OPAOLCEP_01:アデル


 ガスバーデ海賊団。
 それは、元海軍将軍のガスバーデが海軍を裏切り、蒸気船、サラマンダー号を奪って作った海賊団である。
 その海賊船、サラマンダー号の正に命、蒸気機関を管理させられている一組の人間が居た。
 一人は、ビエラと言う老人。
 海賊団からは、モグラと呼ばれる老人こそがこの蒸気機関のボイラーマンであった。
 もう一人は、その弟子と言うことなってる子供。
 海賊団からは、アナグマと呼ばれていた。
 ビエラをじっちゃんと呼んで慕っていたアナグマだったが、そのビエラが病気で体調を崩していた。
「じっちゃん、本当に大丈夫なのか?」
 心配するアナグマに対してヨロヨロになりながらもビエラが蒸気機関のメンテをしていた。
「大丈夫だ。心配するな」
 しかし、年齢もあり、そうそう無理がきく訳も無かった。
 寝込むビエラにアナグマが行動を起こす。
 普段、関係を持つなときつく言われている海賊団の所に行ったのだ。
「お願いだ! 医者を呼んでくれ!」
 その願いを海賊達は、取り合おうとしない。
「うるせえ! お前等は、黙って船が動くようにしてればいいんだよ!」
 正直、海賊達は、本当に馬鹿である。
 ビエラが居なくなればサラマンダー号が動かなくなる。
 それを防ぐ為に医者を呼ぶのは、最優先すべき事だろう。
 それに気付かないからこそ海賊なんてやっているのだろう。
 当然、アナグマは、諦めきれず訴え続ける。
「お願いだ! じっちゃんが大変なんだ!」
 近くの海賊にしがみ付き訴えるが、弾き飛ばされる。
「邪魔するな!」
 そして弾き飛ばされたアナグマは、運悪く、このガスバーデ海賊団の船長、ガスバーデにぶつかってしまう。
「何だ?」
 ドスの聞いた声に船員達に緊張が走る。
「違うんです船長、これは、その……」
 必死に言い訳を考える船員を無視してアナグマは、ガスバーデに詰め寄る。
「じっちゃんが病気なんだ! 医者を呼んでくれ!」
「馬鹿、止めろ!」
 船員達が青褪める中、ガスバーデは、必死なアナグマを見下ろす。
 彼は、元将軍って事もあり馬鹿では、無かった。
 だが同時に、執着って物も無かった。
 だからこそ、サラマンダー号が壊れたら、別の船を奪えば良いと軽く考えていた。
 同時に彼は、必死に努力する人間がその努力を無駄にされる瞬間が好きだった。
 目の前のアナグマがここまで必死になっているのだ、無駄な努力をさせてそれを徒労に終わらせたら愉快だろうと考えていた。
 丁度、デッドエンドってゲームをやろうと考えていたので、多くの海賊が近くに居る。
 銃を渡し、そいつらから金を奪って来いと行ったらきっと馬鹿正直に奪いに行き、返り討ちにあって惨めに死ぬだろうと予想し、それを愉しもうと考え、銃を手にとって投げ渡そうとした。
 ここで運命の悪戯が発動した、引き離そうとした海賊達がアナグマがいつも被ってる帽子をとってしまった。
 その下から現れたのは、長い髪だった。
 それを見て船員達は、驚く。
「お前、女だったのか!」
 慌てる帽子で隠すアナグマ。
「ち、違う!」
 ガスバーデは、そんなアナグマの顔を掴み、凝視する。
「女だな。なるほどな」
 ガスバーデも納得する。
 アナグマが少女である事を隠して居た理由など、言うまでも無かった。
 倫理が無い海賊達の群れの中では、年端も行かない少女であっても性欲処理の道具にされてしまうからだ。
 しかし、ガスバーデは、ロリコンでもなければこんな胸も尻も出ていないガキを相手にしなければならないほど、女にも困っていなかった。
 気にもしないか、部下にやるかをしていただろう。
 だが今回は、状況は、違った。
 ゲームをやる状況でゲームの駒が女だと解ったのだ、このまま元のゲームを続けるより、別のゲームをする事を選んだ。
「おい、お前、モグラの為なら何でも出来るな?」
「医者を呼んでくれるのか!」
 僅かな希望に眼を輝かせるアナグマにガスバーデが言う。
「ああ、ただし条件がある。医者を呼び、モグラを休ませている間、お前は、俺のおもちゃになれ」
「おもちゃって……」
 アナグマもこの海賊船にのって長い、それが何を意味するのくらいは、理解できてしまう。
「いやだったら構わないんだぞ」
 ニヤリと笑うガスバーデにアナグマは、恐怖よ嫌悪感を必死に押し殺して答える。
「なる、お前のおもちゃになるから医者を呼んでくれ」
「おい、こいつを綺麗にして俺の部屋に連れてこい!」
 ガスバーデに指示され船員達は、アナグマを連れて行く。


 暫く後、ガスバーデの部屋にアナグマは、連れて来られた。
 下着すら着せられず、寒い夜に水で体を洗われたアナグマは、寒さに震えていたが、穢れの知らないその裸は、普通の人間なら愛しさと保護欲を誘っただろう。
 しかしガスバーデの中にあったのは、全く違った感情だった。
 この性欲とは、無縁の存在をどう穢し、狂わせてやろうかという思いだけだった。
 海軍の軍艦を海賊船にしたガスバーデの性質から来る思いだった。
「さあ来い」
 ガスバーデに言われても中々一歩を踏み出せないアナグマ。
「モグラが死んでもいいなら構わないぜ」
 ガスバーデの言葉にアナグマが覚悟を決めてガスバーデの傍によった。
 そして、ガスバーデは、チンポを出した。
「舐めろ」
 嫌悪感に顔を顰めるがアナグマは、ガスバーデのチンポを舐める。
「……甘い」
 驚くアナグマにガスバーデが言う。
「ああ、俺は、アメアメの実を食べたからな。たっぷり味わえ」
 アナグマは、不快感を堪えながらも舐め続けようとしたが、その甘さに何時しか自然としゃぶりついていた。
「おいおい随分と熱心だな」
 ガスバーデがひやかすがアナグマは、しゃぶるのを止められなかった。
 それには、理由があったのだ。
 ガスバーデの能力は、体をアメにするもの、詰りアメなら何でも構わなかった。
 今、ガスバーデが変化したアメは、大人の女でも直ぐに発情する様な強力な媚薬成分を含んだアメなのだ。
 まだまだ未成熟なアナグマでもそんな物を舐め続けておかしくならない訳が無かった。
 アナグマは、自らの体の奥から湧き上がる未知の感覚に戸惑いながら、腰をもじもじさせていた。
「此処がどうかしたか?」
 ガスバーデが割れ目をなぞる。
 アナグマは、激しい快感に眼を見開く。
「続けろ!」
 ガスバーデに命じられてアナグマがフェラを続ける中、ガスバーデは、熟練された愛撫で未成熟なアナグマの割れ目を開発していく。
 媚薬の効果もあり、アナグマは、その快感の波に溺れていく。
「そら確り飲め!」
 ガスバーデは、アナグマの頭を押さえ、喉の奥までチンポを押し込み射精する。
 眼を白黒させるアナグマ。

 射精が終わり解放されたアナグマだったが、その瞳が虚ろであった。
「さあ本番だ」
 ガスバーデの極太のチンポがまだまだ子供のアナグマの割れ目に押し当てられる。
「アァン」
 アナグマの口から小さな喘ぎ声があがるのを確認してからガスバーデは、一気に押し込む。
「……ウグゥゥゥ!」
 激痛に呻き声をあげるアナグマ。
「ぬ、抜いて! 体が裂けちゃう!」
 アナグマの懇願など何処吹く風とガスバーデは、挿入を繰り返す。
 あまりにも巨大なガスバーデのチンポは、動く度にアナグマのお腹がその形に膨らむ。
 通常なら、処女膜うんぬんの前にそのサイズに激痛を与え続ける筈であった。
 しかし、散々舐めさせられた媚薬効果の飴とそれを濃縮した射精された液体の効果は、凄まじかった。
「アァァァン! き、気持ち良いぃぃぃ!」
 こんな状況のアナグマですら快感に溺れさせていくのだから。
 骨格がおかしくなるんじゃないかというくらいにアナグマは、自らの足を開き、より深く間でガスバーデのチンポをくわえ込み始める。
「もっと、もっと奥まで気持ちよくしてぇぇぇ!」
 最早、アナグマの目には、何も映っていなかった。
 今のアナグマの頭にあるのは、ビエラの病状も、自分が相手している相手が、自分にとってどれほど許せない相手かも無かった。
 あるのは、ただ、自分の未成熟なオマンコを抉るチンポ。
 それだけが全てだった。
「そら、オマケだ! もっと狂え!」
 ガスバーデは、そう言って、アナグマの子宮に濃縮した媚薬効果がある射精を放った。
「イクゥゥゥ!」
 白目を剥いて絶頂に達するアナグマであった。


 それから暫く後、一人の賞金稼ぎがガスバーデに自分の腕を売りに来た。
「ほう、賞金稼ぎが海賊の手先にな?」
 ガスバーデが探るように問い掛けるとその男、シュライヤ=バスクードが告げる。
「あんたの下ならさぞ大金が入りそうでな。もし金を渋る様ならあんたの首を刈るだけだしな」
 大胆な台詞にガスバーデが低く笑う。
「そういう男は、嫌いじゃない。しかし、俺は、善人が嫌いでね。お前が善人じゃないことを試させてもらおう」
 ガスバーデが指を鳴らすと首輪だけをつけられたアナグマが四足で歩かされながらやってくる。
 ガスバーデの姿を見ると途端に飛びつこうとするアナグマの首輪についた紐を海賊達が押さえる。
「チンポ! チンポ! 御主人様のチンポ!」
 押さえられながらも必死に近づこうとするアナグマをガスバーデを指差す。
「あれを犯せ。俺の下につくいじょう、その位の事は、平気でやってもらわないとな」
 シュライヤは、一瞬だけ思案したがあっさりズボンからチンポを取り出す。
「解った、やってやるよ」
「おい、アナグマ、そいつと交尾しろ。そうすればたっぷりご褒美をやるぞ」
 ガスバーデの言葉にアナグマがとても少女がするとは、思えない妖艶な笑みを浮かべる。
「はーい御主人様!」
 アナグマは、シュライヤのチンポをしゃぶりつく。
「うぅ!」
 思わず呻き声をあげるシュライヤにガスバーデが含み笑いをしながら告げる。
「大したものだろ? ちょっとしたゲームでたっぷり媚薬を使って犯してやったら、もうセックス中毒になって、今じゃ立派なうちの性欲処理用の雌犬だ」
 アナグマの喉の奥まで使ったバキュームフェラにあっさり射精するシュライヤ。
「早いじゃねえか」
 嘲笑するガスバーデを睨みながらシュライヤが言う。
「うるせえ! これからが本番だろ!」
 そういってシュライヤがアナグマを抱え上げると、根元まで一気にチンポを挿入した。
「アァァァン! 奥まで、奥まで突き刺さってるぅぅぅ!」
 軽い絶頂を迎えるアナグマをシュライヤは、容赦なく攻め続ける。
「ほら、いくぞ!」
「気持ちいいぃぃぃ! もっと、もっと激しくしてぇぇぇ!」
 体を上下させるピストン運動にアナグマも狂った様によがる。
 何度も絶頂させた後、シュライヤが射精した。
 白目を剥いて半ば気絶しているアナグマを床に下ろしてシュライヤが言う。
「これでいいんだろ?」
「ああ、それで良いぜ」
 ガスバーデは、実に楽しげに頷く。
「今日は、俺は、こいつにご褒美をやっているから、お前等は、好きに遊びに行っていろ」
 ガスバーデの許しを得て、海賊達は、皆、船を下りていくのであった。


 深夜、シュライヤが呟く。
「意外と早くチャンスが来たな」
 シュライヤは、ガスバーデを除く殆どの海賊が居なくなった頃を見計らって、ガスバーデが居るだろう船長室に向う。
 その途中に思い出されるのは、先程のアナグマとのセックスだった。
「目的の為とは、いえ、最低な事をしちまった。だが、あいつを殺す為だったら何でもすると誓ったんだ。アデル、お前の仇は、絶対にとるぞ」
 復讐の炎をその瞳に点らせて、シュライヤは、ガスバーデが居る船長室に入る。
 ガスバーデは、ベッドの上に座っていた。
「遅かったな。もう少し早く来るかと思ったぜ? 意外と慎重な奴だ」
 舌打するシュライヤ。
「最初から気づいていたか」
 ガスバーデが失笑する。
「気付かない理由があったのか?」
 シュライヤが不機嫌そうな顔をしながらも来る途中で拾ったスコップを手に告げる。
「返り討ちにする自信だろうが、一人になったのが運の尽きだ!」
 スコップをガスバーデの胸に突き刺そうと駆け寄った時、ガスバーデが閉じていた胸元を開く。
「アァァァン! 凄いぃぃぃ! 全身が弄られてるぅぅぅ!」
 ガスバーデの飴化した体がアナグマを取り込んでいた。
 咄嗟に軌道を変えたスコップは、アナグマの頬を掠った。
「おいおい、どうした俺を殺すつもりだったんじゃないのか?」
「貴様、そんなガキが人質になるとでも思ったのか! 俺は、お前に復讐するためだったら、何だってしてやるんだ! そう死んだ妹に誓っただからな!」
 改めスコップを振るおうとしたシュライヤにガスバーデが告げる。
「お前の妹の名前は、アデルだな?」
 ガスバーデの口から意外な言葉を聞いてシュライヤの動きが止まる。
「何でお前がその名前を知っている!」
 ガスバーデは、必死に笑いを堪える様に告げる。
「この船を手に入れたのは、お前の故郷でだ。その時、この船のボイラーマンのジジイが一人のガキを救っていた。それがこいつだ。俺達は、アナグマって呼んでるが、本名を知りたいか?」
 シュライヤの背筋に悪寒が走った。
「な、何を言いたいんだ?」
 シュライヤは、そう口にしながら最悪過ぎる予感に体を振るわせた。
「アデル=バスクード。それがこいつの名前だよ!」
 ガスバーデの言葉にシュライヤの手からスコップが落ちた。
「嘘だろ? 嘘に決まってる! アデルは、あの時、死んだ筈だ!」
「信じなくても良いぜ。だが、俺を殺す為には、こいつの体を貫かないと駄目だ。その殺すガキの顔を良く見ろよ」
 ガスバーデの言葉にシュライヤは、嘘であることを信じながらアナグマの顔を見る。
「イクイクイクゥゥゥ!」
 何でも絶頂を繰り返し顔中を体液で汚して居たが、その顔は、見れば見るほど自分の妹のそれにしか見えなかった。
「アデル! ガスバーデ、貴様!」
 事実に気付いたシュライヤの血反吐を吐く様な叫びにガスバーデが高笑いをあげる。
「愉快だったぜ! 俺への復讐の為だって実の妹を犯すお前の姿は!」
 その言葉にシュライヤが頭を抱えて蹲る。
「違う、あれは、違うんだ!」
「違わねえよ! お前は、実の妹を犯したんだよ!」
 ガスバーデの止めの一言にシュライヤは、何度も床に頭を打ち付けるのであった。
「愉快、愉快、愉快! お前達、兄妹は、最高のおもちゃだったぞ! そら褒美だ!」
 ガスバーデが射精するとアナグマ、アデルは、今までの中で最高の絶頂を迎える。
「イグゥゥゥ!」
 強烈過ぎる快感に泡を吹き、体を危険な程痙攣させ、意識を失ったアデルを解放するガスバーデ。
「ほら、好きにしな。お前の妹は、お前も体験した様に凄く具合が良いぞ」
 そう言い残してさっていくガスバーデ。
「アデル、アデル、アデル!」
 必死に妹に縋りつくシュライヤ。
 その後、その二人の行方は、誰も知らない。


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