10

 「リリーナ様、ご自分のオ〇ンコってご覧になった事ありませんよね?」
 ドロシーは箱の中から四つのクリップを取り出した。
 四つのクリップは二つずつ組になりゴムのような物が繋がれている。
 リリーナの花弁の片方を伸ばすように引っ張りクリップを挟んだ。
 「ひいっっっっ!」
 痛みなのか快楽なのか区別はつかないがあまりの感覚にリリーナは悲鳴を上げた。
 ドロシーは別のクリップを反対側の花弁に挟む。
 「ひいっ!ひいいいい・・・!」
 体が湾曲になるほどに背中を仰け反らせるリリーナ。
 ドロシーはリリーナに繋がれたゴムの反対側のクリップをそれぞれ花弁が開くように足に括り付けられた鞘に留めた。
 リリーナの可憐な花弁は千切れそうなくらいにいっぱいまで引っ張られその内部をさらけ出している。ヒクヒクと蠢いている内部の鮮やかなサーモンピンクの肉壁や、肥大化し充血して赤く染まっているクリトリスまでが観察できた。
 ドロシーはチェストから鏡を取り出しリリーナの前に置くと、隣に座り込み、リリーナから彼女自身の秘部が見えるように位置を調整する。
 「どうです?ご自分のオ〇ンコってなかなか観察する機会はありませんものね。いい経験ではありませんか。」
 リリーナの内部を指でまさぐると明らかに快楽を感じている少女の鳴き声を発した。
 「うふ、リリーナ様ってお可愛いですわ。ただ触っただけなのにそんなに悦んでくださるんですものね。」
 ドロシーは自分もOZの制服を脱ぎ捨て拘束された少女に横から抱きついた。
 「さあ、リリーナ様。貴女の事、もっと私に教えて下さいな。」
 ドロシーは先ほどリリーナに施したゴムを少し引っ張りテンションをかけると、その手を離す。
 「はうっっ!」
 ゴムからクリップを通してダイレクトに刺激が伝えられる。
 リリーナは甘い声を上げ、身を震わせた。リリーナの声にシンクロするように少女に繋がれた二つの鈴が乾いた音を立てる。
 リリーナの反応を楽しむようにドロシーはアコースティックギターを引くように少女に繋がれた弦を引く。
 ドロシーの指使いに合わせてリリーナの嬌声と鈴の音は二重奏を奏でる。
 横から手を伸ばしリリーナの胸を優しく撫でると少女の体がピクピクと痙攣したかのように反応を示す。
 すでにピアスの痛みは引き始めておりドロシーの愛撫に痺れるような快感だけが背筋を駆け抜ける。
 「ん・・ふぅ・・・やめて・・ください・・・」
 リリーナは湧き上がる劣情に流されそうになりながらも未だ女王としての威厳を保とうと悲痛な努力をしていた。それは自分の完全平和主義実現の為に戦いに赴いたヒイロやノイン達への思いに支えられているものなのか。
 しかしちょうどその時にノインが別の場所で見ず知らずの男に欲望のままその身を任せている事など知る由も無かった。


→次へ

→前へ

→堕した女王のトップへ