイタの手を押さえ止めようとすると今度は、あたしの目の前でハンペイタのチンチンの先から精液が噴出し、あたしの顔にぶっかけられた。
「……!」
 言葉に成らない叫び声をあげる。
 そんな中、あたしの中で何かが熱く燃え上がる。
 お腹の奥で滾るその熱をあたしには、覚えがあった。
 あたしの場合それは、生理の直前によく襲ってきていた。
「何で? 生理は、まだまだ先なのに……」
 そう思いながらもあたしは、自分の下着の中に手を入れる。
 そして、抜き出した指と指の間に広がる、あたしの愛液。
「嘘、あたし、欲情しているの?」
 あたしも中学生だから、オナニーくらいした事は、ある。
 特に生理直前にこうなった時は、家族に知られないようにベッドの中で自分を慰めていた。
「こんなにせつないのは、初めて……」
 自然と指が下着をずらして割れ目にそって動く。
「アァン! 堪らない!」
 弟の目の前だと言うのに、指が止められない。
 それどころか、割れ目を掻き分けて、どんどん奥に入っていく。
「良い! 気持ち良いの!」
 我を忘れてオナニーに耽ってしまうあたし。
 そんなあたしにハンペイタが言う。
「姉ちゃん、俺のチンチンがおかしいんだ! どうにかしてくれ!」
 自分の性欲を理解できず、混乱するハンペイタ。
 そして、あたしは、自分の顔を滴るハンペイタの精液の匂いに正気を失っていた。
「安心しなさい、今、楽にしてあげる」
 あたしは、ハンペイタの体の上に跨り、自らの割れ目を広げて腰を落とす。
 その先には、ハンペイタの異常に勃起したチンチン、いえチンポがある。
 最初にあたしを襲ったのは、激痛だった。
 知識では、知っていたが、想像していた何倍も痛かった。
 体が引き裂かれるかと思った。
 しかし、そんな痛みは、直に遠のく。
 痛み以上にあたしを襲ったのは、ハンペイタのチンポで自分の中を犯される快感だった。
「凄い! 凄いわ! ハンペイタのチンポ、最高よ!」
 あたしは、狂った様に腰を動かしていた。

「姉ちゃん、俺も我慢できない! 腰が勝手に動く!」
 そういってハンペイタも下からあたしのオマンコを貫こうとしてくる。
「そうよ! もっと動きなさい!」
 あたしの言葉に答える様にハンペイタの動きは、激しくなる。
「良い! いい! イイィィィィ!」
 あたしが快感に打ち震える中、ハンペイタが切羽詰った表情で言う。
「もう限界だ! また何かが出てくる!」
「出して! あたしの中に、ハンペイタの熱いザーメンを射精して!」
 無我夢中のままのあたしの声と共に、ハンペイタは、大量のザーメンをあたしの中に射精するのであった。
「イクゥゥゥゥ!」
 あたしは、そのまま絶頂に達し、意識を失ってしまう。


 あたしが意識を取り戻した時、ハンペイタの金玉は、元に戻っていた。
 安堵の息を漏らすハンペイタをあたしは、睨みつける。
「今日の事は、誰にも言ったら駄目だからね? もしも言った時には、男を辞める事になるわよ。良いわね!」
 ハンペイタは、怯えた顔で頷くのであった。


 その翌日、中々降りてこないハンペイタにあたしは、苛立ち、ハンペイタの部屋の扉を開けた。
 その瞬間、ザーメンがあたしの顔に降り掛かった。
 慌てるハンペイタ。
「御免、姉ちゃん、また腫れてきちゃって、それであの時みたいに出したら元に戻ると思って……」
 口篭るハンペイタにあたしは、無言で近づく。
 恐怖に顔を歪めるハンペイタの前であたしは、服を脱いだ。
「しょうがないわね。あたしが手伝ってあげる」
「え……」
 驚くハンペイタの勃起しているチンポをしゃぶるあたし。
 チンポから立ち上る雄の匂いにあたしは、興奮し、空いた手で自分の割れ目をいじり始めた。
「姉ちゃん、出ちゃう!」
 ハンペイタは、そういって、あたしの口の中で射精するのであった。
 口の中に広がる濃密な雄の匂いにあたしの理性は、消えていった。
「美味しい……。今度は、こっちにいっぱい飲ませてね」
 あたしは、再び弟のチンポを自ら銜え込んでしまう。
「ハァァ!」
 小学生のチンポとは、思えない凶悪なそれは、まだ中学生のあたしのオマンコを埋め尽くされ、甘い声が漏れてしまう。
「姉ちゃん、俺、我慢できないよ!」
 そのまま腰を我武者羅に動かすハンペイタの稚拙な腰の動きですら、今のあたしには、堪らない快楽であった。
「良いわ! もっと、もっと激しく動いて!」
 自らも腰を振って、少しでもチンポを深く銜え込もうとするあたし。
 そして、我慢する事を知らないハンペイタは、直に終わりの時を迎える。
「出る、でる、デル!」
 狂った様に叫び、あたしの中で激しい射精をするハンペイタ。
 まるで溶岩が流し込まれた様な灼熱感、しかしそれは、今のあたしにとっては、物凄い快楽でしかなかった。
「いく! いく! いく!」
 前よりも深い絶頂に達したあたし。
 しかし、前回ので慣れたのか、意識が保たれる。
 そして、ハンペイタのチンポを引き抜いて、そこから滴るザーメンを舐めとる。
 体の全体で感じる雄の匂いに陶酔していると、再びハンペイタのチンポが勃起する。
「姉ちゃん……」
 戸惑うハンペイタにあたしは、笑顔で答える。
「安心しなさい。元に戻るまでずっとつきあってあげるから」
 そう答えたあたしの割れ目からは、ハンペイタの大量のザーメンとこの後の快感の予感に溢れ出す新たな愛液が滴るのであった。


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