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「あああっ! ま、また! もう止めて! 本当に赤ちゃん出来てしまうわっ! あひっ! ふおほおぉぉぉっ!」

またしても自分の身体の奥深くに注がれる、男の熱い迸りを感じて、プルートは力ない抗議の声を上げ、身体を震わせる。

男たちは、抵抗することの出来ないプルートを、後ろから交代で犯し続けている。

今は茶髪の男が彼女の後ろに回りこんで、激しく腰を打ちつけ、そして、彼女の子宮にまたしても大量の精液を注ぎ込んでいた。

これで互いに三回づつの中出し射精だったが、男たちは全く疲れを見せず、注ぎ込む精液も相変わらず夥しい量のまま……。

「ふふふ、大分こなれてきたんじゃないか。初めての時より、ずいぶんと艶のある悲鳴になってきたみたいだぜ」

そう言って男が己のモノをプルートの中から抜き出すと、収まり切らなかった白濁液が、彼女のヴァギナから勢い良く噴き出して来る。

その様は、まるでプルート自身が自分の子宮から精液を射精しているかのようだ。

「月の王国の掟かなんか知らんが、本当のところは、馬鹿げた禁欲生活に飽き飽きしてたんじゃないか? ずいぶんと反応が良すぎるぜ、プルートさんよぉ」

「いい加減、虚勢を張るのは止めて、素直に『肉の悦び』って奴に溺れてみちゃどうだね」

男たちのからかいに、乱れた息を整えながら、プルートは絞り出すような声で反論する。


「……あなたたちの思い通りにはなりません、決して! どんな目に合わされようとも、私は絶対にセーラー戦士の誇りを無くしたりはしない!」

「やれやれ、強情な女だな。じゃあ、そんな下らない誇りごと、あんたを叩きのめすしかないな」

最初にプルートを貫いた、黒髪の男が、もう一人と交代して彼女の背後に回る。

「ひっ! な、何をしてるのっ?」

まだ熱を持って痺れている臀部に、いきなり冷たい液体を浴びせられ、プルートは思わず悲鳴を上げた。

男たちが自分の死角に入ってしまうと、相手の行動が予測できないプルートは、どうしても反応が過剰になってしまう。

「びっくりしなさんな。さっきと同じローションだよ。真っ赤に腫れ上がったケツには、冷たくて、ちょうど気持ち良いんじゃないか?」

自分たちの手形が赤々と残るプルートの尻の双丘を、男はローションを塗りながら掌で撫で回していく。

まるでパン生地でも練るかのように、鷲掴みにした尻肉を散々に捏ね回した末に、男はそれを大きく左右に開いた。

割れ目に沿って、ローションがプルートのアナルへと滴っていく。そして……。




「ひぎいいっ! そ、そこ、違うっ! 痛い、痛いっ!」

男の太い指が、プルートのアナルを一気に貫いた。

処女喪失の際にも劣らぬ激痛に、涙を滲ませて身悶えするプルート。

男は指先を中に残したまま、いったん指を引き戻し、指にローションを十分に絡ませると、再び、根元までを一気に挿入した。

ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ!

男が抜き差しを繰り返すごとに、何ともいやらしい音を立てて、プルートの腸内にローションが塗り込められていく。

「な、何をするの、そんな、そんな所へ指を、ひいっ! そんな汚い……」

男が、そんなプルートの言葉尻を捉えてからかう。

「へえ、お上品で誇り高いセーラー戦士様も、ここから汚いクソをひりだすのかい。こいつは幻滅だなあ」

「便秘は美容の大敵って言うぜ。しっかり奥の奥まで指突っ込んで、溜ってるクソを全部掻き出してやんな」

もう一人の男も、プルートの乳首を両手で弄びながら、下卑た笑を浮かべる。

「こ、この下衆、ぎゃうっ! だ、だめ! ひ、拡げないでっ! 痛いっ、裂ける、裂けるぅっ!」

二歩の指を挿入された上、その指でアナルを左右に大きく拡張され、堪らず、プルートの目から涙が零れる。

「ああ、そうだよ。前の孔と違って、こっちはちゃんと準備しとかないと、ほんとに裂けちまうぜ」

男たちが事前に、特製のローションを用意していたのは、実はこの為だったのだ。

更に2本、左右計4本の指を挿入して、男はプルートのアナルをゆっくりと確実にほぐし、拡張していく。

「 ! そ、そんな、そんなの無理! そんな所に入る訳ない! そんなに大きいのに!」

男の行為が、単なる辱めなどではなく、その巨大なペニス挿入の準備だと知って、プルートはパニックになる。

「そんなに緊張するなよ。力を抜いてリラックスしとかないと、括約筋が引き千切られて、残りの人生、クソ垂れ流しで過ごす事になるぜ」

乳首を摘んで、プルートの豊かな乳房をぶるぶると震わせて遊んでいる男は、そんな彼女の様子を見て、更に追い討ちをかける様な、外道な台詞を投げかけた。

(やっぱり、こういう気位の高い聖女様には、こいつが一番利くよな)

(じゃあ、その後はいつもの奴で仕上げの駄目押しだな)

男たちはプルートを責め続ける手を休める事無く、彼女に全く気付かれることない「心の会話」を使い、一瞬でこれからの手筈を確認しあう。




「もう十分でしょう。これ以上私を穢さないで! 不浄の穴まで犯すなんて!」

男たちの思惑通り、プルートの声に、初めの頃の力強さが失われつつあった。

代わりに姿をのぞかせ始めたのは、恐怖と絶望……。

男たちと闘った時に感じた力量の差は、彼女がこれまで闘った者たちとは比べ物にならないくらいに大きかった。

今にして思えば、万全の体制で闘ったとしても、どちらか一人を倒す事すらも危ういような気がする。

戦士にとって、戦っている相手に、絶対勝てないと自覚させられる事ほど、絶望的な事は無い。

そして、彼女が、いや、セーラー戦士が初めて直面する、「性の暴力」という物も彼女の心を挫く一因になっていた。

勿論、彼女は基本的な知識として、男女の肉体的な交わりについて、ある程度の事は知っている(つもりだった)。

だが、まさか己の身にそのような事が起こるなど、夢想だにしなかったので、心も身体も、それにどう対応していいのかが分からない。

未知なる経験への恐怖から、彼女の理性は、それこそがまさに彼女の最大の武器なのだが、次第に、肉体的本能、動物的衝動、原始的感情に、己の行動を決する主導権を譲りつつあった。



「さて、とりあえずはこれ位でいいだろう」

更に2本を加えた、計6本もの指でプルートのアナルマッサージをしていた男が、ようやく彼女の中から指を抜き出した。

まだ前戯にしか過ぎないと言うのに、全身脂汗にまみれたプルートは、もう既に力なく、ぐったりとしている。

そんな彼女の様子に満足しながら、男は己のモノにもたっぷりとローションを塗っていく。

「じゃあ、始めるとするか。そのまま力を抜いておけよ」

男の言葉に、処女を奪われた時の激痛が蘇り、プルートの体が小刻みに震え始める。

「安心しな。こっちは、さっきよりもずっと優しく強姦(やっ)てやるさ」

言葉通り、男は先程までじっくり時間をかけて揉み解しておいたプルートのアナルに、その巨大な肉棒をあてがうと、ゆっくりと腰を突き出していった。しかし……。

「 ! ぐ、ぎ……ぎ……ぎ……ぎぃ……!」

処女喪失の痛みなど足元にも及ばない強烈な痛みに、プルートは大きく目を見開き、全身を硬直させ、歯を食いしばり、悲鳴すら上げられずに呻き続けるばかり。

「力を抜け! リラックスしろって言ったろう。膝の力を抜いて、股を大きく開き、尻を突き出すんだよ」

「口を大きく開いて、ゆっくりと呼吸するんだ。少しは楽になるぞ」

あまりの苦しさに、彼女は男たちの命じるまま、がに股開きになって、口を阿呆のようにぽかんと開けた、何とも無様な姿勢をとる。

だが、美しいプルートが、そんな間抜けな格好で男に責められている様は、かえって逆に、淫びな印象を増すようでもあった。

「はぁ、はぁ、む、無理、入らない、くうっ! さ、裂けちゃうっ!」

自分たちの言葉に従順になったプルートを見て、男はゆっくりと挿入を再開する。

先端、もっとも太さのあるカリの部分さえ収められれば、後は何とかなる。

さすがに、今度は慎重に、プルートのアナルにかかる緊張を意識しながら、男は己の分身を少しずつ少しずつ、十分に注意して、彼女の内に潜り込ませて行く。

万が一、無理をして、彼女が肛門裂断でも起こしてしまったら、病院に運んで治療を受けさせる訳にもいかないので、下手をすればショックや失血で命を失う事になるかもしれない。

そうなれば、今まで慎重に準備を進めてきたこの仕事も、水泡に帰す事となる。

男は、あくまでも、プルートの身体のためではなく、自分の仕事の都合のために、細心の注意を払い、彼女のアナルを犯していく。

「んんっ! んんんっ! ぐあああっ! ……ふはあっ!」

苦労の甲斐あってか、最大の難関部分が彼女のアナルをなんとか通過すると、今度はアナルが収縮しようとする勢いで、吸い込まれるようにして、男の亀頭部がプルートの直腸に飲み込まれて行った。

男も、ふっと息を吐き、そのまましばらく、彼女のアナルが棹の部分の太さに馴染んでいくまで、これ以上の挿入を控える。

「……ぬ、抜いてぇ……お尻の穴、拡がってしまう……ああぁ、裂けちゃう……」

最大の苦痛から解放され、プルートにも、ようやく言葉を喋るだけの余裕が出てくる。


だがもちろん、アナルに捻り込まれた男のモノの圧倒的なまでの存在感が、彼女を苦しませ続ける。

長時間、男性のモノでアナルを拡げたままにされるという、おおよそこれまで経験した事も無い事態に、プルートの心は乱れに乱れる。

そんな彼女の心の中を見てとったかの様に、男は、もう一度、己の分身にローションを垂らすと、残りの部分をもゆっくりと侵入させ始めた。

「くくく、こっちの方もいい感じに絡み付いてきやがる。こんな極上の名器の持ち主が、不犯を誓わされているなんて、酷な話だねぇ」

「ああっ! 入って、私のお尻に、ぐいぐい、拡がって行く……」

プルートの口からは、もはや文章ではなく、途切れ途切れの単語だけが発せられるようになってしまった。

セーラー戦士を、月の王国を愚弄するような男の言葉も、もはや、彼女の耳には届いていないのだろうか、ただただ、犬のように舌を突き出し、肩で息をするだけのプルート。

「さあ、これでお終いだ。よく耐え切ったな、偉いぜ、プルートさん」

「くうっ! ぐふううううぅぅっ! 痛い……、お腹が、くるし、い……」

遂に男は、己のモノをプルートの内にほぼ収めきった。

プルートのアナルは極限まで拡張され、絶え間ない激痛を彼女に与え続ける。

そして、文字通り、はらわたを掻き回される様な下腹部への強烈な圧迫感も、彼女の体力と気力をどんどんと削ぎとっていった。

全身脂汗にまみれ、苦痛の呻き声を上げるプルートを、後の男が、腕を彼女の腹の前で交差させる形で、力一杯抱きしめる。

「ぐげえぇぇぇっ!」

腹部を更に圧迫され、プルートの口から、その美しい顔におおよそ似つかわしくない、おそろしく下品な、悲鳴ともおくびともつかない音が漏れる。

「何だ何だ、どっかでガマガエルでも鳴いてるのか? んん?」

下腹部を襲う恐ろしい圧力に、大きく開かれた口から舌を突き出して、息も絶え絶えに喘いでいる彼女は、そんな男の嘲りの言葉に何も言い返せない。

と、その時、プルートは、前の男が彼女の足首を固定している金具を外そうとしている事に気付いた。

一体どういうつもりなのかは判らないが、これこそ、待ちに待った形勢逆転のチャンス!

プルートは男が確実に両足の戒めを解くまで、呻き声をあげてもがき苦しみ、男の行為に気付いていない演技を続ける。

脚の自由が取り戻せたら、まず、足元に屈んでいる男の顎を蹴り上げ、そのまま、足を後ろに振って、後ろの男の股間を蹴り上げる。

そうすれば、油断しきった男たちを気絶させることが出来るかもしれない。

腕は、腕の拘束は、……それは後で考えよう。とにかく今は、一刻も早く、このおぞましい肛姦の激痛から解放されたい!

男たちの絶え間なく続く陵辱によって、おおよそ普段の彼女なら考えもしないような、杜撰で行き当たりばったりのプランを良しとする程、今のプルートの判断力は低下していた。




今だ!

両足が解放されたのを確認して、プルートは残った気力と体力を振り絞り、男の顎めがけてキックを……。

「お前の考えることくらい、お見通しだよ」

プルート渾身の蹴りを片手で難なくブロックすると、男は彼女の顔を見上げてにやりと笑う。

「 ! 」

すかさず、もう一方の足で男のこめかみに蹴りを入れようとしたプルートだったが、その前に、後ろからアナルを貫いていた男が、彼女の身体を勢いよく上下に揺すり始めた。

「あひっ! おごあああぁっ! あぶううっ!」

拡張されたアナルから、脳天を突き抜けるような激しい痛みがプルートを襲い、彼女はせっかく自由になった両脚をぴんと反らせて身悶える。

腸液とローションにまみれた男の巨大なモノが、直腸が裏返るほどの勢いで先端を残したまま引き抜かれ、次の瞬間には、再び根元の部分まで一気にプルートの内に戻される。

男たちがプルートの両脚を解放したのは、この長いストロークのピストン運動で、彼女を更に痛めつける為だったのである。

「あがあっ! おほおうっ! ごがあああぁぁっ!」

聴いたこともないような悲鳴を上げるプルートが、まるでおもちゃの人形のように男の腕の中で弄ばれている。

天井から彼女を吊るしていた鎖が、その激しい動きに合わせて、ちゃりちゃり、と耳障りな音を立てる。

腸どころか、胃袋や子宮や、おおよそ腹の中にある臓器全てが、あたかもミキサーで掻き回されている様なその衝撃に、プルートは死を覚悟した。

死ぬ! 死ぬ! 死んでしまうっ!

その目は大きく見開かれ、圧迫から逃れようとして大きく開かれた口から突き出された舌が、まるで何かの生き物の様に、ぶるぶると震えている。

そんな、気絶寸前のプルートの様子に満足すると、男は彼女の身体をゆっくりと下に降ろした。もちろん、彼女のアナルはまだ、男の巨大なモノに貫かれたままだ。

足の金具に続き、天井から腕を吊り下げていた鎖も外され、今や彼女を戒める物は、両手首の拘束のみ。だが、そんな事に気付けぬほどに、先程の責めはプルートを消耗させていた。

辛うじて見出せた逆転のチャンスを、まあ、実際には、その可能性は全く無かった訳だが、完全に打ち砕かれて、プルートの心は一気にボロボロになっていく。

「くっ! 止めて……。こ、こんな恥ずかしい格好はイヤぁ……」

今度は、後ろから両脚を持ち上げられ、まるで幼子が母の手に抱かれ用を足す時のような、大股開きの恥ずかしい体勢で抱え上げられたプルートは、弱々しい声を上げ、力なく身悶える。

姿勢を変えられたことで、下腹部に埋め込まれたままの男のモノが膀胱を刺激したのか、彼女の股間から黄金色の雫が滴り落ちた。

その姿は、彼女が決して男たちに晒すまいと考えていた、哀れで惨めな陵辱劇の主役の姿そのものだった。

プルートの足の拘束を解いた男が、そんな彼女の前に立ち、今一度、誇り高き戦士の凋落振りを確認するかのように、しげしげと彼女の身体を観察する。

ぱっくりと口を広げ、破瓜の血の混じった精液を滴らせ続けるバギナと、今まさに、男の巨大なモノで押し開かれ、ピンク色の肉を盛り上がらせるアナル。

「いやあっ! 見ないで! こんな惨めな姿、見ないでよぉ……」

もはや、子供のように泣きじゃくるだけのプルートにゆっくり近づいていくと、男は、両手の親指で、そんな彼女の花びらを左右に押し広げた。

そして、いよいよ『仕上げ』が始まる……。


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