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ブレーメンのロームフェラ財団本部、リリーナが招待された場所である。
優雅な装飾の施された部屋にリリーナは寝かされていた。
その部屋へ1人の初老の男と金髪の少女が入ってきた。
「どうです?私の言ったとおりでしょう、彼女・・・どうするおつもりですの?」
ドロシーは隣に立つ男に話し掛けた。男はリリーナの顔を覗き込む。
「見事なものだ、これならばいい女王になる。」
デルマイユ候は満足げに呟いた。
「彼女が目を覚ますのを待とう、じきにドナトスから連絡が入るはずだ。」
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