第三話『強姦された幼馴染』
「海原くん、出して! 中に出して!」
部活の前の原田さんがトイレで求めてくる。
「解ってる! もう少しだから!」
僕の言葉に原田さんは、口の端から涎をたらしながら言う。
「早く、早くして!」
そして、僕が射精すると同時に、原田さんが絶頂に達する。
「イクゥゥゥゥゥ!」
トレーニングウェアを着ながら嬉しそうに原田さんが言う。
「練習前に海原くんとすると記録があがるのよね」
僕は、駄目もとで言ってみる。
「だったら僕と付き合わない」
原田さんは、手を合わせて言う。
「ごめん、やっぱり、今は、陸上に専念したいから、そういうのは、駄目なの」
大きく溜息を吐く僕。
そんな時、原田さんが思い出した様に言う。
「そういえば、海原くんって森本先輩の家の隣に住んでたよね?」
「そうだけど? 何か用事があるんだったら直接携帯に電話した方が早くないか?」
僕の答えに、原田さんが少し困った顔をして言う。
「そういう訳じゃなくって、森本先輩が大変な目にあったって聞いたから……」
言葉を濁す原田さん。
「はっきり言って貰わないと解らないよ」
そして、僕は、原田さんの答えを聞いて激しく後悔する事になった。
僕は、家に帰ると直ぐに、礼緒の家に向った。
「おばさん、礼緒は、家に居ますか?」
それに対して、礼緒のおばさんは、悲しそうな顔をする。
「居るけど、部屋に閉じこもりっきりなのよ」
「お邪魔します!」
僕は、半ば強引に礼緒の部屋に向った。
「礼緒、居るんだろ! 開けてくれよ!」
僕が激しくドアを叩くが反応は、無い。
「何で、何も言ってくれなかったんだよ!」
僕は、ドアに頭を擦りつけながら言う。
「こんな時くらい、幾らでも話し相手になったのによ」
「……帰って」
ようやく返ってきた答えは、礼緒とは、思えない弱々しい物だった。
「嫌だよ、礼緒が傷ついているときに、何も出来ないなんて」
すると中から泣き声の様な答えが来る。
「男なんて、皆一緒だよ。ペニ男だって、あいつらと一緒なんで、女なんて犯すものとしか考えてないんでしょ!」
「違う! そんな事は、考えてない!」
僕が怒鳴り返す。
「嘘! だったら、どうしてあたしの友達と寝たのよ!」
思わず怯む僕。
「あれは、その、事故みたいなもので!」
「男なんて、皆そうなのよ! 帰ってよ!」
礼緒の悲しそうな声に僕は、何も出来なかった。
僕は、自分のベッドの上で後悔していた。
礼緒は、数日前、大学のサークルの男子に集団暴行されたらしい。
直ぐに事は、発覚して、そのサークルは、解散となり、そいつらも逮捕されたが、それかと言うもの、礼緒への周囲の反応は、冷たかった。
礼緒は、そのまま部屋に閉じこもってしまったらしい。
そんなも気付かなかった自分の情けなさが無性に悔しかった。
そんな時、窓が開いて、礼緒が入ってくる。
「この頃は、随分とお楽しみだったみたいね」
その言葉に明らかに棘を感じたが、反論出来なかった。
そして、僕は、言う。
「大学なんて行かなくたって良いだろう。暇つぶしだったら僕が付き合う!」
そんな僕に対して、礼緒が服を脱いで言う。
「だったら今から抱いてよ」
その言葉に思わず怯む僕に苦笑する礼緒。
「やっぱり、強姦された女なんて抱けないって事よね」
「違う!」
僕は、力いっぱい否定した。
「どう、違うのよ! ペニ男は、セックスが上手いから女に困らないからあたしなんて汚れた女なんて抱く気も起こらないんでしょ!」
僕は、礼緒を押し倒す。
「止めて! もう男なんて!」
そんな事を言う、礼緒の口を唇で強引に塞ぐ。
そのまま、舌を入れる。
今まで何度もしてきたディープキス。
だけど、いままで違い、激しく抵抗され、何度も舌を噛まれる。
それでも僕は、止めなかった。
礼緒の弱い所は、知っている。
舌を絡め、そのまま下の裏を攻められるのが弱いのだ。
抵抗する力が弱まる。
僕は、片手で、礼緒の大きな胸を揉む。
礼緒は、乳首を弄られるより、胸を全体的に揉みこまれる方が弱い。
それだけで、激しく乳首が勃起してきたのが解る。
唇を離す。
「……ハァァァン。女って最低ね。感じてやるもんかって思ってるのに、体自然に反応しちゃう」
「男だって一緒だよ。でも、僕は、一つだけいえる事があるよ。何時も女の人を抱く時は、その人の事を思いながら抱くよ」
僕の答えに礼緒が睨み返してくる。
「そんなの男の都合の良い、言い訳じゃない!」
「そうかもしれない。それでも、僕は、礼緒の事が大好きで、抱いているんだ」
僕の言葉に沈黙する礼緒。
僕は、そのまま、礼緒の股間に頭を埋める。
そこには、強引にされた為の傷が幾つかある。
「見ないで!」
礼緒の悲しそうな声に僕は、ゆっくりと傷を舐めとる様にクンニする。
礼緒は、クリトリスを重点的に責めるより、その周囲をじっくり舐められるのが好きだ。
「そんな、駄目!」
激しく反応する礼緒。
僕は、耳元で囁く。
「入れるよ」
「止めて。あたしは、汚れてる。もうペニ男とそんな事、出来ない」
礼緒が涙を流しながら言うが僕は、無視して、挿入を開始する。
「お願い、止めて! 駄目なの! チンポが入ってきてると思っただけで気持ち悪いの!」
そんな礼緒に僕は、言う。
「愛してる! 誰よりも一番愛してる! 礼緒とセックスしたいから僕は、礼緒としてる。他の子とやる時みたいに望まれたからで無く、僕が望んだから礼緒とセックスしてるんだ!」
その言葉に礼緒が僕の顔を見てくる。
「信じて良いの?」
僕が頷き、がむしゃらに腰を動かす。
「駄目! そんな激しくしたら、もうイッチャウゥゥ!」
「僕も行くよ!」
そして、僕達は、同時にいった。
その後、僕は、何度も礼緒の中に射精した。
「床でしたから、背中が痛いわよ」
礼緒が僕を責める様に睨む。
「ごめん。でもあの時は、我慢できなかったんだ」
僕が頭を下げると、礼緒が言う。
「許してあげない」
「でも……」
僕が頭を上げた時、そこには笑顔の礼緒が居た。
「だから、あたしが満足するまで暇つぶしに付き合ってもらうからね。セックスだって赤玉でるまで射精してもらうんだから」
「うん。約束する」
こうして、僕は、ようやく本当の恋人を手に入れた。
「そこ、そこが良いの!」
礼緒をバックから攻める僕。
そして、僕もそろそろ限界だった。
「そろそろいくよ!」
「来て、熱いの一杯出して!」
礼緒の言葉に答える様に僕は、礼緒の中で激しく射精する。
ベッドの上で脱力していると、礼緒が言う。
「ところで、話は、変るけど、また浮気したでしょ?」
僕は、動揺する内心を誤魔化しながら言う。
「そんな事は、ないよ。僕は、礼緒一筋」
そんな僕に対して礼緒は、僕の携帯を取り、メールを見せてくる。
「さて、このメールは、何?」
そこには、野村さんや原田さんからセックスの催促が書かれていた。
「えーとそれは、……」
礼緒は、苦笑する。
「本当にペニ男は、駄目なんだから。許すのは、セックスだけだからね。もしもキスをしたら許さないからね」
そういって、キスをしてくる礼緒。
「了解」
僕は、欲求を開放するだけのセックスより愛を篭めたキスを返す。
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