その夜、
 アメリアは丹念に、ゼルガディスの足の指を舐めていた。
 首にはきっちり首輪を掛けられている。
 アメリアは愛欲の瞳で、ひたすら奉仕に没頭していた。
「ふん、やめろ」
 満足そうな表情で命令するゼルガディス。
「はい」
 期待に満ちた瞳でゼルガディスを見る、アメリア。
「奉仕しろアメリア。その後で、お前の処女の証を奪ってやる!」
「ああっ、はい……」
 歓喜の表情を浮かべると、アメリアはゼルガディスの逸物を頬張った。
 顔を上下に動かすアメリア。
 同時に舌も激しく動かす。
「うっ、もういいぞ、アメリア」
「は、はひ……」
「だいぶうまくなったな、アメリアも」
「は、はい、うれしひ」
 ゼルガディスに褒められ、至福の表情を浮かべるアメリア。
「さて、初物を頂くとするか」
 その言葉に、アメリアは自ら大きく股を開いた。
「くくく、このスケベめ」
「ああん、早く、早く下さい!」
 おねだりをするアメリア。
 ズンッ!!
 ゼルガディスは一気に貫いた!!
「ああっ、痛い!」
 歓喜の声をあげるアメリア。
「痛いの、とっても、痛いのぉ!!」
 とろけるような表情で、痛がるアメリア。

「どうした? 痛いならやめようか?」
 意地悪く尋ねるゼルガディス。
「おねがい! もっとください、ゼルガディスさん!!」
 叫ぶアメリア。
「もっと、もっと、アメリアを痛めつけて、もっと激しく!!」
 狂ったように腰をふる。
 この様子では、すぐに肉の悦楽を覚えるな……
 ゼルガディスは心の中で呟いた。
「クククク……」
 嬉しげに笑うゼルガディス。
「ぜ、ぜるがでぃす、さん? はあぅ……」
 悦楽に浸りながらも、いぶかしげな表情をするアメリア。
「アメリア、おまえはおれの自慢の牝奴隷だ!」
 にっこり
 ゼルガディスの言葉に、歓喜の表情を浮かべるアメリア。
「嬉しい! 嬉しいです!! ああっ……あめりあ、うれしひ……」
 歓喜の中で、乱れ乱れに乱れるアメリア。
 そんなアメリアを確実に絶頂に追いつめつつ、ゼルガディスも次第に高ぶっていくのだった……



 アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン(女性・王族)

 魔族の侵攻より、人間界を守った四人のうちの一人。
 セイルーンの姫。フィリオネル・エル・ディ・セイルーンの娘。
 こころ優しき、正義感の強い女性だったと伝えられている。
 ゼルガディス・グレイワーズと結婚後は、セイルーンの内政に尽力。
 誇り高きその姿は、『白き姫』との愛称で呼ばれ、その当時、国民に絶大な人気を博していた。

       セイルーン人物辞典より



 「ああん、ゼルガディスさん……」
 「ククク、この家畜の牝奴隷め!」

 ……真実は、すべて暗闇の中へ……

        お・わ・り


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