第5話


 早朝の立花家。この家の主である立花六介の部屋に警察の人間が入ってきたのは今から十分ほど前のことであった。六介が死んでいる、その通報を受けた警察が六介の部屋に入ってみると、ベッドの上で泡を吹き、白目をむいて事切れた六介を発見したのであった。
 「心臓麻痺?」
 「はい。鑑識によるとそのようです」
 煙草に火をつけながら若手の刑事から話を聞いた中年の刑事近藤は、フンと鼻を鳴らす。部屋の状況からみて自殺の可能性は最初から否定していた。部屋の中には争った形跡はなく、事件の可能性も低いと思われている。そして死因が心臓麻痺となれば、ほかに外傷がない以上、病死の可能性が高い。
 「ふむ。ん?こいつ、手になにか・・・」
 病死の宣が濃厚になったが、何か見落としはないかと近藤は六介の肢体をじっと注視する。すると六介の股間のところで目が止まる。そこには萎えきったペニスを片手が握り締めていた。そのペニスを白い布が包み込んでいる。手袋をした近藤は嫌そうな顔をしながらそれを六介の手からもぎ取ってみる。
 「女物の下着か・・・」
 広げてみた近藤はそれが女物の下着であることにあきれ返る。それもただの女物の下着ではない。色気の欠片もない、くまのプリントの入った白い下着であった。使用済みの下着らしかったが、他のシミがつき、それが乾燥し、ごわごわになっている。その理由は言うまでもなく、想像がついた。
 「つまり、こいつでオナっていた訳だ・・・」
 「ええ。しかもそれ、娘さんのものらしいですよ・・・」
 若い刑事の言葉に近藤は思わず吹き出してしまう。つまり、娘の下着でオナニーをしていて、心臓麻痺を起こして死んだことになる。男として、親として、あまりに情けない結末に近藤はあきれた溜息をつく。この死んだ六介に同情の余地などなかった。
 「まったく・・・で、その娘さんは??」
 「隣の部屋にいますよ。友達のお兄さんが慰めてます」
 若い刑事の言葉に近藤は頭を掻き毟りながら隣の部屋に移動する。中に入ると、そこでは修二の膝の上で泣きじゃくる優姫の姿があった。優姫は修二の胸に縋りつき、ピーピーと泣きじゃくる。その優姫の頭を修二は優しく撫でてやりながら、懸命に彼女をあやしていた。
 「あ〜〜、お嬢ちゃん、チョットいいかい??」
 近藤が声をかけても優姫は泣きじゃくるばかりで答えられそうになかった。仕方なく近藤は修二に視線を移す。この少年がどういった人物かはわからないが、この事件に関わっていることだけは間違いなかった。ならば話を聞くのは筋である。近藤の視線からそのことを察した修二は優姫の頭を撫でてやりながら顔を上げこくりと頷く。
 「ええっと、きみは・・・」
 「樹修二と言います」
 「樹くんね・・・聞きたいのだけどここのお嬢さんとは?」
 「この子のお友達の兄貴分、といったところです」
 修二はにっこりと笑って説明をする。昨晩、自分のところに優姫が泊まりに来ていた事、朝になって優姫を連れて家に戻ったところ、いくらチャイムを鳴らしても反応がない。ドアに鍵は掛かっておらず、中に入ってみると、寝室で六介が冷たくなっていたことをすらすらと説明する。話を聞いていた近藤は修二が話をしている間、ズッとその膝にいた優姫が気に掛かった。彼女が赤の他人である修二に異常なほど懐いていることが、どうにも気に掛かって仕方がなかった。しかし、修二の話しに澱みがなく、おかしなところは感じられない。
 「あの、刑事さん・・・おじさんは・・・」
 「んっ?んまぁ、病死ということになるだろうね・・・」
 修二の問いかけに近藤は頭を掻きながら答える。それを聞いた修二は短く『そうですか』と答えると、また泣きじゃくる優姫を慰め始める。なんとも言えないすっきりとしないところはあったが、薬物反応も殺害の痕跡も発見できなかった以上、この一件をこれ以上蒸し返しても意味はないと近藤は考える。
 「それでは僕は一度自宅に戻ります。優姫ちゃんは??」
 「んっ?ああ、この娘はほかに肉親がいないらしいからな。孤児院に行くことになるだろうな・・・」
 「そうですか・・・」
 泣き疲れて修二の胸の中でうつらうつらと始めた優姫を見ながら修二と近藤はそんな会話をする。優姫が孤児院に入ると近藤が言ったとき修二が悲しそうな顔をしたのを、近藤は仲がよかった妹がいなくなることを悲しんでいるのだなと思う。そして修二は眠ってしまった優姫を警察に預けると、立花邸をあとにする。その後ろ姿を見つめながら近藤は首をかしげていた。
 「あの坊主、どこかで・・・」
 眉をしかめて修二を見つめる近藤だったが、どこであったのか思い出すことができなかった。そのうち署に引き上げることになった近藤は修二のことなど忘れることにした。まだまだやるべきことは色々とあるのだから。こうして修二の第一の復讐劇は終わりを告げる。だが、それはまだ、始まりに過ぎなかった。そのことを近藤はまだこのとき知る由もなかった・・・



 「では自殺ということで始末は付いたんだな??」
 「はい、ご主人様。これ以上の捜査はないと思われます」
 暗い生徒会室。椅子に深く腰掛けた修二は足元にいる奈々子に経過報告を求める。実家の情報網を使って警察の捜査報告を入手した奈々子はそれを修二に報告する。もちろん、実家からの圧力も忘れてはいない。報告しながら修二のペニスをズボンから引き出し、やさしく舐め上げる。
 「で、優姫のほうは??」
 「すでに手は打ってあります。弁護士も里親もこちらの手のものを手配済みです」
 ペニスを舐めながら奈々子は報告を続ける。六介を失った優姫は一度孤児院に入り、そのあとすぐに奈々子が手配した弁護士と里親を経由して修二のもとに来ることになっていた。もちろん、普段の生活は里親の元ですることになる。しかし、実質修二のもとに来ることになる。
 「そうか。では次のターゲットに移るとするか・・・亜美!」
 「はい、ご主人様・・・・」
 修二から少し離れたところに立っていた亜美は、修二に呼ばれて一歩前に進み出る。おいしそうに修二のペニスを舐めまわす奈々子の姿を見て欲情したのか、亜美の片手はスカートをたくし上げ、その股間を下着の上から撫で上げていた。その声も艶を帯びてきている。
 「小牧憐蔵の資料を!」
 「はい。これです・・・」
 モジモジとしながら亜美は手に持っていた資料を修二に手渡す。それを受け取った修二は顎で亜美に自分の下半身を指し示す。それは自分のペニスを舐めてもいいという合図であった。それを見た亜美は嬉しそうに修二の足元にしゃがみ込むと、そのいきり立ったペニスを奈々子と一緒に舐め始める。
 「小牧憐蔵・・・弁護士・・・娘はアリアとマリアの双子・・・」
 奈々子と亜美に奉仕させながら、小牧の資料に目を通す。小牧が弁護士としていくつもの裁判で勝利を収めてきたこと、そのことから各方面に顔が利くことなどが記されていた。修二はそこには興味を示さない。この男の職業などに興味などなかった。あるのはその娘達だけであった。
 「ふ〜〜ん、2人の娘はアイドルなのか・・・」
 「はい。風巻アリア、マリアの双子のデュオとして売り出しています」
 チロチロと亀頭を舐めながら亜美が修二に説明する。修二はそれを聞きながら資料に添付された写真を見る。そこにはお尻が見えそうなミニスカートをはいて踊っているアリアとマリアの写真が映されていた。その写真と資料を見ながら修二は鼻を鳴らす。
 「さて・・・こいつらをどう仲間に引き込むかな・・・」
 修二はこの双子のアイドルに『悪魔の微笑』を飲ませることで芸能界、ひいては放送業界に食い込む足がかりを作るつもりでいた。そうでなければ小牧の娘などを仲間にするつもりはなかった。それなりに使えそうな二人だからこそ、仲間価値があり、自分の元に引き込もうと画策しているのである。
 「奈々子、亜美。この二人について何か情報はないか?」
 「それでしたら2人ともうちの高校の生徒です」
 「うちの・・・??」
 奈々子の言葉に修二は首をかしげる。これまでアイドルなどに興味も示さなかった修二にはこの2人が自分の後輩だったことは初耳であった。奈々子の寄れば二人とも一年生で、入学当時大騒ぎになったらしい。現役アイドル、それも人気うなぎのぼりの子が同級生になればそれはやむをえないことであった。
 「ふむ・・・何かしら接点ができればいいが・・・」
 資料を見ながら修二は考え込む。相手は現役アイドル、下手に誘拐すればマスコミが騒ぎ立て、自分の計画が破綻しかねない。それだけは避けなければならない。だれにも気取られず、確実に2人に薬を飲ませる必要がある。その上で調教し、一晩でできる限り従順に仕上げて普段の生活に戻す。後は少しづつ肉奴隷に仕上げてゆけばいい。
 「・・・・さて、どうしたものかな・・・」
 修二は資料に目を通してゆくが、彼女の友達に面識のあるものの名前はなかった。かといって、生徒会の名前を使って呼び出すのも脚がつきやすい気がする。考え込む修二の目が彼女たちの成績の欄で止まる。ひどいというほどではないが、2人とも一科目、同じ科目で赤点を取っている。
 「これは・・・使えるかも・・・おい、亜美?」
 「はい、なんでしょう?ご主人様??」
 「赤点の補習は何時だ?あと、担当は?」
 「たしか・・・明後日の放課後に・・・担当は西崎先生ではなかったかと・・・」
 修二のペニスを咥えていた亜美は口を放すと、修二の問いかけに考え込みながら答える。その答えを聞いた修二はにやりと笑う。西崎ならば、校内随一の頭脳と謡われる自分を信用している教師の一人である。これをうまく使えば2人を自由にできるかもしれない。
 「明後日の放課後か・・・」
 修二はそのときのことを想像して、喉を鳴らして笑う。その修二の股間に顔を埋めていた奈々子と亜美の動きが激しくなる。奈々子は肉棒をくわえ込み、激しく頭を動かして唇で扱きあげる。亜美は玉袋を舐めあげ、時折菊門まで舐めあげる。その二人の攻めに修二にペニスは大きく膨らみ、暴発のときを迎えようとしていた。
 「よし、イくぞ!しっかりと顔で受け止めろ!!」
 限界を感じ取った修二は腰を引き、2人からペニスを引き離す。次の瞬間、ペニスが大きく弾け、先端から白い液体が迸る。宙を舞った白い粘液は奈々子と亜美の顔を汚す。顔で粘液を受け止めた2人は恍惚の表情を浮べてそれを指で掬い取り、口に含んで飲み下す。そして、お互いの顔に付着した精液を舐め取ってゆく。さらに口に含んだ精液を交換するように奈々子と亜美は唇を重ねあう。唾液と精液が混じりあった液体を交換し合い、その音がいやらしく響き渡る。
 「さあ、次の獲物を狩るとしよう・・・」
 奈々子と亜美のキスを見下ろしながら修二はそう宣言する。そしていやらしく笑いながら、視線を移す。その視線の先の写真にはには新たな獲物に選ばれたアリアとマリアが獲物に選ばれたことなど知るよしもなく、屈託のない笑みを浮べて仲睦まじく写っていた。



 二日後、修二はかねてからの狙い通りに行動を開始する。アリアとマリアの補修が長引くように小細工をする。案の定、補修のために二日間の休暇を得ていた二人は最後まで残ることとなり、下校時刻ぎりぎりまで教室で補修を受けていた。そして、下校時刻を見計らって補修を受けている教室へと向かう。
 「西崎先生、そろそろ下校の時刻なんですが・・・」
 「ん?もう、そんな時間か・・・こまったな、予定していたところまで終わっていないんだが・・・」
 修二が下校時刻が近いことを告げると、西崎は困った顔をする。西崎が困っているのは下校時刻が来たことではない。この後にあるデートのことであった。もちろんこのことは修二たちが調べ上げてあった。だからこそ、補修の時間を遅らせたのである。このままお開きにするのはいいが、明日にそのしわ寄せが来るのは明白である。しかもデートに遅れるわけには行かない。西崎の彼女は時間にうるさいことで有名であった。西崎が困り果てているのを見て、修二は狙い済ましたかのように提案する。
 「先生、僕でよければ足りない部分を補っておきますけど・・・」
 「ん?まあ、お前の実力なら問題はないが・・・」
 「下校時刻のことでしたらご心配なく。生徒会室を使いますから」
 「おお、そうか。なら、任せたぞ!」
 修二の提案に西崎は嬉しそうに頷くと、アリアとマリアに修二に従うように言付けると、そそくさと教室から飛び出して行く。その西崎をアリアは止めようとするが、西崎は聞く耳も持たず出て行ってしまう。後に残されたアリアは修二をじろりと睨みつけ、マリアは恥ずかしそうに見つめては俯いていた。
 「さてと、補習科目は数学か・・・まあ、場所を生徒会室に移そう。まだ会長も残っているはずだし」
 修二はそう言うと教室を出てゆく。まだ生徒会長が残っていると聞いたアリアは少し安心した表情を浮べ、マリアは残念そうな表情を浮べる。だが、すぐにもとの表情に戻ると、修二のあとを追う。修二に従って廊下を歩き、生徒会室までやってくると、中にはまだ明かりが灯っていた。修二が扉を開けると、中では奈々子と亜美がなにやら資料の整理をしていた。奈々子は修二とその後ろの2人に目をやると、目を細める。
 「樹くん・・・何の用かしら??」
 「この子達に数学を教えることになってしまって・・・」
 「貴方が?まあ、貴方なら問題はないでしょうけど・・・」
 修二の言葉に奈々子は納得した様子を見せると、部屋の隅の机を指差す。そこを使って教えろ、自分達の邪魔はするなと目で命令してくる。修二は小さく頷くと、そこに座り、アリアとマリアにも席を勧める。そして二人が席に着くと二人が勉強していた箇所を教えてゆく。マリアは積極的に教えを請い、アリアはしぶしぶ判らないところだけ聞いてくる。
 「・・・で、ここがこうなるわけだ」
 「ああ、なるほど!!よくわかりました、先輩!!」
 修二の説明を聞いたマリアは納得した顔で大きく頷く。そのマリアが必要以上に修二にへばりついているのを見て奈々子も亜美も、そして何故かアリアまでもが不機嫌そうな顔をする。そんな三人のことなど気付かないかのようにマリアは修二に色々と聞いてくる。その様子を面白くない表情で見つめながらアリアは奈々子が出してくれたコーヒーを何の警戒心も持たないで飲み干してゆく。
 (まったく、マリアったら・・・)
 ぶつぶつと文句を言いながらコーヒーを飲み干したアリアはノートに視線を戻す。しばし、問題を解いていたが、急に強烈な眠気に襲われる。頭を振ってこらえようとするが押さえきれない。そのアリアの視界に同じく眠りに突こうとするマリアの姿が映る。そして、その様子を見ている修二たちの姿も。それがアリアが最後に見た光景であった。次の瞬間、アリアの意識は完全に闇に没してしまうのだった。



 「んあああぁぁっっ!!せ、せんぱ〜〜い!!」
 聞き覚えのある声にアリアの意識が覚醒する。甘ったるく、それでいて艶のある声がアリアの意識を完全に覚醒させる。慌てて身を起こそうとしたアリアであったが、両手両脚を動かすことが出来なかった。よく見れば、机の上に仰向けで寝かされ、その机の脚に両手両脚が縛られていた。
 「なによ、これ!!」
 アリアはびっくりして暴れるが、がっちりと縛られていて逃げることはできない。それでも諦めずに暴れるアリアであったが、しっかりと縛られた縄は揺るもことはなく、逆にアリアの肌に食い込んでくる。その痛みにアリアは顔を顰める。どう足掻いても脱出することはできそうになかった。
 「ああああっ、先輩!!そこ、そこはだめぇぇっっっ!!」
 悲鳴にも似た声がもがくアリアの耳に届く。そちらに顔を向けると、マリアが周囲の膝の上でもがいていた。修二は制服の上からマリアの胸を揉み、もう片手で白い腿を撫で回す。さらに舌先は白い首筋を舐めあげている。マリアは体を揺らすが、逃げ出そうとはしていなかった。
 「ちょ、ちょっと!!マリアちゃんに何しているのよ!!」
 噛み付くような表情でアリアは修二を咎める。が、修二はそんなアリアを一瞥しただけで、マリアの愛撫を止めようとはしない。マリアもその愛撫を受け入れ、嬉しそうな表情を浮べる。修二の手はスカートをたくし上げ、白い下着の上からマリアのヴァギナを撫で上げる。
 「ふあぁぁぁっっ!!せんぱ〜〜い・・・」
 その指の動きにマリアはうっとりとした表情を浮べる。そしてもっとして欲しい、もっと愛して欲しいと言わんばかりに腰を修二の指先の擦りつけ、修二の方に顔を向けると、キスを求めてくる。その求めに答えるように修二はマリアの唇を奪い、舌を絡めて行く。
 「はむっ、んんんっっ・・・・はむんっっ!!」
 舌と舌を絡め合い、唾液と唾液を交換し合う。それはマリアのほうから積極的に求めるキスであった。修二とマリアのキスはいやらしい水音を立てながらいつまでも続く。その光景を見ていたアリアはごくっと息を呑む。双子の妹のそのいやらしい姿がアリアの体を熱くし、燃え立たせる。
 「マリア、次はどうして欲しい?」
 「直接、直接触ってください・・・」
 「ちょっと、マリアちゃん!!???」
 修二の問いかけにマリアは、自分から制服の上着を脱ぎ捨ててゆく。それに驚いたアリアが思いとどまるように声をかけるが、マリアはその言葉を無視して制服の胸元を開く。想像以上に大きな胸が白い下着に包まれたまま顔をのぞかせる。マリアはその下着姿を恥じらいもなく修二の眼前に晒す。
 「よしよし。では、マリアちゃんのご要望にお答えしようかな?」
 修二はニタリと笑うとマリアを膝の上にのせたまま背後からマリアの胸を弄り始める。下着を着けたまま両手で包み込むようにして揉みあげてゆく。その手の動きにあわせるようにしてマリアの口から甘い声が漏れてくる。さらに修二は指先で下着の膨らんだ箇所を転がして刺激する。
 「ふあああっっ!!先輩、そこは・・・・」
 「もう硬くなってきているね・・・・どれどれ??」
 マリアの甘い声に、修二はブラをずらしてそこに隠れた乳首をさらけ出す。乳首と一緒に乳房もブラの圧迫から解放され、フルンと揺れて顔をのぞかせる。その柔らかさを確かめるように揉みながら、指先で硬くしこった乳首を転がして刺激する。その愛撫にあわせるようにしてマリアの乳首はその硬さをさらに増す。それを確かめるように修二は指先でつぶしたり、摘んだりして刺激する。
 「先輩、先輩!!気持ちいいですぅぅぅっ・・・」
 「マリアちゃん・・・次はどうして欲しい??」
 「おまんこ、オマンコ、舐めてください・・・」
 修二の問いかけにマリアは自分から床に両手を突き、お尻を突き出すような格好を取る。スカートが捲れ上がり、白い下着に隠れたかわいらしいお尻が露になる。そのお尻を撫で回しながら、その中心の花園へと指を伸ばしてゆく。
 「ふくっっ!!うううんんんっっ!!」
 修二の指先がそのじっとりと濡れた場所に触れると、マリアは腰をくねらせる。修二が指先でそこを擦ると、じっとりと濡れた下着はその下に隠れた場所を浮かび上がらせる。さらに指先で擦ると、そのシミは広がり、陰毛まで浮かび上がらせる。
 「マリアちゃん、こんなにクリトリス勃起させちゃって・・・」
 「ふあああぁぁっっ!!先輩、そこは!!」
 修二が下着の上からマリアのクリトリスを摘んでやると、マリアは激しく腰をくねらせる。下着を濡らす愛液の量が増し、下着をぐっしょりと濡らしてゆく。そこまでして修二は下着に手をかける。そしてゆっくりと下着を剥ぎ取ると、濡れそぼったマリアの股間に顔を埋める。
 「すごい、綺麗だ・・・マリア・・・」
 「ふあぁぁっ、先輩・・・」
 恥ずかしい場所をじっと見つめられる視線を感じ、マリアは恥ずかしそうに腰をくねらせる。綺麗に切りそろえられた陰毛の影から淡い色をした赤貝が顔をのぞかせる。そこは愛液にまみれ、テラテラと輝いていた。しばし、そこを観賞した修二はぺろりとそこに舌を這わせる。
 「ふあぁ!!あああんんんっ!!」
 舌の動きにあわせるようにマリアは腰を動かし、もっと舐めてもらいたいとねだるように押し付けてくる。それに答えるように修二は舌先でクリトリスを転がし、膣内に舌を差し込んで愛液を掻き出す。その舌の動きにマリアは歓喜の声を上げ、修二を求めてくる。その求めに答え、修二はマリアの股間から顔を上げると、自分のズボンのベルトを外し、ジッパーを下げる。ズボンが、下着が床に落ち、修二の男性の象徴が己を誇示するかのように上を向いて姿を現す。
 「どうして欲しい、マリア・・・??」
 「入れて・・・先輩のオチンチン、マリアの穴に挿入して!!」
 「ダメッ!!マリアちゃん!!!」
 修二の問いかけにマリアは火照りきった表情を浮べて腰を浮かせると、自分からヴァギナを指で開いて見せて修二におねだりする。それを聞いたアリアは青ざめてマリアを制止する。アリアの制止に修二は一度は動きを止めるが、ちらりとそちらを一瞥するだけですぐにマリアに歩み寄る。
 「ダメ、やめてマリアちゃん!!」
 「いやよ、アリアちゃんの言うことなんて聞かない!!わたし、先輩のものにしてもらうの・・・」
 「どうしてそんなこと・・・」
 「私が先輩のこと、好きだったの・・・アリアちゃん、知ってるじゃない!!」
 「知っているけど・・・こんなことする人に・・・」
 「それに、わたしはアリアちゃんも先輩のこと好きなの、知っているよ・・・」
 あくまでマリアを制止するアリアにマリアは冷たく言い放つ。マリアのその言葉を聞いた瞬間、アリアの表情が凍りつく。誰も知らない、誰にも知られていないはずの秘密を妹に知られていたのが驚きでしかなかった。青ざめて絶句するアリアにマリアは言葉を続ける。
 「アリアちゃんがいつも先輩のこと見てたのも、写真を隠し持っていたのも、マリア、知ってるもん」
 「あっ・・・・あああっ・・・」
 「でも、アリアちゃんに先輩は渡さない!!わたしが先輩のものになるんだから!!」
 呆然とするアリアにマリアはそう宣言すると、修二のペニスを掴んで自分のヴァギナへと導く。濡れそぼった入り口に修二のペニスの頭が入り込むと、マリアは嬉しそうに微笑み、修二に頷いてみせる。それを見た修二はニタリと笑い、マリアの腰をがっちりと固定すると、力を込めて腰を押し進める。
 「ひぐっ!!ううっ・・・痛っ・・・」
 ペニスが膣内に入り込むと同時にマリアは顔を顰ませて痛みを訴える。誰にもまだ犯されていない膣道を修二のペニスが押し開き、引き裂いてゆく。そしてもっとも硬い部分をつきぬけた瞬間、マリアの表情が苦悶に曇る。ペニスがマリアの膣何にすべて納まると、修二は動かずにじっとマリアを抱きしめる。
 「へぇ、マリアちゃんって、処女だったんだ。仕事をもらうのにもう捨てたと思っていたけど・・・」
 「うくっ・・・そういう・・・こと・・・嫌だったから・・・」
 「くくくっ、嬉しいな。日本中のファンが思い描いてオナニーしているマリアちゃんのオマンコを今、僕が支配しているわけだ・・・」
 修二はペニスを包み込む感触を確かめながら、マリアの頬を撫でてやる。そして指をマリアの口の中に入れると、舌に絡める。マリアがその指を味わうかのように舌を絡ませ、舐めあげる。しばし、マリアの舌の感触を味わった修二は指を引き抜くと、マリアに声をかける。
 「マリア、これでお前は僕のものになった。僕以外のだれと交わっても快感を得ることは出来ない」
 「嬉しい、嬉しいです・・・わたし・・・先輩のものになったんですね??」
 「そうだ、お前は僕だけの人形になったんだ・・・」 
 修二はそうはっきりと宣言する。その肉人形宣言をマリアはうっとりとした表情で聞き、何度も何度も頷く。そして足を修二の腰に絡ませてグイグイと引き寄せ、腕を修二の首に絡ませる。完全に自分に酔いしれているマリアの姿に修二はほくそえみながらゆっくりと腰を動かし始める。
 「あああっっ!!先輩のが・・・わたしの膣内を・・・動いている・・・」
 傷ついた膣道の形を確かめるように、修二はゆっくりと腰を前後に動かす。その動きにマリアは少し顔を顰ませながら、修二に縋りついてその動きを感じる。ペニスが動くと処女血と愛液が混じりあい、ジュブジュブといやらしい音を立てる。修二は徐々にその動きを早め、さらに奥へ、さらに力強くとペニスを押し込んでゆく。水音が大きくなるにつれてマリアの嬌声も大きくなる。
 「あっ、あっ、あっ!!先輩、先輩!!!」
 「マリア・・・ちゃん・・・」
 顔を赤らめて悶えるマリアの姿をアリアは悲しそうな顔で見つめる。それは修二を妹に奪われた悲しみなのか、妹のそんな痴態を見せつけられる悲しみなのかはわからない。ただ、顔を背け悔しそうに唇を噛み締める。喘ぎながらもその姿を見ていたマリアは艶やかな表情を浮べて修二を抱き寄せると、その耳元でこそこそと何事か囁きかける。それを聞いた修二はこくりと頷く。そして一度マリアからペニスを引き抜くと、背後からマリアの両脚を抱きかかえる。そして真下からまたマリアを刺し貫く。
 「ほら、アリアちゃん・・・見て・・・」
 修二がアリアの顔の近くまで近付くと、マリアがアリアに声をかける。アリアが顔を上げると、そこにはマリアのヴァギナが広がっていた。修二のペニスを咥え込み、だらしなく広がっている。そのマリアの中を出入りするペニスには赤いものがこびりつき、マリアが処女ではなく、大人になったことを示していた。そのペニスがヴァギナを出たり入ったりするたびに愛液が噴出し、アリアの顔に降り注ぐ。
 「すごいでしょう、アリアちゃん!先輩のがこんな出でたり、入ったり・・・」
 「マリア・・・ちゃん・・・」
 「すっごく気持ちいいんだよ、先輩のおチンチン!!だから、アリアちゃんも素直に・・・」
 修二の腰の動きにマリアはだらしなく顔を歪ませながらアリアに訴えかける。顔にかかる愛液、マリアの綺麗なヴァギナを出たり入ったりするペニス、そしてマリアの気持ち良さそうな顔にアリアにも変化が見え始める。体をくねらせ熱い吐息を漏らす。もともと”悪魔の微笑み”で体が疼いていたものが、妹の痴態を見て活性化したらしい。その様子を見た修二はニタリと笑う。ここで一気にアリアを落としてしまうに限る。そう判断した修二はアリアの足元の方に移動する。そしてマリアを床に降ろすと後ろから激しく突き上げる。後ろからの攻めにマリアはアリアのスカートの中に顔を突っ込んでしまう。
 「あうううっっ!!せ、先輩、はげしいぃぃっっ!!」
 ガツガツと子宮を突き上げるような振動にマリアは悲鳴を上げる。その眼の前に広がるアリアのスカートの中を見たマリアはアリアのヴァギナを下着の上から舐めあげる。すでにビショビショに濡れたそこを舐め上げると、アリアは短い悲鳴を上げて体を強張らせる。そんな姉の姿を嬉しそうに見つめながら、マリアはアリアの下着を剥ぎ取ると、今度は直接ヴァギナを舐め始める。柔らかく、生暖かい感触にアリアは激しく頭を振る。そんな2人を見ながら修二は腰の動きを加速させてゆく。
 「そろそろ・・・いいかな、マリア??」
 「あっ・・・先輩、今日は膣内は・・・」
 「もしかして危険日??」
 もじもじとするマリアに修二が問いかけると、マリアは素直に頷く。このまま出してしまうのもいいが、それではもし妊娠したときにアイドルとしての使い道がなくなってしまう。それよりもここは我慢した方がいいと判断した修二は大きく頷くと、限界に向けてさらに腰を激しく叩きつけてゆく。
 「ああぁっぁっっ!!せ、先輩、わたしも・・・もう・・・」
 「いいよ、イっても。というか、イけ!!」
 「はい、はい・・・イきます、イっちゃいます!!ああああああっっっ!!!」
 そう叫ぶとマリアは体を大きく仰け反らせて激しく痙攣する。同時に膣内が激しく収縮し、ペニスを締め付けてくる。その締め付けに我慢の限界を感じた修二は急いでペニスを膣から引き抜く。引き抜くと同時にマリアの髪の毛を掴んで自分の方を向かせる。そして濡れたペニスを二度、三度扱くと、マリアの顔目掛けて己の欲望を迸せる。顔に降り注ぐ熱い液体をマリアは恍惚の表情を浮べて受け止める。顔に付着した精液を丹念にふき取ってそれを舐め取ると、マリアはさらに修二のペニスにしゃぶりついてくる。尿道に残った精液まですべて啜っていると、勢いを失っていた修二のペニスがマリアの口の中で勢いを取り戻してくる。その勢いを取り戻したペニスをアリアはうっとりとした表情で見つめる。
 「アリアちゃんも、そろそろ限界・・・かな?」
 顔を赤らめモジモジとしているアリアにマリアが問いかける。しかし、アリアは答えず、そっぽを向いてしまう。そんなアリアにマリアはキスをしてくる。突然のことにアリアが呆然としていると、何かがアリアの口の中に流れ込んでくる。生暖かい、どろりとした液体。それを思わず飲み込んでしまった瞬間、アリアの体はさらに熱さを増す。
 「おいしいでしょう、先輩のザーメン・・・こんな美味しいのがいつでも飲めるんだよ・・・」
 「いつ・・・でも・・・???」
 「そう。アリアちゃんが先輩に素直になれば・・・ね?」
 マリアはそう言うとアリアの戒めを解いてやる。戒めを解かれたアリアだったが、逃げ出そうとはしなかった。体を起こすと自分から脚を開き、指でヴァギナを開いて修二を見つめる。愛液で濡れたピンク色のヴァギナがテラテラ光って修二に公開される。
 「先輩・・・あたしの・・・膣内・・・にも・・・」
 「いいのか?」
 「はい・・・あたしも、先輩のお人形にしてください・・・」
 アリアの限界はついに終わりを迎える。早く修二に慰めて欲しい、妹と同じく先輩に愛されたい。その思いだけがアリアを突き動かす。アリアの願いを受けた修二は狙いを定めると、アリアの中心に己の欲望を突き立てる。ブチブチと未通の道が切り開かれ、硬く閉ざされた関所も突破される。処女を失ったアリアは激しく震え上がり、絶叫する。同時にその痛みはアリアを繋ぎとめるものであり、新たな幸せを噛み締めさせるものでもあった。
 「先輩・・・これであたしも・・・」
 「ああ。お前も僕の肉人形の一人だ・・・」
 修二の宣言を聞いたアリアは嬉しそうな顔をする。そんなアリアを攻め立てながら修二はほくそえむ。これで新たな駒は出来上がった。あとはこの駒を完全に仕上げ、復讐を果たすのみ。その瞬間を思い描きながら修二はアリアに腰を叩きつける。今は、今だけはこの眼の前の少女を味わい尽くすために・・・


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