「あっつッ!」

 ドン! と沙希の身体が乱暴に紅いカーペットの上に投げ捨てられるように放り出
される、捲れあがったスカートから白い太腿があらわになり白い下着も見えた。捲れ
たスカートをなおしながら沙希が叫ぶ…

「何する気なのよ!あんた達、未緒ちゃんにいったい何したの!」

 男達が倒れている沙希を取り囲むようにしながら、ニヤついた笑みを浮かべつつ言う…

「なにする気…て、お望みなら御飯事でもするかい?」

「御飯事ね…んじゃ、俺はお父さんだ」

「俺は…お兄さんかね?」

「それでは…俺は、おじいちゃん?」

「俺様はかわいい弟かね?」

「そして…おれは近所の米屋だ…くくく…」

 男達が笑う…ひどく酷薄な…揶揄するように…嘲るように…

「ふざけないで!そこをどいて…どきなさいよ!ぐっ!」

 立ちあがろうとした沙希を正面の男が蹴飛ばす。

「誰が立って良いと言った?」

 沙希を蹴飛ばした男が仰向けに倒れている沙希の身体の上…乳房の上に足を乗せ言
う…

「おいっ、早いとこ順番を決めようや…ジャンケンで良いよな?」
「了解」
「OK」

 乳房の上に足を乗せたまま男達がジャンケンをし始める…仰向けのまま沙希は頭の
上でジャンケンをしている男達を見上げる…

「よいっしゃー!俺が一番だ!」
「俺は二番!」
「俺は三等賞だ」
「くそったれ!俺は四番目かよ…」
「けっ!俺はビリッ穴かよ…」
「バカヤロ…おれたちゃ最初は撮影係りだよ…なっ?せめて、あちらの穴は最初に入
れさせてくれよ…良いだろ?」
「OK、、OK…その代わり麻雀の借金チャラな…良いだろ?」
「きっつ〜…でも…了解…それじゃ…始めるか?」

 男達は踏みつけている沙希を無視してワイワイと話しをする…何が話されているの
か…予想はつく…しかし沙希は、そのような事は予想もしたくなかった。

「未緒ちゃん!助けて!…これ、どういうこと?未緒ちゃん!」

 男達のやり取りを黙って見ている未緒…衣服は身に着けていない…ふくよかな乳房…柔らかな身体…肉付きの良い腰…それが剥き出しになっている…良く見れば、その身体には男達がつけたのであろうキスマークや歯形…痣のようなものも見られる…そしてさらに異様なのは、綺麗に剃り上げられている股間…剥き出しになっている秘所から透明な液体が流れ落ちている…未緒は笑みを浮かべ沙希を見る…

「だって…不公平じゃない?…私達…親友よね?…だったら…沙希ちゃんも…いいよね?」

「いや…未緒ちゃん…うそ…やだ…いやぁぁーー!」

 悪夢の宴が始まった………


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