13:命


 鎌倉にも冬がやってきました。
 私の引越しは、お父さんが単身赴任するという形でなくなりました。
 今日も私は、お母さんがお父さんに会いに行き居ない家で、皐月ちゃん達と一緒にいました。
「蛍子、もっと強く擦って!」
「もう、そんなに胸を揉んだら、腰に集中できないよ」
 皐月ちゃんと蛍子ちゃんは、まだ新しい彼氏が出来てないようですが、それなりに充実しているみたいです。
 私は、未知留ちゃんと肉体関係になっています。
「アァァァン! クリトリスを吸ったら駄目です」
 私の言葉を無視して未知留ちゃんは、容赦なく攻めてきます。
「イキマスゥゥゥ!」
 ただ、たいていは、こうやって一方的に攻められています。
 満足がいくまで交わった後、皆が帰っていきます。
 最後まで残っていた未知留ちゃんが寂しそうに言います。
「やっぱり、舞夏ちゃんには、敵わないんでしょうか?」
「ごめんなさい。私にとっては、特別なんです」
 小さくため息を吐き未知留ちゃんが言います。
「そういう一途な所を含めて、私は、一夏ちゃんの事が好きだから、誤らないでください。このフラストレーションは、遠距離恋愛でオナニーを覚え始めた妹にぶつける事にします」
「ほどほどにね」
 苦笑いをしてしまう私でした。
 今日は、誕生日、私は、舞夏ちゃんが残した鏡の欠片を手にオナニーをするのでした。
「舞夏ちゃん、会いたいよ!」
 体は、火照るのに、冷めていく心。
 そんな時、私の子宮が激しく疼くのでした。
 そして、鏡の欠片と御守が輝き、舞夏ちゃんが現れるのです。
「一夏、ようやく会えたね」
「舞夏ちゃんどうして?」
 戸惑う私のお仲を触りながら舞夏ちゃんが答えてくれます。
「この私もあの時と同じ、泡沫の存在。でも、その元があって一夏が求めてくれる限り、何度でも新しい泡沫となって蘇るんだよ」
 微笑む舞夏ちゃんに抱きつき、私は、口付けをします。
 そして、そのまま私達は、ベッドの上で交わります。
「舞夏ちゃんのチンポがずっと恋しかったです!」
 私は、少しでも奥まで咥えこもうと腰を振る。
「一夏のオマンコも凄い! 前より、何倍も気持ちいいよ!」
 舞夏ちゃんも激しく腰を突いてきます。
 感情のままに私達は、セックスを続け、再び、舞夏ちゃんが私の中にザーメン、泡沫の元を注ぎ込みます。
「「イクゥゥゥ!」」

 私達は、心地よい疲労の中、一つのベッドの中で語り、何度も交わりました。
 しかし、朝が来た時には、舞夏ちゃんは、消えていました。
 一夜だけの泡沫、しかし、私は、もう寂しくありませんでした。
「私の中の思いが、また新しい泡沫を育み、生み出す。泡沫かもしれないですけど、永久に続ける事でそれは、無限になるのです」


 そして、春の夜中、再び御守と欠片が輝くのを見て、私は、変わらぬ思いで無限のうたかたを産み出す事を確信するのでした。


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